「SEO対策をしているけど、実際に効果が出ているのかわからない」「キーワードの検索順位を効率的に確認したい」
そんな悩みを解決するのが「順位計測ツール(検索順位チェックツール)」です。特定のキーワードで自社サイトが検索結果の何位に表示されているかを自動的に計測・記録し、SEO対策の効果を「見える化」できます。
しかし、順位計測ツールには無料・有料、インストール型・クラウド型など様々な種類があり、どれを選べばいいか迷う方も多いでしょう。
この記事では、2025年最新のおすすめ順位計測ツール5選を、特徴・料金・メリット・デメリットとともに詳しく解説します。
順位計測ツールとは?なぜ必要なのか
順位計測ツールの役割
順位計測ツール(検索順位チェックツール)とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで、指定したキーワードを検索した際に自社サイトが何位に表示されるかを自動的に測定・記録するツールです。
手動でキーワードを入力して順位を確認する方法もありますが、キーワード数が多くなると膨大な時間がかかります。また、検索結果はユーザーの検索履歴や位置情報によって変動するため、正確な順位を把握するのは困難です。
順位計測ツールを使用することで、以下のメリットがあります。
- 効率化:数百〜数千のキーワードを一括で計測可能
- 正確性:パーソナライズを排除した客観的な順位を取得
- 継続的な記録:日々の順位変動を時系列で把握
- 施策効果の検証:リライトや改善施策の効果を数値で確認
SEOにおける順位計測の重要性
検索順位はアクセス数に直結します。一般的に、検索結果の1位と10位ではクリック率に10倍以上の差があると言われています。順位計測を行うことで、以下のようなSEO施策に活かすことができます。
1. 施策効果の測定
リライトやコンテンツ追加、内部リンク最適化などの施策を行った後、順位がどう変化したかを確認できます。効果があった施策とそうでない施策を区別し、PDCAサイクルを回すために不可欠です。
2. アルゴリズム変動の把握
Googleは定期的にアルゴリズムをアップデートしています。順位を継続的に計測していれば、アップデートによる影響をいち早く検知し、対策を講じることができます。
3. 競合分析
多くの順位計測ツールでは、競合サイトの順位も同時に計測できます。競合との差を把握し、競合分析に基づいた戦略立案が可能になります。
4. リライト対象の特定
「あと少しで上位表示できそうなキーワード」を発見し、優先的にリライトすることで、効率的な順位向上が期待できます。また、被リンク獲得などの外部施策と組み合わせることで、より大きな効果が見込めます。
順位計測ツールの種類と選び方
3つのツールタイプ
順位計測ツールは、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。
1. インストール型
パソコンにソフトウェアをインストールして使用するタイプです。GRCやRank Trackerがこれに該当します。
- メリット:1キーワードあたりのコストが安い、買い切りで長期利用可能
- デメリット:PCを起動している間しか計測できない、OS依存がある
2. クラウド型
ブラウザ上で利用するタイプで、PCにインストールする必要がありません。NobilistaやGMO順位チェッカーがこれに該当します。
- メリット:PCを起動しなくても自動計測、スマホやタブレットからも確認可能
- デメリット:月額料金が比較的高め、インターネット接続が必須
3. 簡易型(無料ツール)
ブラウザからURLとキーワードを入力するだけで、その場で順位を確認できるタイプです。
- メリット:無料で手軽に利用可能、登録不要
- デメリット:履歴保存ができない、大量のキーワード計測には不向き
ツール選びのポイント
順位計測ツールを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
1. 対応OS・デバイス
Windows専用のツールもあれば、Mac・Linuxに対応しているツールもあります。普段使用しているデバイスで利用できるか確認しましょう。
2. 登録可能なキーワード数・URL数
サイト規模に応じて、必要なキーワード数を計測できるプランを選びましょう。小規模サイトなら100〜500キーワード、大規模サイトなら1,000キーワード以上が必要になることもあります。
3. 対応検索エンジン
Google、Yahoo!、Bingなど、どの検索エンジンに対応しているか確認しましょう。日本国内向けサイトであれば、GoogleとYahoo!に対応していれば十分です。
4. 自動計測機能
毎日自動で順位を計測してくれる機能があると、計測忘れを防げます。クラウド型はほとんどが自動計測に対応しています。
5. 料金体系
月額制、年額制、買い切り型など、料金体系はツールによって異なります。長期利用を前提に、総コストを比較しましょう。
おすすめ順位計測ツール5選
1. GRC【老舗の定番・低コスト】
GRCは、2004年から提供されている国内最古参の順位計測ツールです。SEO担当者にとって「定番」とも言える存在で、長年にわたり多くのユーザーに利用されてきました。
主な特徴
- Google・Yahoo!・Bingの検索順位を最大300位までチェック
- 過去の順位履歴を保存し、グラフで推移を確認可能
- 指定時刻に自動チェック(PCを起動している間のみ)
- 競合サイトの順位も同時に計測可能
- CSV出力でデータのエクスポートが可能
料金プラン
| プラン | 月額(税込) | URL数 | キーワード数 |
|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 3 | 20 |
| ベーシック | 495円 | 5 | 500 |
| スタンダード | 990円 | 50 | 5,000 |
| エキスパート | 1,485円 | 500 | 50,000 |
| プロ | 1,980円 | 5,000 | 500,000 |
| アルティメット | 2,475円 | 無制限 | 無制限 |
メリット
- 1キーワードあたりのコストが非常に安い
- 無料版でも20キーワードまで計測可能
- 操作がシンプルで初心者にも使いやすい
- 長年の実績があり信頼性が高い
デメリット・注意点
- Windows専用(MacではWineや仮想環境が必要)
- PCを起動している間しか計測できない
- 2025年前期よりGoogleの順位取得に制限が発生(Yahoo!は30位まで、Bingは対応終了)
おすすめの人
- Windowsユーザーで、低コストで順位計測を始めたい方
- 大量のキーワードを管理したい方
- チーム共有の必要がない個人運営者
2. Rank Tracker【Mac対応・高機能】
Rank Trackerは、SEO PowerSuiteが提供する海外製の順位計測ツールです。Mac・Windows・Linuxに対応しており、キーワード数無制限で利用できる点が特徴です。
主な特徴
- 600以上の検索エンジンに対応(Google各国版、モバイル版含む)
- キーワード数・URL数が無制限(有料版)
- キーワードのグループ分けやメモ機能
- 競合サイトの順位追跡機能
- キーワード調査機能も搭載
- ローカル検索(地域別順位)に対応
料金プラン
| プラン | 年額(税込目安) | 主な機能 |
|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 順位チェック可能(保存不可) |
| Professional | 約18,000円($149) | キーワード保存、自動チェック、グラフ化 |
| Enterprise | 約45,000円($349) | レポート機能、データエクスポート、競合比較 |
メリット
- Mac・Windows・Linux対応で環境を選ばない
- キーワード数無制限でコストパフォーマンスが高い
- 日本語インターフェースに対応
- キーワード調査機能など付加機能が豊富
- ローカルSEO(地域別)の順位も計測可能
デメリット
- インストール型のためPCの起動が必要
- 無料版ではデータの保存ができない
- 操作がやや複雑で慣れが必要
- ドル建て決済のため為替の影響を受ける
おすすめの人
- Macユーザーで本格的な順位計測をしたい方
- 大量のキーワードを低コストで管理したい方
- 海外向けサイトや多言語サイトを運営している方
- 順位計測以外のSEO機能も使いたい方
3. Nobilista【クラウド型・自動計測】
Nobilista(ノビリスタ)は、2021年にリリースされた日本発のクラウド型順位計測ツールです。PCにインストールする必要がなく、毎日自動で順位を計測してくれる点が最大の特徴です。
主な特徴
- クラウド型でインストール不要(Mac・Windows両対応)
- 毎朝自動で検索順位を計測・記録
- スマホ・タブレットからも確認可能
- Google・Yahoo!・Bingに対応(14カ国対応)
- 検索ボリューム、SEO難易度、想定流入数も表示
- 競合サイトとの比較機能
- 共有URL発行でチーム共有が簡単
料金プラン
| プラン | 月額(税込) | サイト数 | キーワード数 |
|---|---|---|---|
| パーソナル | 990円 | 3 | 150 |
| ビジネス | 1,290円〜 | 10 | 200〜 |
| エンタープライズ | 要問い合わせ | 無制限 | カスタム |
※7日間無料トライアルあり(クレジットカード登録不要)
メリット
- PCを起動しなくても自動で計測される
- スマホからいつでも順位を確認できる
- 日本製で操作画面が直感的
- サポートが丁寧(日本語対応)
- 検索ボリュームや競合比較など付加機能が充実
デメリット
- キーワード数が少ないと割高に感じる
- 大量キーワードの管理にはビジネスプラン以上が必要
- 2025年9月よりGoogleの仕様変更で計測範囲に制限あり
おすすめの人
- PCの起動が面倒、自動で計測してほしい方
- スマホやタブレットから順位を確認したい方
- SEO初心者で使いやすいツールを探している方
- チームやクライアントとデータを共有したい方
4. GMO順位チェッカー【無料から使えるクラウド型】
GMO順位チェッカーは、GMOソリューションパートナーが提供するクラウド型の順位計測ツールです。無料プランから利用でき、クラウド型のメリットを手軽に体験できます。
主な特徴
- クラウド型でインストール不要
- Google・Yahoo!の検索順位を100位まで計測
- スマホ・タブレットからも確認可能
- AI機能による自動キーワード提案(上位プラン)
- 無料プランでも10キーワードまで計測可能
料金プラン
| プラン | 月額(税込) | サイト数 | キーワード数 |
|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 2 | 10 |
| プロ100 | 485円 | 5 | 100 |
| プロ200 | 980円 | 10 | 200 |
| プロ500 | 1,485円 | 無制限 | 500 |
| プロ1000 | 1,980円 | 無制限 | 1,000 |
※2週間の無料トライアルあり
メリット
- 無料プランでクラウド型を試せる
- 日本企業が運営で安心感がある
- 料金プランが細かく、必要な分だけ契約可能
- 操作がシンプルで使いやすい
デメリット
- 無料プランのキーワード数が少ない(10キーワード)
- 競合分析機能はやや限定的
- NobilistaやGRCと比較すると知名度が低い
おすすめの人
- まずは無料でクラウド型を試したい方
- 小規模サイトを運営している方
- 日本企業のサービスを使いたい方
5. Google Search Console【無料・公式ツール】
Google Search Consoleは、Googleが公式に提供する無料のSEOツールです。厳密には「順位計測ツール」ではありませんが、検索順位を含む様々なデータを無料で確認できるため、SEO担当者には必須のツールです。
主な特徴
- 完全無料でGoogleの公式データを取得可能
- 検索クエリごとの平均掲載順位を確認
- クリック数、表示回数、CTR(クリック率)も確認可能
- インデックス状況やエラーの確認
- モバイルユーザビリティのチェック
料金
完全無料
メリット
- Googleの公式データなので信頼性が高い
- 完全無料で利用可能
- クリック数やCTRなど、順位以外のデータも豊富
- 実際に検索されたクエリを発見できる
デメリット
- 指定したキーワードの順位を計測する機能はない
- Yahoo!やBingのデータは取得できない
- データはGoogleの検索結果に表示されたものに限定
- 競合サイトの順位は確認できない
おすすめの人
- まずは無料でSEOデータを確認したい方
- 他の順位計測ツールと併用したい方
- 実際に流入につながっているキーワードを把握したい方
ツール比較表
5つのツールを比較すると以下のようになります。
| ツール名 | タイプ | 対応OS | 月額料金 | キーワード数 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| GRC | インストール型 | Windows | 0〜2,475円 | 20〜無制限 | 低コスト、老舗 |
| Rank Tracker | インストール型 | Mac/Win/Linux | 約1,500円(年額換算) | 無制限 | 多機能、Mac対応 |
| Nobilista | クラウド型 | 全OS | 990〜円 | 150〜 | 自動計測、日本製 |
| GMO順位チェッカー | クラウド型 | 全OS | 0〜1,980円 | 10〜1,000 | 無料プランあり |
| Search Console | クラウド型 | 全OS | 無料 | — | Google公式、無料 |
目的別おすすめツール
コストを抑えたい場合
予算を抑えたい場合は、以下の組み合わせがおすすめです。
- Windows ユーザー:GRC(ベーシックプラン月額495円)
- Mac ユーザー:Rank Tracker(年額約18,000円)
- とにかく無料で:Google Search Console + GMO順位チェッカー無料プラン
手間をかけたくない場合
PCを起動せずに自動で計測してほしい場合は、クラウド型がおすすめです。
- Nobilista:毎朝自動計測、スマホからも確認可能
- GMO順位チェッカー:無料から始められるクラウド型
大規模サイトの場合
数千〜数万キーワードを管理する大規模サイトの場合は、以下がおすすめです。
- GRC アルティメット:月額2,475円でキーワード数無制限
- Rank Tracker Enterprise:無制限 + 詳細なレポート機能
チームで共有したい場合
複数人でデータを共有したい場合は、クラウド型が便利です。
- Nobilista:共有URL発行でログイン不要の共有が可能
- GMO順位チェッカー:複数アカウントでの利用が可能
順位計測ツールの効果的な活用方法
キーワードのグループ分け
登録するキーワードは、カテゴリや目的ごとにグループ分けしておくと管理しやすくなります。
- サービスカテゴリ別:商品A関連、商品B関連など
- 検索意図別:情報収集系、比較検討系、購入系など
- 優先度別:重要キーワード、サブキーワードなど
競合サイトも同時に計測
自社サイトだけでなく、主要な競合サイトの順位も計測しておくと、相対的な位置関係を把握できます。競合が順位を上げた場合、その要因を分析して自社の施策に活かすことができます。
順位変動の要因を記録
リライトや内部リンクの追加、被リンク獲得など、施策を実施した日付をメモしておくと、順位変動の要因を特定しやすくなります。多くのツールにはメモ機能が搭載されているので活用しましょう。
Search Consoleと併用する
順位計測ツールで特定キーワードの順位を追跡しつつ、Search Consoleで実際の検索クエリや流入数を確認すると、より総合的な分析が可能になります。特に、自分が想定していなかったキーワードでの流入を発見できる点がSearch Consoleの強みです。
よくある質問(FAQ)
Q1. 無料ツールだけでSEO対策は可能ですか?
A. Google Search Consoleと無料の簡易チェックツールを組み合わせれば、基本的な順位確認は可能です。ただし、特定キーワードの日々の推移を追跡したい場合や、大量のキーワードを管理したい場合は、有料ツールの導入をおすすめします。
Q2. GRCとNobilista、どちらを選ぶべきですか?
A. Windowsユーザーで低コスト重視ならGRC、PCを起動せずに自動計測したいならNobilistaがおすすめです。Macユーザーの場合は、Nobilistaまたは Rank Trackerを検討してください。
Q3. 順位計測の頻度はどれくらいが適切ですか?
A. 一般的には1日1回の計測で十分です。多くのツールは自動で毎日計測してくれます。アルゴリズムアップデート直後など、頻繁に変動する時期は、複数回確認することもあります。
Q4. キーワードはいくつ登録すればいいですか?
A. サイト規模によりますが、まずは重要なキーワードを50〜100個程度登録することをおすすめします。その後、必要に応じて追加していきましょう。コンテンツ数が増えるにつれて、計測キーワードも増やしていくのが一般的です。
Q5. 順位計測ツールで表示される順位と、実際に検索した順位が違うのはなぜですか?
A. 検索結果は、ユーザーの検索履歴、位置情報、使用デバイスなどによってパーソナライズされます。順位計測ツールは、これらのパーソナライズを排除した「客観的な順位」を取得するため、実際の検索結果と異なる場合があります。
Q6. GRCでGoogle順位が取得できなくなったと聞きましたが?
A. 2025年前期より、Googleの仕様変更によりGRCでのGoogle順位取得に制限が発生しています。Yahoo!は30位まで取得可能ですが、Bingは対応終了となりました。代替ツールとしてRank TrackerやNobilistaへの移行を検討する方も増えています。
Q7. 複数のツールを併用した方がいいですか?
A. 基本的には1つの順位計測ツール + Google Search Consoleの組み合わせで十分です。ただし、より詳細な分析が必要な場合や、ツールの比較検証を行いたい場合は、複数ツールを併用することもあります。
Q8. 順位が下がった場合、すぐに対策すべきですか?
A. 順位は日々変動するため、1〜2位の変動で一喜一憂する必要はありません。1週間〜1ヶ月程度の推移を見て、継続的に下降傾向にある場合に対策を検討しましょう。大きな順位下落があった場合は、アルゴリズムアップデートの影響も確認してください。
Q9. モバイルとPCで順位が違う場合、どちらを重視すべきですか?
A. Googleはモバイルファーストインデックスを採用しているため、基本的にはモバイルの順位を重視すべきです。ただし、サイトのターゲットユーザーがPCユーザー中心の場合は、両方をバランスよく確認しましょう。
Q10. 順位計測ツールの導入だけでSEO順位は上がりますか?
A. いいえ、順位計測ツールは「現状把握」と「効果検証」のためのツールです。順位を上げるためには、コンテンツSEOやテクニカルSEOなど、具体的な施策を実行する必要があります。
まとめ
順位計測ツールは、SEO対策の効果を「見える化」するために欠かせないツールです。自社サイトの現状把握、施策効果の検証、競合分析など、SEOのPDCAサイクルを回すための基盤となります。
おすすめツールまとめ
- GRC:Windowsユーザー向け、低コストで大量キーワード管理
- Rank Tracker:Mac対応、キーワード無制限、多機能
- Nobilista:クラウド型、自動計測、日本製で使いやすい
- GMO順位チェッカー:無料から始められるクラウド型
- Google Search Console:無料の公式ツール、他ツールと併用必須
まずは無料版やトライアルで実際に使ってみて、自分の運用スタイルに合ったツールを選びましょう。順位計測を継続的に行い、データに基づいたSEO対策を実践することで、検索順位の向上につなげることができます。
SEO対策の戦略立案や具体的な施策についてのご相談は、オムニウェブのSEO対策サービスまでお気軽にお問い合わせください。