SEO/MEO対策

Ahrefsの使い方と料金|被リンク分析・競合調査ができる最強SEOツール

「競合サイトがなぜ上位表示されているのか知りたい」「自社サイトの被リンク状況を詳しく分析したい」

SEO対策を本格的に進めていくと、Google Search Consoleだけでは把握できない情報が必要になってきます。特に、競合サイトの分析や被リンクの詳細な調査は、無料ツールだけでは限界があります。

そこで活躍するのが、世界で60万人以上が利用するSEO分析ツール「Ahrefs(エイチレフス)」です。被リンク分析において世界最大級のデータベースを持ち、競合調査からキーワード選定、サイト監査まで、SEO対策に必要な機能がオールインワンで揃っています。

本記事では、Ahrefsの基本機能から具体的な使い方、料金プラン、無料で使える機能まで、初心者の方にもわかりやすく徹底解説します。

この記事を読み終える頃には、Ahrefsを使いこなして、競合に差をつけるSEO戦略を立てられるようになっているはずです。

Ahrefs(エイチレフス)とは?基本情報を押さえよう

まずは、Ahrefsがどのようなツールなのか、基本的な情報を確認しておきましょう。

Ahrefsの概要

Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールに本社を置くAhrefs Pte. Ltd.社が開発・提供するSEO分析ツールです。2011年にサービスを開始し、現在では世界中で60万人以上のユーザーに利用されています。

Ahrefsの最大の特徴は、被リンク分析における圧倒的なデータ量です。独自のWebクローラー「AhrefsBot」は、Googleに次ぐ世界第2位のアクティブなクローラーとして知られ、35兆以上のリンクデータと3,840億以上のWebページURLを網羅しています。

このデータは15分ごとに更新されており、常に最新の被リンク情報を確認できます。

Ahrefsが選ばれる理由

Ahrefsが世界中のSEO専門家やWebマーケターに選ばれている理由は、主に以下の点にあります。

1. 世界最大級の被リンクデータベース

被リンクはSEOにおいて非常に重要な要素です。Ahrefsは35兆以上のリンクデータを保有しており、他のツールでは見つけられない被リンクも発見できます。

2. 競合サイトの詳細な分析が可能

自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク状況、流入キーワード、上位表示コンテンツなどを詳細に分析できます。これにより、競合がなぜ上位表示されているのかを理解し、自社の戦略に活かせます。

3. 直感的で使いやすいインターフェース

高機能でありながら、UIが直感的で分かりやすく設計されています。SEO初心者からプロまで、幅広いユーザーが活用できます。

4. オールインワンのSEOツール

被リンク分析だけでなく、キーワード調査、サイト監査、順位追跡、コンテンツ分析など、SEO対策に必要な機能がすべて揃っています。複数のツールを使い分ける必要がありません。

5. 日本語対応

管理画面の多くが日本語に対応しており、日本のキーワードデータも充実しています。日本語で約3.1億キーワードのデータを保有しています。

SEOの基本については、SEOとは?初心者にもわかる検索エンジン最適化の仕組みと重要性【2025年版】をご覧ください。

Ahrefsの主要ツール一覧

Ahrefsには、大きく分けて以下の5つの主要ツールが搭載されています。

1. サイトエクスプローラー(Site Explorer)

ドメインやURL単位でサイトを分析するメインツールです。被リンク、流入キーワード、トラフィック推移などを確認できます。

2. キーワードエクスプローラー(Keywords Explorer)

キーワードの検索ボリューム、難易度、関連キーワードなどを調査するツールです。

3. サイト監査(Site Audit)

自社サイトの技術的なSEO問題を自動でチェックし、改善点を提示してくれるツールです。

4. ランクトラッカー(Rank Tracker)

指定したキーワードの検索順位を継続的に追跡するツールです。

5. コンテンツエクスプローラー(Content Explorer)

SNSで話題になっているコンテンツや、被リンクを多く獲得しているコンテンツを発見するツールです。

それぞれのツールの詳しい使い方は、後ほど解説します。

Ahrefsの料金プラン【2025年最新版】

Ahrefsの導入を検討する際に、最も気になるのが料金プランでしょう。Ahrefsには複数のプランがあり、用途や規模に応じて選択できます。

有料プランの種類と料金

Ahrefsの有料プランは、以下の5種類があります(2025年1月時点)。

1. スタータープラン(Starter)

  • 月額:$29(約4,500円)
  • 対象:SEO初心者、個人ブロガー
  • 特徴:Ahrefsの基本機能を低コストで体験できるエントリープラン
  • 制限:機能やデータ量に制限あり、競合分析機能は利用不可

2. ライトプラン(Lite)

  • 月額:$129(約19,900円)
  • 対象:個人事業主、小規模サイト運営者
  • 特徴:基本的なSEO分析機能を網羅したベーシックプラン
  • 追加ユーザー:$40/月

3. スタンダードプラン(Standard)【おすすめ】

  • 月額:$249(約38,400円)
  • 対象:中小企業、本格的にSEOに取り組む方
  • 特徴:競合分析を含む標準的な機能が充実したプラン
  • 追加ユーザー:$60/月

4. アドバンスドプラン(Advanced)

  • 月額:$449(約69,200円)
  • 対象:SEO代理店、大規模サイト運営者
  • 特徴:より多くのデータとクロールが可能な上級プラン
  • 追加ユーザー:$80/月

5. エンタープライズプラン(Enterprise)

  • 月額:$14,990〜(カスタム価格)
  • 対象:大企業、複数サイトを運営する組織
  • 特徴:APIアクセス、専用サポートなど最上位の機能

年払いで2か月分お得に

Ahrefsは月払いと年払いを選択できます。年払いを選ぶと、2か月分(約17%)お得になります。

長期的にAhrefsを活用する予定であれば、年払いを選択することでコストを抑えられます。

料金に関する注意点

1. USドルでの支払い

Ahrefsの料金はUSドル建てです。そのため、為替レートによって日本円での実質負担額が変動します。円安時には割高に感じる可能性があります。

2. クレジット制の導入(2025年〜)

2025年からAhrefsはクレジット制を導入しています。各操作でクレジットを消費する仕組みとなり、プランによってクレジットの上限が異なります。上限を超えると追加課金が発生する場合があります。

3. 無料トライアルなし

Ahrefsには無料トライアル期間がありません。ただし、後述する「Ahrefs Webmaster Tools(AWT)」を使えば、自社サイトに限り無料で一部機能を利用できます。

プラン選びのポイント

どのプランを選ぶべきか迷った場合は、以下の基準で検討してみてください。

個人ブロガー・SEO初心者

→ まずは無料のAWTを試し、物足りなければスタータープランから開始

小規模事業者・1〜2サイト運営

→ ライトプラン(基本的な分析には十分)

中小企業・本格的なSEO対策

→ スタンダードプラン(競合分析をフル活用したい場合におすすめ)

SEO代理店・複数クライアント対応

→ アドバンスドプラン以上(データ量とユーザー数を確保)

無料で使える!Ahrefs Webmaster Tools(AWT)

「いきなり有料プランに申し込むのはハードルが高い」という方に朗報です。Ahrefsには、無料で利用できる「Ahrefs Webmaster Tools(AWT)」というサービスがあります。

AWTとは

Ahrefs Webmaster Tools(AWT)は、Google Search Consoleの代替・補完として使える無料のSEOツールです。自社が所有するサイトに限り、Ahrefsの「サイトエクスプローラー」と「サイト監査」の主要機能を無料で利用できます。

AWTでできること

1. サイト監査(Site Audit)

  • 140以上の技術的SEO問題を自動チェック
  • クロールエラー、メタタグの欠落、ページ速度の問題などを検出
  • 問題の修正方法も併せて提示
  • サイトヘルススコアの確認

2. 被リンクの確認

  • 自社サイトへの被リンク一覧
  • 参照ドメイン数の確認
  • 新規・消失した被リンクのモニタリング

3. オーガニック検索パフォーマンスの可視化

  • 自社サイトがランクインしているキーワード一覧
  • 各キーワードの順位、検索ボリューム、トラフィック予測
  • 上位表示ページの確認

4. ドメイン評価(DR/UR)の確認

  • DR(Domain Rating):ドメイン全体の被リンク強度を0〜100で評価
  • UR(URL Rating):個別ページの被リンク強度を0〜100で評価

AWTの登録方法

  1. Ahrefs Webmaster Toolsにアクセス
  2. 「無料で始める」をクリックしてアカウント作成
  3. Google Search Consoleと連携してサイトを認証
  4. 自動クロールが開始され、数時間〜1日でデータが表示

AWTと有料版の違い

AWTは非常に便利ですが、有料版との主な違いは以下のとおりです。

AWTの制限事項:

  • 自社サイト(認証済みサイト)のみ分析可能
  • 競合サイトの分析はできない
  • キーワードエクスプローラー、コンテンツエクスプローラーは利用不可
  • データのエクスポート機能に制限あり

つまり、自社サイトの分析には十分使えるが、競合調査や本格的なキーワードリサーチには有料版が必要ということになります。

まずはAWTで自社サイトの現状を把握し、競合分析が必要になったら有料版へのアップグレードを検討するのが賢い使い方です。

Ahrefsの無料ツール群

AWT以外にも、Ahrefsはアカウント登録不要で使える無料ツールを多数公開しています。

無料キーワードジェネレーター

キーワードを入力すると、関連キーワードの候補と検索ボリュームを表示します(上位100件まで)。

無料被リンクチェッカー

任意のサイトの被リンク上位100件と、DR(ドメインレーティング)などの基本指標を確認できます。

キーワード難易度チェッカー

特定のキーワードでランクインする難易度を0〜100のスコアで表示します。

SERP Checker

指定したキーワードの検索結果上位10件と、各ページのSEO指標を確認できます。

これらの無料ツールを活用することで、Ahrefsの実力を体験しながら、SEO対策の基礎を固めることができます。

【実践編】サイトエクスプローラーの使い方

ここからは、Ahrefsの主要ツールの具体的な使い方を解説します。まずは最もよく使う「サイトエクスプローラー」から見ていきましょう。

サイトエクスプローラーとは

サイトエクスプローラー(Site Explorer)は、任意のドメインやURLのSEOデータを詳細に分析できるAhrefsのメインツールです。自社サイトだけでなく、競合サイトの分析にも使えます。

分析できる主な項目は以下のとおりです。

  • 被リンク(バックリンク)の詳細
  • 参照ドメイン数
  • オーガニック検索キーワード
  • オーガニックトラフィック(推定流入数)
  • 有料検索広告のキーワード
  • ドメインレーティング(DR)
  • トラフィック推移

基本的な使い方

ステップ1:URLを入力

サイトエクスプローラーの検索窓に、分析したいドメインまたはURLを入力します。

  • ドメイン全体を分析:「example.com」と入力
  • 特定のページを分析:「https://example.com/page/」とURL全体を入力
  • サブドメインを含む:「*.example.com」と入力

ステップ2:概要(Overview)を確認

検索を実行すると、まず概要ページが表示されます。ここでは以下の主要指標を一覧で確認できます。

  • DR(Domain Rating):ドメインの被リンク強度(0〜100)
  • 参照ドメイン:被リンク元のユニークなドメイン数
  • 被リンク:被リンクの総数
  • オーガニックキーワード:ランクインしているキーワード数
  • オーガニックトラフィック:月間の推定流入数
  • トラフィック価値:同等のトラフィックを広告で獲得した場合の費用

ステップ3:詳細レポートを確認

概要で気になる項目があれば、それぞれのレポートに進んで詳細を確認します。

被リンク分析の方法

サイトエクスプローラーの最も重要な機能が「被リンク分析」です。具体的な確認方法を解説します。

被リンクレポートの見方:

  1. 左メニューの「バックリンク」をクリック
  2. 被リンク一覧が表示される
  3. 各被リンクについて以下の情報を確認可能:
    • リンク元のURL
    • リンク元のDR(ドメインレーティング)
    • アンカーテキスト
    • リンクタイプ(dofollow/nofollow)
    • 発見日

被リンク分析で確認すべきポイント:

  • 被リンク元の質:DRが高いサイトからの被リンクは価値が高い
  • アンカーテキストの多様性:特定のキーワードに偏っていないか
  • リンクタイプの比率:dofollow/nofollowのバランス
  • 新規・消失リンク:最近獲得・喪失した被リンクを把握

被リンクの重要性については、オフページSEOとは?被リンク獲得以外にも効果的な外部施策の全貌で詳しく解説しています。

競合サイトの分析方法

サイトエクスプローラーを使って競合サイトを分析する方法を紹介します。

競合サイトの被リンク調査:

  1. 競合サイトのドメインを入力
  2. 「バックリンク」レポートを確認
  3. DRの高いサイトからの被リンクをチェック
  4. 自社でも獲得できそうな被リンク元をリストアップ

例えば、競合が業界メディアや協会サイトから被リンクを獲得していれば、自社も同様のアプローチが可能かもしれません。

競合の流入キーワード調査:

  1. 競合サイトのドメインを入力
  2. 「オーガニックキーワード」レポートを確認
  3. 競合がランクインしているキーワード一覧を確認
  4. 自社がまだ対策していないキーワードを発見

競合が上位表示されているキーワードは、自社にとっても有望なターゲットキーワード候補となります。

競合の人気コンテンツ調査:

  1. 「上位ページ」レポートを確認
  2. トラフィックの多いページ一覧を確認
  3. どのようなコンテンツが集客に成功しているかを分析

競合の成功コンテンツを参考に、より良いコンテンツを作成する戦略が立てられます。

競合分析の詳細は、競合キーワード分析のやり方|ライバルサイトが狙っているキーワードを丸裸にするをご覧ください。

参照ドメインレポートの活用

「参照ドメイン」レポートでは、被リンク元のドメイン単位で情報を確認できます。

確認できる情報:

  • 参照ドメインの一覧
  • 各ドメインのDR
  • 各ドメインからの被リンク数
  • 初回リンク発見日

同一ドメインからの複数リンクよりも、異なるドメインからのリンクの方がSEO効果が高いとされています。参照ドメインの多様性を確認する際に活用しましょう。

【実践編】キーワードエクスプローラーの使い方

続いて、キーワード調査に特化した「キーワードエクスプローラー」の使い方を解説します。

キーワードエクスプローラーとは

キーワードエクスプローラー(Keywords Explorer)は、キーワードの検索ボリューム、難易度、関連キーワードなどを調査するためのツールです。

Google以外にも、YouTube、Amazon、Bingなど複数の検索エンジンのデータに対応しています。

基本的な使い方

ステップ1:キーワードを入力

調査したいキーワードを検索窓に入力します。複数のキーワードをまとめて調査することも可能です(1行に1キーワード)。

ステップ2:検索エンジンと国を選択

対象の検索エンジン(Google、YouTube、Amazonなど)と国(日本など)を選択します。

ステップ3:結果を確認

検索を実行すると、以下の情報が表示されます。

  • 検索ボリューム:月間平均検索回数
  • キーワード難易度(KD):上位表示の難しさを0〜100で表示
  • クリック数:検索結果からのクリック予測数
  • CPC:広告のクリック単価目安
  • 親トピック:より上位の概念にあたるキーワード
  • SERP概要:現在の検索結果上位10件

キーワード難易度(KD)の見方

Ahrefsのキーワード難易度(KD)は、そのキーワードで上位10位以内に入るために必要な被リンク数を基準に算出されています。

KDスコアの目安:

  • 0〜10:非常に簡単(被リンクなしでも上位表示の可能性あり)
  • 11〜30:簡単(少数の被リンクで上位表示可能)
  • 31〜50:普通(一定の被リンクと良質なコンテンツが必要)
  • 51〜70:難しい(多くの被リンクと強いドメインが必要)
  • 71〜100:非常に難しい(大手サイトが独占、参入困難)

新規サイトや小規模サイトの場合は、KDが30以下のキーワードから狙っていくのが現実的です。

関連キーワードの発見

キーワードエクスプローラーでは、入力したキーワードに関連する様々なキーワード候補を発見できます。

利用できる関連キーワードレポート:

1. 一致する語句(Phrase match)

入力したキーワードを含むすべてのキーワード候補を表示します。

2. 関連語句(Having same terms)

入力したキーワードと同じ単語を含むキーワードを表示します。

3. 関連性の高いキーワード(Also rank for)

上位表示ページがランクインしている他のキーワードを表示します。

4. 検索候補(Search suggestions)

Googleのサジェスト(検索候補)に表示されるキーワードを表示します。

5. 質問形式(Questions)

「なぜ」「どうやって」など質問形式のキーワードを抽出します。

これらのレポートを活用することで、ターゲットキーワードの幅を広げ、コンテンツ制作のネタを効率的に発見できます。

キーワード選定の全体像は、SEOキーワード選定の完全ガイド|検索ボリュームと競合を見極める5ステップで解説しています。

SERP分析機能の活用

キーワードエクスプローラーには、検索結果(SERP)の詳細を分析する機能も搭載されています。

SERP概要で確認できる情報:

  • 上位10件のページURL
  • 各ページのDR、UR
  • 各ページの被リンク数
  • 各ページの推定トラフィック
  • ランクインしているキーワード数

この情報を見ることで、「このキーワードで上位表示するにはどれくらいの被リンクが必要か」「どのようなコンテンツが評価されているか」を把握できます。

キーワードリストの作成と管理

Ahrefsでは、調査したキーワードをリストとして保存し、管理することができます。

キーワードリストの活用方法:

  1. 気になるキーワードをリストに追加
  2. コンテンツ制作の優先順位付けに活用
  3. 定期的にリストを見直し、戦略を更新

複数のプロジェクトを管理している場合は、サイトごとにリストを分けて整理すると便利です。

【実践編】サイト監査の使い方

「サイト監査(Site Audit)」は、自社サイトの技術的なSEO問題を自動でチェックしてくれるツールです。

サイト監査とは

サイト監査は、Ahrefsのクローラーが自社サイトを巡回し、140以上の技術的SEO問題をチェックして報告してくれる機能です。

Google Search Consoleでは見つけられない細かな問題も検出できるため、テクニカルSEOの改善に非常に役立ちます。

検出できる問題の例

クロール・インデックス関連:

  • 4xx/5xxエラーページ
  • リダイレクトチェーン・リダイレクトループ
  • robots.txtでブロックされているページ
  • noindex設定されているページ
  • canonicalタグの問題

コンテンツ関連:

  • タイトルタグの欠落・重複・長すぎ
  • メタディスクリプションの欠落・重複・長すぎ
  • h1タグの欠落・重複
  • 薄いコンテンツ(文字数が少ないページ)
  • 重複コンテンツ

リンク関連:

  • 内部リンク切れ(リンク先が404)
  • 外部リンク切れ
  • 孤立ページ(内部リンクがないページ)
  • 内部リンクのnofollow設定

パフォーマンス関連:

  • ページ読み込み速度の問題
  • 画像の最適化不足
  • JavaScript・CSSの問題

テクニカルSEOの基本は、テクニカルSEOとは?エンジニアでなくても理解すべき技術的最適化の基本をご覧ください。

サイト監査の始め方

  1. Ahrefsにログインし、「サイト監査」を選択
  2. 「新しいプロジェクト」をクリック
  3. 監査したいサイトのドメインを入力
  4. クロール設定を調整(必要に応じて)
  5. 監査を開始

初回のクロールには数時間〜1日程度かかる場合があります。クロール完了後、詳細なレポートが表示されます。

レポートの見方

ヘルススコア

サイト全体のSEO健全性を0〜100のスコアで表示します。スコアが高いほど、技術的な問題が少ないことを示します。

問題の重要度

検出された問題は、以下の3段階で分類されます。

  • エラー(赤):すぐに修正が必要な重大な問題
  • 警告(黄):改善が推奨される問題
  • 通知(青):参考情報として把握しておくべき事項

問題の修正方法

各問題の横にある「?」アイコンをクリックすると、問題の詳細説明と修正方法が表示されます。これに従って対応することで、効率的に改善を進められます。

定期的な監査の重要性

サイト監査は一度やって終わりではありません。サイトを更新するたびに新たな問題が発生する可能性があるため、定期的なクロールをスケジュール設定しておくことをおすすめします。

Ahrefsでは、週次または月次での自動クロールを設定でき、新たな問題が発生したらメールで通知を受け取ることも可能です。

【実践編】ランクトラッカーの使い方

「ランクトラッカー(Rank Tracker)」は、指定したキーワードの検索順位を継続的に追跡するツールです。

ランクトラッカーとは

SEO対策の効果を測定するには、ターゲットキーワードの順位変動を定点観測する必要があります。ランクトラッカーを使えば、登録したキーワードの順位を自動で追跡し、時系列での変化を可視化できます。

基本的な使い方

ステップ1:プロジェクトの作成

ランクトラッカーで順位を追跡するサイトをプロジェクトとして登録します。

ステップ2:キーワードの登録

追跡したいキーワードを登録します。キーワードは手動入力のほか、CSVファイルでのインポートや、サイトエクスプローラーからの取り込みも可能です。

ステップ3:追跡設定

追跡の頻度(毎日/週1回など)、対象の検索エンジン(Google、Yahooなど)、地域(日本全体/特定の都道府県)を設定します。

ステップ4:レポートの確認

設定した頻度でデータが自動更新され、以下の情報を確認できます。

  • 各キーワードの現在の順位
  • 順位の変動(前回からの上昇/下降)
  • 順位推移のグラフ
  • ランクインしているURL
  • 競合サイトとの順位比較

競合との比較機能

ランクトラッカーでは、競合サイトを追加することで、同じキーワードでの順位を比較できます。

自社と競合の順位を並べて見ることで、どのキーワードで勝っているか/負けているかが一目瞭然になります。この情報をもとに、注力すべきキーワードの優先順位を決められます。

アラート機能

特定のキーワードで大きな順位変動があった場合に、メールで通知を受け取る設定も可能です。

Googleのアルゴリズムアップデートの影響をいち早く把握したり、競合の動きを察知したりするのに役立ちます。

【実践編】コンテンツエクスプローラーの使い方

「コンテンツエクスプローラー(Content Explorer)」は、SNSで話題になっているコンテンツや、被リンクを多く獲得しているコンテンツを発見するためのツールです。

コンテンツエクスプローラーとは

コンテンツエクスプローラーは、Web上のコンテンツをキーワードで検索し、パフォーマンス指標とともに一覧表示するツールです。

バズったコンテンツや、被リンクを集めているコンテンツを発見することで、自社のコンテンツ戦略に活かすことができます。

基本的な使い方

ステップ1:キーワードを入力

調査したいトピックやキーワードを入力します。

ステップ2:検索モードを選択

  • タイトル内:タイトルにキーワードを含むコンテンツ
  • コンテンツ内:本文にキーワードを含むコンテンツ
  • どこでも:タイトルまたは本文にキーワードを含むコンテンツ

ステップ3:結果を確認

検索結果には、以下の情報が表示されます。

  • コンテンツのタイトルとURL
  • 参照ドメイン数(被リンク元のドメイン数)
  • SNSでのシェア数
  • 公開日
  • 推定トラフィック

バズコンテンツの発見

コンテンツエクスプローラーの結果を「参照ドメイン数」で降順ソートすると、被リンクを多く獲得しているコンテンツを発見できます。

これらのコンテンツを分析することで、「どのような切り口のコンテンツが被リンクを集めやすいか」を理解できます。

被リンクを集めやすいコンテンツの例:

  • 業界の統計・調査データ
  • 包括的なガイド・まとめ記事
  • インフォグラフィック
  • 無料ツール・テンプレート
  • 独自の研究・レポート

コンテンツギャップの発見

「コンテンツギャップ」とは、競合はカバーしているが自社はまだ対応していないトピックのことです。

コンテンツエクスプローラーで競合ドメインを指定してフィルタリングすることで、競合がどのようなコンテンツを公開しているかを把握し、自社に足りないコンテンツを特定できます。

Ahrefsを使ったSEO戦略の立て方

ここまで各ツールの使い方を解説してきましたが、実際のSEO対策では、これらのツールを組み合わせて戦略を立てることが重要です。

戦略①:競合分析からキーワードを発見する

手順:

  1. サイトエクスプローラーで競合サイトを分析
  2. 「オーガニックキーワード」レポートで競合の流入キーワードを確認
  3. 自社がまだ対策していないキーワードをピックアップ
  4. キーワードエクスプローラーで難易度と検索ボリュームを確認
  5. 狙うべきキーワードの優先順位を決定

この方法なら、すでに競合が成果を出しているキーワードを効率的に発見できます。

戦略②:被リンク獲得先を見つける

手順:

  1. サイトエクスプローラーで競合サイトの被リンクを調査
  2. DRの高いサイトからの被リンクをリストアップ
  3. どのようなコンテンツで被リンクを獲得しているか分析
  4. 自社でも同様のアプローチで被リンク獲得を狙う

例えば、競合が業界メディアの取材記事から被リンクを得ていれば、自社も同様のメディアにアプローチすることを検討できます。

戦略③:コンテンツの改善点を見つける

手順:

  1. サイトエクスプローラーで自社サイトを分析
  2. 「上位ページ」レポートでトラフィックの多いページを確認
  3. 各ページがランクインしているキーワードを確認
  4. 順位が2ページ目(11〜20位)のキーワードをピックアップ
  5. コンテンツを改善して1ページ目への上昇を狙う

すでにある程度の評価を得ているページを改善する方が、ゼロからコンテンツを作るよりも効率的に成果を出せることがあります。

戦略④:技術的問題を優先的に修正する

手順:

  1. サイト監査でサイト全体をクロール
  2. 「エラー」として検出された問題を優先的に修正
  3. 修正後、再クロールしてヘルススコアの改善を確認
  4. 定期的に監査を実施し、新たな問題に対応

技術的な問題が解消されれば、クローラビリティが向上し、コンテンツの評価が適切に反映されやすくなります。

Ahrefsと他のSEOツールの比較

Ahrefsの導入を検討する際、他のSEOツールとの比較も気になるところでしょう。主要な競合ツールとの違いを整理します。

Ahrefs vs SEMrush

SEMrushは、Ahrefsと並んで世界的に人気のSEOツールです。

Ahrefsの強み:

  • 被リンク分析のデータ量・精度が業界最高水準
  • UIがシンプルで直感的
  • コンテンツエクスプローラーの機能が充実

SEMrushの強み:

  • PPC広告分析機能が充実
  • SNS管理機能が統合されている
  • 日本語サポートが充実
  • キーワードデータベースがやや大きい

選び方の目安:

  • 被リンク分析を重視 → Ahrefs
  • 広告運用も含めたマーケティング全体の管理 → SEMrush

Ahrefs vs Moz

Mozは、SEO業界で長い歴史を持つツールです。

Ahrefsの強み:

  • データ更新頻度が高い(15分ごと)
  • 被リンクデータベースが圧倒的に大きい
  • 機能が豊富

Mozの強み:

  • 料金がやや安い
  • DA(Domain Authority)指標の認知度が高い
  • 初心者向けの学習コンテンツが充実

Ahrefs vs Google Search Console

Google Search Console(GSC)は、Googleが無料で提供する公式ツールです。

GSCの強み:

  • 完全無料
  • Googleの実データに基づいている
  • インデックス登録リクエストなどGoogleとの連携機能

Ahrefsの強み:

  • 競合サイトの分析が可能
  • 被リンクデータが詳細
  • キーワード調査機能が充実
  • 過去のデータを遡って確認可能

結論:

GSCとAhrefsは競合ではなく、併用すべきツールです。GSCで自社サイトの実績データを確認し、Ahrefsで競合分析や戦略立案を行うのが理想的な使い方です。

Ahrefsを使う際の注意点

Ahrefsは非常に強力なツールですが、使用にあたっていくつか注意点があります。

注意点1:データは推定値である

Ahrefsで表示されるオーガニックトラフィックやキーワードボリュームは、あくまでAhrefs独自のアルゴリズムによる推定値です。Googleの実データとは異なる場合があります。

特に、トラフィック推定値は参考程度に捉え、絶対的な数値として依存しすぎないようにしましょう。

注意点2:被リンクデータは100%ではない

Ahrefsは世界最大級の被リンクデータベースを持っていますが、Web上のすべての被リンクを把握しているわけではありません。

特に、新しく獲得した被リンクが反映されるまでには数日〜数週間かかる場合があります。

注意点3:ツールだけでは順位は上がらない

Ahrefsはあくまで「分析・調査ツール」であり、使うだけで検索順位が上がるわけではありません。

Ahrefsで得た情報をもとに、実際にコンテンツを改善したり、被リンクを獲得したりするアクションを起こすことが重要です。

注意点4:料金がUSドル建て

Ahrefsの料金はUSドルで設定されているため、為替レートによって日本円での実質負担額が変動します。円安時には予想以上に高額になる可能性があることを念頭に置いておきましょう。

注意点5:クレジット消費に注意

2025年からのクレジット制導入により、各操作でクレジットを消費します。プランの上限を超えると追加課金が発生する場合があるため、使用量を意識しながら利用する必要があります。

よくある質問(FAQ)

Q1. Ahrefsは無料で使えますか?

A. 完全無料のプランはありませんが、「Ahrefs Webmaster Tools(AWT)」を使えば、自社サイトに限り無料で一部機能を利用できます。また、無料の単機能ツール(被リンクチェッカー、キーワードジェネレーターなど)も提供されています。

Q2. 日本語に対応していますか?

A. はい。管理画面の多くが日本語に対応しています。また、日本のキーワードデータも約3.1億件保有しており、日本市場向けのSEO対策に十分活用できます。

Q3. 初心者でも使いこなせますか?

A. Ahrefsは高機能なツールですが、UIが直感的で分かりやすく設計されています。公式のヘルプドキュメントや解説動画も充実しているため、SEOの基礎知識があれば初心者でも使いこなせます。まずは無料のAWTから始めてみることをおすすめします。

Q4. 契約期間の縛りはありますか?

A. 契約期間の縛りはなく、月単位での契約が可能です。いつでも解約でき、解約後は契約期間終了まで利用を継続できます。年払いを選択した場合は、途中解約でも返金はありません。

Q5. 複数のサイトを管理できますか?

A. はい。プランによって登録できるプロジェクト数は異なりますが、複数のサイトを管理できます。代理店など多くのクライアントサイトを管理する場合は、アドバンスドプラン以上がおすすめです。

Q6. Google Search Consoleとの違いは何ですか?

A. Google Search Consoleは自社サイトの検索パフォーマンスを確認する無料ツールですが、競合サイトの分析はできません。Ahrefsは競合サイトも含めた網羅的なSEO分析が可能で、特に被リンク分析やキーワード調査に強みがあります。両者は競合ではなく、併用することで効果を発揮します。

Q7. モバイルアプリはありますか?

A. 2025年1月時点では、Ahrefsの公式モバイルアプリは提供されていません。ただし、ブラウザからモバイルでもアクセスは可能です。本格的な分析作業はPCでの利用をおすすめします。

Q8. Ahrefsのデータはどのくらいの頻度で更新されますか?

A. 被リンクデータは15分ごとに更新されています。キーワードデータは定期的に更新され、日本語キーワードも継続的にデータベースが拡充されています。

Q9. サポートは日本語で受けられますか?

A. Ahrefsのカスタマーサポートは基本的に英語ですが、日本の公式パートナーであるフルスピード社を通じて日本語でのサポートを受けることも可能です。

Q10. SEMrushとAhrefs、どちらがおすすめですか?

A. 用途によって異なります。被リンク分析を重視する場合はAhrefs、PPC広告分析やSNS管理も含めた統合的なマーケティング管理を重視する場合はSEMrushがおすすめです。可能であれば、両方の無料機能や試用版を試して、自社のニーズに合う方を選ぶと良いでしょう。

まとめ:Ahrefsを活用してSEO対策を加速させよう

本記事では、Ahrefsの基本機能から具体的な使い方、料金プラン、無料で使える機能まで徹底解説しました。最後に、重要なポイントをおさらいします。

Ahrefsの特徴:

  • 世界最大級の被リンクデータベース(35兆以上のリンクデータ)
  • 競合サイトの詳細な分析が可能
  • キーワード調査、サイト監査、順位追跡など機能が充実
  • 直感的で使いやすいUI
  • 日本語に対応

料金プラン:

  • スターター:$29/月(初心者向け)
  • ライト:$129/月(小規模サイト向け)
  • スタンダード:$249/月(本格的なSEO対策向け、おすすめ)
  • アドバンスド:$449/月(代理店・大規模サイト向け)

無料で使える機能:

  • Ahrefs Webmaster Tools(AWT):自社サイトの分析が無料
  • 無料ツール群:被リンクチェッカー、キーワードジェネレーターなど

主要ツールの活用法:

  • サイトエクスプローラー:被リンク分析・競合調査
  • キーワードエクスプローラー:キーワード選定・難易度調査
  • サイト監査:技術的SEO問題の発見・改善
  • ランクトラッカー:順位変動のモニタリング
  • コンテンツエクスプローラー:バズコンテンツの発見

Ahrefsは、本格的なSEO対策に取り組む上で非常に強力なツールです。まずは無料のAWTから始めて、Ahrefsの実力を体感してみてください。

競合の動きを把握し、データに基づいた戦略を立てることで、検索順位の向上と安定した集客を実現できるはずです。

SEO対策全般について専門家のサポートを受けたい方は、オムニウェブのSEO対策サービスもぜひご検討ください。Ahrefsを活用した競合分析からコンテンツ制作まで、プロの視点であなたのサイトの成長をサポートいたします。

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