動画編集/撮影

クリニック・歯科:清潔感と安心感を与える「院内紹介動画」の編集ポイント

🚨 2024年 過去最多更新

歯科医院の倒産・廃業
過去最多を記録。
「選ばれる医院」だけが生き残る時代へ

帝国データバンク調査で判明した衝撃のデータ。
厚生労働省の受療行動調査が示す「患者の医院選び」の新常識とは?

786件 2024年 医療機関の
倒産+廃業数
出典:帝国データバンク
77.6% 患者がホームページを
参考にする割合
出典:ドクターズ・ファイル調査
80%↑ 動画導入による
CVR向上効果
出典:HubSpot調査

⚠️ この記事を読む前に知っておいてほしいこと

本記事では、厚生労働省・帝国データバンク・総務省などの公的機関のデータに基づき、 クリニック・歯科医院が生き残るための「院内紹介動画」の具体的な編集テクニックを解説します。 すべてのデータには出典を明記しています。

衝撃の事実:歯科医院の倒産が
過去最多を記録

「コンビニより多い」と言われる歯科医院。その淘汰が、いま過去最多ペースで進んでいることをご存じでしょうか。

📊 帝国データバンク発表(2025年1月22日)

2024年の医療機関(病院・診療所・歯科医院)の倒産は64件休廃業・解散は722件となり、 それぞれ過去最多を更新しました。

特に「歯科医院」の倒産・休廃業は、10年前と比べて2.1倍、 20年前と比べて5.6倍に急増しています。

出典:帝国データバンク「医療機関の倒産・休廃業解散動向調査(2024年)」

倒産件数 休廃業・解散 合計
2014年 24件 344件 368件
2020年 33件 472件 505件
2023年 41件 620件 661件
2024年 64件 ⚠️ 722件 ⚠️ 786件 ⚠️

帝国データバンクの分析によると、2026年には倒産・休廃業の合計が1,000件に達する可能性が高いとされています。

なぜ、これほど多くの医院が消えていくのか?

倒産・廃業の主な要因として、以下が挙げられています。

⚡ 歯科医院を取り巻く5つの危機

  • 供給過剰:全国に約6万6,000件以上の歯科診療所が存在し、限られた患者の奪い合いが激化
  • 経営者の高齢化:経営者の平均年齢が60歳を超え、後継者不在のまま閉院するケースが増加
  • 虫歯治療の減少:予防意識の向上により、主要収入源だった虫歯治療の需要が低下
  • デジタル化対応:マイナ保険証対応など、設備投資の負担が経営を圧迫
  • 人材不足:歯科衛生士などの採用難で、サービス品質の維持が困難に

ポイント

つまり、「ただ開業していれば患者が来る時代」は完全に終わりました。 患者に「選ばれる理由」を明確に打ち出せるかどうかが、生き残りの鍵を握っています。

患者はどうやって
医院を選んでいるのか?

では、患者さんは何を基準に「かかりつけの医院」を決めているのでしょうか? 厚生労働省の調査データが、その答えを示しています。

📊 厚生労働省「受療行動調査」(令和2年)

ふだん医療機関にかかる時に「情報を入手している」患者は、外来で80.0%、入院で83.0%

情報の入手先として最も多いのは「家族・友人・知人の口コミ」(71.1%)。 次いで「医療機関が発信するインターネットの情報」(23.5%)でした。

出典:厚生労働省「令和2(2020)年受療行動調査(概数)の概況」

さらに、民間の調査では、より詳細な患者行動が明らかになっています。

📊 ドクターズ・ファイル調査(n=4,000人)

病院・クリニックを選ぶ際に活用した情報源(複数回答):

順位 情報源 割合
1位 病院・クリニックのホームページ 77.6%
2位 病院・クリニックのポータルサイト 63.4%
3位 友人・知人からのクチコミ 23.7%
4位 SNS 6.8%

出典:株式会社ギミック「ドクターズ・ファイル」調査

患者の約8割がホームページを見て医院を選んでいる。 つまり、Webサイトの「見せ方」が来院数を左右する時代なのです。

患者が「選びたくなる」医院の条件とは?

厚生労働省の同調査では、患者が「病院を選んだ理由」についても調べています。

📊 外来患者が病院を選んだ理由(複数回答)

順位 理由 割合
1位 医師による紹介 38.7%
2位 交通の便がよい 27.9%
3位 専門性が高い医療を提供している 27.0%
4位 家族・友人・知人からのすすめ 17.5%
5位 医師や看護師が親切 15.2%

出典:厚生労働省「令和2(2020)年受療行動調査」

注目すべきは、「医師や看護師が親切」「専門性」といった 実際に来院しないとわからない要素が上位に入っていることです。

しかし、初診の患者さんは来院前にこれらを知る術がありません。 だからこそ、ホームページや動画を通じて「院内の雰囲気」「先生やスタッフの人柄」を 事前に見せることが、来院のハードルを下げる決定的な要因になるのです。

なぜ「動画」が
患者獲得の切り札になるのか

「写真とテキストだけのホームページ」と「動画を活用したホームページ」。 両者の効果には、データで見ると圧倒的な差があります。

📊 動画マーケティングの効果(グローバル調査)

HubSpot調査によると、ランディングページに動画を埋め込むと コンバージョン率が最大で80%向上する可能性があります。

また、メールの件名に「動画」という単語を入れるだけで、 開封率が19%向上、クリック率が65%向上したという結果も報告されています。

出典:HubSpot “The Ultimate Video Marketing Starter Pack”

📊 Wyzowl「動画マーケティング統計2024」

  • 消費者の91%がブランドの製品やサービスに関する解説動画をもっと見たいと回答
  • 消費者の89%が動画を視聴したことが商品やサービスの購入の決め手になったと回答
  • 人々はオンライン動画を1日に平均2.5時間視聴している
  • マーケターの90%が動画マーケティングから良好なROIを得ている

出典:Wyzowl “Video Marketing Statistics 2024”

医療機関における動画活用のメリット

🎬 院内紹介動画で伝えられること

  • 来院前の不安を軽減:どんな建物か、どんな先生か、事前に「見える化」することで心理的ハードルが下がる
  • 他院との差別化:「この医院ならでは」の雰囲気や特徴を視覚的に訴求できる
  • 信頼感の構築:ドクターの顔、話し方、人柄は写真の何倍もの情報量を持つ
  • SEO効果:YouTubeはGoogleに次ぐ検索エンジン。「地域名+歯科」で動画があると検索結果で目立つ

📊 国内動画広告市場の成長

サイバーエージェントとデジタルインファクトの共同調査によると、 2024年の動画広告市場は7,249億円(前年比115.9%)に到達。 2028年には1兆1,471億円に達する見込みです。

動画コンテンツは、もはや「あれば良い」ではなく 「なければ競争に負ける」時代に突入しています。

出典:サイバーエージェント「2024年国内動画広告の市場調査」

清潔感と安心感を伝える
編集テクニック

ここからは、実際に「選ばれる医院」になるための院内紹介動画の具体的な編集ポイントを解説します。

① カラーグレーディング:清潔感を最大化する

医療機関の動画で最も重要なのは「清潔感」です。 色調整(カラーグレーディング)で、その印象を最大限に引き出しましょう。

🎨 推奨する色調設定

  • 明るく、白を基調に:医療機関の「白」を美しく見せる
  • やや寒色寄り:色温度5500K〜6500Kで清潔感・クリーンな印象を演出
  • 彩度は控えめ:派手にならず、落ち着いた印象に(-5〜0%程度)
  • コントラストは適度に:明るすぎて白飛びしないよう注意

蛍光灯の「緑かぶり」に注意

医療機関は蛍光灯照明が多く、映像が緑がかって見えることがあります。 ホワイトバランスをマゼンタ方向に補正するか、HSLでグリーン系の彩度を下げることで対処できます。

② BGMと音響:安心感を演出する

BGMは、患者さんの不安を和らげ、安心感を与える重要な要素です。

🎵 推奨するBGMジャンル

  • ピアノソロ:穏やか、落ち着いた印象
  • アコースティック:温かみ、親しみやすさ
  • アンビエント:静かで邪魔にならない
  • オルゴール調:優しい、癒しの印象(小児科、産婦人科向け)

🚫 避けるべきBGM

アップテンポのポップス、ロック、EDMは医療機関のイメージに合いません。 また、歌詞入りの曲は話の邪魔になるため避けましょう。 テンポは60〜80BPM(ゆったりとした曲)が推奨です。

③ テロップ・グラフィック:信頼感を高める

✏️ 推奨フォント

  • ゴシック体(角丸):柔らかく、親しみやすい印象(M PLUS Rounded 1c、源ノ角ゴシック)
  • 丸ゴシック体:優しく、温かみのある印象(ヒラギノ丸ゴシック)

🎨 推奨カラー

  • :清潔感、明るさ
  • 水色・ライトブルー:清潔感、信頼感
  • ライトグリーン:安心感、癒し
  • ペールピンク:優しさ、温かみ(産婦人科、小児科向け)

🚫 避けるべき色

は血を連想させるため避けましょう。 は重く暗い印象を与えます。 原色の組み合わせも派手すぎて医療機関には不向きです。

④ トランジション:上品に場面を切り替える

✅ 推奨するトランジション

  • カットつなぎ:最も基本的、テンポよく場面を切り替え
  • クロスディゾルブ:穏やかな場面転換(0.5〜1秒程度)
  • ホワイトフェード:「清潔感」を演出、大きなセクションの切り替えに

🚫 避けるべきトランジション

派手なスライド、ワイプ、回転・キューブなどの3D効果、グリッチ・ノイズ系は 医療機関の動画には不向きです。上品さを心がけましょう。

⑤ 動画の構成パターン

📐 スタンダードな院内紹介動画(2〜3分)

時間 内容
0:00-0:05 オープニング(ロゴ、クリニック名)
0:05-0:30 外観、エントランス、受付
0:30-1:00 待合室、院内の様子
1:00-1:30 診察室、設備紹介
1:30-2:00 院長紹介、インタビュー
2:00-2:20 スタッフ紹介
2:20-2:40 診療案内、特徴
2:40-3:00 アクセス、連絡先、エンディング

SNS用ショートバージョンも用意しよう

60〜90秒のショートバージョンを作成すれば、SNS広告やWebサイトのファーストビューにも活用できます。 フル版とショート版の2種類を用意するのがおすすめです。

やってはいけない
NG編集パターン

せっかく動画を作っても、以下のような編集をしてしまうと逆効果になります。

🚫 NG1:不衛生に見える映像

散らかったデスク、汚れた床、使用済みの器具、薄暗い映像は厳禁。 撮影前に徹底的に清掃し、整理整頓された状態で撮影しましょう。 編集でカバーするのではなく、撮影時に注意することが重要です。

🚫 NG2:患者さんのプライバシー侵害

他の患者さんの顔が映り込む、カルテや個人情報が見える、許可なく声が入るなどは厳禁。 診療時間外に撮影するか、映り込みに十分注意しましょう。

🚫 NG3:治療シーンの生々しい映像

口腔内のリアルな映像、注射・採血の瞬間、手術・処置の詳細は恐怖心を煽るため避けましょう。 「治療を受けている」イメージ映像に留め、ドクターとスタッフ、または患者さんの表情(笑顔、リラックス)を映すのが効果的です。

🚫 NG4:押し売り感のあるCTA

「今すぐ予約!」の点滅、「期間限定!初診料無料!」の過度な強調は、 医療機関の信頼を損ねます。 「お気軽にご相談ください」程度の控えめなCTAにしましょう。

医療広告ガイドラインにも注意

厚生労働省の「医療広告ガイドライン」により、医療機関の広告には様々な規制があります。 特に、虚偽・誇大広告、比較優良広告、ビフォーアフター写真の掲載には注意が必要です。 動画もWebサイトと同様に規制対象となります。

まとめ:動画で
「選ばれる医院」になる

本記事では、クリニック・歯科医院の院内紹介動画の編集テクニックについて、 公的機関のデータに基づいて解説してきました。

📝 今日から実践できるポイント

  • 清潔感:明るく、白を基調にしたカラーグレーディング
  • 安心感:穏やかなBGM、ドクター・スタッフの笑顔
  • 信頼感:ドクターの経歴・資格、最新設備の紹介
  • テロップ:丸ゴシック系フォント、水色・白・淡いグリーン
  • トランジション:カットつなぎ、クロスディゾルブ、ホワイトフェード
  • NG回避:不衛生な映像、プライバシー侵害、生々しい治療シーン

2024年、医療機関の倒産・休廃業は過去最多を記録しました。 しかし、これは「選ばれる医院」になるチャンスでもあります。

患者さんにとって、医療機関選びは不安がつきものです。 動画を通じて「ここなら安心して通えそう」という印象を与えることができれば、 来院のハードルを大きく下げられます。

清潔感と安心感を意識した動画編集で、「選ばれる医院」を目指しましょう。

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