「Premiere Proを導入したけど、どこから手をつければいいかわからない」
「機能が多すぎて、何を覚えればいいのか迷っている」
「独学で始めたけど、途中で挫折してしまった」
動画編集を内製化しようとしている企業担当者なら、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。
Adobe Premiere Proは、プロの映像制作者も使用する本格的な動画編集ソフトです。機能が豊富な反面、初心者にとっては「どこから始めればいいのか」がわかりにくいという課題があります。
しかし、実は「まず覚えるべき基本操作」は10個程度に絞られます。この基本を押さえれば、企業の動画制作に必要な編集作業の大部分をこなせるようになります。
この記事では、Premiere Pro初心者がまず覚えるべき基本操作10選を、実際の作業フローに沿って解説します。挫折しないための学習ロードマップも紹介しますので、これから動画編集を始める方はぜひ参考にしてください。
Premiere Proを始める前に知っておくべきこと
基本操作の解説に入る前に、Premiere Proの基礎知識を押さえておきましょう。
Premiere Proとは
Adobe Premiere Proは、Adobeが提供するプロフェッショナル向けの動画編集ソフトウェアです。
【特徴】
・映画、テレビ、YouTubeなど、幅広い映像制作で使用されている
・Windows、Macの両方に対応
・After Effects、Photoshopなど、他のAdobe製品との連携が強力
・サブスクリプション(月額制)で利用
【企業が選ぶ理由】
・業界標準のソフトなので、外注とのやり取りもスムーズ
・豊富なチュートリアルや情報が手に入る
・高品質な動画を制作できる
・アップデートで常に最新機能が使える
必要なPCスペック
Premiere Proを快適に使用するためには、ある程度のPCスペックが必要です。
【最低要件(目安)】
・CPU:Intel第6世代以降 または AMD Ryzen
・メモリ:16GB以上(推奨32GB)
・GPU:4GB以上のVRAM
・ストレージ:SSD推奨、空き容量50GB以上
【快適に使うためのポイント】
・メモリは多いほど良い(4K編集なら32GB以上)
・SSDは必須(HDDだと動作が遅くなる)
・外付けストレージがあると素材管理が楽
画面構成(ワークスペース)の理解
Premiere Proを起動すると、複数のパネルが配置された画面が表示されます。最初は複雑に見えますが、主要なパネルを理解すれば大丈夫です。
【主要なパネル】
・プロジェクトパネル:素材(動画、画像、音声など)を管理する場所
・ソースモニター:素材をプレビューする場所
・プログラムモニター:編集結果をプレビューする場所
・タイムラインパネル:実際に編集作業を行う場所
・ツールパネル:編集に使用するツールが並んでいる
・エフェクトパネル:エフェクトやトランジションを選ぶ場所
最初のうちは、「プロジェクトパネル」「タイムライン」「プログラムモニター」の3つを中心に作業することになります。
基本操作①:プロジェクトの作成と設定
すべての編集作業は、「プロジェクトの作成」から始まります。
新規プロジェクトの作成手順
1. Premiere Proを起動
2. 「新規プロジェクト」をクリック
3. プロジェクト名を入力
4. 保存場所を指定
5. 「作成」をクリック
プロジェクト設定のポイント
【プロジェクト名】
わかりやすい名前をつけましょう。日付や内容を含めると管理しやすくなります。
例:「20260115_商品紹介動画」「YouTube_編集講座_vol1」
【保存場所】
・専用のフォルダを作成して保存
・素材と同じドライブに保存すると管理しやすい
・外付けSSDに保存する場合は、接続を確認
【スクラッチディスク】
一時ファイルの保存場所。SSDを指定すると動作が速くなります。特に変更しなくても問題ありませんが、ストレージ容量に注意。
シーケンスの作成
プロジェクトを作成したら、次に「シーケンス」を作成します。シーケンスは、実際に編集を行う「作業場所」のようなものです。
【シーケンス作成の方法】
方法1:「ファイル」→「新規」→「シーケンス」から作成
方法2:素材をタイムラインにドラッグすると、自動的にシーケンスが作成される(初心者におすすめ)
【シーケンス設定の選び方】
・YouTube向け(横型):1920×1080(フルHD)、フレームレート30fps
・Instagram/TikTok向け(縦型):1080×1920、フレームレート30fps
・高画質が必要な場合:3840×2160(4K)、フレームレート30fpsまたは60fps
迷ったら、素材をタイムラインにドラッグして自動作成する方法が簡単です。素材に合わせた設定で自動的にシーケンスが作られます。
基本操作②:素材の読み込み(インポート)
編集に使用する動画、画像、音声などの素材をプロジェクトに読み込みます。
素材の読み込み方法
【方法1:メニューから読み込み】
「ファイル」→「読み込み」→ファイルを選択
【方法2:ドラッグ&ドロップ】
エクスプローラー(Finder)から、プロジェクトパネルに直接ドラッグ&ドロップ。これが最も簡単です。
【方法3:メディアブラウザー】
メディアブラウザーパネルからファイルを探して読み込み。SDカードやカメラから直接読み込む場合に便利。
素材の整理
素材が増えてくると、管理が大変になります。最初から整理しておく習慣をつけましょう。
【ビン(フォルダ)の活用】
プロジェクトパネル内で右クリック→「新規ビン」でフォルダを作成できます。
おすすめのビン構成:
・映像素材
・音声素材
・画像素材
・BGM
・テロップ
【ファイル名の付け方】
素材のファイル名も、内容がわかるようにしておくと便利です。カメラのデフォルト名(MVI_0001.MP4など)のままだと、後から探すのが大変になります。
基本操作③:タイムラインへの配置
読み込んだ素材をタイムラインに配置して、編集を始めます。
タイムラインへの配置方法
【方法1:ドラッグ&ドロップ】
プロジェクトパネルから素材を選び、タイムラインにドラッグ。最も直感的な方法です。
【方法2:インサート/上書き】
ソースモニターで素材をプレビューし、「,」キー(インサート)または「.」キー(上書き)で配置。正確な位置に配置したいときに便利。
タイムラインの基本構造
タイムラインには、複数の「トラック」があります。
・Vトラック(V1、V2、V3…):映像用のトラック。上のトラックが手前に表示される
・Aトラック(A1、A2、A3…):音声用のトラック
【トラックの使い分け例】
・V1:メインの映像
・V2:テロップ
・V3:ロゴ、ワイプなど
・A1:メインの音声(ナレーションなど)
・A2:BGM
・A3:効果音
再生ヘッドの操作
タイムライン上の青い縦線が「再生ヘッド(プレイヘッド)」です。この位置の映像がプログラムモニターに表示されます。
・クリックで再生ヘッドを移動
・スペースキーで再生/停止
・J、K、Lキーで逆再生、停止、再生(連打で速度変更)
基本操作④:カット編集(トリミング)
動画編集の最も基本的な作業が「カット編集」です。不要な部分を削除し、必要な部分だけを残します。
カット編集の基本ツール
【選択ツール(V)】
クリップを選択、移動するための基本ツール。ショートカットは「V」キー。
【レーザーツール(C)】
クリップを分割(カット)するツール。ショートカットは「C」キー。
カット編集の手順
【方法1:レーザーツールで分割】
1. レーザーツール(C)を選択
2. カットしたい位置でクリック
3. クリップが分割される
4. 選択ツール(V)に戻る
5. 不要なクリップを選択してDeleteキーで削除
【方法2:再生ヘッド位置で分割】
1. 再生ヘッドをカットしたい位置に移動
2. 「Ctrl+K」(Mac:Cmd+K)で分割
3. 不要な部分を選択してDelete
この方法の方が、ツールを切り替えなくて済むので効率的です。
リップル削除
通常の削除(Delete)だと、削除した部分に空白(ギャップ)が残ります。「リップル削除」を使うと、空白を詰めながら削除できます。
・クリップを選択→右クリック→「リップル削除」
・または、Shift+Delete
トリミング(クリップの端を調整)
クリップの開始点や終了点を調整することを「トリミング」と言います。
1. 選択ツール(V)を選択
2. クリップの端にカーソルを合わせる(カーソルの形が変わる)
3. ドラッグして長さを調整
カット編集の詳細なテクニックについては、視聴維持率が変わる!プロが教える「カット」と「間」の編集テクニックも参考にしてください。
基本操作⑤:テロップ(テキスト)の追加
動画にテロップ(字幕、タイトルなど)を追加する方法です。企業の動画では、テロップが非常に重要な役割を果たします。
テキストの追加方法
【エッセンシャルグラフィックスを使う方法】
1. 「ウィンドウ」→「エッセンシャルグラフィックス」でパネルを表示
2. タイムラインで、テロップを入れたい位置に再生ヘッドを移動
3. 「T」キーを押す、または「ファイル」→「新規」→「レガシータイトル」
4. プログラムモニター上でクリックして文字を入力
【より簡単な方法:横書き文字ツール】
1. ツールパネルから「横書き文字ツール」(T)を選択
2. プログラムモニター上でクリック
3. 文字を入力
4. エッセンシャルグラフィックスパネルでスタイルを調整
テロップのスタイル調整
エッセンシャルグラフィックスパネルで、以下の項目を調整できます。
・フォント:書体を選択
・サイズ:文字の大きさ
・カラー:文字の色
・ストローク(境界線):文字の縁取り
・シャドウ:影の追加
・背景:文字の背景(座布団)
テロップの位置調整
・プログラムモニター上でドラッグして移動
・エッセンシャルグラフィックスパネルの「整列と変形」で数値指定
・「整列」ボタンで中央揃えなど
テロップの長さ調整
タイムライン上で、テロップクリップの端をドラッグして表示時間を調整します。通常のクリップと同じ操作です。
テロップのテンプレート化
よく使うテロップのスタイルは、テンプレートとして保存しておくと効率的です。
1. スタイルを設定したテキストを選択
2. エッセンシャルグラフィックスパネルで「スタイルを作成」
3. 名前をつけて保存
4. 次回以降、保存したスタイルを適用できる
テロップの効果的な入れ方については、見やすいテロップ(字幕)の入れ方|フォント・サイズ・色の視認性ルールで詳しく解説しています。
基本操作⑥:BGM・音声の追加と調整
動画にBGMやナレーションを追加し、音量を調整する方法です。
音声素材の追加
映像と同様に、音声ファイルをプロジェクトに読み込み、タイムラインのオーディオトラック(A1、A2など)にドラッグ&ドロップします。
【トラックの使い分け】
・A1:メインの音声(撮影時の音声、ナレーション)
・A2:BGM
・A3:効果音
音量の調整
【方法1:クリップのラバーバンドで調整】
オーディオクリップの中央にある横線(ラバーバンド)を上下にドラッグすると、音量を調整できます。
・上にドラッグ:音量アップ
・下にドラッグ:音量ダウン
【方法2:オーディオクリップミキサーで調整】
「ウィンドウ」→「オーディオクリップミキサー」で、トラックごとの音量を調整できます。
【音量の目安】
・メインの音声(ナレーション):-6dB〜-12dB
・BGM(音声と併用時):-18dB〜-24dB
・効果音:内容に応じて調整
フェードイン/フェードアウト
BGMの開始時や終了時に、音量を徐々に変化させる(フェード)処理を入れると、自然な仕上がりになります。
【方法1:エフェクトを使う】
1. 「エフェクト」パネルで「オーディオトランジション」→「クロスフェード」→「指数フェード」を選択
2. クリップの端にドラッグ&ドロップ
【方法2:キーフレームを使う】
1. オーディオクリップを展開(クリップの左にある三角をクリック)
2. 「ボリューム」の横にあるストップウォッチをクリック
3. キーフレームを追加して音量を調整
音声のノイズ除去
撮影時に入ってしまったノイズを軽減する方法です。
1. オーディオクリップを選択
2. 「エフェクト」パネルで「クロマノイズ除去」を検索
3. クリップにドラッグ&ドロップ
4. 「エフェクトコントロール」パネルで強度を調整
BGMの選び方については、BGMと効果音(SE)の選び方で印象は激変!動画のクオリティを上げる音響術も参考になります。
基本操作⑦:トランジション(場面転換)の追加
クリップとクリップの間に「トランジション」を追加することで、場面転換をスムーズにできます。
トランジションの追加方法
1. 「エフェクト」パネルを開く
2. 「ビデオトランジション」を展開
3. 使いたいトランジションを選択
4. クリップとクリップの境目にドラッグ&ドロップ
よく使うトランジション
【クロスディゾルブ】
最も基本的なトランジション。前のクリップがフェードアウトしながら、次のクリップがフェードインする。自然で使いやすい。
【ディップトゥブラック/ホワイト】
一度黒(または白)になってから次のシーンに切り替わる。シーンの区切りを明確にしたいときに。
【ワイプ】
一方向から次のシーンが押し出すように切り替わる。やや古い印象になることも。
トランジションの長さ調整
タイムライン上で、トランジションの端をドラッグすると長さを調整できます。
・短い(0.5秒程度):テンポが速くなる
・長い(1〜2秒):ゆったりした印象
トランジションを使いすぎない
初心者がやりがちな失敗の一つが、トランジションの使いすぎです。
・派手なトランジションは控えめに
・ほとんどの場面転換は「カット(直接切り替え)」で十分
・トランジションは「意味のある場面転換」に使う
ビジネス動画では、クロスディゾルブとディップトゥブラック程度を覚えておけば十分です。
基本操作⑧:色補正(カラーコレクション)の基本
撮影した映像の色味を調整する作業です。基本的な調整だけでも、映像の印象が大きく変わります。
Lumetriカラーパネル
Premiere Proの色補正は、「Lumetriカラー」パネルで行います。
「ウィンドウ」→「Lumetriカラー」でパネルを表示。
基本的な調整項目
【基本補正】
・露光量:全体の明るさ
・コントラスト:明暗の差
・ハイライト:明るい部分の調整
・シャドウ:暗い部分の調整
・ホワイト:最も明るい部分
・ブラック:最も暗い部分
・彩度:色の鮮やかさ
【ホワイトバランス】
・色温度:暖色(オレンジ)↔ 寒色(青)
・色かぶり補正:緑 ↔ マゼンタ
基本的な補正の手順
1. 補正したいクリップを選択
2. Lumetriカラーパネルを開く
3. 「基本補正」セクションで調整
【よくある調整】
・室内撮影で暗い → 露光量を上げる
・コントラストが弱い → コントラストを上げる
・色が青っぽい(蛍光灯下など)→ 色温度を上げて暖色に
・色が薄い → 彩度を上げる
複数クリップへの適用
同じ設定を複数のクリップに適用したい場合は、「調整レイヤー」を使う方法が便利です。
1. 「ファイル」→「新規」→「調整レイヤー」
2. 調整レイヤーをタイムラインに配置(映像クリップの上のトラック)
3. 調整レイヤーに色補正を適用
4. 調整レイヤーの下にあるすべてのクリップに効果が適用される
基本操作⑨:書き出し(エクスポート)
編集が完了したら、動画ファイルとして書き出します。
書き出しの手順
1. タイムラインをクリックして選択
2. 「ファイル」→「書き出し」→「メディア」(またはCtrl+M / Cmd+M)
3. 書き出し設定画面が開く
4. 設定を確認して「書き出し」をクリック
書き出し設定のポイント
【形式】
ほとんどの場合「H.264」を選択。最も汎用性の高い形式です。
【プリセット】
・YouTube向け:「YouTube 1080p フルHD」または「YouTube 4K」
・汎用:「高品質 1080p HD」
・SNS向け:「Twitter 1080p」など
プリセットを選ぶと、細かい設定が自動的に決まります。
【出力名と保存場所】
・出力名:わかりやすいファイル名を入力
・保存場所:出力先フォルダを指定
用途別の推奨設定
【YouTube向け】
・形式:H.264
・解像度:1920×1080(フルHD)または3840×2160(4K)
・フレームレート:30fpsまたは60fps
・ビットレート:10〜20Mbps(フルHD)、30〜60Mbps(4K)
【Instagram/TikTok向け(縦型)】
・形式:H.264
・解像度:1080×1920
・フレームレート:30fps
・ビットレート:10〜15Mbps
【社内共有向け(軽量)】
・形式:H.264
・解像度:1280×720(HD)
・ビットレート:5〜8Mbps
書き出し時間を短縮するコツ
・Media Encoderを使用(バックグラウンドで書き出しながら、別の作業ができる)
・GPU(ハードウェア)エンコードを有効化
・不要なエフェクトを削除
基本操作⑩:プロジェクトの保存とバックアップ
作業中のデータを失わないために、適切な保存とバックアップが重要です。
プロジェクトの保存
【手動保存】
・Ctrl+S(Mac:Cmd+S)で保存
・こまめに保存する習慣をつける
【自動保存の設定】
Premiere Proは自動保存機能があります。
「編集」→「環境設定」→「自動保存」で設定。
・自動保存の間隔(5〜15分程度がおすすめ)
・最大プロジェクトバージョン数
別名保存(バージョン管理)
編集の節目で「別名で保存」しておくと、後から前のバージョンに戻れます。
例:「商品紹介動画_v1.prproj」→「商品紹介動画_v2.prproj」→「商品紹介動画_final.prproj」
プロジェクトのバックアップ
【外部ストレージへのバックアップ】
プロジェクトファイル(.prproj)と素材を、外付けHDDやクラウドストレージにバックアップ。
【プロジェクトマネージャーの活用】
「ファイル」→「プロジェクトマネージャー」で、プロジェクトと使用している素材をまとめてコピーできます。別のPCに移動する場合や、アーカイブする場合に便利。
効率アップのためのショートカットキー
ショートカットキーを覚えると、作業効率が大幅に上がります。まずは以下のキーから覚えましょう。
必須ショートカット10選
・スペース:再生/停止
・V:選択ツール
・C:レーザーツール(カット)
・Ctrl+K(Cmd+K):再生ヘッド位置でカット
・Ctrl+Z(Cmd+Z):元に戻す
・Ctrl+S(Cmd+S):保存
・Ctrl+M(Cmd+M):書き出し
・J、K、L:逆再生、停止、再生
・+、-:タイムラインのズームイン/アウト
・¥(バックスラッシュ):タイムライン全体を表示
覚えておくと便利なショートカット
・Shift+Delete:リップル削除
・Q:先頭をトリミング
・W:末尾をトリミング
・Ctrl+D(Cmd+D):デフォルトのトランジションを適用
・T:文字ツール
挫折しないための学習ロードマップ
Premiere Proを効率よく習得するための学習ロードマップを紹介します。
Week 1:基本操作を覚える
目標:シンプルな動画を1本完成させる
学ぶこと:
・プロジェクト作成
・素材の読み込み
・タイムラインへの配置
・カット編集
・書き出し
練習方法:
・スマホで撮った1〜2分の動画を読み込み
・不要な部分をカット
・書き出して完成
Week 2:テロップと音声を追加
目標:テロップとBGM入りの動画を完成させる
学ぶこと:
・テロップの追加と編集
・BGMの追加と音量調整
・フェードイン/フェードアウト
練習方法:
・Week 1で作った動画にテロップを追加
・著作権フリーのBGMを追加
・音量バランスを調整
Week 3:トランジションと色補正
目標:見た目にこだわった動画を完成させる
学ぶこと:
・トランジションの追加
・基本的な色補正
・調整レイヤーの使い方
練習方法:
・複数のクリップをつなげてトランジションを適用
・Lumetriカラーで色味を調整
・全体の統一感を出す
Week 4:実践プロジェクト
目標:実際に使える動画を1本完成させる
取り組むこと:
・商品紹介動画、会社紹介動画など、実際の目的を持った動画を制作
・企画から完成までを一人で行う
・フィードバックをもらって改善
Month 2以降:応用スキルの習得
基本ができたら、以下のスキルを順次習得していきます。
・エフェクトの活用
・キーフレームアニメーション
・マルチカメラ編集
・After Effectsとの連携
・効率的なワークフローの構築
学習のコツ
【実際に手を動かす】
チュートリアルを見るだけでなく、必ず自分で同じ操作をしてみる。
【小さなプロジェクトから】
いきなり大作を作ろうとせず、1〜2分の短い動画から始める。
【完璧を求めすぎない】
最初から完璧な動画は作れません。まずは「完成させる」ことを目標に。
【定期的に作る】
間隔が空くと忘れてしまいます。週に1本など、定期的に動画を作る習慣を。
よくあるトラブルと解決方法
初心者がつまずきやすいトラブルと、その解決方法を紹介します。
トラブル1:動作が重い、カクカクする
解決方法:
・プレビュー画質を下げる(プログラムモニター下部の「フル」を「1/4」に)
・プロキシを作成する(低解像度のファイルで編集し、書き出し時に元素材を使用)
・不要なアプリを閉じる
・PCのメモリを増設する
トラブル2:素材がオフライン(リンク切れ)になった
解決方法:
・素材ファイルを移動・削除した場合に発生
・オフラインのクリップを右クリック→「メディアをリンク」
・元のファイルを指定してリンクを復旧
トラブル3:書き出した動画の画質が悪い
解決方法:
・ビットレートを上げる
・「最高レンダリング品質を使用」にチェック
・シーケンス設定が素材に合っているか確認
トラブル4:音が出ない
解決方法:
・トラックがミュートになっていないか確認(トラックヘッダーの「M」)
・オーディオトラックにクリップが配置されているか確認
・PCの音声出力設定を確認
・Premiere Proの環境設定→「オーディオハードウェア」を確認
トラブル5:Premiere Proがクラッシュした
解決方法:
・自動保存されたプロジェクトから復旧(自動保存フォルダを確認)
・Premiere Proを再起動
・PCを再起動
・Creative Cloudからアプリを修復
まとめ
この記事では、Premiere Pro初心者がまず覚えるべき基本操作10選と、挫折しないための学習ロードマップを解説しました。
【基本操作10選】
1. プロジェクトの作成と設定
2. 素材の読み込み(インポート)
3. タイムラインへの配置
4. カット編集(トリミング)
5. テロップ(テキスト)の追加
6. BGM・音声の追加と調整
7. トランジション(場面転換)の追加
8. 色補正(カラーコレクション)の基本
9. 書き出し(エクスポート)
10. プロジェクトの保存とバックアップ
【学習のポイント】
・まずは基本操作を覚えて、シンプルな動画を完成させる
・実際に手を動かして練習する
・小さなプロジェクトから始める
・完璧を求めすぎず、まず完成させる
・定期的に動画を作る習慣をつける
Premiere Proは機能が豊富ですが、基本操作を押さえれば、企業の動画制作に必要な編集作業の大部分をこなせるようになります。
この記事を参考に、動画編集のスキルを身につけていきましょう。
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