LINE広告とは?国内最大級のリーチを誇る広告プラットフォーム
LINE広告は、コミュニケーションアプリ「LINE」およびLINE関連サービスに広告を配信できる広告プラットフォームです。LINEは日本国内で月間9,600万人以上が利用する、まさに国民的なアプリです。
LINE広告の最大の特徴は、その圧倒的なリーチ力にあります。日本の人口の約76%がLINEを利用しており、他のSNSではリーチできないユーザー層にもアプローチできます。特に、FacebookやInstagram、X(Twitter)をあまり使わない層にも届けられるのが大きな強みです。
LINE広告が多くの企業に選ばれる理由は主に以下の4点です。
1. 圧倒的なユーザー数とアクティブ率
月間アクティブユーザー9,600万人以上、毎日LINEを使うユーザーは86%と、非常に高いアクティブ率を誇ります。広告を配信すれば、多くのユーザーに確実にリーチできます。
2. 幅広い年齢層にリーチ可能
LINEは10代から60代以上まで、幅広い年齢層に利用されています。特に他のSNSと比較して、40代以上のユーザー比率が高いのが特徴です。
3. 多彩な配信面
LINEのトークリスト、LINE NEWS、LINE VOOM、LINEマンガ、LINEポイントなど、多様な配信面に広告を出稿できます。ユーザーの様々なタイミングでアプローチが可能です。
4. 精度の高いターゲティング
LINEが保有するユーザーデータを活用した詳細なターゲティングが可能です。年齢、性別、地域、興味関心、行動データなどを組み合わせて、ターゲットにピンポイントで広告を届けられます。
本記事では、LINE広告の特徴から始め方、効果的な運用方法まで詳しく解説します。SNS広告の種類と選び方で他のプラットフォームと比較検討している方も、ぜひ参考にしてください。
LINE広告の配信面を理解する

LINE広告は、LINE本体アプリだけでなく、LINEファミリーサービスやLINE広告ネットワークにも配信されます。それぞれの配信面の特徴を理解しておきましょう。
LINE本体の配信面
トークリスト
LINEアプリを開いて最初に表示される「トーク一覧」の最上部に表示される広告です。LINEユーザーが最も頻繁に目にする場所であり、圧倒的なリーチ力があります。
特徴:
・アクティブ率が最も高い配信面
・すべてのLINEユーザーにリーチ可能
・視認性が非常に高い
・クリック単価は比較的高め
LINE NEWS
LINEアプリ内のニュースタブに表示される広告です。ニュース記事を読んでいるユーザーにリーチできます。
特徴:
・情報感度の高いユーザーが多い
・記事形式のネイティブ広告として表示
・ニュースに関心のあるユーザーにアプローチ
・男女比はほぼ均等
LINE VOOM(旧タイムライン)
LINEの動画プラットフォーム「LINE VOOM」内に表示される広告です。縦型動画が流れるフィード形式で、TikTokやInstagramリールに近い体験を提供します。
特徴:
・動画広告との相性が良い
・若年層の利用が比較的多い
・エンターテインメント性のあるコンテンツが好まれる
・縦型フルスクリーン動画に対応
LINEウォレット
LINE Pay、LINEポイントなどの金融サービスを利用するユーザーが訪れる「ウォレット」タブに表示される広告です。
特徴:
・お金に関心のあるユーザーにリーチ
・LINE Pay利用者へのアプローチが可能
・月間5,000万人以上が訪問
LINEホーム
LINEアプリのホームタブ(プロフィール画面への入り口)に表示される広告です。
LINEファミリーサービスの配信面
LINEマンガ
電子コミックサービス「LINEマンガ」内に表示される広告です。マンガを読んでいるユーザーにリーチできます。
特徴:
・若年層(10代〜20代)の利用が多い
・エンタメに関心のあるユーザー
・広告視聴でポイントがもらえるリワード広告も配信可能
LINE MUSIC
音楽ストリーミングサービス「LINE MUSIC」内に表示される広告です。
特徴:
・音楽に関心のあるユーザーにリーチ
・若年層の利用が中心
・プレミアムユーザー以外に配信
LINEポイントクラブ
LINEポイントを貯めたり使ったりできるサービス内の広告です。
特徴:
・ポイント獲得目的のユーザーが多い
・40代〜50代の利用も多い
・動画視聴型のリワード広告と相性が良い
LINEショッピング
ECサイトでの買い物でLINEポイントが貯まるサービス内の広告です。
特徴:
・購買意欲の高いユーザーにリーチ
・ECサイトへの送客に効果的
・女性ユーザーの比率が高い
LINEチラシ
デジタルチラシサービス「LINEチラシ」内の広告です。
特徴:
・主婦層へのリーチに強い
・地域の実店舗への送客に効果的
・お買い得情報に敏感なユーザー
LINEクーポン
クーポンサービス内の広告です。お得な情報を探しているユーザーにリーチできます。
LINEマイカード
ポイントカードやメンバーズカードをまとめて管理できるサービス内の広告です。
LINE広告ネットワーク
LINE広告ネットワークは、LINEと提携している外部アプリやウェブサイトに広告を配信する仕組みです。LINEのサービス外にもリーチを広げることができます。
特徴:
・LINEファミリー以外にも配信可能
・多数の提携メディアに一括配信
・リーチを大幅に拡大できる
・配信面のコントロールは限定的
LINE広告のターゲティング機能

LINE広告では、様々なターゲティング機能を使って、広告を届けたいユーザーを絞り込むことができます。
デモグラフィックターゲティング
年齢
14歳以下、15〜19歳、20〜24歳、25〜29歳、30〜34歳、35〜39歳、40〜44歳、45〜49歳、50〜54歳、55〜59歳、60〜64歳、65歳以上から選択できます。
性別
男性、女性、指定なしから選択できます。
地域
都道府県単位、市区町村単位で設定できます。また、特定の地点から半径○kmというエリアターゲティングも可能です。店舗ビジネスでは、店舗周辺のユーザーにピンポイントで配信できます。
OS
iOS、Androidを指定できます。アプリのプロモーションなどで活用します。
詳細ターゲティング
興味関心
ユーザーの興味関心に基づいたターゲティングが可能です。
主なカテゴリ:
・ゲーム
・デジタル機器・家電
・スポーツ
・職業・ビジネス
・ファッション
・家・インテリア・園芸
・テレビ・映画
・音楽
・教育・学習・資格
・金融
・健康
・自動車
・旅行
・エンタメ
・ショッピング
・書籍・マンガ
・飲食
・美容・コスメ など
行動
ユーザーの行動データに基づいたターゲティングです。
例:
・転居(引っ越し予定、最近引っ越した)
・ライフイベント(結婚、出産など)
・購買行動(ECサイトでの購入頻度など)
・モバイル端末の変更
属性
ユーザーの属性に基づいたターゲティングです。
例:
・配偶者の有無
・子供の有無
・推定収入
・職業
・誕生日
オーディエンス配信
自社で保有するデータやLINE上の行動データを活用して、特定のユーザー群に配信する方法です。
オーディエンスの種類
顧客データ配信
自社の顧客リスト(電話番号、メールアドレス、IDFA/AAIDなど)をアップロードして、該当するLINEユーザーに配信します。
ウェブトラフィックオーディエンス
LINE Tagを設置したウェブサイトの訪問者データをもとにオーディエンスを作成します。いわゆるリマーケティングに使用します。
モバイルアプリオーディエンス
自社アプリの利用者データをもとにオーディエンスを作成します。
LINE公式アカウントの友だちオーディエンス
LINE公式アカウントの友だちやブロックしていない友だちをターゲットにできます。
動画視聴オーディエンス
過去に配信した動画広告を視聴したユーザーをオーディエンスとして作成します。
画像クリックオーディエンス
過去に配信した画像広告をクリックしたユーザーをオーディエンスとして作成します。
類似オーディエンス
作成したオーディエンスに類似した特徴を持つユーザーを、LINE広告のAIが自動的に探し出す機能です。
類似度は1%〜15%の範囲で設定可能で、数値が小さいほど類似度が高く、大きいほどリーチが広がります。
効果的なソースオーディエンス:
・コンバージョンしたユーザー
・LINE公式アカウントの友だち
・高LTV顧客のリスト
類似オーディエンスの活用については、Meta広告のターゲティング設定を極めるでも詳しく解説しています。考え方は共通する部分が多いので参考にしてください。
LINE広告のフォーマットとクリエイティブ

LINE広告では、様々な広告フォーマットが用意されています。配信面やキャンペーン目的に合わせて、最適なフォーマットを選びましょう。
Card(カード)
横長の画像または動画を使用する、最も汎用的な広告フォーマットです。
推奨サイズ:
・静止画:1200×628px
・動画:画面比率16:9
特徴:
・多くの配信面に対応
・情報を横長に展開できる
・商品画像やイメージビジュアルに適している
Square(スクエア)
正方形の画像または動画を使用する広告フォーマットです。
推奨サイズ:
・静止画:1080×1080px
・動画:画面比率1:1
特徴:
・Instagram広告と同じサイズで流用しやすい
・縦のスペースを有効活用できる
・商品を大きく見せられる
Vertical(バーティカル)
縦型の画像または動画を使用する広告フォーマットです。LINE VOOMでの配信に最適です。
推奨サイズ:
・静止画:1080×1920px
・動画:画面比率9:16
特徴:
・LINE VOOMでフルスクリーン表示
・没入感のある体験を提供
・TikTokやInstagramストーリーズと同様の縦型フォーマット
カルーセル
複数の画像や動画を横にスワイプして閲覧できる広告フォーマットです。最大10枚まで設定可能です。
推奨サイズ:
・静止画:1080×1080px
特徴:
・複数の商品を一度に紹介できる
・ストーリー仕立ての訴求が可能
・各カードに異なるリンク先を設定可能
画像+テキスト
画像の上にタイトルと説明文が表示される広告フォーマットです。
特徴:
・ニュース記事風のネイティブな表示
・LINE NEWSなどでの配信に適している
・テキストでの訴求が効果的なケースに
動画広告のポイント
LINE広告では動画広告も効果的です。以下のポイントを押さえて制作しましょう。
推奨の長さ
・5秒〜60秒が配信可能
・推奨は15秒〜30秒
・冒頭3秒で興味を引くことが重要
ファイル仕様
・ファイル形式:MP4、MOV
・ファイルサイズ:最大1GB
・ビットレート:最大8Mbps
制作のコツ
・音声OFFでも内容が伝わるよう字幕を入れる
・冒頭でブランドや商品を提示
・CTAは動画の最後に明確に
クリエイティブ制作の詳細については、SNS広告のクリエイティブ制作の基本も参考にしてください。
LINE広告アカウントの開設方法
LINE広告を始めるためのアカウント開設手順を解説します。
Step1:LINEビジネスIDの作成
LINE広告を利用するには、まずLINEビジネスIDが必要です。
1. LINE for Businessのサイト(https://www.linebiz.com/)にアクセス
2. 「アカウントを作成」をクリック
3. メールアドレスまたはLINEアカウントで登録
4. 必要情報を入力してビジネスIDを作成
Step2:LINE広告アカウントの作成
1. LINE広告の管理画面(https://admanager.line.biz/)にアクセス
2. LINEビジネスIDでログイン
3. 「広告アカウントを作成」をクリック
4. 以下の情報を入力:
・広告アカウント名
・請求先情報
・ビジネスタイプ(法人/個人事業主)
・業種
・取り扱い商材
・ウェブサイトURL
5. 利用規約に同意して作成
Step3:審査を通過する
LINE広告では、アカウント作成時と広告配信時に審査があります。
審査でチェックされるポイント
・広告主の業種が出稿可能かどうか
・ウェブサイトが適切に運営されているか
・広告内容がLINEのポリシーに準拠しているか
出稿できない業種・商材の例
・宗教関連
・ギャンブル関連(公営競技を除く)
・アダルト関連
・出会い系
・連鎖販売取引(MLM)
・たばこ、電子タバコ
・武器、火薬類
・政党
・その他LINE社が不適切と判断したもの
審査には通常1〜3営業日程度かかります。
Step4:支払い方法を設定する
広告を配信するには、支払い方法の設定が必要です。
利用可能な支払い方法:
・クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、AMEX、Diners Club)
・請求書払い(審査あり)
1. 管理画面の「設定」→「支払い方法」を開く
2. クレジットカード情報を入力
3. 保存して完了
LINE広告キャンペーンの作成手順

アカウントの準備ができたら、実際に広告キャンペーンを作成していきましょう。
キャンペーン目的を選択する
LINE広告では、以下のキャンペーン目的から選択します。
ウェブサイトへのアクセス
ウェブサイトへの誘導を目的とした配信です。ランディングページへのトラフィックを増やしたい場合に選択します。
ウェブサイトコンバージョン
ウェブサイトでのコンバージョン(購入、問い合わせなど)を目的とした配信です。LINE Tagの設置が必要です。
アプリのインストール
アプリのインストールを促進する配信です。
アプリのエンゲージメント
すでにアプリをインストールしているユーザーに、アプリの利用を促す配信です。
友だち追加
LINE公式アカウントの友だち追加を促進する配信です。詳しくはLINE広告の友だち追加広告で顧客リストを構築する方法で解説しています。
動画の再生
動画広告の視聴を目的とした配信です。ブランド認知向上に適しています。
リーチ
できるだけ多くのユーザーに広告を見せることを目的とした配信です。
商品フィードから販売(旧:ダイナミック広告)
商品フィードを使って、ユーザーの興味に応じた商品を自動的に広告表示します。ECサイト向けの機能です。
広告グループを設定する
キャンペーンを作成したら、広告グループを設定します。
ターゲティング設定
前述のターゲティング機能を使って、広告を配信するユーザーを設定します。
・地域
・年齢
・性別
・詳細ターゲティング(興味関心、行動、属性)
・オーディエンス
配信先設定
広告を配信する場所を設定します。
・自動配置(推奨):LINE広告のAIが最適な配信面を自動選択
・配置を編集:配信面を手動で選択
初めての配信では「自動配置」がおすすめです。データが蓄積されてから、効果の高い配信面に絞り込むことも可能です。
最適化と入札
・入札方法:自動入札(推奨)または手動入札
・入札戦略:イベント単価の上限、入札額の上限など
・課金方式:クリック課金(CPC)、インプレッション課金(CPM)など
予算とスケジュール
・1日の予算:1日あたりの上限金額を設定
・通算予算:キャンペーン期間全体での上限金額を設定
・配信期間:開始日と終了日を設定
最低予算の目安として、1日1,000円〜3,000円程度から始めることをおすすめします。
広告クリエイティブを設定する
最後に、実際にユーザーに表示される広告クリエイティブを設定します。
設定項目
・広告名:管理用の名前
・広告フォーマット:Card、Square、Verticalなど
・画像/動画:広告に使用するメディアをアップロード
・タイトル:広告のタイトル(最大20文字)
・ディスクリプション:説明文(最大75文字)
・ボタン:CTAボタンのテキストを選択
・ランディングページURL:クリック時の遷移先
クリエイティブ作成のポイント
・画像内テキストは少なめに(20%以下が目安)
・商品やサービスの魅力がひと目で伝わるビジュアル
・タイトルはキャッチーで具体的に
・CTAボタンは目的に合ったものを選択
LINE Tagの設置とコンバージョン計測
LINE広告の効果を正確に測定するには、「LINE Tag」の設置が必要です。
LINE Tagとは
LINE Tagは、Meta広告のピクセルに相当するもので、ウェブサイトに設置するトラッキングコードです。LINE Tagを設置することで、以下のことが可能になります。
・コンバージョン計測
・リマーケティング用オーディエンスの作成
・広告配信の最適化
LINE Tagの種類
ベースコード
すべてのページに設置する基本のコードです。ページビューの計測と、LINE Tagの初期化を行います。
コンバージョンコード
コンバージョンが発生するページ(サンキューページなど)に設置します。
カスタムイベントコード
特定の行動(カート追加、会員登録など)を計測するためのコードです。
LINE Tagの設置方法
1. LINE広告管理画面の「レポートと計測」→「トラッキング(LINE Tag)」を開く
2. 「LINE Tagを発行」をクリック
3. ベースコードをコピー
4. ウェブサイトのすべてのページの<head>タグ内に貼り付け
5. コンバージョンコードを取得し、サンキューページに追加設置
WordPressの場合は、プラグインを使用するか、テーマのheader.phpに直接設置します。
コンバージョンの設定
1. 管理画面の「レポートと計測」→「コンバージョン」を開く
2. 「コンバージョンを作成」をクリック
3. 以下の項目を設定:
・コンバージョン名
・コンバージョンタイプ(購入、登録、リードなど)
・コンバージョン計測方法(LINE Tag、URL指定など)
・カウント方法(毎回カウント、ユニークカウント)
4. 保存して完了
コンバージョン設定の詳細については、コンバージョン設定の基本と正しい計測方法も参考にしてください。
LINE広告の運用と最適化のコツ
LINE広告で成果を出すための運用のコツを紹介します。
初期運用のポイント
学習期間を理解する
LINE広告では、配信開始から一定期間、AIが最適な配信先を学習する「学習期間」があります。この期間中はパフォーマンスが安定しないことがありますが、データが蓄積されるにつれて改善されます。
学習期間の目安:
・約1週間程度
・40〜50件以上のコンバージョンが蓄積されると安定
予算設定のコツ
学習を効率的に進めるためには、ある程度の予算が必要です。予算が少なすぎると、十分なデータが集まらず最適化が進みません。
目安:
・最低でも1日1,000円以上
・理想的には1日3,000円〜10,000円
ターゲティングは広めから始める
最初からターゲットを絞りすぎると、配信量が確保できず学習が進みません。まずは広めに設定し、データを見ながら徐々に絞り込んでいくアプローチがおすすめです。
効果測定と改善
見るべき指標
・インプレッション数:広告が表示された回数
・クリック数/CTR:広告がクリックされた回数/率
・コンバージョン数/CVR:成果が発生した回数/率
・CPC:1クリックあたりの費用
・CPA:1コンバージョンあたりの費用
・ROAS:広告費に対する売上の割合
各指標の詳細については、広告効果測定の基本指標を参照してください。
改善の進め方
・CTRが低い → クリエイティブを改善(画像、コピー)
・CVRが低い → ランディングページを改善、ターゲティングを見直し
・CPCが高い → ターゲティングを広げる、入札戦略を見直し
・CPAが高い → 全体的な見直し、類似オーディエンスの活用
クリエイティブのABテスト
複数のクリエイティブを同時に配信し、効果を比較するABテストを実施しましょう。
テストする要素:
・画像のパターン(人物あり vs 商品のみ、色合いの違いなど)
・タイトルのパターン(訴求ポイントの違い)
・フォーマットの違い(Card vs Square)
・動画 vs 静止画
1回のテストで変更する要素は1つに絞り、どの要素が効果に影響したかを明確にしましょう。
ABテストの詳細については、ABテストの設計と実践方法を参考にしてください。
LINE公式アカウントとの連携
LINE広告とLINE公式アカウントを連携させることで、より効果的なマーケティングが実現できます。
連携のメリット
・友だち追加広告で効率的に友だちを獲得
・友だちへのメッセージ配信で継続的なコミュニケーション
・友だちのデータを活用したターゲティング
・クーポンやキャンペーン情報の配信
活用例
1. LINE広告で友だち追加を促進
2. 友だちになったユーザーにステップメッセージを配信
3. リッチメニューでウェブサイトやECサイトに誘導
4. 友だちの類似オーディエンスで新規ユーザーを獲得
業種別LINE広告活用のポイント

LINE広告の活用方法は、業種によって異なります。主要な業種別のポイントを紹介します。
EC・通販
おすすめの施策
・商品フィードを使ったダイナミック広告
・カート放棄ユーザーへのリマーケティング
・購入者の類似オーディエンスで新規獲得
・LINEショッピング面への配信
クリエイティブのコツ
・商品画像を大きく見せる
・価格や割引率を明示
・期間限定のオファーで緊急性を演出
詳しくはECサイトの広告運用戦略もご覧ください。
店舗ビジネス(飲食・美容など)
おすすめの施策
・店舗周辺へのエリアターゲティング
・LINE公式アカウントの友だち追加広告
・友だち追加後のクーポン配布で来店促進
・LINEチラシ面への配信
クリエイティブのコツ
・店舗の外観や内装、料理写真などを使用
・「〇〇駅から徒歩○分」など立地をアピール
・初回限定クーポンで来店のきっかけを作る
詳しくは飲食店の広告運用戦略や美容室・サロンの広告運用戦略もご覧ください。
アプリ
おすすめの施策
・アプリインストールキャンペーン
・休眠ユーザーへのリエンゲージメント広告
・アプリ利用者の類似オーディエンスで新規獲得
・LINEマンガ、LINE MUSIC面への配信(若年層向けアプリの場合)
クリエイティブのコツ
・アプリの画面キャプチャを見せる
・アプリの主要な機能やメリットを訴求
・「無料」「簡単」などハードルの低さをアピール
BtoB
おすすめの施策
・職業や業界でのターゲティング
・ホワイトペーパーダウンロードでリード獲得
・ウェビナー集客
・LINE公式アカウントで継続的な情報提供
クリエイティブのコツ
・ビジネスパーソンに響く課題解決型の訴求
・数字やデータを使った具体的なベネフィット
・「無料資料」「セミナー参加」など次のアクションを明確に
詳しくはBtoBビジネスの広告運用戦略もご覧ください。
LINE広告と他の広告媒体の使い分け
LINE広告を効果的に活用するためには、他の広告媒体との使い分けも重要です。
LINE広告とMeta広告(Facebook/Instagram)の違い
LINE広告の強み
・国内ユーザー数No.1(9,600万人)
・40代以上のユーザーへのリーチに強い
・他のSNSを使わない層にもアプローチ可能
・LINE公式アカウントとの連携
Meta広告の強み
・詳細なターゲティング精度
・クリエイティブの柔軟性
・グローバルなリーチ
・InstagramとFacebookへの一括配信
使い分けの考え方
・40代以上をターゲットにする場合 → LINE広告を優先
・若年女性(10代〜30代)をターゲット → Instagram広告を優先
・BtoBでビジネス層をターゲット → Facebook広告を優先
・国内で最大リーチを取りたい → LINE広告を活用
・両方を併用して相互補完するのがベスト
Meta広告についてはMeta広告の始め方を参照してください。
LINE広告とGoogle広告の違い
LINE広告(プッシュ型)
・ユーザーが何かを探しているわけではないタイミングで配信
・興味関心や属性に基づいてアプローチ
・認知拡大、潜在顧客の掘り起こしに強い
Google検索広告(プル型)
・ユーザーが能動的に検索しているタイミングで配信
・すでにニーズが顕在化しているユーザーにアプローチ
・即効性の高いコンバージョン獲得に強い
併用のすすめ
LINE広告で認知を広げ、Google検索広告で刈り取るという組み合わせが効果的です。広告とSEO・MEOの使い分け戦略も参考にしてください。
LINE広告でよくある失敗と対策
最後に、LINE広告運用でよくある失敗パターンと、その対策を紹介します。
失敗1:ターゲットを絞りすぎる
問題
「できるだけピンポイントで届けたい」と考え、年齢、性別、興味関心などを細かく設定しすぎる。結果、オーディエンスサイズが小さくなり、配信量が確保できない。
対策
・最初は広めに設定し、データを見て絞り込む
・自動配置を活用してAIに最適化を任せる
・類似オーディエンスでリーチを広げる
失敗2:学習期間中に設定を変更してしまう
問題
配信開始後すぐに成果が出ないため、焦ってターゲティングや予算を大幅に変更。学習がリセットされてしまう。
対策
・学習期間(約1週間)は大きな変更を避ける
・予算変更は20%以内にとどめる
・まずはデータを蓄積することを優先
失敗3:クリエイティブが1パターンしかない
問題
1種類のクリエイティブだけで配信を続け、効果検証ができない。また、クリエイティブの疲弊にも気づけない。
対策
・最初から複数パターンのクリエイティブを用意
・ABテストで効果を比較
・2〜4週間ごとに新しいクリエイティブを追加
失敗4:LINE Tagを設置していない
問題
コンバージョン計測ができず、どの広告が効果的かわからない。最適化も進まない。
対策
・広告配信前に必ずLINE Tagを設置
・コンバージョン設定を正しく行う
・テストコンバージョンで動作確認
失敗5:LPとの整合性がない
問題
広告で訴求している内容と、クリック先のLPの内容が異なり、ユーザーが離脱。
対策
・広告とLPでメッセージを一貫させる
・広告で使った画像やコピーをLPでも使用
・LPの読み込み速度を最適化
詳しくは広告とLPの一貫性を高める方法を参照してください。
まとめ:LINE広告で国内最大級のリーチを活かす
LINE広告の特徴と始め方について詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
【LINE広告の強み】
・国内9,600万人へのリーチ
・幅広い年齢層(特に40代以上に強い)
・他SNSを使わない層にもアプローチ可能
・LINE公式アカウントとの連携
【始め方のポイント】
・LINEビジネスIDの作成からスタート
・審査に通過できる業種・商材か確認
・LINE Tagを必ず設置してコンバージョン計測
・まずは自動配置・自動入札でスタート
【運用のコツ】
・学習期間は大きな変更を避ける
・ターゲティングは広めから始めて徐々に絞る
・複数のクリエイティブでABテスト
・LINE公式アカウントと連携して効果を最大化
LINE広告は、日本国内でビジネスを展開する企業にとって非常に有効な広告媒体です。特に、他のSNS広告ではリーチできない層にアプローチしたい場合や、LINE公式アカウントを活用したマーケティングを強化したい場合には、積極的に活用すべきプラットフォームです。
友だち追加広告の詳細についてはLINE広告の友だち追加広告で顧客リストを構築する方法、他のSNS広告との比較についてはSNS広告の種類と選び方もあわせてご覧ください。
広告運用全般の基礎知識については、Web広告とは?種類と特徴を徹底比較で体系的に学ぶことができます。