「動画編集を始めたいけど、高いPCを買う余裕がない」
「スマホで撮影した動画を、そのままスマホで編集できたら便利なのに」
「スマホアプリでも、プロっぽい動画は作れるの?」
スマートフォンの性能が向上し、動画編集アプリも充実してきた今、こうした疑問を持つ方が増えています。結論から言えば、スマホだけでもかなりのクオリティの動画を作ることは可能です。特にSNS向けのショート動画であれば、スマホ編集で十分な品質を実現できます。
しかし、スマホ編集には限界もあります。すべての動画制作をスマホで行えるわけではなく、用途によってはPCソフトが必要になることもあります。
本記事では、スマホ動画編集アプリの実力を検証し、おすすめアプリとPCソフトの使い分けを詳しく解説します。自社の動画制作に最適な編集環境を選ぶための参考にしてください。
スマホ動画編集の現状と可能性
まずは、2026年現在のスマホ動画編集の現状を整理しましょう。
スマホの性能は飛躍的に向上している
最新のスマートフォンは、数年前のPCに匹敵する処理能力を持っています。
iPhone(A17 Pro以降)
・4K60fps動画の編集が可能
・ProResやLog撮影に対応
・ニューラルエンジンによるAI処理
Android(Snapdragon 8 Gen 3以降)
・4K動画の編集が可能
・高度なAI処理に対応
・大容量RAMで複数レイヤー編集も可能
こうしたハードウェアの進化により、スマホでもかなり高度な動画編集ができるようになりました。
アプリの機能も充実
スマホ向けの動画編集アプリも、年々機能が充実しています。
現在のスマホアプリでできること
・カット編集、トリミング
・テロップ・字幕の挿入
・BGM・効果音の追加
・トランジション(場面転換効果)
・フィルター・カラー調整
・速度変更(スローモーション、タイムラプス)
・AI自動字幕生成
・背景除去・合成
・複数レイヤーでの編集
・4K書き出し
数年前まではPCソフトでしかできなかった機能の多くが、今ではスマホアプリでも利用可能です。
プロも活用するスマホ編集
実際に、プロの映像クリエイターやYouTuberの中にも、スマホで編集を行っている人がいます。
スマホ編集が選ばれる理由
・撮影からすぐに編集に移れる
・移動時間や隙間時間を活用できる
・SNSへの直接投稿がスムーズ
・機材を持ち運ぶ必要がない
特にTikTokやInstagram Reelsなど、縦型ショート動画のプラットフォームでは、スマホ完結の制作フローが主流になっています。
スマホ動画編集のメリット・デメリット
スマホ動画編集を検討する前に、メリットとデメリットを正しく理解しておきましょう。
スマホ動画編集のメリット
1. いつでもどこでも編集できる
スマホさえあれば、通勤電車の中、カフェ、出張先など、どこでも編集作業ができます。PCを立ち上げる必要がないため、隙間時間を有効活用できます。
2. 撮影から編集、投稿までシームレス
スマホで撮影した動画を、そのままスマホで編集し、SNSに投稿する。この一連の流れがスマホ1台で完結します。PCへのデータ転送という手間がなくなるため、スピーディーな制作が可能です。
3. 初期投資が不要
すでに持っているスマホを使えば、高価なPCや編集ソフトを購入する必要がありません。無料アプリも充実しているため、コストをかけずに動画編集を始められます。
4. 直感的な操作
スマホアプリは、タッチ操作に最適化されたUIで設計されています。ドラッグ&ドロップやスワイプなど、直感的な操作で編集ができるため、初心者でも取り組みやすいです。
5. SNSとの連携が強い
スマホアプリの多くは、TikTok、Instagram、YouTubeなどのSNSと連携しています。編集した動画を直接投稿したり、各プラットフォームに最適化されたフォーマットで書き出したりすることが簡単にできます。
スマホ動画編集のデメリット
1. 画面が小さい
スマホの画面サイズは、編集作業には小さいと言わざるを得ません。特に、細かいテロップの位置調整や、長時間のタイムライン確認は、大きなモニターに比べて作業効率が落ちます。
2. 長時間の作業には不向き
スマホでの編集作業は、バッテリー消費が激しく、端末が発熱することもあります。また、長時間の作業は目や手首への負担も大きいです。
3. 高度な編集機能が制限される
スマホアプリには、PCソフトにある一部の機能が搭載されていないことがあります。
・詳細なカラーグレーディング
・本格的なモーショングラフィックス
・マルチカメラ編集
・高度な音声編集(MA)
・複雑なエフェクト処理
4. 処理能力の限界
4K動画の長時間編集や、多数のエフェクトを重ねた編集は、スマホの処理能力では厳しいことがあります。動作が重くなったり、アプリがクラッシュしたりするリスクがあります。
5. データ管理が難しい
スマホのストレージ容量には限りがあります。大量の動画素材を扱う場合、容量不足に悩まされることがあります。また、プロジェクトファイルのバックアップや、複数デバイス間でのデータ共有も、PCに比べて不便です。
6. ファイル形式の制限
業務用の動画編集では、ProResやRAWなど、特定のファイル形式を扱う必要があることがあります。スマホアプリでは対応していないフォーマットがある場合があります。
スマホ動画編集が向いているケース・向いていないケース
メリット・デメリットを踏まえ、スマホ動画編集が向いているケースと向いていないケースを整理します。
スマホ編集が向いているケース
1. SNS向けのショート動画
TikTok、Instagram Reels、YouTubeショートなど、60秒以内のショート動画は、スマホ編集に最適です。縦型フォーマットで、スマホで視聴されることを前提としているため、スマホで編集したほうが、実際の見え方を確認しながら作業できます。
2. カジュアルなYouTube動画
Vlog、日常の記録、簡単な解説動画など、カジュアルなYouTube動画であれば、スマホ編集で十分な品質を実現できます。
3. スピードが求められる投稿
イベントの速報、旬のトレンドに乗った投稿など、スピードが求められる動画は、スマホ編集が有利です。撮影後すぐに編集・投稿できるため、鮮度の高いコンテンツを届けられます。
4. 社内向けの簡易動画
社内報告用の動画、簡易的なマニュアル動画、メッセージ動画など、高い品質を求められない動画は、スマホ編集で効率的に作成できます。
5. 動画編集を始めたばかりの人
動画編集の基礎を学ぶ段階では、スマホアプリから始めるのがおすすめです。操作が簡単で、すぐに成果物を作れるため、モチベーションを維持しやすいです。
PCソフトが向いているケース
1. 会社紹介・ブランドムービー
会社の顔となる動画は、高い品質が求められます。詳細なカラーグレーディングや、洗練されたモーショングラフィックスを入れるためには、PCソフトが必要です。
2. 長尺の動画(10分以上)
10分以上の長尺動画は、スマホでの編集は効率が悪くなります。タイムラインが長くなり、画面の小ささがネックになります。
3. 高度な編集が必要な動画
・複数カメラの切り替え(マルチカメラ編集)
・本格的なカラーグレーディング
・複雑なアニメーション
・詳細な音声編集
・合成やVFX
これらが必要な動画は、PCソフトで編集すべきです。
4. 4K以上の高解像度動画
4K動画の編集はスマホでも可能ですが、長時間の素材や、複雑な編集を行う場合は、PCのほうが安定して作業できます。
5. チームでの編集・外注との連携
複数人で編集を行ったり、外注先とプロジェクトを共有したりする場合は、PCソフト(特にAdobe Premiere Pro)が業界標準となっています。
企業が動画編集を内製化すべきか?外注すべきか?判断基準を徹底解説も参考にしてください。
おすすめのスマホ動画編集アプリ
ここからは、おすすめのスマホ動画編集アプリを紹介します。それぞれの特徴を理解し、自分の用途に合ったアプリを選びましょう。
CapCut(キャップカット)
TikTokを運営するByteDance社が開発した、無料で高機能な動画編集アプリです。スマホアプリの中では最も人気があります。
特徴
・無料で使える(Pro版もあり)
・豊富なテンプレート、エフェクト、フィルター
・AI自動字幕生成(日本語対応)
・背景除去(グリーンバック不要)
・キーフレームアニメーション
・TikTokとの連携が強い
対応プラットフォーム
iOS、Android、PC(Windows/Mac)
料金
基本無料 / CapCut Pro:月額約1,200円
おすすめの用途
・TikTok、Instagram Reels向けの縦型ショート動画
・トレンドのエフェクトを使った動画
・テンプレートを活用した効率的な制作
注意点
・商用利用の可否について規約を確認する必要がある
・中国企業運営のため、データの取り扱いに懸念を持つ人もいる
CapCut:商用利用はOK?ビジネス動画をCapCutで編集する際の法的注意点とマナーで詳しく解説しています。
VN Video Editor(ブイエヌ)
プロ向けの機能を無料で使える、高機能な動画編集アプリです。広告なし、ウォーターマークなしで使えるのが特徴です。
特徴
・完全無料(広告なし、ウォーターマークなし)
・マルチレイヤー編集に対応
・キーフレームアニメーション
・カーブ調整によるカラー補正
・4K60fps書き出し対応
・PC版も無料で利用可能
対応プラットフォーム
iOS、Android、PC(Windows/Mac)
料金
完全無料
おすすめの用途
・CapCutよりも高度な編集をしたい場合
・広告やウォーターマークを避けたい場合
・Vlog、YouTube動画の編集
注意点
・CapCutほどテンプレートが豊富ではない
・一部機能は有料版(VN Pro)が必要
InShot(インショット)
Instagram向けの動画編集に特化した、シンプルで使いやすいアプリです。
特徴
・シンプルで直感的なUI
・Instagram、TikTok向けの比率に対応
・豊富なフィルター、エフェクト
・音楽、効果音の追加が簡単
・写真と動画を組み合わせたスライドショー作成
対応プラットフォーム
iOS、Android
料金
基本無料(広告あり) / Pro:月額約450円または買い切り約1,400円
おすすめの用途
・Instagram投稿用の動画
・シンプルな編集で十分な場合
・初心者が最初に使うアプリとして
注意点
・無料版は広告が表示される
・高度な編集機能は限定的
KineMaster(キネマスター)
プロ向けの機能を備えた、老舗の動画編集アプリです。
特徴
・マルチレイヤー編集(動画、画像、テキスト、音声)
・クロマキー合成(グリーンバック)
・精密なカット編集
・音声の細かな調整
・豊富なエフェクト、トランジション
対応プラットフォーム
iOS、Android、PC(Windows)
料金
基本無料(ウォーターマークあり) / Premium:月額約550円または年額約2,500円
おすすめの用途
・スマホで本格的な編集をしたい場合
・クロマキー合成を使いたい場合
・YouTube動画の編集
注意点
・無料版はウォーターマークが入る
・機能が多いため、慣れるまで時間がかかる
Adobe Premiere Rush(プレミアラッシュ)
Adobe社が提供する、スマホ・タブレット・PC間でシームレスに編集できるアプリです。
特徴
・スマホ、タブレット、PCで同じプロジェクトを編集可能
・Adobe Premiere Proとの連携
・自動音声バランス調整
・モーショングラフィックステンプレート
・クラウド同期
対応プラットフォーム
iOS、Android、PC(Windows/Mac)
料金
無料プラン(書き出し3本まで) / 有料プラン:月額約1,100円(Premiere Pro契約者は追加料金なし)
おすすめの用途
・スマホで撮影・編集し、PCで仕上げたい場合
・Premiere Proユーザーのサブツールとして
・外出先での編集
注意点
・単体で使うには機能が限定的
・Premiere Proとのセットで真価を発揮
iMovie(アイムービー)
Apple社が提供する、iPhone/iPad向けの無料動画編集アプリです。
特徴
・完全無料(Apple製品に標準搭載)
・シンプルで直感的なUI
・予告編テンプレート
・ピクチャ・イン・ピクチャ
・Final Cut Proとの連携
対応プラットフォーム
iOS、macOS(Appleデバイス専用)
料金
完全無料
おすすめの用途
・iPhoneユーザーが手軽に始める場合
・シンプルな編集で十分な場合
・Macでの編集へステップアップする前段階
注意点
・Androidでは使用不可
・高度な編集機能は限定的
・縦型動画の編集にはやや不向き
LumaFusion(ルマフュージョン)
iPad向けの本格的な動画編集アプリで、プロの映像制作者にも使われています。
特徴
・6トラックのマルチレイヤー編集
・本格的なカラーグレーディング
・キーフレームアニメーション
・外部ストレージからの直接編集
・Final Cut Pro、Premiere Proへのプロジェクト書き出し
対応プラットフォーム
iOS(iPhone/iPad)、macOS、Android(一部機種)
料金
買い切り:約5,000円
おすすめの用途
・iPadで本格的な編集をしたい場合
・PCなしでプロ級の動画を作りたい場合
・外出先でも本格編集をしたい場合
注意点
・有料(買い切り)
・機能が多いため、学習コストがある
・iPhoneよりiPadで真価を発揮
アプリ選びのポイント
スマホ動画編集アプリを選ぶ際は、以下のポイントを考慮しましょう。
1. 用途に合った機能があるか
・ショート動画メイン → CapCut、InShot
・本格的な編集 → VN、KineMaster、LumaFusion
・PCとの連携重視 → Premiere Rush
2. 料金体系
・完全無料 → iMovie(Apple限定)、VN
・基本無料+有料オプション → CapCut、InShot、KineMaster
・買い切り → LumaFusion
3. ウォーターマーク(透かし)の有無
無料版でウォーターマークが入るアプリは、ビジネス利用には不向きです。VNは無料でもウォーターマークなしで使えます。
4. 書き出し品質
4K書き出しに対応しているか、ビットレートの設定は可能かなど、書き出し品質も確認しましょう。
PCソフトとの比較
スマホアプリとPCソフトを比較し、それぞれの強みを整理しましょう。
機能比較
| 機能 | スマホアプリ | PCソフト |
|---|---|---|
| 基本的なカット編集 | ○ | ○ |
| テロップ・字幕 | ○ | ○ |
| BGM・効果音 | ○ | ○ |
| トランジション | ○ | ○ |
| カラー調整(基本) | ○ | ○ |
| カラーグレーディング(詳細) | △ | ○ |
| マルチカメラ編集 | ×〜△ | ○ |
| モーショングラフィックス | △ | ○ |
| 詳細な音声編集 | △ | ○ |
| 4K編集 | △ | ○ |
| 長尺動画の編集 | △ | ○ |
| プラグイン・拡張機能 | × | ○ |
○:対応 △:制限あり ×:非対応
効率性の比較
スマホアプリが効率的なケース
・撮影後すぐに編集して投稿したい場合
・移動中や隙間時間に編集したい場合
・簡単な編集(カット、テロップ、BGM程度)の場合
・縦型ショート動画の場合
PCソフトが効率的なケース
・長時間の集中作業を行う場合
・大量のテロップを入れる場合
・細かい調整が必要な場合
・複数の動画を並行して編集する場合
・外付けストレージの大量素材を扱う場合
主要PCソフトの紹介
参考として、主要なPCソフトを簡単に紹介します。
Adobe Premiere Pro
業界標準のプロ向け編集ソフト。機能が豊富で、あらゆる編集に対応。月額約3,000円。
Adobe Premiere Proがビジネス動画編集の標準である3つの理由で詳しく解説しています。
DaVinci Resolve
カラーグレーディングに強い、無料で使えるプロ向けソフト。無料版でもほとんどの機能が使える。
DaVinci Resolve:無料版でここまでできる!プロ仕様の色補正をビジネス動画に活かす方法を参考にしてください。
Final Cut Pro
Mac専用のプロ向け編集ソフト。買い切り約50,000円。Appleとの連携が強い。
ツール比較:【2026年最新】動画編集ソフト徹底比較|目的・予算・スペック別のおすすめでは、PCソフトの詳細な比較を行っています。
スマホとPCの使い分け戦略
スマホアプリとPCソフト、どちらか一方に絞る必要はありません。両方を上手に使い分けることで、効率的な動画制作が可能です。
使い分けパターン1:コンテンツの種類で分ける
最もシンプルな使い分けは、コンテンツの種類によって分ける方法です。
スマホで編集
・TikTok、Instagram Reels、YouTubeショート
・SNS投稿用の短い動画
・日常的なVlog
・社内向けの簡易動画
PCで編集
・YouTube本編(10分以上)
・会社紹介動画、採用動画
・商品紹介動画、広告動画
・セミナーやウェビナーのアーカイブ
使い分けパターン2:工程で分ける
同じ動画でも、工程によってスマホとPCを使い分けることができます。
例:YouTube動画の制作フロー
1. 撮影:スマホ
2. 仮編集(ラフカット):スマホ(移動中に実施)
3. 本編集(テロップ、BGM、カラー調整):PC
4. ショート動画の切り出し:スマホ
このように、簡単な作業はスマホで済ませ、集中力が必要な作業はPCで行うという分担が効率的です。
使い分けパターン3:場所で分ける
作業場所によって使い分ける方法もあります。
外出先・移動中
→ スマホで編集(隙間時間を活用)
オフィス・自宅
→ PCで編集(大画面で効率的に作業)
使い分けパターン4:緊急度で分ける
動画の緊急度によって使い分ける方法もあります。
急ぎの動画(当日〜翌日公開)
→ スマホで編集(撮影後すぐに編集・投稿)
計画的な動画(1週間以上先の公開)
→ PCで編集(時間をかけて品質を追求)
連携のコツ
スマホとPCを連携させる際のコツを紹介します。
1. クラウドストレージを活用する
iCloud、Google Drive、Dropboxなどのクラウドストレージを使えば、スマホで撮影した素材をPCに簡単に転送できます。
2. 同じエコシステムのツールを使う
Adobe Premiere RushとPremiere Pro、iMovieとFinal Cut Proのように、同じエコシステムのツールを使えば、プロジェクトの引き継ぎがスムーズです。
3. 素材の整理ルールを決める
スマホで撮影した素材のファイル名やフォルダ構成のルールを決めておくと、PCに転送した後の管理が楽になります。
プロが教える「動画素材の整理術」|1年後の自分が見ても分かるフォルダ名ルールも参考にしてください。
スマホ編集でプロ級の品質を出すコツ
スマホ編集でも、コツを押さえればプロ級の品質に近づけることができます。
コツ1:撮影時点で品質を確保する
編集でカバーできる範囲には限界があります。撮影時点で品質を確保することが重要です。
撮影のポイント
・十分な明るさを確保する(照明を使う)
・手ブレを防ぐ(三脚やジンバルを使う)
・クリアな音声を録る(外部マイクを使う)
・構図を意識する
編集を楽にする撮影術:後から「ズーム」できるように4Kで撮っておくべき理由も参考にしてください。
コツ2:テンプレートを活用する
CapCutやCanvaなど、多くのアプリにはテンプレートが用意されています。テンプレートを活用すれば、デザインセンスがなくても、見栄えの良い動画を作れます。
テンプレート活用のポイント
・自社のイメージに合ったテンプレートを選ぶ
・テンプレートをベースにカスタマイズする
・同じシリーズの動画は同じテンプレートを使って統一感を出す
コツ3:フォントとカラーを統一する
テロップのフォントと色を統一するだけで、動画の印象が大きく変わります。
統一のポイント
・使用するフォントを2〜3種類に絞る
・ブランドカラーを基調にする
・背景が変わっても読みやすい色を選ぶ
見やすいテロップ(字幕)の入れ方|フォント・サイズ・色の視認性ルールやトンマナ定義書:フォント・色・素材のルールを決めて「動画のブランド化」を急ごうも参考にしてください。
コツ4:BGMと効果音にこだわる
BGMと効果音は、動画の印象を大きく左右します。適切なBGMを選び、効果音を効果的に使うことで、動画のクオリティが上がります。
BGM・効果音のポイント
・動画の雰囲気に合ったBGMを選ぶ
・音量バランスに注意する(BGMが大きすぎて声が聞こえないことを避ける)
・場面転換やテロップ表示に合わせて効果音を入れる
BGMと効果音(SE)の選び方で印象は激変!動画のクオリティを上げる音響術も参考にしてください。
コツ5:最初の数秒に全力を注ぐ
SNS動画は、最初の数秒で視聴者の興味を引けなければ、スキップされてしまいます。特に最初の1〜3秒に全力を注ぎましょう。
冒頭のポイント
・インパクトのある映像やテロップで始める
・「この動画を見ると何が分かるか」を提示する
・疑問を投げかけて興味を引く
縦型動画(9:16)特有の編集ルール|最初の3秒でユーザーの指を止める仕掛けやYouTubeショート:バズる動画編集の「共通点」とは?最初の1秒に全力を注ぐべき理由も参考にしてください。
コツ6:カット数を増やす
同じ映像が長く続くと、視聴者は飽きてしまいます。カット数を増やして、テンポよく進める編集を心がけましょう。
カット編集のポイント
・不要な「間」を削除する
・アングルを変えた映像を挟む
・インサート映像(補足映像)を入れる
視聴維持率が変わる!プロが教える「カット」と「間」の編集テクニックも参考にしてください。
企業のSNS運用におけるスマホ編集活用法
企業がSNS運用にスマホ編集を活用する方法を、具体的に解説します。
TikTok・Instagram Reels運用
TikTokやInstagram Reelsの運用は、スマホ編集との相性が抜群です。
運用のポイント
・投稿頻度を上げる(毎日〜週3回程度)
・トレンドに素早く乗る
・視聴者の反応を見ながら改善する
おすすめの制作フロー
1. スマホで縦型撮影
2. CapCutやInShotで編集
3. 各プラットフォームのアプリから直接投稿
スマホ完結のフローにすることで、スピーディーな投稿が可能になります。
TikTok:最初の0.5秒で離脱させない!「ループ再生」を狙う編集の仕掛けやInstagramリール:世界観を壊さず「保存」を増やす!文字入れと余白のデザインルールも参考にしてください。
YouTubeショート運用
YouTubeショートも、スマホ編集が活用できる領域です。
運用のポイント
・YouTube本編の切り抜きをショート化
・ショート専用のコンテンツも制作
・本編への誘導を意識する
おすすめの制作フロー
1. 本編動画からハイライト部分を選定
2. スマホアプリで縦型にリサイズ・編集
3. YouTubeアプリから投稿
YouTubeショート:関連動画からの流入を増やす!「続きは本編で」へ繋げる編集術も参考にしてください。
社内広報・採用広報
社内向けの動画や、採用向けの日常紹介動画にも、スマホ編集が活用できます。
活用例
・社員の1日紹介動画
・オフィスツアー動画
・イベントの様子
・社長メッセージ
カジュアルな雰囲気の動画は、むしろスマホで撮影・編集したほうが親近感が出ることもあります。
求人:採用サイトに載せる「社員紹介動画」の編集|親近感と誠実さを両立させるポイントも参考にしてください。
イベント・展示会での活用
イベントや展示会では、リアルタイムでの情報発信が求められます。スマホ編集なら、現場ですぐに動画を制作・投稿できます。
活用例
・イベントの様子を速報投稿
・ブースの紹介動画
・登壇のダイジェスト
よくある質問
Q1. スマホ編集だけで、YouTube運用は可能ですか?
可能です。特にショート動画やカジュアルなVlogであれば、スマホ編集で十分な品質を実現できます。ただし、10分以上の本編動画を定期的に投稿する場合は、効率面でPCソフトの導入を検討したほうが良いでしょう。
Q2. どのスマホアプリがおすすめですか?
用途によって異なりますが、迷ったらCapCutから始めるのがおすすめです。無料で高機能、使いやすく、テンプレートも豊富です。商用利用の規約だけは事前に確認してください。
Q3. iPhoneとAndroid、どちらが動画編集に向いていますか?
最新機種であれば、どちらでも十分な性能があります。ただし、iPhoneはiMovieが無料で使えること、LumaFusionが使えること(一部Android機種も対応)、Final Cut Proとの連携が強いことから、やや有利と言えます。
Q4. スマホのストレージ容量はどのくらい必要ですか?
動画編集を頻繁に行う場合、最低128GB、できれば256GB以上のストレージがおすすめです。動画素材は容量を消費するため、定期的にクラウドやPCにバックアップする習慣をつけましょう。
Q5. スマホ編集で4K動画は扱えますか?
最新のスマホであれば、4K動画の編集は可能です。ただし、長時間の4K素材を扱う場合は、処理が重くなることがあります。SNS向けの動画であれば、1080p(フルHD)で十分な場合が多いです。
Q6. スマホ編集のスキルを身につけるには、どうすればよいですか?
まずはアプリをインストールして、実際に動画を作ってみることが一番の近道です。YouTubeには各アプリの使い方を解説した動画が多数あるので、参考にしながら練習しましょう。
スマホ動画編集のチェックリスト
本記事で解説した内容をチェックリストとしてまとめます。
アプリ選びのチェックリスト
□ 用途に合った機能があるか確認した
□ 無料版の制限(ウォーターマークなど)を確認した
□ 商用利用の規約を確認した
□ 書き出し品質を確認した
□ 使いやすさを実際に試した
制作時のチェックリスト
□ 撮影時点で品質を確保した(明るさ、音声、手ブレ)
□ フォントとカラーを統一した
□ BGMと効果音を適切に使った
□ 最初の数秒にインパクトを持たせた
□ カット数を増やしてテンポを良くした
□ 書き出し前にプレビューで確認した
運用時のチェックリスト
□ スマホとPCの使い分けルールを決めた
□ 素材のバックアップ方法を決めた
□ 投稿頻度の目標を設定した
□ 視聴者の反応を見ながら改善している
まとめ
スマホだけでもプロ級の動画編集は可能です。特にSNS向けのショート動画であれば、スマホ編集で十分な品質を実現できます。
スマホ編集のメリット
・いつでもどこでも編集できる
・撮影から投稿までシームレス
・初期投資が不要
・直感的な操作
・SNSとの連携が強い
スマホ編集の限界
・画面が小さい
・長時間の作業には不向き
・高度な編集機能が制限される
・処理能力の限界がある
おすすめの使い分け
・ショート動画、カジュアルな動画 → スマホ
・長尺動画、高品質が求められる動画 → PC
・両方を上手に使い分けることで、効率的な制作が可能
自社の動画制作のニーズに合わせて、最適な編集環境を選びましょう。まずはスマホアプリを試してみて、必要に応じてPCソフトを導入するというステップがおすすめです。
動画編集に関する他の記事も、ぜひ参考にしてください。
・CapCut:商用利用はOK?ビジネス動画をCapCutで編集する際の法的注意点とマナー
・ツール比較:【2026年最新】動画編集ソフト徹底比較|目的・予算・スペック別のおすすめ
・Canvaで動画編集!初心者でもデザイン性の高いSNS動画を作るテクニック
・AI動画編集ツールの実力は?自動カットや字幕生成で作業を10倍速くする方法
・企業が動画編集を内製化すべきか?外注すべきか?判断基準を徹底解説
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