「被リンクを増やすためにコンテンツマーケティングやPR活動に投資しているけれど、本当に効果が出ているのかわからない」「リンクビルディング施策のROIを上司に説明できない」——こんな悩みを抱えているSEO担当者は少なくありません。
被リンク(バックリンク)がSEOにおいて重要なランキング要素であることは広く知られています。しかし、被リンク獲得施策は効果が出るまでに時間がかかり、その投資対効果を正確に測定することは容易ではありません。
この記事では、被リンクの効果測定に必要な考え方から、具体的なツールの使い方、ROIの算出方法、そしてレポーティングの作成まで、実践的なノウハウを徹底的に解説します。被リンクの獲得方法を理解している方が、次のステップとして「効果測定」に取り組むための完全ガイドです。
被リンクの効果測定とは?なぜ重要なのか
被リンク効果測定の定義
被リンクの効果測定とは、リンクビルディング施策によって獲得した被リンクがSEOパフォーマンスやビジネス成果にどれだけ貢献しているかを数値化し、評価するプロセスのことです。
単に「被リンクが何本増えた」というカウントだけでなく、以下のような多角的な視点で評価することが求められます。
- 獲得した被リンクの質(ドメインオーソリティ、関連性など)
- 被リンク増加と検索順位の相関
- オーガニック検索流入への影響
- 最終的なコンバージョン・売上への貢献
- 施策にかかったコストとの対比(ROI)
なぜ被リンクの効果測定が重要なのか
1. リンクビルディングは投資対効果の説明が難しい
SEO対策の費用相場で見ても、リンクビルディングは決して安い施策ではありません。コンテンツ制作、PR活動、アウトリーチなど、様々なコストがかかります。しかし、被リンク獲得から検索順位上昇、そしてコンバージョン増加までの因果関係を証明することは難しく、経営層や上司への説明に苦労するケースが多いのです。
2. 効果のない施策にリソースを投下し続けるリスク
効果測定をしないと、実際には成果に繋がっていない施策に継続投資してしまう恐れがあります。被リンクの質を無視して数だけを追い求めたり、リンク購入のような危険な手法に走ってしまうこともあります。
3. 施策の最適化と改善のため
効果測定によって「どの施策が最も効率よく被リンクを獲得できているか」「どんなコンテンツがリンクを集めやすいか」といったインサイトが得られます。これにより、限られたリソースをより効果的な施策に集中させることができます。
4. Googleアルゴリズムの進化への対応
Googleアルゴリズムアップデートの歴史を見ると、ペンギンアップデート以降、被リンクの「質」が重視されるようになりました。効果測定を通じて、獲得している被リンクがGoogleのガイドラインに沿った「良質なリンク」であるかを継続的に監視する必要があります。
効果測定で把握すべき3つの視点
被リンクの効果測定は、以下の3つの視点から行います。
視点1:被リンクそのものの評価(Input)
- 被リンク数の増減
- 参照ドメイン数の増減
- 被リンクの質(DA/DR、関連性、アンカーテキストなど)
- 新規獲得vs喪失のバランス
視点2:SEOパフォーマンスへの影響(Output)
- ドメインオーソリティ/ドメインレーティングの推移
- 対象キーワードの検索順位変動
- オーガニック検索流入の増減
- インデックス数の変化
視点3:ビジネス成果への貢献(Outcome)
- コンバージョン数・コンバージョン率
- 売上・リード獲得数
- 投資対効果(ROI)
被リンク効果測定の前提知識
被リンクがSEOに与える影響の仕組み
検索エンジンの仕組みにおいて、被リンクは「他サイトからの投票」として機能し、Googleがサイトの権威性や信頼性を評価する重要な指標となっています。
被リンクの評価要素
| 評価要素 | 内容 |
|---|---|
| リンク元サイトの権威性 | DA/DRが高いサイトからのリンクは価値が高い |
| 関連性 | 自社サイトと関連するテーマのサイトからのリンクが有効 |
| アンカーテキスト | リンクに使われているテキストが順位付けに影響 |
| リンクの配置位置 | 本文中のリンクはサイドバーやフッターより価値が高い |
| dofollow/nofollow | dofollowリンクがSEO評価に直接影響 |
| リンク元サイトのトラフィック | 実際にアクセスのあるサイトからのリンクは価値が高い |
nofollowリンクとdofollowリンクの違いについても理解しておくことが重要です。
効果測定に必要な主要指標
被リンク関連指標
- 被リンク数(Backlinks):サイトに向けられているリンクの総数
- 参照ドメイン数(Referring Domains):リンクを送っているユニークなドメインの数
- ドメインオーソリティ(DA)/ドメインレーティング(DR):サイト全体の権威性を示すスコア
- URL評価(UR)/ページオーソリティ(PA):個別ページの権威性スコア
- アンカーテキスト分布:どんなテキストでリンクされているかの割合
MozのDA(ドメインオーソリティ)についても詳しく理解しておきましょう。
SEOパフォーマンス指標
- 検索順位:ターゲットキーワードでの掲載順位
- オーガニック検索流入:検索エンジン経由の自然流入数
- オーガニックトラフィック価値:同等のトラフィックを広告で獲得した場合の推定コスト
- インデックスページ数:Googleにインデックスされているページ数
オーガニック検索流入の分析方法も参考にしてください。
ビジネス指標
- コンバージョン数/率:目標達成の回数と割合
- 売上/リード数:実際のビジネス成果
- 顧客獲得コスト(CAC):1顧客獲得にかかるコスト
- 投資対効果(ROI):投資に対するリターンの割合
効果測定の難しさと注意点
因果関係の証明が困難
被リンクが増えたことと検索順位が上がったことの因果関係を100%証明することは難しいです。なぜなら、Googleのランキングアルゴリズムには200以上の要素があり、被リンクはその一部に過ぎないからです。
効果発現までのタイムラグ
SEO対策にかかる期間でも触れていますが、被リンク獲得から検索順位への反映までには数週間〜数ヶ月のタイムラグがあります。短期的な視点だけでは正確な効果測定ができません。
外部要因の影響
Googleコアアップデートや競合サイトの動き、季節変動など、被リンク以外の要因でも順位は変動します。これらを考慮した分析が必要です。
被リンク分析に使用する主要ツール
Googleサーチコンソール(無料)
Googleサーチコンソールの使い方で基本を押さえた上で、被リンク分析に特化した活用法を解説します。
リンクレポートの確認方法
- サーチコンソールにログイン
- 左メニューから「リンク」をクリック
- 「外部リンク」セクションを確認
確認できるデータ
- 上位のリンクされているページ:最も多くの被リンクを受けているページ
- 上位のリンク元サイト:最も多くリンクを送っているドメイン
- 上位のリンク元テキスト:使用されているアンカーテキスト
サーチコンソールの限界
サーチコンソールは無料で使える貴重なツールですが、以下の限界があります。
- 被リンクの質(DA/DRなど)がわからない
- リンクの獲得・喪失の履歴が追えない
- 競合サイトの被リンク状況がわからない
- データのエクスポート件数に制限がある
Ahrefs
Ahrefsの使い方と料金で詳しく解説していますが、被リンク分析において最も強力なツールの一つです。
被リンク効果測定に使える主な機能
1. サイトエクスプローラー
- 被リンク総数、参照ドメイン数の確認
- DR(ドメインレーティング)の推移
- 新規獲得・喪失リンクの履歴
- アンカーテキスト分析
2. バックリンクレポート
- すべての被リンクの一覧表示
- リンク元のDR/トラフィックでフィルタリング
- dofollow/nofollowの区別
- リンクの種類(テキスト/画像/リダイレクト)
3. 参照ドメインレポート
- ユニークな参照ドメインの一覧
- 各ドメインからのリンク数
- 初回検出日・最終確認日
4. 新規/喪失リンクレポート
- 日付範囲での新規獲得リンク確認
- 失われたリンクの特定と原因分析
DR(ドメインレーティング)の活用
Ahrefsの独自指標であるDRは、サイトの被リンクプロファイルの強さを0〜100のスコアで表します。
- DR 0-30:新規サイトや被リンクが少ないサイト
- DR 30-50:一定の被リンクを持つ中規模サイト
- DR 50-70:業界内で認知度のあるサイト
- DR 70以上:大手メディアや権威のあるサイト
SEMrush
SEMrushの機能と活用法でも紹介していますが、被リンク分析機能も充実しています。
バックリンク分析機能
- 被リンクの概要ダッシュボード
- 参照ドメインの分析
- アンカーテキスト分析
- 被リンクギャップ分析(競合との比較)
- 毒性スコア(Toxic Score)によるスパムリンクの検出
Authority Score
SEMrush独自の権威性スコアで、リンクの質、トラフィック、信頼性などを総合的に評価します。
Moz Pro
MozのDA(ドメインオーソリティ)は業界で広く使われている指標です。
Link Explorer機能
- DA(ドメインオーソリティ)の確認
- PA(ページオーソリティ)の確認
- スパムスコアの確認
- リンク履歴の追跡
無料ツールの活用
有料ツールに投資できない場合は、以下の無料ツールを組み合わせて活用しましょう。
- Googleサーチコンソール:自サイトの被リンク基本データ
- Ubersuggest:制限付きだが被リンク分析可能
- Ahrefs Webmaster Tools:自サイトのみ無料で分析可能
- 小規模サイト向け無料枠:Moz、SEMrushの無料トライアル
被リンクのチェック方法で無料ツールについても詳しく解説しています。
被リンク効果測定の具体的な手順
ステップ1:現状の被リンクプロファイルを把握する
効果測定を始める前に、まず現状の被リンク状況を正確に把握することが重要です。
把握すべき基本データ
| 項目 | 確認ツール | 確認頻度 |
|---|---|---|
| 被リンク総数 | Ahrefs/SEMrush | 月次 |
| 参照ドメイン数 | Ahrefs/SEMrush | 月次 |
| DR/DA | Ahrefs/Moz | 月次 |
| dofollow/nofollow比率 | Ahrefs/SEMrush | 月次 |
| アンカーテキスト分布 | Ahrefs/SEMrush | 四半期 |
| リンク元の業界・テーマ | 手動分類 | 四半期 |
ベースラインの記録
効果測定を開始する時点でのデータをベースラインとして記録しておきます。これがないと、施策の効果を正確に測定できません。
記録すべきベースラインデータ:
- 被リンク数/参照ドメイン数
- DR/DA
- 主要キーワードの検索順位
- 月間オーガニック流入数
- オーガニック経由のコンバージョン数
ステップ2:被リンクの質を評価する
被リンクの質は数よりも重要です。獲得した被リンクを以下の観点で評価しましょう。
質の評価基準
高品質な被リンクの特徴:
- リンク元サイトのDR/DAが高い(目安:40以上)
- 自社サイトと関連性のあるテーマ
- 実際にトラフィックのあるサイトからのリンク
- 本文中に自然に設置されたリンク
- dofollowリンク
- ブランド名や自然なアンカーテキスト
低品質・危険な被リンクの特徴:
- リンク元サイトのDR/DAが極端に低い
- 無関係なテーマのサイトからのリンク
- リンクファームやスパムサイトからのリンク
- 大量の外部リンクを含むページからのリンク
- 過度に最適化されたアンカーテキスト
- 有料で購入したと思われるリンク
スパムリンクの否認方法も把握しておきましょう。
被リンクの質スコアリング
各被リンクに対して、以下のようなスコアリングを行うと評価が容易になります。
| 評価項目 | 高評価(3点) | 中評価(2点) | 低評価(1点) |
|---|---|---|---|
| リンク元DR/DA | 50以上 | 30〜49 | 29以下 |
| 関連性 | 同業界・関連テーマ | 広く関連あり | 無関係 |
| リンク位置 | 本文中 | サイドバー | フッター |
| リンク種別 | dofollow | nofollow(信頼サイト) | nofollow(低品質) |
| アンカーテキスト | 自然/ブランド名 | 部分一致 | 過度に最適化 |
ステップ3:新規獲得・喪失リンクの追跡
被リンクは増えるだけでなく、失われることもあります。定期的に新規獲得と喪失を追跡しましょう。
Ahrefsでの追跡方法
- サイトエクスプローラーでドメインを入力
- 左メニュー「バックリンク」→「新規」または「喪失」を選択
- 日付範囲を設定(過去30日など)
- 新規獲得リンク/喪失リンクの一覧を確認
喪失リンクの原因分析
リンクが失われた原因を特定することも重要です。
- リンク元ページの削除:対処不可だが記録しておく
- リンク元ページの変更:リンクが除去された理由を推測
- リンク元サイトの閉鎖:対処不可
- 自社ページの削除/URL変更:301リダイレクトで対応
ネットリンク成長率の計算
効果を測定する際は、「純増」を見ることが重要です。
ネットリンク成長 = 新規獲得リンク数 – 喪失リンク数
ステップ4:検索順位との相関分析
被リンク獲得と検索順位の変動を関連付けて分析します。
追跡すべきデータ
- 主要キーワードの順位(日次または週次)
- 被リンク獲得のタイミング
- 参照ドメイン数の推移
- DR/DAの推移
検索順位のトラッキング方法を参考に、正確な順位計測を行いましょう。
相関分析の注意点
- タイムラグを考慮:被リンク獲得から順位反映まで2週間〜3ヶ月程度のラグがある
- 他要因の排除:コアアップデートの時期と被らないか確認
- 複数キーワードで検証:1つのキーワードだけでなく複数で傾向を確認
相関分析の可視化
スプレッドシートやLooker Studioを使って、以下のようなグラフを作成すると傾向が把握しやすくなります。
- 参照ドメイン数と順位の推移を同一グラフに表示
- 被リンク獲得イベントを順位グラフ上にマーク
- DR/DAと平均順位の散布図
SEOダッシュボードの作り方も参考にしてください。
ステップ5:オーガニック流入への影響測定
検索順位の上昇がオーガニック流入の増加に繋がっているかを確認します。
GA4での確認方法
GA4の導入が済んでいれば、以下の手順で確認できます。
- 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」
- 「セッションのデフォルトチャネルグループ」で「Organic Search」を確認
- 期間を変更して推移を確認
サーチコンソールとの連携分析
GA4とサーチコンソールの連携を行うことで、より詳細な分析が可能になります。
- キーワード別の流入数推移
- 順位変動とクリック数の相関
- CTR(クリック率)の改善効果
ページ別の分析
被リンクを獲得したページ(リンク先ページ)と、それ以外のページの流入推移を比較します。
- 被リンク獲得ページへの流入が増加しているか
- サイト全体への波及効果はあるか
- 内部リンクで繋がっている関連ページへの影響
内部リンクの貼り方を活用することで、被リンク効果をサイト全体に波及させることができます。
ステップ6:コンバージョンへの貢献度分析
最終的には、被リンク施策がビジネス成果にどれだけ貢献しているかを測定します。
直接的な貢献の測定
被リンク経由(参照トラフィック)からのコンバージョンを測定します。
GA4での確認方法:
- 「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」
- 「セッションのデフォルトチャネルグループ」で「Referral」を確認
- 参照元別のコンバージョン数を確認
間接的な貢献の測定
被リンクによるSEO効果経由のコンバージョンを測定します。
- オーガニック流入のコンバージョン数/率の推移
- 被リンク施策開始前後での比較
- 被リンクを獲得したページからのCV導線分析
コンテンツの効果検証の手法を応用して、被リンクを獲得したコンテンツの成果貢献度を評価しましょう。
リンクビルディング施策のROI算出方法
ROI(投資対効果)の基本計算式
ROIは以下の式で計算します。
ROI(%)= (リターン – 投資コスト)÷ 投資コスト × 100
しかし、被リンク施策のROI算出は、「リターン」の定義が難しいため、いくつかのアプローチがあります。
ROI算出アプローチ1:オーガニックトラフィック価値ベース
獲得したオーガニック流入を、同等の流入を広告で得た場合のコストで換算する方法です。
計算手順
- オーガニック流入増加数を算出
- 施策期間中のオーガニック流入増加数を確認
- トラフィック価値を算出
- Ahrefs/SEMrushの「オーガニックトラフィック価値」指標を使用
- または、想定CPCを手動で設定して計算
- ROIを計算
- ROI = (トラフィック価値増加額 – 施策コスト)÷ 施策コスト × 100
計算例
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 施策期間のコスト | 50万円 |
| オーガニック流入増加 | 月間5,000セッション |
| 想定CPC | 100円 |
| 月間トラフィック価値 | 50万円 |
| 年間トラフィック価値 | 600万円 |
| ROI(年間) | (600万-50万)÷50万×100 = 1,100% |
この方法のメリット・デメリット
メリット:
- 計算が比較的シンプル
- 広告費との比較がしやすい
デメリット:
- 実際の売上とは直結しない
- CPC設定が恣意的になりやすい
ROI算出アプローチ2:コンバージョン価値ベース
オーガニック経由のコンバージョン増加を金額換算する方法です。
計算手順
- オーガニックCVの増加を算出
- 施策前後でのオーガニック経由コンバージョン数の差
- コンバージョン価値を設定
- 1CVあたりの平均売上または顧客生涯価値(LTV)
- ROIを計算
- ROI = (CV増加数 × CV価値 – 施策コスト)÷ 施策コスト × 100
計算例
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 施策期間のコスト | 50万円 |
| オーガニックCV増加 | 月間20件 |
| 1CVあたり価値 | 5万円 |
| 月間CV価値増加 | 100万円 |
| 年間CV価値増加 | 1,200万円 |
| ROI(年間) | (1,200万-50万)÷50万×100 = 2,300% |
この方法のメリット・デメリット
メリット:
- 実際のビジネス成果に直結
- 経営層への説明がしやすい
デメリット:
- 被リンク施策だけの効果を分離しにくい
- コンバージョン価値の設定が難しい場合がある
ROI算出アプローチ3:被リンク単価ベース
獲得した被リンク1本あたりのコストを算出し、業界平均と比較する方法です。
計算式
被リンク単価 = 施策コスト ÷ 獲得した高品質リンク数
計算例
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 施策期間のコスト | 50万円 |
| 獲得した参照ドメイン数 | 25ドメイン |
| うち高品質(DR40以上) | 10ドメイン |
| 被リンク単価(全体) | 2万円/ドメイン |
| 被リンク単価(高品質のみ) | 5万円/ドメイン |
業界平均との比較
一般的に、ホワイトハットなリンクビルディングで高品質な被リンクを獲得するコストは、1本あたり3〜10万円程度と言われています。この範囲内であれば、効率的な施策と評価できます。
ROI算出の注意点
長期的な視点が必要
被リンクは一度獲得すれば継続的に効果を発揮する「資産」です。短期(1〜3ヶ月)のROIだけでなく、長期(1〜3年)の累積効果も考慮しましょう。
貢献度の按分が必要
オーガニック流入の増加やコンバージョンの増加は、被リンク以外の要因(コンテンツ改善、技術的SEO、ブランド認知度向上など)も影響しています。被リンク施策の貢献度を正確に按分することは難しいため、あくまで「推定ROI」として扱いましょう。
コスト計上の範囲を明確に
施策コストに何を含めるかを明確にしておきます。
- 直接コスト:外注費、ツール費用、広告費
- 間接コスト:人件費(工数)、管理コスト
広告効果測定の基本指標(ROAS・CPA・CTR・CVRなど)の考え方も参考になります。
施策別の効果測定方法
リンクビルディングにはさまざまな手法があり、それぞれ効果測定のポイントが異なります。被リンクの獲得方法15選で紹介している主要な施策について、効果測定の方法を解説します。
コンテンツマーケティングによる被リンク獲得
質の高いコンテンツを作成し、自然にリンクを集める手法です。
測定すべき指標
- コンテンツ別の被リンク数:どの記事が最もリンクを集めているか
- リンク獲得までの期間:公開から初リンク獲得までの日数
- リンク元の質:獲得したリンクのDR/DA分布
- コンテンツ制作コスト:1記事あたりの制作費用
- リンク獲得効率:コンテンツ数に対するリンク獲得数
効果測定の手順
- Ahrefsのサイトエクスプローラーで「ベストバイリンク」レポートを確認
- 各ページが獲得している参照ドメイン数を確認
- コンテンツの種類別(How to、調査データ、インフォグラフィックなど)に集計
- 制作コストと獲得リンク数からコンテンツ種類別のROIを算出
成功パターンの分析
リンクを多く獲得しているコンテンツに共通する特徴を分析し、今後のコンテンツ戦略に活かします。
- トピックの選び方
- コンテンツの形式(長文記事、インフォグラフィック、動画など)
- 独自データ・調査の有無
- 公開タイミング
コンテンツSEOの始め方やSEOに強い記事の書き方も参考にしてください。
プレスリリースによる被リンク獲得
プレスリリースでSEO効果を狙う方法の効果測定です。
測定すべき指標
- メディア掲載数:プレスリリースを取り上げたメディア数
- 被リンク獲得数:掲載記事からの実際のリンク数
- リンクの種類:dofollow/nofollowの割合
- 掲載メディアの質:大手メディアか専門メディアか
- プレスリリース配信コスト:配信サービス費用
効果測定の手順
- プレスリリース配信後、1週間〜1ヶ月の新規被リンクをチェック
- リンク元URLを確認し、プレスリリース起因のリンクを特定
- メディア掲載数とリンク獲得数の比率を算出
- 配信コストとリンク獲得数からコストパフォーマンスを評価
注意点
プレスリリース配信サイト自体からのリンクは、多くの場合nofollowであり、SEO効果は限定的です。重要なのは、プレスリリースをきっかけにニュースサイトやブログで取り上げられ、そこからリンクを獲得することです。
ゲスト投稿(寄稿)による被リンク獲得
ゲスト投稿(寄稿)でリンクを獲得する方法の効果測定です。
測定すべき指標
- アウトリーチ数:打診したサイト数
- 承諾率:ゲスト投稿を受け入れてもらえた割合
- 掲載サイトのDR/DA:獲得リンクの質
- 記事制作コスト:ゲスト記事1本あたりの制作費用
- 参照トラフィック:ゲスト記事からの流入数
効果測定の手順
- アウトリーチ活動のログを管理(打診先、結果、掲載日など)
- 掲載されたゲスト記事の一覧を作成
- 各記事からのリンクがAhrefsで検出されているか確認
- GA4で参照トラフィック(Referral)を確認
- 承諾率、リンク獲得単価を算出
効率化のポイント
- 承諾率の高いサイトの特徴を分析
- 効果的なアウトリーチメールのテンプレート化
- 関係構築済みのサイトへの継続的なアプローチ
リンク切れビルディング(ブロークンリンクビルディング)
他サイトのリンク切れを見つけ、自社コンテンツを代替として提案する手法です。
測定すべき指標
- リンク切れ発見数:ツールで見つけたリンク切れの数
- アウトリーチ数:提案を送った数
- 成功率:リンク差し替えに応じてもらえた割合
- 獲得リンクの質:差し替え元ページのDR/DA
効果測定の手順
- Ahrefsの「ブロークンバックリンク」機能で競合サイトのリンク切れを発見
- アウトリーチ活動のログを管理
- 成功・失敗の結果を記録
- 成功率と獲得リンクの質を評価
デジタルPR・メディアリレーション
SEOとPR・広報の連携による被リンク獲得の効果測定です。
測定すべき指標
- メディア露出数:取材・掲載されたメディア数
- 被リンク獲得数:メディア掲載から獲得したリンク数
- ブランド言及数:リンクなしの言及(サイテーション)数
- ソーシャルシェア数:SNSでの拡散状況
- PR活動コスト:代理店費用、イベント費用など
効果測定の手順
- メディア掲載のクリッピングを実施
- 掲載記事からのリンク有無を確認
- Ahrefsで新規被リンクの中からPR起因のものを特定
- ブランド言及の監視(Googleアラート、Mentionなど)
- 総合的なPR効果とリンク獲得効果を評価
サテライトサイト・自社メディアからの内部リンク
サテライトサイトはSEOに有効?で解説しているように、自作自演のリンクはリスクを伴います。正当な自社メディア運営の場合の効果測定です。
測定すべき指標
- 自社メディアからのリンク効果:順位・流入への影響
- 参照トラフィック:自社メディアからの流入数
- メディア運営コスト:コンテンツ制作・運営費用
注意点
同一オーナーが運営するサイト間のリンクは、Googleに認識されている可能性があり、過度なリンク操作はペナルティリスクがあります。ホワイトハットSEOとブラックハットSEOの境界を理解し、適切な運用を心がけましょう。
競合サイトとの被リンク比較分析
競合の被リンク状況を把握する重要性
競合サイトの分析方法の一環として、被リンク状況の比較分析は非常に重要です。
- 自社の被リンク獲得ペースが業界水準と比べてどうか
- 競合が獲得しているリンク元を自社も狙えないか
- 競合との差を埋めるために必要なリソースの見積もり
競合比較分析の手順
ステップ1:競合サイトの特定
分析対象とする競合サイトを3〜5サイト程度選定します。
- 同じキーワードで上位表示されているサイト
- 同業種・同規模のサイト
- 目標とするベンチマークサイト
ステップ2:被リンクデータの収集
各サイトについて、以下のデータを収集します。
| 指標 | 自社 | 競合A | 競合B | 競合C |
|---|---|---|---|---|
| 被リンク数 | – | – | – | – |
| 参照ドメイン数 | – | – | – | – |
| DR/DA | – | – | – | – |
| 月間新規ドメイン数 | – | – | – | – |
| 推定オーガニック流入 | – | – | – | – |
ステップ3:リンクギャップ分析
競合が獲得しているが自社が獲得していないリンク元を特定します。
Ahrefsでのリンクギャップ分析:
- 「リンク交差」ツールを使用
- 自社と競合サイトを入力
- 「競合にはあるが自社にはない」参照ドメインを抽出
- 質の高いリンク元をリストアップ
SEMrushでのバックリンクギャップ:
- 「バックリンクギャップ」ツールを使用
- 最大5サイトまで比較可能
- 各サイトにリンクしているドメインをマトリクス表示
ステップ4:獲得機会の優先順位付け
リンクギャップ分析で見つかったリンク元を、以下の基準で優先順位付けします。
- DR/DAの高さ:高いほど優先
- 関連性:自社テーマとの関連が高いほど優先
- 獲得難易度:アプローチしやすいほど優先
- 複数競合が獲得:多くの競合が獲得しているほど優先
競合との差を埋めるための戦略立案
差分の定量化
競合との被リンク差を数値化します。
例:
- 競合Aとの参照ドメイン数の差:150ドメイン
- 競合Aの月間新規ドメイン獲得数:10ドメイン
- 自社の月間新規ドメイン獲得数:5ドメイン
- 差を埋めるのに必要な期間:30ヶ月(現状ペースの場合)
追い上げ戦略の立案
差を埋めるために必要な施策とリソースを計画します。
- リンクビルディング施策の強化(予算・人員の追加投入)
- リンクを獲得しやすいコンテンツの追加制作
- PR活動の強化
- 競合が獲得しているリンク元への積極的アプローチ
効果測定のレポーティング
レポートに含めるべき要素
被リンク効果測定のレポートには、以下の要素を含めましょう。
1. エグゼクティブサマリー
- 主要KPIの前月比・前年比
- 今月のハイライト(成功事例・課題)
- ROIの概算
- 次月のアクションプラン概要
2. 被リンク状況の概要
- 被リンク数・参照ドメイン数の推移グラフ
- DR/DAの推移グラフ
- 新規獲得・喪失リンクのサマリー
- dofollow/nofollow比率
3. 被リンクの質分析
- 獲得リンクのDR/DA分布
- リンク元の業界・テーマ分類
- アンカーテキスト分布
- 注目すべき高品質リンクのリスト
4. SEOパフォーマンスへの影響
- 主要キーワードの順位推移
- オーガニック流入の推移
- 被リンク増加と順位・流入の相関分析
5. ビジネス成果への貢献
- オーガニック経由のコンバージョン推移
- 参照トラフィックからのコンバージョン
- ROI算出結果
6. 施策別の効果分析
- 実施した施策の一覧と結果
- 施策別のリンク獲得数・コスト
- 成功した施策・改善が必要な施策
7. 競合比較
- 主要競合との被リンク指標比較
- 競合との差の推移
- リンクギャップから発見した機会
8. 次月のアクションプラン
- 継続する施策
- 新規に開始する施策
- 改善・見直しを行う施策
- 必要なリソース・予算
レポーティングの頻度
| レポート種類 | 頻度 | 対象者 | 内容の深さ |
|---|---|---|---|
| 週次モニタリング | 毎週 | SEO担当者 | 簡易チェック |
| 月次レポート | 毎月 | マーケティング責任者 | 詳細分析 |
| 四半期レポート | 3ヶ月ごと | 経営層 | 戦略レベル |
| 年次レポート | 毎年 | 経営層 | 総括・次年度計画 |
報告対象者別のレポートのポイント
SEO担当者向け(詳細レポート)
- すべての指標を詳細に記載
- 個別のリンク獲得・喪失の分析
- 施策の改善点と次のアクション
マーケティング責任者向け(サマリーレポート)
- 主要KPIのダッシュボード形式
- ビジネス成果との関連を強調
- 他のマーケティング施策との比較
経営層向け(エグゼクティブレポート)
- 1〜2ページに要約
- ROIと投資対効果を中心に
- 競合との比較で市場での位置づけを示す
- 次の投資判断に必要な情報
SEO効果の測定方法で解説しているレポーティングの考え方も参考にしてください。
ダッシュボードの構築
SEOダッシュボードの作り方を応用して、被リンク効果測定専用のダッシュボードを構築することをおすすめします。
Looker Studioでのダッシュボード構築
データソースの接続:
- Googleサーチコンソール(リンクデータ)
- GA4(流入・コンバージョンデータ)
- スプレッドシート(Ahrefsからエクスポートしたデータ)
含めるべきグラフ・表:
- 参照ドメイン数の推移(折れ線グラフ)
- DR/DAの推移(折れ線グラフ)
- 新規・喪失リンクの月別推移(棒グラフ)
- 主要キーワード順位の推移(折れ線グラフ)
- オーガニック流入の推移(面グラフ)
- 参照ドメイン数と順位の相関(散布図)
被リンク効果測定の高度なテクニック
アトリビューション分析の応用
アトリビューション分析の考え方を被リンク効果測定に応用します。
被リンクのアトリビューションモデル
複数の被リンク獲得施策を実施している場合、どの施策がコンバージョンに最も貢献しているかを分析します。
- ファーストタッチ:最初に獲得した被リンクの施策に貢献を帰属
- ラストタッチ:コンバージョン直前の被リンク施策に貢献を帰属
- 線形:すべての施策に均等に貢献を配分
- 時間減衰:直近の施策ほど貢献度を高く評価
コホート分析
被リンク獲得時期別にグループ分けし、その後の効果を追跡する手法です。
分析の手順
- 被リンク獲得月でコホートを作成(例:2025年1月獲得リンク群)
- 各コホートの被リンクがもたらす効果を時系列で追跡
- リンクの「寿命」や「効果の持続性」を分析
- 施策種別ごとのコホート比較
分析から得られるインサイト
- どの時期に獲得したリンクが最も効果的か
- リンクの効果が持続する期間
- 施策種別による効果の違い
予測モデルの構築
過去データを基に、被リンク獲得の効果を予測するモデルを構築します。
回帰分析の活用
- 参照ドメイン数と検索順位の関係をモデル化
- 「あとX本のリンクを獲得すればY位に上がる」という予測
- 投資計画の策定に活用
注意点
予測モデルはあくまで参考値です。Googleのアルゴリズムは複雑であり、被リンク以外の要因も多数あるため、過度な信頼は禁物です。
A/Bテスト的アプローチ
可能な範囲で、施策の効果を比較検証します。
比較検証の例
- コンテンツタイプ別:インフォグラフィック vs 長文記事のリンク獲得効率
- アウトリーチ手法別:メール vs SNSでの打診成功率
- プレスリリース配信先別:配信サービスA vs Bの効果比較
よくある課題と解決策
課題1:被リンクは増えているが順位が上がらない
考えられる原因
- 獲得している被リンクの質が低い
- 競合も同様に被リンクを増やしている
- 被リンク以外のSEO要因に問題がある
- 効果発現までのタイムラグ
解決策
課題2:ROIの算出が難しい
考えられる原因
- 被リンク施策の効果を他の施策と分離できない
- コンバージョン価値の設定が曖昧
- 長期的な効果を短期で評価しようとしている
解決策
- 複数のROI算出アプローチを併用
- 「オーガニックトラフィック価値」など間接的な指標を活用
- 施策開始前にコンバージョン価値を定義しておく
- 年間累積効果でROIを評価
課題3:経営層への説明が難しい
考えられる原因
- 専門用語が多く伝わりにくい
- 短期的な成果が見えにくい
- 競合との比較がないため重要性が伝わらない
解決策
- 専門用語を避け、ビジネス用語で説明
- 広告費換算(「同じ効果を広告で得るとX円かかる」)で価値を可視化
- 競合との比較で「このままでは負ける」危機感を共有
- サステナブルSEOの概念で長期投資の重要性を説明
課題4:リンク獲得のペースが遅い
考えられる原因
- リンクを獲得しやすいコンテンツがない
- アウトリーチ活動が不十分
- 業界的にリンクが集まりにくいニッチ領域
解決策
- リンクベイトコンテンツ(調査データ、インフォグラフィック、ツールなど)の制作
- PR活動の強化
- 業界団体・関連メディアとの関係構築
- ゲスト投稿の積極活用
課題5:喪失リンクが多い
考えられる原因
- リンク元サイトの閉鎖・ページ削除
- リンク元サイトのリニューアルによるリンク除去
- 自社サイトのURL変更によるリンク切れ
解決策
- 重要なリンク元サイトを定期的にチェック
- URL変更時は301リダイレクトを徹底
- サイトリニューアル時のSEO対策を実施
- 喪失を上回る新規獲得ペースを維持
被リンク効果測定のチェックリスト
月次チェックリスト
被リンク指標の確認
- □ 被リンク数の前月比を確認
- □ 参照ドメイン数の前月比を確認
- □ DR/DAの推移を確認
- □ 新規獲得リンクの質を評価
- □ 喪失リンクの原因を分析
- □ アンカーテキスト分布に異常がないか確認
SEOパフォーマンスの確認
- □ 主要キーワードの順位変動を確認
- □ オーガニック流入の推移を確認
- □ 被リンク獲得ページの流入を確認
ビジネス成果の確認
- □ オーガニック経由のコンバージョン数を確認
- □ 参照トラフィックからのコンバージョンを確認
施策の振り返り
- □ 今月実施した施策の効果を評価
- □ 次月の施策計画を更新
四半期チェックリスト
- □ ROIの算出と評価
- □ 競合との比較分析
- □ リンクギャップ分析と機会の特定
- □ 施策種別ごとの効果比較
- □ 次四半期の戦略・予算計画
年次チェックリスト
- □ 年間の被リンク成長を総括
- □ 年間ROIの算出
- □ 競合との差の変化を分析
- □ 成功した施策・失敗した施策の振り返り
- □ 次年度の被リンク戦略・目標設定
- □ 必要な予算・リソースの見積もり
よくある質問(FAQ)
Q1: 被リンク効果測定はどのツールを使うべきですか?
A: 予算があればAhrefsまたはSEMrushがおすすめです。無料で始めるならGoogleサーチコンソールとUbersuggestの無料枠を活用しましょう。SEOツール比較も参考にしてください。
Q2: 被リンク数と参照ドメイン数、どちらを重視すべきですか?
A: 一般的には参照ドメイン数を重視すべきです。1つのサイトから100本のリンクを獲得するよりも、100のサイトから1本ずつリンクを獲得する方がSEO効果は高いとされています。
Q3: 被リンク獲得から効果が出るまでどのくらいかかりますか?
A: 一般的に2週間〜3ヶ月程度のタイムラグがあります。SEO対策にかかる期間で解説しているように、短期的な結果だけでなく長期的な視点で評価することが重要です。
Q4: nofollowリンクは効果測定に含めるべきですか?
A: 含めるべきです。nofollowリンクは直接的なSEO効果は限定的ですが、参照トラフィックの獲得やブランド認知向上には貢献します。ただし、dofollow/nofollowは区別して記録しておきましょう。
Q5: 競合が自社よりはるかに多くの被リンクを持っている場合、追いつくことは可能ですか?
A: 可能ですが、時間とリソースが必要です。まずは「質」で勝負し、高品質なリンクを集中的に獲得する戦略が有効です。また、競合が獲得していないニッチなリンク元を開拓することも検討しましょう。
Q6: スパムリンクが増えた場合、どう対処すべきですか?
A: スパムリンクの否認方法を参照し、Googleサーチコンソールの否認ツールで対応します。ネガティブSEO対策も併せて確認してください。
Q7: 被リンク効果測定の結果を経営層にどう説明すればいいですか?
A: 専門用語を避け、「広告費換算でX円の価値がある」「競合との差がX%縮まった」など、ビジネスインパクトで説明しましょう。SEO代理店との付き合い方のコミュニケーション術も参考になります。
Q8: 自社で効果測定を行うリソースがない場合はどうすればいいですか?
A: SEOコンサルティングやSEO会社に依頼することを検討しましょう。ただし、社内で基本的な知識を持っておくことは、外注先の成果を評価する上でも重要です。
まとめ:被リンク効果測定を成功させるポイント
被リンクの効果測定は、リンクビルディング施策を成功に導くために不可欠なプロセスです。本記事で解説した内容をまとめると、以下のポイントが重要です。
効果測定の基本原則
- 量だけでなく質を評価する
- 被リンクの質を重視し、DR/DA、関連性、配置位置などを総合的に評価
- 複数の視点で測定する
- 被リンク指標、SEOパフォーマンス、ビジネス成果の3つの視点
- 長期的な視点を持つ
- 効果発現までのタイムラグを考慮し、短期成果に一喜一憂しない
- 競合との比較で相対評価する
- 絶対値だけでなく、競合との差を把握して戦略に活かす
- 継続的なモニタリングと改善
- 定期的なレポーティングとPDCAサイクルで施策を最適化
今日から始められるアクション
- 現状の被リンクプロファイルをベースラインとして記録
- サーチコンソールのリンクレポートを確認
- 被リンク分析ツール(Ahrefs無料枠など)でDR/DAを確認
- 主要競合3社の被リンク状況を調査
- 月次レポートのテンプレートを作成
- ROI算出のための指標・計算方法を定義
被リンクはサステナブルSEOにおける重要な資産です。効果測定を通じて、「なんとなくリンクを増やす」から「成果に繋がるリンクを戦略的に獲得する」へとステージアップしましょう。
被リンク(バックリンク)とは?の基本から、被リンクの獲得方法、そして本記事の効果測定まで、一連の流れを実践することで、被リンク施策の成果を最大化できます。
被リンク効果測定についてさらに詳しく知りたい方や、自社サイトの分析にお困りの方は、ぜひOMNIWEBにご相談ください。豊富なSEO実績を基に、御社のリンクビルディング戦略を支援いたします。