SEOコンサルティングとは
SEOコンサルティングとは、WebサイトのSEO対策を専門家が支援するサービスです。サイトの現状分析から戦略立案、施策の実行支援、効果測定までを包括的にサポートします。
自社でSEOに取り組もうとしても、専門知識がなければ何から始めればいいかわからない、施策を実行しても成果が出ない、といった課題に直面することが多いでしょう。SEOコンサルティングを活用することで、専門家の知見を借りながら効率的にSEO対策を進めることができます。
SEOコンサルティングの主なサービス内容
SEOコンサルティングで提供される主なサービスは以下の通りです。
1. 現状分析・課題抽出
- サイトの技術的な問題点の洗い出し
- 現在の検索順位・流入状況の把握
- 競合サイトのSEO状況分析
- 改善の優先順位付け
2. 戦略立案
- キーワード戦略の策定
- コンテンツ戦略の策定
- サイト構造の改善提案
- KPI・目標設定
3. 施策実行支援
4. 効果測定・レポーティング
- 順位・アクセス解析レポート
- 定期ミーティング
- 改善提案・PDCAサイクル
SEOコンサルティングと他のSEOサービスの違い
SEOサービスには様々な種類があり、それぞれ役割が異なります。
| サービス種類 | 内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| SEOコンサルティング | 戦略立案から実行支援まで総合的にサポート | 継続的な改善、PDCAサイクル |
| コンテンツSEO | SEO記事の企画・制作 | コンテンツ制作に特化 |
| テクニカルSEO | サイトの技術的な最適化 | 内部対策に特化 |
| SEO診断 | サイトの課題を分析してレポート | 単発・スポット対応 |
SEOコンサルティングは、これらのサービスを包括的に提供するものです。ただし、コンサルティング会社によって対応範囲は異なるため、契約前に確認が必要です。
SEOコンサルティングの費用相場
SEOコンサルティングの費用は、依頼先や施策の範囲によって大きく異なります。ここでは、様々な観点から費用相場を解説します。
サービス内容別の費用相場
| サービス内容 | 費用相場 | 料金体系 |
|---|---|---|
| 総合SEOコンサルティング | 月額10万〜50万円 | 月額固定型 |
| 大規模サイト向けコンサルティング | 月額50万〜100万円以上 | 月額固定型 |
| SEOサイト設計コンサルティング | 10万〜100万円 | スポット型 |
| SEO診断・監査 | 10万〜30万円 | スポット型 |
| コンテンツSEO支援 | 月額10万〜30万円 | 月額固定型 |
| 内部SEO対策支援 | 10万〜100万円 | スポット型 |
依頼先別の費用相場
SEOコンサルティングの費用は、依頼先の規模や実績によっても変動します。
| 依頼先 | 月額費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大手SEO会社 | 50万〜100万円以上 | 実績豊富、専門チーム体制、大規模サイト向け |
| 中堅SEO会社 | 30万〜50万円 | バランス型、柔軟な対応、中規模サイト向け |
| 小規模SEO会社 | 10万〜30万円 | コスト重視、小規模サイト向け |
| フリーランス | 5万〜20万円 | 低コスト、担当者固定、柔軟な対応 |
大手SEO会社の特徴
大手SEO会社は、豊富な実績とノウハウを持ち、専門チームによる支援体制が整っています。大規模サイトや競合の激しい業界でも対応できる実力がありますが、その分費用も高額になります。また、担当者が頻繁に変わる、対応が画一的になりがちといった課題もあります。
中堅・小規模SEO会社の特徴
中堅・小規模のSEO会社は、大手に比べてコストを抑えられる点がメリットです。担当者が固定されやすく、柔軟な対応が期待できます。ただし、会社によって実力差が大きいため、実績や評判をしっかり確認することが重要です。
フリーランスの特徴
フリーランスのSEOコンサルタントは、最もコストを抑えられる選択肢です。担当者が固定されるため、一貫した対応が期待できます。ただし、個人の実力に依存するため、スキルの見極めが重要です。また、リソースに限りがあるため、大規模な案件には向かない場合があります。
費用が変動する要因
SEOコンサルティングの費用は、以下の要因によって変動します。
1. サイトの規模
ページ数が多いサイトほど、分析・改善の工数が増えるため費用が高くなります。
- 小規模サイト(〜100ページ):月額10万〜20万円
- 中規模サイト(100〜1,000ページ):月額20万〜50万円
- 大規模サイト(1,000ページ以上):月額50万〜100万円以上
2. 業界の競合性
競合が激しい業界ほど、上位表示の難易度が高くなり、必要な施策量も増えます。金融、不動産、転職、美容・健康などの業界は費用が高くなる傾向があります。
3. 支援範囲
戦略立案のみか、実装支援まで含むかによって費用が変わります。コンテンツ制作まで依頼する場合は、別途費用がかかることが一般的です。
4. ミーティング頻度
週次か月次か、レポートの詳細度によっても費用が変動します。
5. 担当者のスキル
シニアコンサルタントやスペシャリストが担当する場合は、費用が高くなります。
料金体系の種類
SEOコンサルティングの料金体系は、主に以下の3つがあります。
1. 月額固定型
毎月決まった金額を支払い、契約範囲内の業務を継続的に行ってもらう方式です。現在最も一般的な料金体系です。
メリット:
- 毎月の予算が明確で計画が立てやすい
- 継続的な改善・PDCAサイクルが回せる
- 長期的な信頼関係を構築しやすい
デメリット:
- 成果が出なくても費用が発生する
- 契約期間の縛りがある場合が多い(6ヶ月〜1年)
2. 成果報酬型
特定のキーワードで上位表示された場合にのみ費用が発生する方式です。
メリット:
- 成果が出なければ費用が発生しない
- 初期費用を抑えられる
デメリット:
- 上位表示されると費用が高額になる可能性
- ブラックハットSEO(不正手法)のリスク
- 検索ボリュームの少ないキーワードに誘導されるケースも
注意点
成果報酬型は2026年現在では少なくなっています。Googleのアルゴリズムが進化し、テクニックだけでは上位表示が難しくなったためです。成果報酬型を選ぶ場合は、成果の定義や施策内容を事前に確認しましょう。
3. スポット型(一括支払い型)
特定の課題解決や単発の施策に対して、一括で報酬を支払う方式です。
メリット:
- 必要な施策だけを依頼できる
- 長期契約の縛りがない
デメリット:
- 継続的な改善には不向き
- 施策ごとに見積もりが必要
SEOコンサルティングで提供される具体的な施策
SEOコンサルティングでは、どのような施策が提供されるのでしょうか。具体的な内容を理解しておくことで、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。
1. サイト診断・現状分析
SEOコンサルティングの第一歩は、サイトの現状を正確に把握することです。
技術的な診断項目
- クロール・インデックスの状況確認
- ページ表示速度の測定(Core Web Vitals)
- モバイル対応状況の確認
- サイト構造・内部リンクの分析
- 構造化データの実装状況
- 重複コンテンツ・canonical設定の確認
コンテンツの診断項目
外部要因の診断項目
- 被リンクプロファイルの分析
- 競合サイトとの比較
- 業界内でのポジショニング
2. キーワード戦略の策定
どのキーワードで上位表示を狙うかは、SEO成功の鍵を握ります。
キーワード戦略で行われること
- ターゲットキーワードの選定
- 検索ボリューム・競合難易度の分析
- 検索意図の分類
- キーワードの優先順位付け
- コンテンツとキーワードのマッピング
優れたSEOコンサルタントは、単に検索ボリュームが大きいキーワードを狙うのではなく、ビジネス目標に直結するキーワードを戦略的に選定します。
3. コンテンツ戦略・制作支援
コンテンツSEOは現在のSEOにおいて最も重要な施策の一つです。
コンテンツ戦略で行われること
- コンテンツカレンダーの作成
- 記事構成案の作成
- ライティングガイドラインの策定
- 記事の品質チェック・編集
- 既存コンテンツのリライト提案
コンテンツ制作自体は別料金となることが多いですが、企画・ディレクションはコンサルティングに含まれることが一般的です。
4. テクニカルSEO対策
サイトの技術的な課題を改善し、検索エンジンに正しく評価されるようにします。
テクニカルSEOで行われること
- サイト構造の最適化提案
- 内部リンク設計
- ページ速度改善の指示
- 構造化データの実装指示
- XMLサイトマップ・robots.txtの最適化
- モバイル対応の改善
実装作業自体は社内のエンジニアや制作会社が行い、SEOコンサルタントは指示書の作成や監修を担当するケースが多いです。
5. 外部SEO対策支援
被リンクの獲得やサイテーションの増加を支援します。
外部SEO対策で行われること
- リンクアーニング戦略の立案
- 被リンク獲得につながるコンテンツ企画
- プレスリリース配信支援
- メディア・インフルエンサーへのアプローチ支援
- 既存被リンクの分析・改善
重要な注意点
被リンクの「購入」はGoogleのガイドライン違反です。「被リンク◯本保証」などを謳う業者には注意が必要です。
6. 効果測定・レポーティング
施策の効果を測定し、改善につなげます。
レポートに含まれる主な項目
- 主要キーワードの順位推移
- オーガニック流入数の推移
- コンバージョン数・率の推移
- 実施した施策の概要
- 次月の施策提案
レポートの頻度や詳細度は契約内容によって異なります。月次レポートが一般的ですが、週次で報告を受けられるプランもあります。
成果が出るSEOコンサルの見極め方
SEOコンサルティング会社は数多く存在しますが、すべてが信頼できるわけではありません。成果を出せるSEOコンサルを見極めるポイントを解説します。
1. 実績と専門性を確認する
確認すべきポイント
- 自社と同じ業界での実績があるか
- 具体的な成功事例(数値付き)を提示できるか
- 担当者のSEO経験年数
- 取引実績の企業数・規模
実績の確認方法
- 会社のWebサイトの事例ページを確認
- クライアントの声・インタビュー記事を読む
- 担当者のプロフィールや経歴を確認
- 業界内での評判を調べる
特に信頼できるのは、クライアントと担当者の顔写真や、アクセス推移といった具体的な数字を事例ページで公開しているSEO会社です。
2. 施策内容の透明性を確認する
確認すべきポイント
- 具体的な施策内容を説明してくれるか
- なぜその施策が必要なのか論理的に説明できるか
- Googleのガイドラインに準拠した手法か
- ブラックハットSEO(不正手法)を使っていないか
「Google準拠」「ユーザビリティ重視」といった抽象的な説明だけで、具体的な施策内容を示さない会社には注意が必要です。
3. コミュニケーション体制を確認する
確認すべきポイント
- 定期的なミーティングがあるか
- 担当者は固定か、頻繁に変わるか
- 質問への対応スピードは適切か
- 専門用語をわかりやすく説明してくれるか
- 1人の担当者が抱える案件数は適切か
SEO会社によっては、1人の担当者が10社以上を担当していることもあります。案件数が多すぎると、十分なサポートを受けられない可能性があります。理想的には1人3〜5社程度が適切とされています。
4. 提案内容の質を確認する
契約前の提案段階で、SEOコンサルの質を見極めることができます。
良い提案の特徴
- 自社サイトを事前に分析した上での提案
- 課題と優先順位が明確に示されている
- 具体的な施策とスケジュールが提示されている
- 期待できる成果と根拠が説明されている
- リスクや注意点も正直に伝えてくれる
要注意な提案の特徴
- テンプレート的な内容で自社に特化していない
- 「必ず上位表示できます」といった過度な保証
- 具体的な施策が曖昧
- 質問に対して明確に回答できない
5. 契約条件を確認する
確認すべきポイント
- 最低契約期間はどれくらいか
- 解約条件は明確か
- 追加費用が発生する条件は何か
- 成果保証の内容(ある場合)は現実的か
- レポートの頻度と内容
- ミーティングの頻度
契約期間については、SEOは成果が出るまでに時間がかかるため、6ヶ月〜1年の契約期間が設定されることが多いです。ただし、途中解約ができない、違約金が高額といった条件には注意が必要です。
6. 担当者の人柄を確認する
SEOコンサルティングは長期的な付き合いになります。担当者との相性も重要な要素です。
確認すべきポイント
- 誠実な対応をしてくれるか
- 質問に対して丁寧に答えてくれるか
- 自社のビジネスを理解しようとしてくれるか
- デメリットやリスクも正直に伝えてくれるか
避けるべき悪質なSEO業者の特徴
SEO業界には残念ながら悪質な業者も存在します。以下の特徴に当てはまる業者は避けるべきです。
1. 順位保証・成果保証を謳う
「必ず1位になれます」「確実に順位を上げます」といった保証を謳う業者は危険です。
Googleの検索順位は、数百もの要因が絡み合う複雑なアルゴリズムによって常に変動しており、誰にもコントロールすることはできません。Googleの検索チームの社員ですら、順位を保証することはできないと明言しています。
順位保証を謳う業者は、知識がないか、意図的に嘘をついている可能性が高いです。
2. 被リンク購入を提案する
「質の高いリンクを多数購入します」「被リンク◯本保証」といった提案は非常に危険です。
被リンク購入はGoogleのガイドラインに明確に違反する「ブラックハットSEO」です。発覚すれば検索順位の大幅な下落や、インデックス削除といった重いペナルティを受ける可能性があります。
「ドメインとIPの分散率が高い」「アンカーテキストを自然に設置できる」とアピールされても、被リンク購入のリスクは変わりません。
3. しつこい営業電話・訪問営業をしてくる
電話営業や訪問営業で契約を迫ってくる会社は要注意です。
悪質なSEO業者は営業活動に力を入れており、様々なトークで契約を取ろうとします。その代わり、肝心のSEO対策については実力がないばかりか、詐欺行為を行う業者もいます。
営業トークで「上位表示しますよ」などとおいしい話ばかり言ってくる会社は、実際の成果とギャップがあることが多いです。
4. 施策内容を具体的に説明しない
「独自のノウハウで対策します」「企業秘密なので詳細は言えません」といった曖昧な説明しかしない業者は信頼できません。
まっとうなSEOコンサルタントであれば、どのような施策を行うのか、なぜその施策が必要なのかを論理的に説明できるはずです。
5. 低品質なコンテンツを納品する
SEOでは質の高いコンテンツが重要です。以下のような低品質なコンテンツを納品する業者は問題です。
- 他サイトからコピーした内容
- キーワードを詰め込んだだけの不自然な文章
- ユーザーにとって価値のない薄い内容
- AIで生成しただけで編集していない文章
このような低品質なコンテンツは、SEO効果がないだけでなく、サイト全体の評価を下げる要因になります。
6. 契約を急かす・高額な解約料を設定している
「今月中に契約すれば割引します」「この条件は今日だけです」といった形で契約を急かす業者は要注意です。
また、リース契約やクレジット契約をやたらと勧めてくる会社も警戒が必要です。一度契約すると高額な解約料を請求されるケースもあります。
7. 最新のSEOトレンドに対応していない
SEOは常に変化しています。古い手法に固執している業者は、成果を出すことが難しいでしょう。
以下のような古い手法を提案してくる業者には注意が必要です。
- キーワードを大量に詰め込む
- メタキーワードの設定(現在は効果なし)
- 相互リンクの大量獲得
- サテライトサイトからのリンク
悪質業者を見分けるチェックリスト
以下の項目に当てはまる業者は避けることをおすすめします。
| チェック項目 | 危険度 |
|---|---|
| 「必ず1位になれます」と順位保証する | ★★★★★ |
| 被リンク購入を提案する | ★★★★★ |
| しつこい営業電話をしてくる | ★★★★☆ |
| 施策内容を具体的に説明しない | ★★★★☆ |
| 契約を急かす | ★★★★☆ |
| 解約条件が不明確・違約金が高額 | ★★★★☆ |
| 実績を具体的に示せない | ★★★☆☆ |
| 担当者が頻繁に変わる | ★★★☆☆ |
| レポートが曖昧・形式的 | ★★★☆☆ |
SEOコンサルティングでよくある失敗パターン
SEOコンサルティングを依頼しても、期待した成果が出ないケースがあります。よくある失敗パターンを理解し、事前に対策しましょう。
失敗パターン1:目標設定が曖昧
問題点
「SEOで集客を増やしたい」といった曖昧な目標だけで始めてしまうと、何をもって成功とするかが不明確になります。
対策
- 具体的なKPI(順位、流入数、CV数など)を設定する
- 達成期限を決める
- SEOコンサルと目標をすり合わせる
失敗パターン2:施策の実行が滞る
問題点
SEOコンサルから提案を受けても、社内のリソース不足で施策が実行されないケースがあります。
対策
- 契約前に社内の実行体制を確認する
- 実装まで支援してくれるコンサルを選ぶ
- コンテンツ制作は外注も検討する
失敗パターン3:短期的な成果を求めすぎる
問題点
SEOは成果が出るまでに時間がかかる施策です。1〜2ヶ月で成果が出ないからといって、施策を中断してしまうケースがあります。
対策
- SEOは中長期的な施策であることを理解する
- 3〜6ヶ月は継続して取り組む
- 短期的な成果指標(施策の実行数など)も設定する
失敗パターン4:コミュニケーション不足
問題点
SEOコンサルとのコミュニケーションが不足し、認識のズレが生じるケースがあります。
対策
- 定期的なミーティングを設定する
- 疑問点はすぐに確認する
- レポートの内容を理解し、質問する
失敗パターン5:担当者のレベルが低い
問題点
会社としての実績は豊富でも、実際に担当する人のスキルが低いケースがあります。特に大手SEO会社では、経験の浅い担当者がつくこともあります。
対策
- 契約前に担当者の経歴・実績を確認する
- 担当者が変わる場合の条件を確認する
- 担当者のスキルに不安があれば変更を依頼する
失敗パターン6:SEOだけに依存する
問題点
SEOだけに集客を依存していると、アルゴリズムアップデートで順位が下がった場合に大きな影響を受けます。
対策
- SEO以外の集客チャネルも併用する
- SNS、広告、メールマーケティングなども検討する
- 自社のファン・リピーターを増やす施策も行う
SEOコンサルティングを依頼する前の準備
SEOコンサルティングを成功させるためには、依頼前の準備が重要です。
1. 目標を明確にする
SEOで何を達成したいのかを明確にしましょう。
- ビジネス目標:売上増加、問い合わせ増加、認知度向上など
- SEO目標:特定キーワードでの上位表示、オーガニック流入の増加など
- 達成期限:いつまでに達成したいか
2. 予算を決める
SEOに投資できる予算を決めておきましょう。
- 月額でいくらまで投資できるか
- 初期費用はどれくらいまで許容できるか
- コンテンツ制作費用は別途確保できるか
- 最低何ヶ月は継続できるか
3. 社内体制を確認する
SEOコンサルから提案を受けた後、社内で施策を実行できる体制があるか確認しましょう。
- SEO担当者は誰か
- コンテンツを書けるライターはいるか
- サイト改修を実行できるエンジニア・制作会社はいるか
- 意思決定のプロセスはどうなっているか
4. 現状を把握する
依頼前に自社サイトの現状を把握しておくと、コンサルとのコミュニケーションがスムーズになります。
- Google Search Consoleの設定状況
- 現在の主要キーワードの順位
- オーガニック流入数の推移
- コンバージョン数・率
- 過去に実施したSEO施策
5. 複数社から見積もりを取る
最低でも3社程度から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
見積もり比較のポイント
- 月額費用に含まれる施策の範囲
- コンテンツ制作は別料金か含まれるか
- ミーティング頻度とレポート内容
- 担当者のスキル・経験
- 最低契約期間と解約条件
SEOコンサルティング契約時の確認事項
契約前に以下の事項を必ず確認しましょう。
契約内容に関する確認事項
| 確認項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 契約期間 | 最低契約期間、自動更新の有無 |
| 解約条件 | 途中解約の可否、違約金の有無 |
| 料金体系 | 月額費用、初期費用、追加費用が発生する条件 |
| 支払い条件 | 支払いサイクル、支払い方法 |
| 成果保証 | 保証の内容、保証が適用される条件 |
サービス内容に関する確認事項
| 確認項目 | 確認すべき内容 |
|---|---|
| 施策範囲 | どの施策が含まれるか、含まれないか |
| コンテンツ制作 | 制作本数、別料金かどうか |
| 実装支援 | 指示書作成のみか、実装まで対応するか |
| ミーティング | 頻度、所要時間、参加者 |
| レポート | 頻度、内容、フォーマット |
| 担当者 | 担当者の経歴、変更の可能性 |
契約書で確認すべき条項
- 業務内容の詳細
- 費用・支払い条件
- 契約期間・更新条件
- 解約条件・違約金
- 秘密保持条項
- 免責事項
- 著作権の帰属
SEOコンサルティングの効果を最大化するポイント
SEOコンサルティングを依頼した後、効果を最大化するためのポイントを解説します。
1. 積極的にコミュニケーションを取る
SEOコンサルに任せきりにするのではなく、積極的にコミュニケーションを取りましょう。
- 疑問点はすぐに質問する
- 自社のビジネス状況を共有する
- 施策の進捗を確認する
- うまくいっている点・いっていない点をフィードバックする
2. 施策の実行を滞らせない
SEOコンサルから提案された施策は、できるだけ早く実行しましょう。施策の実行が遅れるほど、成果が出るまでの期間も延びます。
- 社内の実行体制を整える
- 優先順位をつけて計画的に進める
- リソースが足りない場合は外注も検討する
3. レポートを理解し活用する
月次レポートをただ受け取るだけでなく、内容を理解し、次の施策に活かしましょう。
- 数値の意味を理解する
- 前月との比較で変化を把握する
- 施策と成果の関係を分析する
- 不明点はコンサルに質問する
4. 長期的な視点を持つ
SEOは成果が出るまでに時間がかかります。短期的な結果に一喜一憂せず、長期的な視点で取り組みましょう。
- 3〜6ヶ月は継続して様子を見る
- 途中経過の指標(インデックス数、順位変動など)も確認する
- アルゴリズムアップデートの影響も考慮する
5. 社内にノウハウを蓄積する
SEOコンサルから学んだノウハウを社内に蓄積しましょう。将来的に内製化を目指す場合は特に重要です。
- 施策の内容と理由を理解する
- ミーティングの内容を記録する
- 担当者がSEOの知識を身につける
SEOコンサルティングの費用対効果の考え方
SEOコンサルティングへの投資が妥当かどうかを判断するための考え方を解説します。
ROI(投資対効果)の計算方法
SEOのROIは、以下の式で計算できます。
ROI = (SEOによる売上増加 − SEO投資額)÷ SEO投資額 × 100%
例えば、月額30万円のSEOコンサルティングを1年間依頼し(投資額360万円)、SEO経由の売上が年間600万円増加した場合:
ROI = (600万円 − 360万円)÷ 360万円 × 100% = 66.7%
SEOによる売上増加の計算方法
SEOによる売上増加は、以下の式で概算できます。
SEOによる売上 = オーガニック流入数 × CVR × 顧客単価
例えば:
- オーガニック流入:月間10,000PV → 20,000PVに増加
- CVR:2%
- 顧客単価:5万円
売上増加 = (20,000 − 10,000)× 2% × 5万円 = 100万円/月
費用対効果を高めるポイント
- CVRの高いキーワードを狙う:検索ボリュームだけでなく、コンバージョンにつながりやすいキーワードを選ぶ
- 段階的に投資を増やす:最初は小さく始めて、成果が出てきたら投資を拡大する
- 継続して取り組む:SEOは継続することで複利的に効果が積み上がる
- コンテンツ資産を蓄積する:一度作成したコンテンツは長期的に流入を生み出す
よくある質問(FAQ)
Q1. SEOコンサルティングの費用相場はいくらですか?
A. 一般的な費用相場は月額10万〜50万円です。大規模サイトや競合の激しい業界では月額50万〜100万円以上かかることもあります。依頼先の規模によっても変動し、大手SEO会社は月額50万円以上、フリーランスは月額5万〜20万円程度が目安です。
Q2. SEOコンサルティングで成果が出るまでどれくらいかかりますか?
A. 一般的に3〜6ヶ月で順位の変動が見え始め、安定した成果を出すには6ヶ月〜1年程度かかります。サイトの状況や競合環境によっても異なります。
Q3. 順位保証をしてくれるSEO会社は信頼できますか?
A. いいえ、順位保証を謳う会社は避けるべきです。Googleの検索順位は複雑なアルゴリズムで決まり、誰にもコントロールできません。順位保証を謳う業者は、知識がないか、意図的に嘘をついている可能性が高いです。
Q4. 成果報酬型と月額固定型、どちらがおすすめですか?
A. 現在は月額固定型が主流で、おすすめです。成果報酬型は初期費用を抑えられますが、ブラックハットSEOのリスクや、上位表示後の高額請求などのデメリットがあります。
Q5. SEOコンサルタントと制作会社、どちらに依頼すべきですか?
A. 本格的なSEO対策を行いたい場合は、SEO専門のコンサルタントに依頼することをおすすめします。制作会社はWebサイト制作が本業であり、SEOの専門性では劣ることが多いです。ただし、サイトリニューアルと合わせてSEO対策を行う場合は、SEOに強い制作会社を選ぶのも選択肢です。
Q6. 複数のSEO会社に同時に依頼できますか?
A. 基本的には1社に絞ることをおすすめします。複数社に依頼すると、施策の方向性が混乱したり、責任の所在が曖昧になったりする可能性があります。ただし、コンサルティングと記事制作を別の会社に依頼するなど、役割を明確に分ける場合は可能です。
Q7. 契約期間はどれくらいが適切ですか?
A. SEOは成果が出るまでに時間がかかるため、最低6ヶ月、できれば1年程度の契約期間が適切です。ただし、途中解約ができない長期契約や、高額な違約金が設定されている契約には注意が必要です。
Q8. SEOコンサルティングを依頼する前に自社でやっておくべきことはありますか?
A. 以下の準備をしておくと、コンサルティングがスムーズに進みます。
- 目標の明確化(何を達成したいか)
- 予算の決定
- Google Search Console・Google Analytics 4の設定
- 現状の把握(順位、流入数など)
- 社内の実行体制の確認
Q9. SEOコンサルタントに丸投げしても大丈夫ですか?
A. 丸投げは避けるべきです。SEOの成果を最大化するためには、コンサルタントと積極的にコミュニケーションを取り、施策の実行を滞らせないことが重要です。また、自社のビジネスや顧客についての情報を共有することで、より効果的な施策が可能になります。
Q10. SEOコンサルティングを途中で解約したい場合はどうすればいいですか?
A. 契約書に記載されている解約条件に従って手続きを行います。契約前に途中解約の可否、解約予告期間、違約金の有無を確認しておくことが重要です。成果が出ていない場合は、まず担当者に相談し、改善策を検討することをおすすめします。
まとめ
SEOコンサルティングは、専門知識を持つプロの力を借りて効率的にSEO対策を進めるための有効な手段です。本記事のポイントを整理します。
費用相場のまとめ
- 総合SEOコンサルティング:月額10万〜50万円
- 大規模サイト向け:月額50万〜100万円以上
- 大手SEO会社:月額50万円以上
- 中堅SEO会社:月額30万〜50万円
- フリーランス:月額5万〜20万円
成果が出るSEOコンサルの特徴
- 具体的な実績を提示できる
- 施策内容を論理的に説明できる
- Googleのガイドラインに準拠している
- 順位保証をしない(誠実な対応)
- 担当者のスキルが高い
- コミュニケーションが丁寧
避けるべき悪質業者の特徴
- 順位保証・成果保証を謳う
- 被リンク購入を提案する
- しつこい営業電話をしてくる
- 施策内容を具体的に説明しない
- 契約を急かす
成功のためのポイント
- 目標を明確にする
- 複数社から見積もりを取る
- 契約条件を事前に確認する
- 積極的にコミュニケーションを取る
- 長期的な視点で取り組む
SEOコンサルティングへの投資は、正しいパートナーを選べば大きなリターンが期待できます。本記事を参考に、自社に最適なSEOコンサルタントを見つけてください。
SEOコンサルティングに関するご相談は、オムニウェブのSEO対策サービスまでお気軽にお問い合わせください。