「ホームページの表示が遅くて、お客様に見てもらえない…」
「今の制作会社の管理費が高い。もっと安くて高性能なところに移りたい…」
ホームページを長く運営していると、こうした不満が出てくるものです。
しかし、多くの人が「乗り換えるとURL(ドメイン)が変わってしまうのでは?」「データが消えたらどうしよう」という不安から、不満を抱えたまま使い続けています。
安心してください。正しい手順を踏めば、今使っている「ドメイン(住所)」はそのままに、中身の「サーバー(家)」だけを高性能なものに引っ越すことができます。
この記事でわかること
- ✅ 「ドメイン移管」と「サーバー移行」の違いを不動産で解説
- ✅ プロが「Xserver(エックスサーバー)」を激推しする3つの理由
- ✅ 失敗すればメールが届かない?移行手順の完全ロードマップ
- ✅ 自力での移行が不安な方向けの「丸投げ」解決策
この記事では、Web制作のプロが実際に行っている手順を元に、リスクを最小限に抑えたサーバー移行の方法を解説します。
そもそも「ドメインそのまま」で引っ越しできるの?
結論から言うと、可能です。
インターネットの世界では、「住所(ドメイン)」と「土地(サーバー)」は別々に契約・管理されているからです。
| 用語 | イメージ | 引っ越しの仕組み |
|---|---|---|
| ドメイン (URL) |
表札・住所 (〇〇.comなど) |
住所は変わりません。 「この住所の行き先を、新しい土地に変えます」という手続き(DNS変更)をするだけです。 |
| サーバー | 土地・建物 (データ置き場) |
古い土地から新しい土地へ、荷物(画像や文章データ)を運び出します。 |
つまり、やるべきことは「①新しいサーバーを借りる」→「②データを移す」→「③ドメインの向き先を新しいサーバーに変える」という3ステップです。
プロが選ぶ移行先は「Xserver(エックスサーバー)」一択
移行先のサーバー選びで失敗すると、せっかくの手間が無駄になります。
現在、国内のWeb制作現場において、最も信頼され、選ばれているのが「Xserver(エックスサーバー)」です。
なぜ、プロはこぞってXserverを勧めるのでしょうか?理由は明確です。
1. 圧倒的な「表示速度」
Xserverは「KUSANAGI」という高速化技術を導入しており、国内最速クラスのスピードを誇ります。
古いサーバーからXserverに変えるだけで、ホームページの表示速度が2倍〜3倍になることも珍しくありません。これはSEO(検索順位)にも直結します。
2. 「WordPress簡単移行」機能が優秀
本来、サーバー移行は専門的な知識が必要な難しい作業です。
しかし、Xserverには「WordPress簡単移行」という機能が標準装備されています。旧サイトのURLとログイン情報を入れるだけで、システムが自動でデータをコピーしてくれる神機能です。
3. サーバー稼働率99.99%以上の「安定性」
ビジネスで使う以上、「サーバーが落ちてサイトが見れない」という事態は許されません。
Xserverは大量のアクセスにも強く、トラブルが極めて少ないため、安心してビジネスを任せられます。
※10日間無料お試し期間があります
失敗しない!サーバー移行の完全手順(ロードマップ)
ここからは、実際に移行する際の手順を解説します。
※WordPressサイトを前提としています。
Step 1. 現状のバックアップを取る(最重要)
何が起きても元に戻せるよう、旧サーバーのデータをバックアップします。
WordPressならプラグイン「All-in-One WP Migration」などを使うと簡単です。
Step 2. Xserverを契約し、ドメインを追加する
Xserverに申し込み、管理画面(サーバーパネル)で「ドメイン設定」を行います。
ここで、現在使っているドメイン(例:omniweb.jp)を登録します。※まだ切り替えは行われません。
Step 3. 「WordPress簡単移行」を実行する
Xserverの機能を使って、旧サーバーから新サーバーへデータをコピーします。
完了したら、動作確認URLを使って、新サーバー上で正しく表示されているかチェックします。
Step 4. メールアドレスを作成する(忘れがち!)
サーバーが変わると、旧サーバーで作ったメールアドレス(info@など)は消えてしまいます。
DNSを切り替える前に、Xserver側でも同じメールアドレスを作成しておく必要があります。
Step 5. ネームサーバー(DNS)を変更する
ドメインの管理画面(お名前.comやムームードメインなど)にログインし、ネームサーバー情報をXserver指定のもの(ns1.xserver.jpなど)に書き換えます。
これが「引越しの届出」にあたります。
Step 6. SSL設定を行う
切り替えが完了(数時間〜24時間程度)したら、Xserver側で独自SSL化(https)の設定を有効にします。
移行時に起きやすいトラブルと注意点
自力でやる場合、以下のポイントでつまずくことが多いので注意してください。
メールの送受信ができなくなる期間がある
DNSの切り替えには「浸透期間(プロパゲーション)」があり、数時間〜最大72時間ほど不安定な状態が続きます。
この間は、旧サーバーと新サーバーのどちらにメールが届くかわからないため、両方のサーバーでメールを受信できる設定にしておく必要があります。
「保護されていない通信」と出る
移行直後はSSL(https)が反映されておらず、セキュリティ警告が出ることがあります。
Xserverには「無料独自SSL」機能がありますが、反映されるまで最大1時間程度かかる場合があります。
旧制作会社との契約解除タイミング
DNSを切り替えてすぐに旧サーバーを解約するのは危険です。
完全に切り替わったことを確認するため、最低でも1ヶ月程度は新旧両方のサーバーを契約しておく期間(重複期間)を設けるのが安全です。
「やっぱり難しそう…」という方はプロに丸投げを
ここまで読んで、「自分にはハードルが高い」「データが消えるのが怖い」と感じた方も多いと思います。
特にメール設定やDNSの切り替えは、失敗すると業務に支障が出るため、慎重に行う必要があります。
OmniWebでは、このような「サーバーの乗り換え作業」も含めてサポートを行っています。
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「面倒な移行作業」をすべて代行
OmniWebのサーバー環境は、この記事で推奨したXserverと同等の国内最高速クラスのインフラを採用しています。
📦 データ移行お任せ
WordPressの記事や画像データの引越し作業は、すべて私たちが責任を持って行います。
✉️ メール設定もサポート
一番ややこしいメールアカウントの再設定や、DNSの切り替えタイミングも管理します。
🔒 SSL化も標準装備
移行後のセキュリティ設定も万全。安全な状態で新しい運用をスタートできます。
💰 サーバー代コミコミ
別途Xserverと契約する必要はありません。サーバー代も保守費も月額4,000円に含まれます。
「自分でやる」リスクを取るか、「任せる」安心を取るか。
あなたのビジネスにとって最適な選択をしてください。