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構造化データ(Schema.org)の実装ガイド|リッチリザルトを表示させる方法

「構造化データって何?SEOにどう影響するの?」
「リッチリザルトを表示させたいけど、実装方法がわからない」
「JSON-LDってどう書けばいいの?」

構造化データは、検索エンジンにコンテンツの意味を正確に伝えるためのマークアップです。適切に実装することで、検索結果にリッチリザルト(リッチスニペット)を表示させ、クリック率を向上させることができます。

FAQ、レビュー、レシピ、イベントなど、さまざまな形式のリッチリザルトが検索結果に表示されるようになり、構造化データの重要性はますます高まっています。

本記事では、構造化データの実装方法を徹底解説します。Schema.orgの基本から、JSON-LDの書き方、各スキーマタイプの実装例、テスト方法まで、構造化データの実装に必要な知識をお伝えします。

構造化データとは

まず、構造化データの基本を理解しましょう。

構造化データの概要

構造化データとは、Webページのコンテンツを検索エンジンが理解しやすい形式で記述したデータです。

目的として、コンテンツの意味を検索エンジンに伝える、検索結果での表示を強化する、ナレッジグラフへの情報提供などがあります。

標準規格として、Schema.org(スキーマ・ドット・オーグ)が主に使用されます。Google、Microsoft、Yahoo、Yandexが共同で策定した標準規格です。

構造化データのメリット

リッチリザルトの表示として、検索結果に星評価、価格、FAQ、画像などが表示される、通常の検索結果より目立つ、クリック率(CTR)の向上が期待できるなどがあります。

検索エンジンの理解向上として、コンテンツの意味を正確に伝えられる、適切なクエリでの表示につながる、ナレッジパネルへの情報提供などがあります。

音声検索への対応として、音声アシスタントが情報を読み上げる際に活用、Googleアシスタント、Siriなどで利用されるなどがあります。

構造化データの形式

構造化データには3つの形式があります。

JSON-LD(推奨)として、JavaScript形式で記述、HTMLと分離して記述可能、Googleが推奨する形式、実装・管理が容易などの特徴があります。

Microdataとして、HTML要素に直接属性を追加、HTMLと混在するため管理が複雑、現在はあまり推奨されないなどの特徴があります。

RDFaとして、HTML要素に属性を追加、Microdataと似た形式、一部のCMSで使用されるなどの特徴があります。

リッチリザルトの種類

構造化データで表示できるリッチリザルトの種類を解説します。

主なリッチリザルトの種類

FAQ(よくある質問)として、質問と回答がアコーディオン形式で表示、検索結果の表示面積が拡大、FAQPageスキーマを使用します。

How-to(ハウツー)として、手順がステップ形式で表示、画像付きで表示可能、HowToスキーマを使用します。

レビュー・評価として、星評価が検索結果に表示、商品、レシピ、書籍などで利用、Review、AggregateRatingスキーマを使用します。

商品(Product)として、価格、在庫状況、評価が表示、ECサイトで効果的、Productスキーマを使用します。

レシピとして、調理時間、カロリー、評価が表示、画像付きで表示、Recipeスキーマを使用します。

イベントとして、日時、場所、価格が表示、カレンダーへの追加が可能、Eventスキーマを使用します。

求人情報として、Googleしごと検索に表示、給与、勤務地などが表示、JobPostingスキーマを使用します。

パンくずリストとして、サイト構造が検索結果に表示、ナビゲーションが向上、BreadcrumbListスキーマを使用します。

記事として、ニュース、ブログ記事の情報、トップニュースに表示される可能性、Article、NewsArticle、BlogPostingスキーマを使用します。

ローカルビジネスとして、営業時間、住所、電話番号が表示、地図検索で活用、LocalBusinessスキーマを使用します。

Googleがサポートするリッチリザルト一覧

Googleが公式にサポートしている主なリッチリザルトです。

Article(記事)、Book(書籍)、Breadcrumb(パンくずリスト)、Carousel(カルーセル)、Course(コース)、Dataset(データセット)、Event(イベント)、FAQ(よくある質問)、How-to(ハウツー)、Job Posting(求人情報)、Local Business(ローカルビジネス)、Logo(ロゴ)、Movie(映画)、Product(商品)、Q&A(質問と回答)、Recipe(レシピ)、Review(レビュー)、Sitelinks Search Box(サイトリンク検索ボックス)、Software App(ソフトウェアアプリ)、Video(動画)などがあります。

JSON-LDの基本構造

Googleが推奨するJSON-LD形式の基本構造を解説します。

JSON-LDの基本形

JSON-LDは、以下の形式で記述します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “スキーマタイプ”,
“プロパティ名”: “値”,
“プロパティ名”: “値”
}
</script>

必須要素

@contextとして、使用する語彙を指定します。通常は「https://schema.org」を指定します。

@typeとして、スキーマのタイプを指定します。「Article」「Product」「FAQPage」などを指定します。

配置場所

JSON-LDは、HTMLの<head>内または<body>内のどこにでも配置できます。

推奨として、<head>内に配置するのが一般的ですが、<body>の末尾でも問題ありません。

複数のスキーマを記述する場合

1つのページに複数のスキーマを記述する方法です。

方法1:複数のscriptタグ

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Article”,

}
</script>
<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “BreadcrumbList”,

}
</script>

方法2:@graphを使用

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@graph”: [
{
“@type”: “Article”,

},
{
“@type”: “BreadcrumbList”,

}
]
}
</script>

主要スキーマタイプの実装例

主要なスキーマタイプの具体的な実装例を解説します。

Article(記事)

ブログ記事やニュース記事に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Article”,
“headline”: “記事のタイトル”,
“image”: “https://example.com/image.jpg”,
“author”: {
“@type”: “Person”,
“name”: “著者名”,
“url”: “https://example.com/author”
},
“publisher”: {
“@type”: “Organization”,
“name”: “サイト名”,
“logo”: {
“@type”: “ImageObject”,
“url”: “https://example.com/logo.png”
}
},
“datePublished”: “2024-01-15”,
“dateModified”: “2024-01-20”,
“description”: “記事の説明文”
}
</script>

FAQPage(よくある質問)

FAQ形式のコンテンツに使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “FAQPage”,
“mainEntity”: [
{
“@type”: “Question”,
“name”: “質問1のテキスト”,
“acceptedAnswer”: {
“@type”: “Answer”,
“text”: “回答1のテキスト”
}
},
{
“@type”: “Question”,
“name”: “質問2のテキスト”,
“acceptedAnswer”: {
“@type”: “Answer”,
“text”: “回答2のテキスト”
}
}
]
}
</script>

HowTo(ハウツー)

手順を説明するコンテンツに使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “HowTo”,
“name”: “〇〇の方法”,
“description”: “この記事では〇〇の方法を説明します。”,
“totalTime”: “PT30M”,
“estimatedCost”: {
“@type”: “MonetaryAmount”,
“currency”: “JPY”,
“value”: “1000”
},
“step”: [
{
“@type”: “HowToStep”,
“name”: “ステップ1のタイトル”,
“text”: “ステップ1の説明”,
“image”: “https://example.com/step1.jpg”
},
{
“@type”: “HowToStep”,
“name”: “ステップ2のタイトル”,
“text”: “ステップ2の説明”,
“image”: “https://example.com/step2.jpg”
}
]
}
</script>

Product(商品)

ECサイトの商品ページに使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Product”,
“name”: “商品名”,
“image”: “https://example.com/product.jpg”,
“description”: “商品の説明”,
“sku”: “SKU12345”,
“brand”: {
“@type”: “Brand”,
“name”: “ブランド名”
},
“offers”: {
“@type”: “Offer”,
“url”: “https://example.com/product”,
“priceCurrency”: “JPY”,
“price”: “9800”,
“availability”: “https://schema.org/InStock”,
“seller”: {
“@type”: “Organization”,
“name”: “販売者名”
}
},
“aggregateRating”: {
“@type”: “AggregateRating”,
“ratingValue”: “4.5”,
“reviewCount”: “120”
}
}
</script>

LocalBusiness(ローカルビジネス)

店舗や事業所の情報に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “LocalBusiness”,
“name”: “店舗名”,
“image”: “https://example.com/store.jpg”,
“address”: {
“@type”: “PostalAddress”,
“streetAddress”: “〇〇区〇〇1-2-3”,
“addressLocality”: “東京都”,
“addressRegion”: “東京都”,
“postalCode”: “100-0001”,
“addressCountry”: “JP”
},
“telephone”: “03-1234-5678”,
“url”: “https://example.com”,
“openingHours”: “Mo-Fr 09:00-18:00”,
“geo”: {
“@type”: “GeoCoordinates”,
“latitude”: “35.6812”,
“longitude”: “139.7671”
},
“priceRange”: “¥¥”
}
</script>

BreadcrumbList(パンくずリスト)

サイトのナビゲーション構造を示します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “BreadcrumbList”,
“itemListElement”: [
{
“@type”: “ListItem”,
“position”: 1,
“name”: “ホーム”,
“item”: “https://example.com/”
},
{
“@type”: “ListItem”,
“position”: 2,
“name”: “カテゴリ”,
“item”: “https://example.com/category/”
},
{
“@type”: “ListItem”,
“position”: 3,
“name”: “記事タイトル”,
“item”: “https://example.com/category/article/”
}
]
}
</script>

Organization(組織)

企業・組織の情報に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Organization”,
“name”: “会社名”,
“url”: “https://example.com”,
“logo”: “https://example.com/logo.png”,
“sameAs”: [
“https://www.facebook.com/example”,
“https://twitter.com/example”,
“https://www.instagram.com/example”
],
“contactPoint”: {
“@type”: “ContactPoint”,
“telephone”: “+81-3-1234-5678”,
“contactType”: “customer service”
}
}
</script>

WebSite(ウェブサイト)

サイト全体の情報とサイト内検索に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “WebSite”,
“name”: “サイト名”,
“url”: “https://example.com”,
“potentialAction”: {
“@type”: “SearchAction”,
“target”: “https://example.com/search?q={search_term_string}”,
“query-input”: “required name=search_term_string”
}
}
</script>

構造化データのテストと検証

実装した構造化データをテストする方法を解説します。

リッチリザルトテスト

Googleが提供する公式のテストツールです。

URL:https://search.google.com/test/rich-results

使用方法

  1. URLを入力、またはコードを貼り付け
  2. 「URLをテスト」をクリック
  3. 検出されたスキーマとエラー・警告を確認
  4. リッチリザルトのプレビューを確認

確認ポイントとして、エラーがないこと、警告の内容を確認、リッチリザルトの対象かどうか、プレビュー表示などがあります。

スキーママークアップ検証ツール

Schema.orgの構文を検証するツールです。

URL:https://validator.schema.org/

特徴として、すべてのSchema.org語彙を検証、Googleに限らない汎用的な検証、より詳細なエラー情報などがあります。

Googleサーチコンソールでの確認

Googleサーチコンソールで、実際のインデックス状況を確認します。

確認方法

  1. サーチコンソールにログイン
  2. 「拡張」セクションを確認
  3. 「FAQ」「パンくずリスト」「商品」などの項目を確認
  4. エラー・警告・有効なページ数を確認

URL検査ツールとして、個別のURLの構造化データを確認、「リッチリザルト」セクションで検出状況を確認できます。

よくあるエラーと対処法

エラー:必須プロパティがありませんとして、該当するプロパティを追加してください。各スキーマタイプの必須プロパティを確認しましょう。

エラー:無効な値として、日付形式、URL形式、数値形式などが正しいか確認してください。ISO 8601形式の日付、絶対URLなどを使用します。

警告:推奨プロパティがありませんとして、必須ではありませんが、追加することでリッチリザルトの表示が向上する可能性があります。

WordPressでの実装方法

WordPressで構造化データを実装する方法を解説します。

プラグインを使用する方法

Rank Math SEOとして、自動で多くの構造化データを出力、スキーマタイプの選択が可能、カスタムスキーマも設定可能などの特徴があります。

Yoast SEOとして、基本的な構造化データを自動出力、記事、組織、パンくずリストなどに対応、Premium版でFAQ、HowToにも対応などの特徴があります。

Schema Proとして、構造化データ専用プラグイン、多くのスキーマタイプに対応、自動マッピング機能などの特徴があります。

WP Recipe Makerとして、レシピスキーマ専用プラグイン、料理ブログに最適などの特徴があります。

テーマに直接記述する方法

functions.phpにコードを追加する方法です。

例:記事にArticleスキーマを追加

function add_article_schema() {
if (is_single()) {
$schema = array(
‘@context’ => ‘https://schema.org’,
‘@type’ => ‘Article’,
‘headline’ => get_the_title(),
‘datePublished’ => get_the_date(‘c’),
‘dateModified’ => get_the_modified_date(‘c’),
// 他のプロパティを追加
);
echo ‘<script type=”application/ld+json”>’ . json_encode($schema, JSON_UNESCAPED_SLASHES | JSON_UNESCAPED_UNICODE) . ‘</script>’;
}
}
add_action(‘wp_head’, ‘add_article_schema’);

カスタムフィールドを活用する方法

Advanced Custom Fields(ACF)などを使用して、FAQなどのデータを入力し、テンプレートでJSON-LDを生成する方法です。

メリットとして、記事ごとに柔軟にデータを入力可能、プラグインに依存しない、パフォーマンスへの影響が少ないなどがあります。

構造化データのベストプラクティス

構造化データ実装のベストプラクティスを解説します。

Googleのガイドラインを遵守

必須事項として、ページの実際のコンテンツを反映する、虚偽の情報を記載しない、ユーザーに表示されないコンテンツを記述しない、スパム的な使用をしないなどがあります。

注意事項として、ガイドライン違反はペナルティの対象、リッチリザルトの非表示、手動対策のリスクなどがあります。

コンテンツとの一貫性

重要なポイントとして、構造化データの内容がページのコンテンツと一致、価格、評価、日付などは正確に、ユーザーが確認できる情報のみを記述などがあります。

適切なスキーマタイプの選択

選択のポイントとして、コンテンツの種類に最適なスキーマを選択、より具体的なスキーマがあればそれを使用、汎用的すぎるスキーマは避けるなどがあります。

:記事の場合
・一般的な記事:Article
・ニュース記事:NewsArticle
・ブログ記事:BlogPosting
・テック記事:TechArticle

必須・推奨プロパティの確認

確認方法として、Googleの構造化データドキュメントを確認、必須プロパティは必ず設定、推奨プロパティもできるだけ設定などがあります。

定期的な検証

検証のタイミングとして、実装直後、サイト更新時、サーチコンソールでエラーが報告された時、定期的なSEO監査時などがあります。

業種・サイトタイプ別の推奨スキーマ

業種やサイトタイプ別に推奨されるスキーマを解説します。

ブログ・メディアサイト

推奨スキーマとして、Article / BlogPosting(記事)、BreadcrumbList(パンくずリスト)、Organization / Person(運営者情報)、WebSite(サイト情報)、FAQPage(FAQがある場合)などがあります。

ECサイト

推奨スキーマとして、Product(商品)、Offer(価格・在庫)、AggregateRating / Review(評価・レビュー)、BreadcrumbList(パンくずリスト)、Organization(企業情報)、FAQPage(商品FAQ)などがあります。

コーポレートサイト

推奨スキーマとして、Organization(企業情報)、LocalBusiness(店舗がある場合)、BreadcrumbList(パンくずリスト)、WebSite(サイト情報)、ContactPoint(お問い合わせ)、JobPosting(採用情報がある場合)などがあります。

レシピサイト

推奨スキーマとして、Recipe(レシピ)、AggregateRating(評価)、NutritionInformation(栄養情報)、HowTo(手順)、BreadcrumbList(パンくずリスト)などがあります。

イベントサイト

推奨スキーマとして、Event(イベント)、Offer(チケット情報)、Place(会場情報)、Performer(出演者)、Organization(主催者)などがあります。

不動産サイト

推奨スキーマとして、RealEstateAgent(不動産会社)、Place(物件所在地)、LocalBusiness(店舗)、BreadcrumbList(パンくずリスト)、FAQPage(よくある質問)などがあります。

構造化データとSEOの関係

構造化データがSEOに与える影響を解説します。

直接的なランキング要因?

Googleの公式見解として、構造化データは直接的なランキング要因ではない、ただし、間接的な効果は大きいとされています。

間接的なSEO効果

クリック率(CTR)の向上として、リッチリザルトにより検索結果が目立つ、ユーザーの目に留まりやすい、CTR向上がエンゲージメント向上につながるなどがあります。

検索エンジンの理解向上として、コンテンツの意味を正確に伝える、適切なクエリでの表示につながる、ナレッジグラフへの貢献などがあります。

特定の検索機能への対応として、Googleしごと検索、Googleショッピング、Googleマップ、音声検索などがあります。

構造化データだけでは不十分

重要なポイントとして、コンテンツの質が最も重要、構造化データはコンテンツを補完するもの、低品質なコンテンツに構造化データを追加しても効果は限定的などがあります。

構造化データのトラブルシューティング

構造化データでよくある問題と解決方法を解説します。

問題1:リッチリザルトが表示されない

原因と対処として、構造化データにエラーがある(リッチリザルトテストで確認)、ページがインデックスされていない(サーチコンソールで確認)、Googleがリッチリザルトを表示しない判断をした(表示は保証されない)、クロール・インデックスに時間がかかっている(数日〜数週間待つ)などがあります。

問題2:サーチコンソールでエラーが表示される

原因と対処として、必須プロパティの欠落(該当プロパティを追加)、無効な値(形式を確認)、ガイドライン違反(Googleのガイドラインを確認)などがあります。

問題3:構造化データが検出されない

原因と対処として、JSON-LDの構文エラー(JSONバリデーターで確認)、scriptタグのtype属性が間違っている、ページがクロールされていない、JavaScriptで動的に生成している(Googleがレンダリングできない場合あり)などがあります。

問題4:リッチリザルトが消えた

原因と対処として、構造化データの変更・削除、ガイドライン違反による手動対策、アルゴリズムの変更、ページのインデックス除外などがあります。

構造化データに関するよくある質問(FAQ)

構造化データに関するよくある質問にお答えします。

Q1. 構造化データを追加すれば必ずリッチリザルトが表示されますか?

A. いいえ、表示は保証されません。

構造化データが正しく実装されていても、Googleがリッチリザルトを表示するかどうかは検索クエリやその他の要因によって決まります。

Q2. JSON-LD、Microdata、RDFa、どれを使うべき?

A. JSON-LDを推奨します。

GoogleはJSON-LDを推奨しており、実装・管理も容易です。特別な理由がない限り、JSON-LDを使用してください。

Q3. 構造化データはすべてのページに必要ですか?

A. すべてのページに必須ではありませんが、適切なスキーマがあるページには実装を推奨します。

特に、商品ページ、記事ページ、FAQページ、イベントページなどはリッチリザルトの対象になるため、実装することを推奨します。

Q4. 自作のレビュー・評価を構造化データに記載しても良い?

A. いいえ、自作自演のレビューはガイドライン違反です。

構造化データのレビュー・評価は、実際のユーザーからのレビューに基づく必要があります。虚偽のレビューはペナルティの対象になります。

Q5. 構造化データのエラーはSEOに悪影響がありますか?

A. エラーがあるからといって、直接的なランキング低下にはつながりません。

ただし、リッチリザルトが表示されなくなるため、間接的な機会損失にはなります。エラーは修正することを推奨します。

Q6. WordPressのSEOプラグインの構造化データだけで十分?

A. 基本的なスキーマは十分カバーされますが、サイトによっては追加が必要な場合があります。

特殊なスキーマ(レシピ、イベント、求人など)が必要な場合は、専用プラグインの追加やカスタム実装を検討してください。

まとめ:構造化データでリッチリザルトを獲得しよう

本記事では、構造化データの実装方法について解説しました。最後に、重要なポイントをまとめます。

構造化データの基本

Schema.orgの標準規格を使用、JSON-LD形式で実装、コンテンツの意味を検索エンジンに伝える、リッチリザルトの表示につながるなどが基本です。

実装のポイント

ページのコンテンツと一致させる、必須プロパティを漏れなく設定、リッチリザルトテストで検証、サーチコンソールで継続的に監視などがポイントです。

効果的なスキーマの選択

サイトタイプに適したスキーマを選択、具体的なスキーマを優先、複数のスキーマを組み合わせるなどが効果的です。

構造化データは、テクニカルSEOの重要な要素です。本記事で紹介した実装方法を参考に、リッチリザルトを獲得して検索結果でのクリック率向上を目指してください。

関連記事として、構造化データの基本求人サイトのJobPosting実装Googleサーチコンソールの使い方も合わせてご覧ください。

追加のスキーマタイプ実装例

その他の重要なスキーマタイプの実装例を紹介します。

Video(動画)

動画コンテンツに使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “VideoObject”,
“name”: “動画のタイトル”,
“description”: “動画の説明”,
“thumbnailUrl”: “https://example.com/thumbnail.jpg”,
“uploadDate”: “2024-01-15”,
“duration”: “PT5M30S”,
“contentUrl”: “https://example.com/video.mp4”,
“embedUrl”: “https://www.youtube.com/embed/xxxxx”,
“interactionStatistic”: {
“@type”: “InteractionCounter”,
“interactionType”: {“@type”: “WatchAction”},
“userInteractionCount”: 12345
}
}
</script>

Event(イベント)

イベント情報に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Event”,
“name”: “イベント名”,
“description”: “イベントの説明”,
“startDate”: “2024-03-15T10:00:00+09:00”,
“endDate”: “2024-03-15T18:00:00+09:00”,
“eventStatus”: “https://schema.org/EventScheduled”,
“eventAttendanceMode”: “https://schema.org/OfflineEventAttendanceMode”,
“location”: {
“@type”: “Place”,
“name”: “会場名”,
“address”: {
“@type”: “PostalAddress”,
“streetAddress”: “〇〇区〇〇1-2-3”,
“addressLocality”: “東京都”,
“addressCountry”: “JP”
}
},
“offers”: {
“@type”: “Offer”,
“price”: “5000”,
“priceCurrency”: “JPY”,
“availability”: “https://schema.org/InStock”,
“url”: “https://example.com/event/ticket”
},
“organizer”: {
“@type”: “Organization”,
“name”: “主催者名”,
“url”: “https://example.com”
}
}
</script>

Course(コース・講座)

オンラインコースや講座に使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “Course”,
“name”: “コース名”,
“description”: “コースの説明”,
“provider”: {
“@type”: “Organization”,
“name”: “提供者名”,
“sameAs”: “https://example.com”
},
“offers”: {
“@type”: “Offer”,
“price”: “29800”,
“priceCurrency”: “JPY”
},
“hasCourseInstance”: {
“@type”: “CourseInstance”,
“courseMode”: “online”,
“instructor”: {
“@type”: “Person”,
“name”: “講師名”
}
}
}
</script>

SoftwareApplication(アプリ)

アプリやソフトウェアに使用します。

<script type=”application/ld+json”>
{
“@context”: “https://schema.org”,
“@type”: “SoftwareApplication”,
“name”: “アプリ名”,
“operatingSystem”: “iOS, Android”,
“applicationCategory”: “BusinessApplication”,
“offers”: {
“@type”: “Offer”,
“price”: “0”,
“priceCurrency”: “JPY”
},
“aggregateRating”: {
“@type”: “AggregateRating”,
“ratingValue”: “4.5”,
“ratingCount”: “1000”
}
}
</script>

構造化データの高度な実装テクニック

より高度な構造化データの実装テクニックを解説します。

ネスト構造の活用

スキーマ内に別のスキーマをネストすることで、より詳細な情報を提供できます。

:Article内にPersonとOrganizationをネスト

“author”: {
“@type”: “Person”,
“name”: “著者名”,
“url”: “https://example.com/author”,
“sameAs”: [
“https://twitter.com/author”,
“https://www.linkedin.com/in/author”
]
}

@idによる参照

同じエンティティを複数箇所で参照する場合、@idを使用します。

{
“@context”: “https://schema.org”,
“@graph”: [
{
“@type”: “Organization”,
“@id”: “https://example.com/#organization”,
“name”: “会社名”
},
{
“@type”: “Article”,
“publisher”: {“@id”: “https://example.com/#organization”}
}
]
}

sameAsによる外部リンク

SNSアカウントや外部プロフィールへのリンクを示します。

“sameAs”: [
“https://www.facebook.com/example”,
“https://twitter.com/example”,
“https://www.instagram.com/example”,
“https://www.linkedin.com/company/example”,
“https://www.youtube.com/c/example”
]

動的な構造化データの生成

CMSやフレームワークを使用して、動的に構造化データを生成する方法です。

JavaScriptでの生成として、ページのデータを取得、JSONオブジェクトを構築、DOMに挿入という流れになります。

サーバーサイドでの生成として、データベースから情報を取得、テンプレートエンジンで生成、HTMLに埋め込むという流れになります。

構造化データの監視と管理

実装後の監視と管理方法を解説します。

サーチコンソールでの定期監視

確認項目として、エラー・警告の有無、有効なページ数の推移、新しいエラーの発生、リッチリザルトの表示状況などがあります。

監視頻度として、週1回程度の定期チェック、サイト更新時の確認、エラー通知の設定などを行います。

変更管理

管理のポイントとして、構造化データの変更履歴を記録、変更前後のテストを実施、影響範囲を確認などがあります。

大規模サイトでの管理

効率化のポイントとして、テンプレート化による一括管理、CMS連携による自動生成、定期的な一括検証、エラー監視の自動化などがあります。

AI検索時代の構造化データ

AI検索における構造化データの重要性を解説します。

AI Overview(旧SGE)との関係

予想される影響として、構造化データがAIの情報理解を助ける、より正確な回答生成に貢献、信頼性の高い情報源として認識されるなどがあります。

音声検索への対応

重要性として、音声アシスタントが情報を読み上げる際に構造化データを活用、FAQスキーマは特に効果的、LocalBusinessスキーマは「近くの〇〇」検索に有効などがあります。

今後の展望

予想されるトレンドとして、構造化データの重要性はさらに増加、新しいスキーマタイプの追加、AI最適化における構造化データの役割拡大などがあります。

構造化データに関する追加FAQ

構造化データに関する追加の質問にお答えします。

Q. 構造化データの実装にどのくらい時間がかかりますか?

A. サイトの規模と実装方法によりますが、基本的なスキーマは数時間〜1日程度で実装可能です。

プラグインを使用する場合は、設定だけで完了する場合もあります。カスタム実装の場合は、開発工数が必要です。

Q. 構造化データはGooglebot以外にも読まれますか?

A. はい、Bing、Yahoo、その他の検索エンジンも構造化データを活用します。

Schema.orgはGoogle、Microsoft、Yahoo、Yandexが共同で策定した標準規格です。

Q. FAQスキーマは何個まで記載できますか?

A. 技術的な上限はありませんが、ページのコンテンツに存在するFAQのみを記載してください。

検索結果での表示は、Googleの判断により2〜3個程度に制限される場合があります。

Q. 構造化データを削除するとSEOに影響がありますか?

A. 直接的なランキング低下はありませんが、リッチリザルトが表示されなくなり、CTRが低下する可能性があります。

不要になった構造化データは削除しても問題ありませんが、効果のあるものは維持することを推奨します。

Q. 複数の形式(JSON-LDとMicrodata)を併用しても良いですか?

A. 技術的には可能ですが、管理が複雑になるため推奨しません。

JSON-LDに統一することを推奨します。

まとめ:構造化データでリッチリザルトを獲得しよう

本記事では、構造化データの実装方法について徹底解説しました。

構造化データの基本

Schema.orgの標準規格を使用、JSON-LD形式で実装、コンテンツの意味を検索エンジンに伝える、リッチリザルトの表示につながるなどが基本です。

実装のポイント

ページのコンテンツと一致させる、必須プロパティを漏れなく設定、リッチリザルトテストで検証、サーチコンソールで継続的に監視などがポイントです。

効果的なスキーマの選択

サイトタイプに適したスキーマを選択、具体的なスキーマを優先、複数のスキーマを組み合わせるなどが効果的です。

構造化データは、テクニカルSEOの重要な要素です。本記事で紹介した実装方法を参考に、リッチリザルトを獲得して検索結果でのクリック率向上を目指してください。

関連記事として、構造化データの基本求人サイトのJobPosting実装Googleサーチコンソールの使い方も合わせてご覧ください。

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