「自分が書いた記事が、知らないサイトにそのままコピーされていた」「検索したら、自分のコンテンツを丸パクリしたサイトが上位に表示されていた」——このような経験をしたことはありませんか?
コンテンツの盗用(スクレイピング・コピー)は、コンテンツSEOに取り組むサイト運営者にとって深刻な問題です。時間と労力をかけて作成したオリジナルコンテンツが無断でコピーされ、最悪の場合、コピーサイトの方が検索で上位表示されてしまうケースすらあります。
この記事では、スクレイピングやコピーサイトからコンテンツを守るための対策を徹底的に解説します。盗用の検出方法から、DMCA申請の手順、事前の予防策まで、検索エンジンの仕組みを理解した上で、大切なコンテンツ資産を守る方法を学びましょう。
コンテンツ盗用の実態と影響
スクレイピングとは
スクレイピング(Scraping)とは、ウェブサイトから自動的にコンテンツを収集・抽出する行為です。技術的には、プログラムやボットを使用してウェブページのHTMLを解析し、テキスト、画像、データなどを取得します。
スクレイピングの種類
| 種類 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 正当なスクレイピング | 検索エンジンのクローラー、価格比較サイト | インデックス作成、情報収集 |
| グレーゾーン | 競合調査、データ収集 | 市場調査、研究目的 |
| 悪意あるスクレイピング | コンテンツの無断複製、スパムサイト作成 | アフィリエイト収益、SEO操作 |
この記事で対策するのは、主に「悪意あるスクレイピング」によるコンテンツ盗用です。
コピーサイトの種類
コンテンツを無断コピーするサイトにはいくつかのパターンがあります。
1. 完全コピーサイト
記事やページを丸ごとコピーし、ほぼそのまま掲載するサイト。最も悪質で、発見も比較的容易です。
2. 部分コピー・リライトサイト
一部を書き換えたり、複数の記事を組み合わせたりするサイト。オリジナルとの一致率が低く、検出が難しい場合があります。
3. 翻訳コピーサイト
日本語コンテンツを他言語に翻訳(または逆)して掲載するサイト。言語が異なるため検出しにくいです。
4. 自動生成スパムサイト
複数のサイトからコンテンツをスクレイピングし、自動で記事を生成するサイト。大量のスパムサイトを運営していることが多いです。
コンテンツ盗用がSEOに与える影響
コンテンツ盗用は、重複コンテンツの問題を引き起こし、以下のような悪影響を及ぼす可能性があります。
1. 検索順位の低下
Googleは重複コンテンツを検出すると、どちらをオリジナルとして扱うか判断します。通常はオリジナルを正しく認識しますが、以下の場合にコピーサイトが優先されることがあります。
- コピーサイトの方がドメインの権威性が高い
- コピーサイトの方が先にインデックスされた
- オリジナルサイトに技術的な問題がある
2. クロールバジェットの浪費
コピーサイトが大量に存在すると、Googleのクローラーがオリジナルを見つけるまでに時間がかかり、クロールバジェットが効率的に使われない可能性があります。
3. ブランドイメージの毀損
コピーサイトに広告が大量に表示されていたり、マルウェアが仕込まれていたりすると、ユーザーがオリジナルサイトと混同し、ブランドイメージが損なわれる可能性があります。
4. 収益機会の損失
コピーサイトがオリジナルより上位表示されると、本来オリジナルサイトに流入するはずだったトラフィックが奪われ、収益機会を失います。
Googleの重複コンテンツへの対応
Googleは重複コンテンツについて以下のように対応しています。
- 自動検出:Googleは重複コンテンツを自動的に検出し、1つのバージョンのみを検索結果に表示
- オリジナルの特定:公開日時、被リンク、サイトの権威性などからオリジナルを判断
- ペナルティ:単純な重複ではペナルティにならないが、スパム目的の大量コピーはペナルティ対象
ただし、Googleの判断が常に正しいとは限らないため、オリジナルサイト側で対策を講じることが重要です。
コンテンツ盗用の検出方法
方法1:Copyscapeを使用した検出
Copyscapeは、コンテンツの盗用を検出する最も有名なツールです。
無料版の使い方
- Copyscape(https://www.copyscape.com/)にアクセス
- チェックしたいページのURLを入力
- 「Go」をクリック
- 重複が見つかったサイトが一覧表示される
有料版(Copyscape Premium)の機能
- バッチ検索:複数URLを一括でチェック
- APIアクセス:自動チェックシステムの構築
- Copysentry:定期的に自動監視し、盗用を検出したら通知
料金
- 検索1回あたり約5セント(約7円)
- Copysentry:月額約5ドル〜(監視ページ数による)
方法2:Googleでの手動検索
無料で盗用をチェックする方法として、Google検索を活用できます。
手順
- 自分の記事から特徴的なフレーズ(15〜30文字程度)をコピー
- Googleで引用符で囲んで検索(完全一致検索)
例:「この特徴的なフレーズを検索」 - 自分のサイト以外に同じフレーズが表示されていれば盗用の可能性
効果的な検索のコツ
- 複数のフレーズで検索:1つだけでなく、複数の箇所でチェック
- 特徴的な表現を選ぶ:一般的すぎるフレーズは避ける
- 自サイトを除外:「-site:自分のドメイン」を追加
"特徴的なフレーズ" -site:example.com
方法3:被リンクツールでの検出
コピーサイトがあなたのサイトにリンクしている場合、被リンクツールで発見できることがあります。
確認ツール
- Googleサーチコンソールの「リンク」レポート
- Ahrefsのバックリンク分析
- SEMrushのバックリンク監査
確認ポイント
- 不自然なドメインからのリンク
- 自サイトと同じコンテンツを持つサイトからのリンク
- 自動生成されたようなドメイン名
方法4:Googleアラートでの監視
Googleアラートを設定して、コンテンツの盗用を継続的に監視します。
設定方法
- Googleアラート(https://www.google.com/alerts)にアクセス
- 監視したいキーワードを入力
- 記事タイトルの一部
- 特徴的なフレーズ
- 自社ブランド名
- 頻度、ソース、言語などを設定
- アラートを作成
推奨設定
- 頻度:「その都度」または「1日1回」
- ソース:「自動」または「ウェブ」
- 配信先:メールまたはRSSフィード
方法5:画像検索での検出
画像SEOで使用しているオリジナル画像が盗用されていないか確認します。
Google画像検索の使い方
- Google画像検索(https://images.google.com/)にアクセス
- カメラアイコンをクリック
- 画像をアップロードまたはURLを入力
- 類似画像を使用しているサイトが表示される
TinEyeの使い方
TinEye(https://tineye.com/)は画像の逆引き検索に特化したツールです。
- TinEyeにアクセス
- 画像をアップロード
- 同じ画像を使用しているサイトの一覧が表示
コンテンツ盗用への対処法
対処法1:盗用サイトへの直接連絡
まずは、コピーサイトの運営者に直接削除を依頼します。
連絡先の探し方
- サイト内の「お問い合わせ」「運営者情報」ページ
- Whois検索でドメイン所有者情報を確認
- ホスティング会社の abuse@… メールアドレス
削除依頼メールのテンプレート
件名:著作権侵害コンテンツの削除依頼
ご担当者様
私は [あなたのサイトURL] の運営者です。
貴サイトの以下のページに、私が著作権を有するコンテンツが
無断で複製・掲載されていることを確認いたしました。
■ 貴サイトのコピーページ
[コピーサイトのURL]
■ 私のオリジナルページ
[オリジナルのURL]
公開日:[公開日]
上記コンテンツは私が独自に作成したものであり、
貴サイトへの掲載を許可した事実はございません。
つきましては、著作権法に基づき、
該当コンテンツの速やかな削除を求めます。
本メール送信後7日以内に削除されない場合、
DMCA(デジタルミレニアム著作権法)に基づく
Googleへの削除申請、およびホスティング会社への通報を
行う予定です。
ご対応のほど、よろしくお願いいたします。
署名
注意点
- スパムサイトの場合、連絡先が存在しない・返答がないことが多い
- 返答がない場合は、次のステップ(DMCA申請)に進む
- 連絡できた場合でも、証拠として記録を残しておく
対処法2:DMCA削除申請(Google)
DMCA(Digital Millennium Copyright Act:デジタルミレニアム著作権法)は、アメリカの著作権法で、オンラインでの著作権侵害に対する削除手続きを規定しています。Googleはこの法律に基づき、著作権侵害コンテンツの削除リクエストを受け付けています。
DMCA申請の手順
- Googleの著作権侵害報告ページにアクセス
https://www.google.com/webmasters/tools/legal-removal-request - 「新しい申し立てを提出」をクリック
- 必要事項を入力
- あなたの連絡先情報(氏名、メールアドレス、会社名など)
- 著作権侵害されているコンテンツの説明
- オリジナルコンテンツのURL
- 侵害しているページのURL
- 宣誓文への同意
- 申請を送信
申請に必要な情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| あなたの情報 | 氏名、メールアドレス、会社名(任意) |
| オリジナルコンテンツ | あなたのページのURL、公開日時の証拠 |
| 侵害コンテンツ | コピーサイトのURL(複数可) |
| 著作権の所有証明 | あなたが著作権者である旨の宣誓 |
| 署名 | 電子署名(氏名の入力) |
申請後の流れ
- Googleが申請を審査(通常1〜7日程度)
- 正当と判断されれば、該当URLが検索結果から削除
- 削除された場合、Lumen Database(旧Chilling Effects)に記録が公開
- 侵害者がカウンター通知を提出した場合、法的手続きが必要になる可能性
注意点
- 虚偽申請は法的リスク:虚偽のDMCA申請は偽証罪に問われる可能性
- 検索結果からの削除のみ:コピーサイト自体は削除されない
- 公開される:申請情報はLumen Databaseで公開される
対処法3:ホスティング会社への通報
コピーサイトのホスティング会社に直接通報し、サイト自体の削除を求めます。
ホスティング会社の特定方法
- Whois検索でドメイン情報を確認
- IPアドレスからホスティング会社を特定(https://www.whoishostingthis.com/ など)
- ホスティング会社の abuse@… メールアドレスに通報
通報内容
- 著作権侵害の詳細
- オリジナルコンテンツのURL
- 侵害しているページのURL
- あなたの連絡先情報
- 削除の要求
対処法4:サーチコンソールでのフィードバック
Googleサーチコンソールを通じて、Googleに状況を報告することもできます。
スパム報告の方法
- Googleのスパム報告ページにアクセス
https://www.google.com/webmasters/tools/spamreport - スパムサイトのURLを入力
- スパムの種類を選択(コンテンツの盗用など)
- 詳細を記入して送信
効果
スパム報告はスパムアップデートなどのアルゴリズム改善に活用されますが、個別のサイトがすぐに削除されるわけではありません。DMCA申請と併用することをおすすめします。
対処法5:法的措置
上記の対処で解決しない場合、法的措置を検討します。
検討すべきケース
- 大規模な著作権侵害で経済的損害が大きい
- DMCA申請に対してカウンター通知が提出された
- 悪質な侵害者を特定できた
対応
- 弁護士への相談
- 著作権侵害の証拠収集
- 損害賠償請求、差止請求
ただし、多くの場合、コピーサイトの運営者は匿名であったり、海外に所在したりするため、法的措置は費用対効果が低いことが多いです。

コンテンツ盗用の予防策
予防策1:オリジナル公開の証拠を残す
コンテンツ盗用が発生した際に、自分がオリジナルであることを証明できるよう、公開の証拠を残しておきます。
公開日時の記録方法
- 記事に公開日を明示:ページ上に公開日・更新日を表示
- 構造化データで日付を設定:構造化データでdatePublished、dateModifiedを設定
- XMLサイトマップのlastmod:サイトマップに更新日を記録
- Wayback Machineへの登録:Internet Archive(https://archive.org/)に定期的にアーカイブ
構造化データの例
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Article",
"headline": "記事のタイトル",
"datePublished": "2025-01-15T09:00:00+09:00",
"dateModified": "2025-01-15T09:00:00+09:00",
"author": {
"@type": "Person",
"name": "著者名"
},
"publisher": {
"@type": "Organization",
"name": "サイト名",
"logo": {
"@type": "ImageObject",
"url": "https://example.com/logo.png"
}
}
}
</script>
Wayback Machineへの登録方法
- https://web.archive.org/ にアクセス
- 「Save Page Now」に自サイトのURLを入力
- 「Save Page」をクリック
- アーカイブが作成される(公開証拠として使用可能)
予防策2:著者情報の明示
E-E-A-Tの観点からも、著者情報を明示することは重要です。同時に、コンテンツの所有権を明確にする効果もあります。
著者情報の掲載項目
- 著者名:記事ごとに著者名を表示
- 著者プロフィール:専門性、経歴を紹介するプロフィールページ
- 著者の顔写真:実在する人物であることの証明
- SNSリンク:著者のSNSアカウントへのリンク
構造化データでの著者情報
"author": {
"@type": "Person",
"name": "山田太郎",
"url": "https://example.com/author/yamada/",
"sameAs": [
"https://twitter.com/yamada",
"https://www.linkedin.com/in/yamada/"
]
}
予防策3:著作権表示の掲載
サイト上に著作権表示を明確に掲載します。法的な保護効果は限定的ですが、抑止力にはなります。
著作権表示の例
© 2025 株式会社〇〇 All Rights Reserved.
本サイトのコンテンツ(テキスト、画像、デザイン等)の
無断転載・複製を禁じます。
掲載場所
- フッター(全ページ共通)
- 記事末尾
- 利用規約ページ
予防策4:技術的な対策
スクレイピングを技術的に防止・抑制する方法です。ただし、完全な防止は困難であり、ユーザビリティとのバランスを考慮する必要があります。
robots.txtでの制限
robots.txtで特定のクローラーをブロックできますが、悪意あるスクレイパーは無視することが多いです。
# 悪意あるボットをブロック(効果は限定的)
User-agent: BadBot
Disallow: /
# ただし、Googlebotは許可
User-agent: Googlebot
Allow: /
右クリック・コピー禁止(非推奨)
JavaScriptで右クリックやテキスト選択を禁止する方法がありますが、以下の理由から推奨しません。
- ユーザビリティを著しく低下させる
- JavaScriptを無効にすれば回避可能
- スクレイパーはHTMLを直接取得するため効果なし
- UX(ユーザー体験)の観点からマイナス
レート制限(Rate Limiting)
サーバー側で、短時間に大量のリクエストを送ってくるIPアドレスをブロックする方法です。
- WAF(Web Application Firewall)の導入
- CloudflareなどのCDNのセキュリティ機能を活用
- .htaccessでのアクセス制限
CAPTCHAの導入
ボットと人間を区別するCAPTCHAを導入する方法ですが、コンテンツページへの導入はUXを損なうため、通常は推奨しません。
予防策5:迅速なインデックス登録
コンテンツを公開したら、できるだけ早くGoogleにインデックス登録させることで、オリジナルとして認識される可能性を高めます。
インデックス登録を促進する方法
- サーチコンソールでURL検査:公開後すぐにサーチコンソールの「URL検査」でインデックス登録をリクエスト
- XMLサイトマップの更新:新規ページを追加したらサイトマップを更新
- 内部リンクの設置:クローラビリティを高めるため、既存ページからリンク
- SNSでの共有:SNSでの拡散でクロールを促進
Indexing APIの活用
求人・イベントなどのコンテンツでは、GoogleのIndexing APIを使用して即座にインデックス登録をリクエストできます。通常のブログ記事には使用できませんが、対象コンテンツがある場合は活用を検討してください。
予防策6:定期的な監視体制の構築
コンテンツ盗用を早期に発見するため、定期的な監視体制を構築します。
監視スケジュールの例
| 頻度 | 作業内容 | ツール |
|---|---|---|
| 毎日 | Googleアラートの確認 | Googleアラート |
| 週1回 | 主要記事のCopyscape検索 | Copyscape |
| 月1回 | 全記事の盗用チェック | Copyscape/手動検索 |
| 随時 | Copysentry自動監視 | Copyscape Premium |
自動監視の設定(Copysentry)
- Copyscape Premiumに登録
- Copysentryで監視したいページを登録
- 監視頻度を設定(毎日/毎週)
- 盗用が検出されたらメール通知を受け取る
特殊なケースへの対応
RSSフィードの盗用対策
RSSフィードを悪用してコンテンツを自動収集するケースがあります。
対策方法
- フィードに著作権表示を含める:フィード内に著作権情報とオリジナルURLを明記
- 抜粋のみを配信:全文ではなく抜粋のみをフィードに含める
- オリジナルへのリンクを明示:「続きを読む」リンクを含める
WordPressでの設定
WordPressのSEO設定で、フィードの配信方法を「抜粋」に変更できます。
- 「設定」→「表示設定」
- 「フィードの各投稿に含める内容」を「抜粋」に変更
画像の盗用対策
テキストだけでなく、オリジナル画像の盗用も問題です。
対策方法
- 透かし(ウォーターマーク)の挿入:画像にサイト名やロゴを重ねる
- Exifデータに著作権情報を埋め込む:メタデータに著作者情報を記録
- 画像の直リンク(ホットリンク)禁止:.htaccessで他サイトからの直接参照をブロック
.htaccessでのホットリンク禁止
RewriteEngine On
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^$
RewriteCond %{HTTP_REFERER} !^https://(www\.)?example\.com/ [NC]
RewriteRule \.(jpg|jpeg|png|gif|webp)$ - [F,NC,L]
翻訳コピーへの対応
日本語コンテンツを他言語に翻訳してコピーするケースは、発見が難しいですが、対策は可能です。
検出方法
- Google翻訳で自分の記事を他言語に翻訳し、その文章で検索
- 画像検索でオリジナル画像の使用先を確認
- 特徴的な固有名詞やブランド名で多言語検索
対策
- DMCAは翻訳コンテンツにも適用可能
- 翻訳版でもオリジナルへのリンクがある場合は削除依頼
AIによるリライト・スピンへの対応
近年、AIライティングツールを使用してコンテンツをリライト(スピン)するケースが増えています。
特徴
- 単語や表現が置き換えられ、Copyscapeでの検出が困難
- 文章構造や情報の順序が同じ
- オリジナルの「アイデア」「構成」「情報」は盗用されている
対策
- 完全な防止は困難:リライトの検出ツールは発展途上
- 独自の情報を含める:自社データ、独自調査、オリジナル画像など、リライトで再現できない要素を含める
- ブランド構築:E-E-A-Tを高め、オリジナルの権威性を確立
コンテンツ保護のチェックリスト
公開前チェックリスト
オリジナル性の証明準備
- □ 公開日時を記事に明示
- □ 構造化データでdatePublishedを設定
- □ 著者情報を明記
- □ 著作権表示を掲載
技術的な設定
- □ XMLサイトマップを更新
- □ サーチコンソールでインデックス登録をリクエスト
- □ 内部リンクを設置
公開後チェックリスト
即時対応
- □ Wayback Machineにアーカイブを保存
- □ SNSで共有(タイムスタンプ付きの証拠)
定期監視
- □ Googleアラートを設定
- □ 週1回Copyscapeでチェック
- □ 月1回画像検索でチェック
盗用発見時のチェックリスト
証拠の保全
- □ コピーサイトのスクリーンショットを保存
- □ コピーサイトのURLを記録
- □ 発見日時を記録
- □ 自分のオリジナル公開日時の証拠を確保
対処
- □ コピーサイトに削除依頼を送信
- □ 7日以内に対応がなければDMCA申請を準備
- □ DMCA削除申請をGoogleに提出
- □ ホスティング会社に通報(必要に応じて)
経過観察
- □ DMCA申請の処理状況を確認
- □ 検索結果からの削除を確認
- □ 同一サイトの他のコピーを確認
よくある質問(FAQ)
Q1: コピーサイトが自分のサイトより上位表示されています。どうすればいいですか?
A: まず、DMCA削除申請を行い、コピーサイトを検索結果から削除させましょう。同時に、自サイトのE-E-A-Tを高め、質の高い被リンクを獲得することで、オリジナルとしての権威性を確立してください。Googleは通常、長期的には権威あるオリジナルを優先します。
Q2: DMCA申請はどのくらいで処理されますか?
A: 通常、Googleは1〜7日程度で審査を行います。正当な申請であれば、該当URLは検索結果から削除されます。ただし、申請の内容が不十分だったり、著作権侵害が明確でない場合は、処理に時間がかかったり、却下されることもあります。
Q3: DMCA申請で自分の情報が公開されるのが心配です
A: DMCA申請の情報はLumen Database(旧Chilling Effects)で公開されます。個人情報の公開が懸念される場合は、会社名で申請する、弁護士を通じて申請するなどの方法があります。ただし、著作権者としての正当性を示すため、ある程度の情報開示は避けられません。
Q4: コンテンツを完全にコピーされないように防ぐことはできますか?
A: 残念ながら、公開されているウェブコンテンツを完全に保護することは技術的に不可能です。JavaScriptで右クリックを禁止しても、HTMLソースは取得可能ですし、スクリーンショットやOCRでコピーすることもできます。予防よりも、盗用の早期発見と迅速な対処に注力することをおすすめします。
Q5: 引用と盗用の違いは何ですか?
A: 適切な引用は著作権法で認められています。引用の条件は、①出典を明示、②引用部分を明確に区別、③引用の必然性がある、④主従関係で自分のコンテンツが「主」であること、などです。これらを満たさず、コンテンツの大部分をコピーしている場合は盗用(著作権侵害)となります。
Q6: 海外のサイトにコピーされた場合、DMCA申請は有効ですか?
A: Googleへの DMCA申請は、コピーサイトの所在地に関係なく有効です。Googleの検索結果から削除されます。ただし、コピーサイト自体を削除させたい場合は、そのサイトのホスティング会社や、その国の法律に基づいた対応が必要になります。
Q7: 自社サイト内で重複コンテンツが発生しています。これも問題ですか?
A: 自社サイト内の重複コンテンツも問題です。canonicalタグで正規URLを指定するか、301リダイレクトで統合することで対処してください。パラメータ付きURLの重複はパラメータ処理で対応できます。
Q8: コンテンツ監視サービスを使うべきですか?
A: コンテンツ量が多い場合や、盗用被害が頻繁に発生している場合は、Copyscapeの有料版(Copysentry)などの自動監視サービスを検討する価値があります。小規模サイトであれば、Googleアラートと手動チェックでも十分対応できることが多いです。
まとめ:早期発見と迅速な対処でコンテンツを守る
コンテンツの盗用・スクレイピングは、コンテンツSEOに取り組むサイト運営者にとって避けられない問題です。完全な予防は困難ですが、適切な対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。本記事で解説した内容をまとめると、以下のポイントが重要です。
コンテンツ保護の5つの原則
- オリジナル公開の証拠を残す
- 公開日時を明示、構造化データで設定
- Wayback Machineにアーカイブ
- 著者情報、著作権表示を掲載
- 定期的な監視体制を構築
- Googleアラートで自社コンテンツを監視
- Copyscapeで定期的にチェック
- 画像検索でオリジナル画像の盗用を確認
- 盗用発見時は迅速に対処
- 証拠を保全
- コピーサイトに削除依頼
- DMCA削除申請をGoogleに提出
- 迅速なインデックス登録を促進
- オリジナルの権威性を確立
今日から始められるアクション
- 現状確認:Copyscapeで主要記事の盗用をチェック
- アラート設定:Googleアラートで自社名・記事タイトルを監視
- 証拠の整備:主要記事をWayback Machineにアーカイブ
- 構造化データ:datePublished、authorを設定
- 著作権表示:フッターに著作権表示を追加
コンテンツ盗用対策は、ネガティブSEO対策と併せて、サイトを守るための重要なセキュリティ施策です。サステナブルSEOの観点からも、長期的なコンテンツ資産を守るために、日頃から対策を講じておきましょう。
コンテンツ盗用の被害でお困りの方や、DMCA申請のサポートが必要な方は、ぜひOMNIWEBにご相談ください。盗用の調査から対処法の提案、予防策の構築まで、専門家がサポートいたします。