「昨日まで検索結果に表示されていた記事が、突然消えた」「site:検索をしても自社の記事がヒットしない」——このような状況に直面したとき、多くのサイト運営者はパニックに陥ります。
インデックスから記事が消えることは、SEOにおいて深刻な問題です。検索結果に表示されなければ、どれだけ良い記事を書いていても流入はゼロになってしまいます。しかし、適切な手順で対処すれば、多くのケースで記事を復活させることは可能です。
この記事では、インデックスから消えた記事を復活させるための原因特定から具体的な対処法、再発防止策まで、実践的なノウハウを徹底的に解説します。検索エンジンの仕組みを理解した上で、冷静に対処していきましょう。
インデックス削除とは?基本の理解
インデックスの仕組みを理解する
まず、インデックスとは何かを正確に理解しておく必要があります。
検索エンジンの仕組みで詳しく解説していますが、Googleがウェブページを検索結果に表示するまでには、以下の3つのステップがあります。
ステップ1:クロール(Crawl)
Googlebot(クローラー)がウェブ上のページを巡回し、コンテンツを収集するプロセスです。クロールされなければ、そもそもGoogleにページの存在を認識してもらえません。
ステップ2:インデックス(Index)
クロールで収集したコンテンツを、Googleのデータベースに登録するプロセスです。インデックスされて初めて、検索結果に表示される「候補」になります。
ステップ3:ランキング(Ranking)
インデックスされたページを、検索クエリに応じて順位付けするプロセスです。インデックスされていても、順位が低ければ検索結果の上位には表示されません。
「インデックスから消えた」とは
インデックスから消えた状態とは、ステップ2のインデックスからページが削除された状態を指します。これにより、どんなキーワードで検索しても、そのページは検索結果に表示されなくなります。
インデックス削除と順位下落の違い
| 状態 | site:検索の結果 | 特定キーワード検索 | 深刻度 |
|---|---|---|---|
| インデックス削除 | 表示されない | 表示されない | 高 |
| 順位下落 | 表示される | 順位が低い/表示されない | 中 |
| クロール未了 | 表示されない | 表示されない | 状況による |
順位が下落しただけの場合は、検索順位が急落した原因と対処法を参照してください。本記事では、インデックスから完全に消えた場合の対処法に焦点を当てます。
インデックス削除の確認方法
方法1:site:検索で確認
Google検索で「site:自社ドメイン/記事URL」と入力します。
例:site:example.com/blog/article-name/
- 結果が表示される:インデックスされている
- 「一致する情報は見つかりませんでした」:インデックスされていない
方法2:URL検査ツールで確認
Googleサーチコンソールの「URL検査」機能を使用します。
- サーチコンソールにログイン
- 上部の検索バーに該当URLを入力
- 「Googleインデックスに登録されていません」と表示されればインデックス削除状態
方法3:インデックスカバレッジレポートで確認
インデックスカバレッジレポートで、サイト全体のインデックス状況を確認できます。
- サーチコンソールで「ページ」レポートを開く
- 「インデックスに登録されなかった理由」を確認
- 該当URLがどのカテゴリに分類されているかを特定
インデックスから消える原因を特定する
原因特定の重要性
インデックス削除の原因は多岐にわたります。原因を特定せずに対処しようとしても、効果がないばかりか状況を悪化させる可能性があります。
まずは冷静に原因を特定し、その原因に応じた適切な対処法を選択しましょう。
原因1:noindexタグの誤設定
noindexタグが意図せず設定されているケースは非常に多いです。
確認方法
- 該当ページのHTMLソースを表示
- head内に以下のようなタグがないか確認
<meta name="robots" content="noindex">
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
<meta name="googlebot" content="noindex">
よくある原因
- WordPressの設定ミス:「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っている
- SEOプラグインの設定:Yoast SEOやAll in One SEOで個別ページにnoindexを設定
- テーマやテンプレートの問題:特定のページテンプレートにnoindexが含まれている
- 開発環境の設定がそのまま:テスト環境でnoindexを設定し、本番移行時に解除し忘れ
原因2:robots.txtでのブロック
robots.txtでGooglebotのクロールをブロックしている場合、インデックスから消えることがあります。
確認方法
- 「https://自社ドメイン/robots.txt」にアクセス
- 以下のような記述がないか確認
User-agent: Googlebot
Disallow: /blog/
Disallow: /該当記事のパス/
User-agent: *
Disallow: /
注意点
robots.txtでブロックされているページは、クロールされないためインデックスも更新されません。ただし、外部からリンクされている場合、URLだけがインデックスに残ることがあります(コンテンツなしの状態)。
原因3:canonicalタグの誤設定
canonicalタグが別のURLを指している場合、そのページはインデックスから除外されます。
確認方法
- 該当ページのHTMLソースを表示
- head内のcanonicalタグを確認
<link rel="canonical" href="https://example.com/別のページ/">
よくある原因
- コピー&ペーストのミス:他のページからコピーした際にcanonicalを変更し忘れ
- CMSの自動設定の問題:システムが意図しないcanonicalを出力
- パラメータ付きURL:パラメータなしURLをcanonicalに指定したつもりが、逆に設定
原因4:301/302リダイレクトの設定
301リダイレクトを設定したページは、リダイレクト先にインデックスが統合され、元のURLはインデックスから削除されます。
確認方法
- 該当URLに直接アクセス
- 別のURLにリダイレクトされるか確認
- ブラウザの開発者ツールでHTTPステータスコード(301/302)を確認
よくある原因
- .htaccessの設定ミス:意図しないリダイレクトルールが含まれている
- WordPressプラグイン:リダイレクトプラグインで誤って設定
- サーバー設定:wwwあり/なし、http/httpsのリダイレクト設定の問題
原因5:ページの削除・URL変更
物理的にページを削除したり、URLを変更した場合、元のURLはインデックスから消えます。
確認方法
- 該当URLに直接アクセスして404エラーが返るか確認
- CMSの管理画面で該当ページが存在するか確認
- 最近のURL変更履歴を確認
原因6:サーバーエラー・サイトダウン
サーバーダウンや長時間の5xxエラーが続くと、Googleはそのページをインデックスから削除することがあります。
確認方法
- サーチコンソールの「URL検査」で「クロール」セクションを確認
- 最終クロール日時とHTTPステータスコードをチェック
- サーバーのアクセスログ、エラーログを確認
原因7:Googleペナルティ(手動対策)
Googleペナルティを受けている場合、サイト全体または特定のページがインデックスから削除されることがあります。
確認方法
- サーチコンソールで「セキュリティと手動による対策」を開く
- 「手動による対策」に警告メッセージがないか確認
よくある手動対策の原因
- スパム行為:リンク購入、隠しテキスト、クローキングなど
- ユーザー生成スパム:コメント欄やフォーラムでのスパムリンク
- 薄いコンテンツ:実質的な価値のないページの大量生成
- 不自然なリンク:被リンクプロファイルの異常
原因8:低品質コンテンツによる自動除外
ヘルプフルコンテンツアップデートやスパムアップデートにより、低品質と判断されたページがインデックスから除外されることがあります。
特徴
- 手動対策の通知はない
- アルゴリズムによる自動判定
- サイト全体または特定セクションに影響
確認方法
- サーチコンソールで「ページ」レポートの「クロール済み – インデックス未登録」を確認
- 該当ページの内容がユーザーにとって有益かどうかを客観的に評価
原因9:重複コンテンツの問題
重複コンテンツとして判断され、Googleが別のURLを「正規版」として選択した場合、そのページはインデックスから除外されます。
確認方法
- サーチコンソールの「URL検査」で「Googleが選択した正規URL」を確認
- 「ユーザーが指定した正規URL」と異なる場合は重複判定されている
よくある原因
- 同一コンテンツの複数URL:パラメータ違い、wwwあり/なし、http/https
- 類似コンテンツ:ほぼ同じ内容のページが複数存在
- 外部サイトとの重複:コンテンツがスクレイピングされている
原因10:クロールバジェットの問題
クロールバジェットが枯渇している場合、重要度の低いページがクロール・インデックスされなくなることがあります。
特徴
- 大規模サイト(数万ページ以上)で発生しやすい
- 新しいページや更新されたページが優先されず、古いページがインデックスから消える
原因特定のフローチャート
以下の順序で原因を特定していきましょう。
- サーチコンソールで手動対策の有無を確認
- 手動対策あり → 原因7(ペナルティ)
- URL検査ツールでステータスを確認
- 「noindexタグによって除外」→ 原因1
- 「robots.txtによりブロック」→ 原因2
- 「重複しています」→ 原因9
- 「リダイレクト」→ 原因4
- 「見つかりませんでした(404)」→ 原因5
- 「サーバーエラー(5xx)」→ 原因6
- 「クロール済み – インデックス未登録」→ 原因8
- HTMLソースを直接確認
- noindex、canonical、リダイレクトの設定をチェック
原因別の対処法
対処法1:noindexタグの削除
noindexタグが原因の場合、以下の手順で対処します。
WordPressの場合
サイト全体の設定確認:
- WordPress管理画面 → 「設定」→「表示設定」
- 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックを外す
SEOプラグインの設定確認(Yoast SEOの場合):
- 該当ページの編集画面を開く
- Yoast SEOのメタボックスで「高度な設定」を開く
- 「検索エンジンにこのページを表示することを許可しますか?」を「はい」に設定
テーマファイルの確認:
- 該当ページで使用しているテンプレートファイルを特定
- header.php等でnoindexが出力されていないか確認
- 必要に応じて削除または条件分岐を修正
HTMLサイトの場合
- 該当ページのHTMLファイルを開く
- head内のnoindexメタタグを削除
- サーバーにアップロード
対処法2:robots.txtの修正
robots.txtが原因の場合、以下の手順で対処します。
修正手順
- robots.txtファイルをダウンロードまたは編集画面を開く
- 該当ページへのDisallowルールを削除または修正
- 修正後のrobots.txtをサーバーにアップロード
修正例
# 修正前(問題あり)
User-agent: *
Disallow: /blog/
# 修正後
User-agent: *
Disallow: /admin/
Allow: /blog/
確認
サーチコンソールの「robots.txtテスター」で、修正後の設定が正しく機能するか確認します。
対処法3:canonicalタグの修正
canonicalタグが原因の場合、正しいURLを指すように修正します。
修正の原則
- canonicalは自己参照(そのページ自身のURL)を指定するのが基本
- 重複ページがある場合は、正規版のURLを指定
WordPressの場合
Yoast SEOで設定:
- 該当ページの編集画面を開く
- Yoast SEOのメタボックスで「高度な設定」を開く
- 「正規URL」欄を空欄にする(自動で自己参照が設定される)または正しいURLを入力
対処法4:リダイレクトの解除
意図しないリダイレクトが原因の場合、設定を解除します。
.htaccessの確認
- .htaccessファイルをダウンロード
- 該当URLに影響するリダイレクトルールを特定
- 不要なルールを削除または修正
WordPressプラグインの確認
Redirection等のプラグインで設定したリダイレクトを確認し、誤って設定したものを削除します。
対処法5:ページの復元・URL変更の対応
ページを削除してしまった場合
- バックアップから復元:サーバーやCMSのバックアップから該当ページを復元
- キャッシュから復元:Wayback Machine(archive.org)やGoogleキャッシュからコンテンツを回収
- 再作成:同じURLで同等以上のコンテンツを再作成
URLを変更した場合
- 旧URLから新URLへ301リダイレクト:評価を引き継ぐ
- 元のURLに戻す:可能であれば元のURLに戻し、新URLは301リダイレクト
対処法6:サーバーエラーの解消
サーバーダウンが原因の場合、以下の対応を行います。
緊急対応
- サーバーの状態を確認し、エラーを解消
- サイトが正常に表示されることを確認
- サーチコンソールでインデックス登録をリクエスト
再発防止
- サーバーの監視体制を強化
- 十分なサーバーリソースを確保
- CDNの導入を検討(CDN導入のSEO効果参照)
対処法7:手動対策からの復旧
Googleペナルティが原因の場合、以下の手順で対応します。
復旧手順
- 問題の特定:サーチコンソールで手動対策の詳細を確認
- 問題の修正:指摘された問題を完全に修正
- スパムリンクの削除または否認
- 低品質コンテンツの削除またはnoindex化
- 隠しテキスト等の削除
- 再審査リクエストの送信:サーチコンソールから再審査リクエストを送信
- 審査結果を待つ:通常1〜2週間程度
再審査リクエストのポイント
- 問題を認識していること、修正したことを明確に記載
- 具体的にどのような対策を行ったかを詳細に説明
- 再発防止策についても言及
対処法8:低品質コンテンツの改善
コンテンツの質が原因と考えられる場合、以下の対応を行います。
改善のアプローチ
- コンテンツの評価:E-E-A-Tの観点で客観的に評価
- リライト:古い記事のリライト方法を参考に改善
- 情報の最新化
- 独自の視点・情報の追加
- ユーザーの検索意図への対応強化
- 統合または削除:改善の余地がない場合は、関連ページに統合または削除
対処法9:重複コンテンツの解消
重複コンテンツが原因の場合、以下の対応を行います。
解消方法
- canonicalタグの設定:正規版URLにcanonicalを統一
- リダイレクト:重複URLから正規版へ301リダイレクト
- パラメータ処理:サーチコンソールでURLパラメータの処理を設定
- コンテンツの差別化:類似ページの内容を差別化
対処法10:クロールバジェットの最適化
クロールバジェットが原因の場合、以下の対応を行います。
最適化のポイント
- 低品質・重複ページをnoindex化またはrobots.txtでブロック
- 不要なパラメータ付きURLをブロック
- クローラビリティを高めるサイト構造の改善
- XMLサイトマップで重要ページを明示

Googleにインデックス登録を再リクエストする方法
URL検査ツールでのリクエスト
原因を特定し修正したら、Googleサーチコンソールを使ってインデックス登録をリクエストします。
手順
- Googleサーチコンソールにログイン
- 上部の検索バーに該当URLを入力してEnter
- 「URLはGoogleに登録されていません」と表示されることを確認
- 「公開URLをテスト」をクリック
- 「URLはGoogleに登録できます」と表示されたら「インデックス登録をリクエスト」をクリック
- 「インデックス登録をリクエスト済み」というメッセージが表示されれば完了
注意点
- リクエスト回数の制限:1日あたりのリクエスト数には制限があります(1プロパティあたり約10件程度)
- 即座にインデックスされるわけではない:リクエストはあくまで「優先的にクロールしてほしい」という依頼であり、必ずしもすぐにインデックスされるとは限りません
- 問題が解決していることが前提:原因を修正しないままリクエストしても、再度インデックスから除外されます
XMLサイトマップの更新と送信
複数のページがインデックスから消えた場合、XMLサイトマップを更新して送信することが効果的です。
手順
- XMLサイトマップを更新:該当ページが含まれていることを確認、lastmodを更新
- サーチコンソールで送信:「サイトマップ」メニューからURLを送信
XMLサイトマップのベストプラクティス
- インデックスさせたいページのみを含める
- noindexページやリダイレクトページは含めない
- lastmodは実際にコンテンツが更新された日付を設定
- 優先度(priority)やchangefreqは現在あまり重視されない
Googleに早くインデックスしてもらうためのテクニック
テクニック1:内部リンクの強化
サイト内の主要ページから該当ページへの内部リンクを追加することで、クロールされやすくなります。
- トップページからのリンク
- 関連記事からの文脈に沿ったリンク
- サイドバーやフッターからのリンク(適切な場合のみ)
アンカーテキストの最適化も参考に、適切なリンクを設置しましょう。
テクニック2:SNSでの拡散
該当ページをSNSでシェアすることで、外部からのシグナルを送ることができます。ただし、SNSとSEOの関係は直接的なランキング要因ではないため、補助的な施策として考えましょう。
テクニック3:外部サイトからのリンク
信頼性の高い外部サイトからリンクされることで、Googleがそのページを発見しやすくなります。ただし、リンク購入などの不正な手法は避けてください。
テクニック4:Google Search Console API
大量のページを再インデックスさせる必要がある場合、Search Console APIを使って効率的にリクエストを送信することも可能です(開発者向け)。
インデックス登録までの期間の目安
| 状況 | 目安期間 | 備考 |
|---|---|---|
| URL検査でリクエスト後 | 数時間〜数日 | サイトの信頼性による |
| サイトマップ送信後 | 数日〜2週間 | ページ数・サイト規模による |
| 手動対策の解除後 | 1〜4週間 | 再審査の承認後から |
| アルゴリズム要因の解消後 | 数週間〜数ヶ月 | 次のアップデートまで時間がかかる場合も |
再発防止のための対策
定期的なインデックス状況のモニタリング
サーチコンソールでの確認ポイント
- 「ページ」レポート:インデックス済みページ数の推移を確認
- インデックスに登録されなかった理由:新たなエラーが発生していないか確認
- URL検査:重要ページのインデックス状況を定期的に確認
アラートの設定
サーチコンソールのメール通知を有効にしておくと、重大な問題が発生した際に通知を受け取ることができます。
site:検索による定点観測
週次または月次で「site:自社ドメイン」検索を行い、インデックス数の大幅な変動がないか確認しましょう。
確認項目
- インデックス総数の推移
- 重要ページが表示されているか
- 不要なページがインデックスされていないか
変更管理の徹底
インデックス削除の多くは、意図しない設定変更が原因です。以下の変更管理を徹底しましょう。
チェックリスト
- robots.txtの変更時:変更前後の差分を確認、テスターで検証
- noindexタグの追加時:対象ページを明確にし、影響範囲を確認
- リダイレクト設定時:対象URLと転送先を記録
- URL変更時:旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定
- サイトリニューアル時:サイトリニューアル時のSEO対策を参照
開発環境・本番環境の分離
開発環境(ステージング環境)と本番環境を明確に分離し、開発環境の設定が本番に影響しないようにします。
具体的な対策
- 開発環境はBasic認証やIPアドレス制限で保護
- 開発環境にはnoindexを設定(本番移行時に必ず解除)
- 本番デプロイ前のチェックリストを作成
バックアップ体制の整備
コンテンツを誤って削除した場合に備え、定期的なバックアップを取得しましょう。
バックアップすべき項目
- データベース(コンテンツ本体)
- ファイル(画像、テーマ、プラグイン等)
- .htaccess、robots.txt等の設定ファイル
特殊なケースへの対応
サイト移転・ドメイン変更時のインデックス管理
サイト移転・ドメイン変更時のSEOでは、旧URLから新URLへの適切なリダイレクト設定が重要です。
サイト移転の手順
- 新サイトを完成させ、正常に動作することを確認
- 旧URLから新URLへの301リダイレクトを設定(全ページ1対1でマッピング)
- サーチコンソールで「アドレス変更」ツールを使用
- 新サイトでXMLサイトマップを送信
- 旧サイトのリダイレクトは最低1年以上維持
大量のページがインデックスから消えた場合
数百〜数千ページが同時にインデックスから消えた場合は、サイト全体に影響する原因を疑います。
確認すべき項目
- robots.txtの設定変更
- サイト全体へのnoindex設定
- サーバーの大規模ダウン
- 手動対策の発動
- Googleコアアップデートの影響
- ドメインの有効期限切れ
- SSLの問題(HTTPSとSEO参照)
JavaScriptサイトのインデックス問題
JavaScriptサイトのSEO対策では、特有のインデックス問題が発生することがあります。
確認すべきポイント
- JavaScriptがレンダリングされた状態でコンテンツが見えているか
- URL検査ツールで「ライブテスト」を実行し、レンダリング結果を確認
- 重要なコンテンツがJavaScript依存になっていないか
対処法
- SSR(サーバーサイドレンダリング)の導入
- プリレンダリングサービスの活用
- 重要なコンテンツは静的HTMLで出力
新規サイトでインデックスされない場合
新しいサイトがなかなかインデックスされない場合は、インデックス登録されない原因と対処法を参照してください。
新規サイト向けの対策
- サーチコンソールへの登録
- XMLサイトマップの送信
- SNSプロフィールからのリンク
- ビジネスディレクトリへの登録
- 関連サイトからの被リンク獲得
ツールを活用したインデックス管理
Googleサーチコンソールの活用
Googleサーチコンソールはインデックス管理に必須のツールです。
インデックス管理に使う主な機能
| 機能 | 用途 |
|---|---|
| URL検査 | 個別ページのインデックス状況確認、リクエスト送信 |
| ページレポート | サイト全体のインデックス状況確認 |
| サイトマップ | XMLサイトマップの送信と状況確認 |
| 削除 | インデックスからの一時削除リクエスト |
| 手動による対策 | ペナルティの確認 |
Screaming Frogでの技術診断
Screaming Frogを使うと、サイト全体のインデックス関連の問題を一括で診断できます。
確認すべき項目
- noindexタグが設定されているページ
- canonicalタグの設定状況
- リダイレクトの状況
- HTTPステータスコード
- robots.txtでブロックされているURL
Ahrefsでのインデックス監視
AhrefsのSite Audit機能を使うと、インデックス関連の問題を定期的に監視できます。
監視項目
- noindexページの検出
- 孤立ページ(内部リンクのないページ)
- 重複コンテンツの検出
- リダイレクトチェーンの検出
順位計測ツールでの異変検知
GRCなどの順位計測ツールを使用していると、インデックス削除による順位の消失を早期に検知できます。
アラート設定のポイント
- 順位が「圏外」になった際に通知
- 急激な順位下落時に通知
- 重要ページは毎日チェック
インデックス削除に関するよくある質問(FAQ)
Q1: インデックスから消えた記事は、どのくらいで復活しますか?
A: 原因によって異なります。noindexタグの削除など技術的な問題の修正後にURL検査でリクエストすれば、数時間〜数日で復活することが多いです。手動対策からの復旧は再審査承認後1〜4週間程度かかります。アルゴリズム要因の場合は数週間〜数ヶ月かかることもあります。
Q2: URL検査で「インデックス登録をリクエスト」が表示されません。なぜですか?
A: いくつかの原因が考えられます。①1日のリクエスト上限に達している、②ページにnoindexが設定されている、③robots.txtでブロックされている、④リクエストのクールダウン期間中。まず「公開URLをテスト」を実行し、インデックス可能な状態かを確認してください。
Q3: 重要なページがインデックスから消えました。緊急で復活させる方法はありますか?
A: 残念ながら、Googleのインデックスを即座にコントロールする方法はありません。できることは、①原因を特定して修正、②URL検査でリクエスト、③内部リンクの強化、④XMLサイトマップの更新送信です。これらを行った上で、Googleのクロールを待つしかありません。
Q4: noindexを外したのに、まだインデックスされません。なぜですか?
A: noindexを外しても、Googleが再クロールするまでインデックスは更新されません。URL検査でリクエストを送信し、数日待ちましょう。それでもインデックスされない場合は、他の原因(robots.txt、canonical、コンテンツ品質など)を確認してください。
Q5: インデックスされていないページが大量にあります。すべてリクエストすべきですか?
A: 1日のリクエスト上限があるため、すべてを個別にリクエストするのは現実的ではありません。①最も重要なページを優先的にリクエスト、②XMLサイトマップを更新して送信、③インデックスされない原因を特定して一括修正、というアプローチが効率的です。
Q6: 「クロール済み – インデックス未登録」と表示されます。どうすればいいですか?
A: Googleがクロールしたものの、インデックスする価値がないと判断したことを意味します。E-E-A-Tの観点でコンテンツの質を見直し、リライトで改善するか、類似ページと統合することを検討してください。
Q7: 競合サイトに内容をコピーされ、自分のページがインデックスから消えました。対処法は?
A: スクレイピング・コピーサイト対策を参照してください。①自社が先に公開した証拠を確保、②著作権侵害としてDMCA申請、③サーチコンソールで正規URLを明示。自社のページが元々の作成者であることを主張することが重要です。
Q8: 古い記事が大量にインデックスから消えています。問題ですか?
A: 古くて価値の低いコンテンツがインデックスから除外されることは、必ずしも問題ではありません。むしろ、サイト全体の品質評価にとってはプラスになることもあります。ただし、今でも価値があり、流入を獲得していた記事が消えた場合は、リライトして復活を目指しましょう。
インデックス管理のチェックリスト
インデックス削除発生時のチェックリスト
原因特定
- □ サーチコンソールで手動対策の有無を確認
- □ URL検査ツールでステータスを確認
- □ HTMLソースでnoindexタグを確認
- □ HTMLソースでcanonicalタグを確認
- □ robots.txtの設定を確認
- □ リダイレクトの設定を確認
- □ サーバーのエラーログを確認
対処
- □ 原因に応じた修正を実施
- □ 修正後、該当ページが正常に表示されることを確認
- □ URL検査で「公開URLをテスト」を実行
- □ 「インデックス登録をリクエスト」を実行
- □ 必要に応じてXMLサイトマップを更新・送信
確認
- □ 数日後にsite:検索で確認
- □ URL検査で「URLはGoogleに登録されています」を確認
- □ 検索結果での表示を確認
定期メンテナンスのチェックリスト
週次
- □ サーチコンソールで新たなエラーがないか確認
- □ 重要ページのインデックス状況を確認
月次
- □ site:検索でインデックス数の推移を確認
- □ 「ページ」レポートで「インデックスに登録されなかった理由」を確認
- □ 新たに「クロール済み – インデックス未登録」になったページがないか確認
四半期
- □ robots.txtの内容を確認
- □ XMLサイトマップの内容を確認
- □ Screaming Frogでサイト全体を診断
- □ noindex設定されているページの妥当性を確認
まとめ:インデックス管理はSEOの基盤
インデックスから記事が消えることは、SEOにおいて深刻な問題ですが、適切な手順で対処すれば、多くのケースで復活させることができます。本記事で解説した内容をまとめると、以下のポイントが重要です。
インデックス復活の基本原則
- 冷静に原因を特定する
- パニックにならず、サーチコンソールとHTMLソースで原因を特定
- 原因を特定しないまま対処しようとしない
- 原因に応じた適切な対処を行う
- noindex、robots.txt、canonical、リダイレクトなど、原因によって対処法は異なる
- ペナルティの場合は再審査リクエストが必要
- 修正後にインデックス登録をリクエストする
- URL検査ツールでリクエストを送信
- 即座にインデックスされるわけではないことを理解
- 再発防止策を講じる
- 定期的なモニタリング
- 変更管理の徹底
- バックアップ体制の整備
今日から始められるアクション
- 現状把握:サーチコンソールの「ページ」レポートで、現在のインデックス状況を確認
- 重要ページの確認:流入の多いページがすべてインデックスされているかURL検査で確認
- エラーの確認:「インデックスに登録されなかった理由」を確認し、問題があれば対処
- 監視体制の構築:サーチコンソールのメール通知を有効化
- 変更管理の開始:robots.txt、noindex設定の変更を記録するルールを作成
インデックス管理は、SEO対策の基盤となる重要な作業です。検索結果に表示されなければ、どれだけ良いコンテンツを作っても意味がありません。
インデックス登録されない原因と対処法、インデックスカバレッジレポートの見方、クロールバジェットの浪費を防ぐなども併せて参照し、安定したインデックス状態を維持する体制を構築しましょう。
インデックスの問題でお困りの方や、サイト全体のテクニカルSEO診断をご希望の方は、ぜひOMNIWEBにご相談ください。豊富な実績を基に、インデックス問題の解決から再発防止まで、包括的なサポートを提供いたします。