「Instagramは写真を投稿するだけのSNS」
そう思っていませんか?確かに、Instagramの中心は美しい写真や動画です。しかし近年、Instagramは「地図検索」機能を強化しており、店舗集客において重要な役割を果たすようになっています。
Instagramの地図検索機能を使えば、ユーザーは「近くのカフェ」「渋谷 ラーメン」のように、位置情報に基づいて店舗を検索できます。そして、検索結果には、その店舗に関連する投稿が一覧表示されます。つまり、あなたのお店の投稿や、お客様が投稿してくれた写真が、そのまま「集客コンテンツ」になるのです。
Googleマップでの集客(MEO対策)に力を入れている店舗は多いですが、Instagramの地図検索まで意識している店舗はまだ少ないのが現状です。ここにチャンスがあります。
この記事では、Instagramの地図検索機能の仕組みから、投稿が集客に繋がるメカニズム、そして具体的な対策方法まで徹底解説します。特に、飲食店、カフェ、美容室、アパレルなど、ビジュアルが重要な業種の方は必見です。
Instagramの「地図検索」機能とは
地図検索機能の概要
Instagramの地図検索機能は、位置情報を使って近くの店舗やスポットを検索できる機能です。2021年に日本でも本格的に提供が開始され、現在も機能が強化され続けています。
地図検索機能の特徴
- 現在地周辺の店舗・スポットを地図上に表示
- カテゴリ(カフェ、レストラン、美容室など)で絞り込み可能
- 店舗をタップすると、その場所に関連する投稿が一覧表示
- 営業時間、電話番号、ウェブサイトなどの基本情報も表示
- 予約や注文などのアクションボタンを設置可能(一部店舗)
Googleマップと似た機能ですが、Instagramならではの特徴があります。それは、「投稿(写真・動画)」が中心に表示される点です。お店の公式アカウントの投稿だけでなく、お客様が投稿した写真も表示されるため、よりリアルで多角的な情報が得られます。
地図検索の使い方(ユーザー視点)
まず、ユーザーがどのように地図検索機能を使うかを理解しましょう。
地図検索の手順
- Instagramアプリを開く
- 下部メニューの「検索」アイコンをタップ
- 検索バーに場所やカテゴリを入力(例:「渋谷 カフェ」「近くのラーメン」)
- 「場所」タブを選択
- 地図上にピンが表示される
- 気になるピンをタップすると、その場所の投稿が一覧表示される
- 投稿を見て、行きたいと思ったらプロフィールを確認、または直接来店
また、フィード投稿やリールに付けられた位置情報をタップすることでも、その場所の地図情報にアクセスできます。友達やインフルエンサーの投稿から「ここ良さそう!」と思って場所をタップする、という流れも多いです。
Googleマップとの違い
Instagramの地図検索とGoogleマップには、いくつかの違いがあります。
Instagramの地図検索の特徴
- 投稿(ビジュアル)中心:写真や動画が主役。見た目の魅力が重要
- UGC(ユーザー生成コンテンツ)が豊富:お客様の投稿が多数表示される
- 若年層の利用が多い:10代〜30代のInstagramユーザーが主なターゲット
- 発見・偶然の出会い:「なんとなく探す」という使い方が多い
- 口コミ機能がない:Googleのようなテキストレビューは表示されない
Googleマップの特徴
- 情報中心:営業時間、住所、電話番号などの基本情報が充実
- 口コミ・評価:星評価とテキストレビューが判断材料
- 幅広い年齢層:老若男女が利用
- 目的検索:「〇〇に行きたい」という明確な目的を持った検索が多い
- ナビゲーション機能:経路案内に強み
つまり、Instagramは「ビジュアルで魅せて、発見してもらう」、Googleマップは「情報を調べて、判断する」という違いがあります。どちらか一方ではなく、両方を活用することで、より多くの潜在顧客にリーチできます。
InstagramとMEOの親和性|ハッシュタグと地図検索を連動させる運用で、両者の連携方法を詳しく解説していますので、併せてご覧ください。
投稿が「集客コンテンツ」になる仕組み
位置情報タグの重要性
Instagramの地図検索で表示されるためには、投稿に「位置情報タグ」を付ける必要があります。これが、投稿を集客コンテンツに変える最も重要なポイントです。
位置情報タグとは
投稿作成時に設定できる「場所」のことです。投稿に位置情報タグを付けると、その投稿は指定した場所に紐づけられます。そして、その場所を地図検索した人に、投稿が表示されるようになります。
位置情報タグの付け方
- 投稿作成画面で「場所を追加」をタップ
- 店舗名や住所で検索
- 該当する場所を選択
- 投稿を公開
自店舗の投稿には、必ず自店舗の位置情報タグを付けるようにしましょう。これを忘れると、地図検索に表示されず、せっかくの投稿が集客に繋がりません。
お客様の投稿(UGC)も表示される
Instagram地図検索の大きな特徴は、お客様が投稿した写真も表示される点です。
お客様があなたのお店で写真を撮り、位置情報タグを付けて投稿すると、その投稿は自動的にあなたのお店の地図検索結果に表示されます。これをUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)と呼びます。
UGCのメリット
- 信頼性が高い:お店側の宣伝ではなく、実際のお客様の声として受け取られる
- 多角的な情報:お店側が見せたいものだけでなく、様々な角度からの情報が集まる
- コスト不要:お客様が投稿してくれるため、コンテンツ制作のコストがかからない
- 自然な拡散:お客様のフォロワーにもリーチできる
つまり、お客様に投稿してもらえばもらうほど、地図検索での露出が増えるのです。これが「投稿が直接マップ集客に繋がる」仕組みの核心です。
投稿の表示順序とアルゴリズム
地図検索で場所をタップした時に表示される投稿には、表示順序があります。すべての投稿が均等に表示されるわけではなく、Instagramのアルゴリズムによって優先順位が決まります。
表示順序に影響する要素(推測)
- 投稿日時の新しさ:新しい投稿ほど上位に表示されやすい
- エンゲージメント:いいね、コメント、保存が多い投稿は優先される
- 投稿の種類:リール(動画)が優先される傾向がある
- アカウントの影響力:フォロワー数、エンゲージメント率が高いアカウント
- 検索者との関連性:検索者のフォローや興味に基づくパーソナライズ
具体的なアルゴリズムは公開されていませんが、「新しく」「魅力的で」「エンゲージメントが高い」投稿が優先されると考えてよいでしょう。
Instagram地図検索で上位表示されるための対策
対策1:すべての投稿に位置情報タグを付ける
最も基本的かつ重要な対策は、すべての投稿に位置情報タグを付けることです。
実践ポイント
- フィード投稿には必ず位置情報を設定
- リール投稿にも位置情報を設定
- ストーリーズにも位置情報スタンプを付ける
- 過去の投稿も編集して位置情報を追加(可能な場合)
位置情報タグを付けるのは一手間かかりますが、この一手間が集客機会を大きく左右します。習慣化して、忘れずに付けるようにしましょう。
対策2:投稿頻度を上げる
新しい投稿ほど上位に表示されやすいため、投稿頻度を上げることが重要です。
推奨の投稿頻度
- フィード投稿:週3〜5回
- リール投稿:週2〜3回
- ストーリーズ:毎日
「そんなに投稿するネタがない」と思うかもしれません。しかし、投稿のネタは日常の中にたくさんあります。
投稿ネタの例
- 本日のおすすめメニュー
- 新商品・新サービスの紹介
- スタッフの紹介
- 店内の様子(季節の装飾、レイアウト変更など)
- お客様の声(許可を得て)
- 仕込み・準備の様子
- イベント・キャンペーンの告知
- 地域のニュース・トピック
毎日のルーティンの中で、「今日はこれを投稿しよう」と意識するだけで、投稿ネタは見つかるようになります。
対策3:リール(動画)を活用する
Instagramは現在、リール(ショート動画)を強く推進しています。アルゴリズム上、リールは他の投稿形式よりも優先的に表示される傾向があります。
リールのメリット
- フォロワー以外にも表示されやすい(発見タブ、リールタブ)
- 地図検索結果でも目立ちやすい
- 動きがあるため、ユーザーの目を引く
- 情報量が多い(音声、テキスト、動きで伝えられる)
店舗向けリールのアイデア
- 料理ができあがるまでの工程(15〜30秒)
- お店の1日(タイムラプス風)
- スタッフのおすすめ紹介
- ビフォーアフター(美容室、ネイルなど)
- 店内ツアー
- 人気メニューランキング
- よくある質問への回答
リールは難しく考えず、スマートフォンで撮影できる簡単なものから始めましょう。完璧を目指すよりも、まずは投稿数を増やすことが重要です。
対策4:魅力的なビジュアルを意識する
Instagramはビジュアル重視のプラットフォームです。魅力的な写真・動画は、エンゲージメントを高め、結果として地図検索での露出も増えます。
魅力的なビジュアルのポイント
- 明るさ:暗い写真は避ける。自然光を活用
- 構図:三分割法、余白を意識
- 色味:鮮やかで食欲をそそる色(飲食店の場合)
- 統一感:アカウント全体のトーン&マナーを揃える
- シズル感:料理なら湯気、飲み物なら水滴など、臨場感を出す
MEOで差がつく写真術で紹介しているテクニックは、Instagramにもそのまま応用できます。参考にしてください。
対策5:ハッシュタグを適切に活用する
ハッシュタグは、投稿を発見してもらうための重要な要素です。地図検索とは直接関係しませんが、投稿へのリーチを増やすことで、間接的に地図検索での露出も増えます。
ハッシュタグ活用のポイント
- 地域名を含める:「#渋谷カフェ」「#新宿ランチ」など
- 業種・カテゴリ:「#カフェ巡り」「#パスタ」「#美容室」など
- 店舗固有のハッシュタグ:「#〇〇カフェ」(店舗名)を作成し、お客様にも使ってもらう
- トレンドタグ:季節やイベントに関連したタグ
- 数は10〜15個程度:多すぎると逆効果になることも
特に重要なのは、「地域名+業種」のハッシュタグです。これを使うことで、その地域で店舗を探している人にリーチできます。
対策6:エンゲージメントを高める工夫
いいね、コメント、保存、シェアなどのエンゲージメントが高い投稿は、アルゴリズムに評価されやすくなります。
エンゲージメントを高める工夫
- 質問を投げかける:「どっちが好き?」「おすすめ教えて!」など
- 投票機能:ストーリーズの投票スタンプを活用
- 保存を促す:「保存して次回の参考に!」と呼びかける
- コメントへの返信:コメントには必ず返信し、会話を生む
- DMへの対応:ダイレクトメッセージにも丁寧に対応
一方的に発信するだけでなく、ユーザーとのコミュニケーションを意識することで、エンゲージメントは自然と高まります。

お客様に投稿してもらう仕組みづくり
UGCの重要性を再確認
前述の通り、お客様が投稿してくれた写真(UGC)は、地図検索結果に表示されます。UGCが増えれば増えるほど、地図検索での露出が増えるのです。
しかも、UGCは信頼性が高い。お店側の宣伝ではなく、実際のお客様が「良かった」と思って投稿しているわけですから、見る人の信頼を得やすいのです。
つまり、「お客様に投稿してもらう仕組みづくり」が、Instagram地図検索対策の肝と言えます。
投稿したくなる環境を作る
お客様に投稿してもらうためには、「投稿したくなる環境」を作ることが第一歩です。
投稿したくなる環境の例
- フォトスポットを作る:店内に「映える」撮影スポットを設置
- 商品の見た目を工夫する:盛り付け、パッケージ、ラテアートなど
- 店内の雰囲気を整える:照明、インテリア、装飾
- ネオンサインや壁面アート:思わず撮りたくなる要素
- 季節の装飾:クリスマス、ハロウィン、桜など
「映える」要素があると、お客様は自然とスマートフォンを取り出して撮影します。そして、良い写真が撮れたら、Instagramに投稿したくなるものです。
投稿を促すきっかけを作る
環境を整えるだけでなく、投稿を促すきっかけも重要です。
投稿を促す方法
- 店内POPでお願い:「#〇〇カフェ で投稿してね!」
- メニューやレシートに記載:「Instagramに投稿で10%OFF」など
- スタッフから声がけ:「よかったらInstagramに投稿してください」
- 投稿特典の提供:投稿してくれたお客様に次回使えるクーポンを渡す
- コンテスト・キャンペーン:「投稿してくれた方の中から抽選でプレゼント」
ポイントは、「お願いする」ことです。お客様は、頼まれなければ投稿しないことも多いです。「投稿してほしい」と明確に伝えることで、投稿率は大きく変わります。
位置情報タグを付けてもらう工夫
お客様に投稿してもらっても、位置情報タグが付いていなければ地図検索には表示されません。位置情報タグを付けてもらう工夫も必要です。
位置情報タグを付けてもらう方法
- POPで案内:「投稿する時は位置情報を『〇〇カフェ』で設定してね!」
- 投稿例を見せる:店内に投稿例のディスプレイを設置
- 正式な場所名を伝える:「Instagram上の場所名は『〇〇〇〇』です」と案内
- 特典の条件に含める:「位置情報タグを付けて投稿で〇〇プレゼント」
位置情報タグの付け方が分からないお客様もいるため、簡単なガイドを用意しておくと親切です。
UGCをリポスト・紹介する
お客様が投稿してくれたUGCは、自店舗のアカウントでリポスト(再投稿)しましょう。
リポストのメリット
- お客様に「紹介された!」と喜んでもらえる
- 他のお客様も「自分も投稿したら紹介されるかも」と思い、投稿意欲が高まる
- 自店舗のコンテンツが増える(コンテンツ制作の手間が省ける)
- リアルなお客様の声として、信頼性が高い
リポストの方法
- ストーリーズでシェア(最も簡単)
- リポストアプリを使ってフィードに投稿
- お客様の許可を得て、スクリーンショットを投稿
リポストする際は、必ずお客様のアカウントをメンションまたはタグ付けしましょう。また、可能であれば事前に許可を取るのがマナーです。
Instagramのビジネスアカウント設定
ビジネスアカウントへの切り替え
店舗がInstagramを運用する場合、必ず「ビジネスアカウント」に切り替えましょう。
ビジネスアカウントのメリット
- インサイト(分析機能):投稿のリーチ、エンゲージメント、フォロワーの属性などを確認できる
- 連絡先ボタン:プロフィールに「電話」「メール」「道順」ボタンを設置できる
- カテゴリ表示:「カフェ」「美容室」などのカテゴリがプロフィールに表示される
- 広告出稿:Instagram広告を出稿できる
- ショップ機能:商品をタグ付けして販売できる(ECサイト連携)
切り替え手順
- Instagramアプリで「設定」を開く
- 「アカウント」→「プロアカウントに切り替える」
- カテゴリを選択
- 「ビジネス」を選択
- 連絡先情報を入力
- 完了
ビジネスアカウントへの切り替えは無料で、いつでも行えます。
プロフィールの最適化
地図検索から店舗ページを訪れたユーザーは、プロフィールを見て来店を判断します。プロフィールを最適化しておきましょう。
プロフィール最適化のポイント
- プロフィール写真:店舗ロゴまたは店舗の写真。認識しやすいものを
- 名前:店舗名+地域名が理想(例:「〇〇カフェ|渋谷」)
- ユーザーネーム:店舗名を含むシンプルなものに
- 自己紹介文:店舗の特徴、営業時間、住所、予約方法などを簡潔に
- ウェブサイトリンク:公式サイト、予約ページ、またはリンクまとめツール(Linktreeなど)
- 連絡先ボタン:電話番号、メールアドレスを設定
- カテゴリ:適切なカテゴリを選択
- 住所:正確な住所を登録(地図検索との連携に重要)
特に住所の登録は、地図検索との連携において重要です。正確な住所を登録することで、地図上の正しい位置にピンが表示されます。
アクションボタンの設定
ビジネスアカウントでは、「アクションボタン」を設定できます。これにより、ユーザーがワンタップで予約や注文などのアクションを起こせます。
設定可能なアクションボタンの例
- 予約する:予約システム(ぐるなび、ホットペッパーなど)と連携
- 注文する:デリバリーサービス(Uber Eats、出前館など)と連携
- 席を予約:レストラン予約システムと連携
- 予約リクエスト:美容室など、予約リクエストを受け付ける
アクションボタンを設定することで、「見る」から「行動する」へのハードルを下げることができます。
Googleビジネスプロフィールとの連携
情報の一貫性を保つ
Instagramの地図検索とGoogleマップ、両方を活用する場合は、情報の一貫性を保つことが重要です。
一致させるべき情報
- 店舗名
- 住所
- 電話番号
- 営業時間
- ウェブサイトURL
情報が異なっていると、ユーザーを混乱させるだけでなく、検索エンジンからの評価にも影響する可能性があります。
外部サイトからの「サイテーション」が崩れる原因:NAP不一致の恐怖で解説しているように、NAP情報の一貫性は非常に重要です。
相互に誘導する
InstagramとGoogleマップを相互に誘導することで、両方の効果を高めることができます。
InstagramからGoogleマップへの誘導
- プロフィールに「Googleマップで口コミを見てね」と記載
- 投稿で「口コミ書いてくれたら嬉しいです」と呼びかけ
- ストーリーズでGoogleマップの口コミを紹介
GoogleマップからInstagramへの誘導
- Googleビジネスプロフィールの投稿で「Instagramでも最新情報を発信中!」と案内
- ウェブサイト欄にInstagramのリンクを設定(メインサイトと別に追加できる場合)
- Q&A機能で「Instagramで店内の様子を公開しています」と案内
両方のプラットフォームを使いこなすことで、より多くの潜在顧客にリーチできます。
コンテンツの使い回し
Instagramで投稿した写真や動画は、Googleビジネスプロフィールでも活用できます。
使い回しの例
- Instagramで好評だった写真を、Googleビジネスプロフィールにも投稿
- Instagramの投稿文を、Googleビジネスプロフィールの投稿に転用
- Instagramで告知したキャンペーンを、Googleビジネスプロフィールでも告知
同じコンテンツを複数のプラットフォームで発信することで、コンテンツ制作の効率化とリーチの最大化を両立できます。
業種別・Instagram地図検索対策のポイント
飲食店の場合
飲食店は、Instagram地図検索との相性が非常に良い業種です。料理の写真は「映える」コンテンツの代表格であり、UGCも集まりやすいです。
飲食店の対策ポイント
- 料理写真に注力:美味しそうに見える撮影を心がける
- 盛り付けを工夫:「映える」盛り付けで投稿意欲を刺激
- 季節メニューを積極的に投稿:新鮮な情報で定期的にリーチ
- 店内の雰囲気も発信:料理だけでなく、空間の魅力も伝える
- 調理工程のリール:料理ができるまでの動画は人気が高い
- 店舗固有のハッシュタグ:「#〇〇カフェ」を作り、お客様にも使ってもらう
飲食店MEOの写真戦略も参考にしてください。
美容室・サロンの場合
美容室・サロンも、ビフォーアフターなどビジュアルで魅せやすい業種です。
美容室の対策ポイント
- ヘアスタイルのビフォーアフター:変化が分かりやすいリールが効果的
- スタイリストの紹介:「この人に担当してほしい」と思わせる
- 施術の様子:カット、カラー、パーマなどの工程を見せる
- 店内の雰囲気:清潔感、おしゃれさをアピール
- お客様の同意を得た投稿:施術後のお客様の写真(許可必須)
- ヘアアレンジの動画:簡単にできるアレンジ動画はシェアされやすい
アパレル・小売店の場合
アパレル・小売店は、商品の魅力をビジュアルで伝えることが重要です。
アパレルの対策ポイント
- 新入荷・おすすめ商品の紹介:定期的に新鮮な情報を発信
- コーディネート提案:着こなし方を見せる
- 店内のディスプレイ:おしゃれな陳列を投稿
- スタッフコーディネート:実際に着ている様子を見せる
- セール・キャンペーン情報:お得情報で来店を促す
- Instagramショッピング:商品タグを付けて直接購入できるようにする
サービス業の場合
物理的な商品がないサービス業は、「人」や「体験」を見せることがポイントです。
サービス業の対策ポイント
- スタッフの紹介:どんな人がサービスを提供するか
- サービスの様子:施術中、相談中などの様子(許可を得て)
- お客様の声:テキストで紹介、または動画インタビュー
- 事例紹介:ビフォーアフター、成果物など
- オフィス・店舗の雰囲気:どんな場所でサービスを受けられるか
- イベント・セミナーの様子:開催したイベントのレポート
効果測定と改善
インサイトで確認すべき指標
ビジネスアカウントのインサイト機能を使って、効果を測定しましょう。
確認すべき指標
- リーチ:投稿を見たユニークユーザー数
- インプレッション:投稿が表示された回数
- エンゲージメント:いいね、コメント、保存、シェアの合計
- エンゲージメント率:リーチに対するエンゲージメントの割合
- 保存数:投稿を保存したユーザー数(来店意向の指標になりやすい)
- プロフィールへのアクセス:投稿からプロフィールに遷移したユーザー数
- ウェブサイトクリック:プロフィールからウェブサイトに遷移したユーザー数
- フォロワーの属性:年齢、性別、地域、アクティブな時間帯
特に「保存数」は、「後で行きたい」「参考にしたい」という意図の表れなので、来店意向を測る指標として重要です。
地図検索からの流入を推測する
残念ながら、Instagramのインサイトでは「地図検索からの流入」を直接測定できません。しかし、以下の方法で間接的に推測できます。
推測の方法
- 位置情報タグからのリーチ:投稿詳細のインサイトで「発見元」を確認
- 来店時のアンケート:「何を見て来店しましたか?」と聞く
- 投稿を見せてもらう:「Instagramで見た」という方に、どの投稿を見たか確認
- 特定のキャンペーンの反応:「Instagramを見た」と言えば特典、など
PDCAを回す
効果測定の結果を踏まえて、PDCAサイクルを回しましょう。
Plan(計画)
- 今月の投稿計画を立てる
- 投稿のテーマ、ネタを決める
- 投稿頻度の目標を設定
Do(実行)
- 計画に沿って投稿
- 位置情報タグを忘れずに
- ストーリーズも活用
Check(評価)
- インサイトで数値を確認
- どの投稿が反応が良かったか分析
- 来店者からのフィードバックを収集
Action(改善)
- 反応の良かった投稿のパターンを継続
- 反応の悪かった投稿は改善または中止
- 新しいコンテンツ形式を試す
よくある質問(FAQ)
Q:位置情報タグが見つからない場合は?
A:位置情報タグがInstagram上に存在しない場合があります。その場合は、Facebookで「場所」を作成すると、Instagramにも反映されることがあります(Facebookとの連携が前提)。または、Instagramの「場所を作成」機能を使って新規登録を試みてください。
Q:投稿頻度が高すぎると逆効果になりますか?
A:基本的には投稿頻度が高い方が良いですが、質の低い投稿を量産するのは逆効果です。また、フォロワーのタイムラインを埋め尽くすほど投稿すると、フォロー解除される可能性もあります。1日1〜3投稿程度が目安です。
Q:リールが苦手です。フィード投稿だけでも効果はありますか?
A:フィード投稿だけでも効果はあります。ただし、現在のInstagramはリールを強く推進しているため、リールも取り入れた方がリーチは伸びやすいです。最初は簡単なリール(10秒程度の短いもの)から始めてみてください。
Q:お客様に投稿をお願いするのは失礼ではないですか?
A:適切にお願いすれば失礼ではありません。むしろ、「投稿してくれたら嬉しいです」「ぜひ感想を聞かせてください」というスタンスは、お客様との良いコミュニケーションになります。強制ではなく、あくまで「お願い」として伝えましょう。
Q:UGCを使う時、著作権は大丈夫ですか?
A:お客様の投稿を無断で使用すると、著作権侵害になる可能性があります。ストーリーズでのシェアは問題ありませんが、フィードに投稿する場合は、必ず事前に許可を取りましょう。DMで「投稿を紹介させていただいてもよいですか?」と確認するのがマナーです。
まとめ:投稿を「集客資産」に変える
ここまで、Instagramの地図検索機能と、投稿が集客に繋がる仕組み、そして具体的な対策方法を詳しく解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。
Instagram地図検索は「第二のGoogleマップ」
Instagramの地図検索機能は、特に若年層へのリーチにおいて非常に重要です。「近くのカフェ」「渋谷 ランチ」といった検索が、Instagram上でも行われています。Googleマップだけでなく、Instagramの地図検索にも対応することで、より多くの潜在顧客にリーチできます。
位置情報タグが「すべての始まり」
投稿を地図検索に表示させるためには、位置情報タグを付けることが必須です。すべての投稿に、自店舗の位置情報タグを付ける習慣をつけましょう。これを忘れると、せっかくの投稿が集客に繋がりません。
お客様の投稿(UGC)が最強のコンテンツ
お客様が投稿してくれた写真は、信頼性が高く、コストもかからない最強のコンテンツです。お客様に投稿してもらう仕組みを作り、UGCを増やしましょう。投稿したくなる環境づくり、投稿のお願い、特典の提供など、できることはたくさんあります。
継続的な発信が成功の鍵
Instagram地図検索対策は、一度やって終わりではありません。定期的に投稿を続け、新鮮な情報を発信し続けることが重要です。投稿頻度を上げ、リールも活用し、エンゲージメントを高める工夫を続けましょう。
今日からできること
「やることが多くて大変そう」と感じた方は、以下の3ステップから始めてみてください。
- ビジネスアカウントに切り替える:まだの場合は今すぐ切り替え
- 次の投稿に位置情報タグを付ける:今日から習慣化
- 店内に「投稿してね」のPOPを設置:お客様の投稿を促す
最初から完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ始めることで、着実に効果は出てきます。
InstagramとGoogleマップの「両輪」で攻める
Instagramの地図検索とGoogleマップ(MEO対策)は、どちらか一方ではなく、両方を活用することで最大の効果を発揮します。それぞれのプラットフォームの特性を理解し、強みを活かした運用を行いましょう。
MEO対策の基本と組み合わせて、Googleマップでもinstagramでも「見つけてもらえる店舗」を目指してください。
Instagramの投稿は、ただの「発信」ではありません。位置情報タグを付けることで、「集客資産」に変わるのです。今日から、すべての投稿に位置情報タグを付けて、Instagramからの集客を始めましょう。