動画編集/撮影

【結婚式場】感動を呼ぶウェディングムービーの編集トレンド【2026年】

「他の式場との差別化が難しくなってきた」

「新郎新婦からのムービーへの期待値が年々上がっている」

「最近のトレンドについていけず、古臭いと思われていないか不安」

結婚式場やブライダル事業に携わる方なら、このような悩みを抱えているのではないでしょうか。

ウェディングムービーは、結婚式という人生の一大イベントを彩る重要な演出です。そして近年、動画制作技術の進化とSNSの普及により、ウェディングムービーのトレンドは大きく変化しています。

2026年のウェディングムービーに求められるのは、単なる「記録」ではありません。「感動」を生み出し、「シェアしたくなる」映像が求められています。

この記事では、結婚式場やブライダル事業者向けに、2026年最新のウェディングムービー編集トレンドを徹底解説します。感動を呼ぶ演出技法から、SNS時代に対応した新しいフォーマット、AIツールの活用法まで、競合と差別化するための情報を網羅しています。

2026年のウェディングムービーを取り巻く環境変化

具体的なトレンドに入る前に、ウェディングムービーを取り巻く環境がどのように変化しているかを理解しておきましょう。

新郎新婦の期待値の上昇

YouTubeやTikTok、Instagramで日常的にハイクオリティな動画に触れている現代のカップルは、ウェディングムービーに対する期待値も高くなっています。

かつては「思い出を残せればいい」という記録目的だったウェディングムービーですが、今では「映画のようなクオリティ」「SNSでシェアしたくなる映像」「ゲストを感動させる演出」が求められるようになりました。

特に20代後半〜30代前半のミレニアル世代・Z世代のカップルは、動画リテラシーが高く、「よくあるウェディングムービー」では満足しません。

SNSでの共有が前提になった

結婚式後、新郎新婦やゲストがSNSで写真や動画をシェアすることは、もはや当たり前になりました。

Instagram、TikTok、LINEなどでシェアされることを前提に、ウェディングムービーも「シェアしやすい形式」「SNS映えする演出」が重要になっています。

式場にとっても、SNSでシェアされた動画は強力なプロモーションになります。「この式場、素敵!」と思わせる動画が拡散されれば、新たな集客につながります。

動画制作技術の民主化

かつては高価な機材と専門スキルがなければ作れなかった映像表現が、今では比較的手軽に実現できるようになりました。

・4K・8K撮影が可能なカメラの普及
・ドローンによる空撮の一般化
・スマートフォンでも高品質な撮影が可能に
・AIツールによる編集の効率化
・無料または安価な編集ソフトの高機能化

これは、式場にとって「技術的にできること」の幅が広がったということ。同時に、「当たり前のクオリティ」の基準が上がったということでもあります。

ウェディングムービーの多様化

従来のウェディングムービーといえば、「オープニングムービー」「プロフィールムービー」「エンドロール」の3種類が定番でした。

しかし2026年現在、ムービーの種類は多様化しています。

サプライズムービー:新郎から新婦へ、または逆のサプライズ
サンクスムービー:両親や家族への感謝を伝える
ゲスト参加型ムービー:事前にゲストからメッセージを集めて編集
前撮り動画:前撮りを動画で残す
SNS用ショートムービー:披露宴後にSNSでシェアするための短尺動画
ライブ配信:遠方のゲスト向けにリアルタイム配信

2026年のウェディングムービー編集トレンド10選

ここからは、2026年に押さえておくべきウェディングムービーの編集トレンドを具体的に解説します。

トレンド1:シネマティックな映像表現

「映画のような映像」を求めるカップルが増えています。シネマティックな映像表現とは、単に綺麗な映像というだけでなく、映画的な「空気感」「世界観」を持った映像のことです。

シネマティックな映像の特徴:

シネマスコープ(2.35:1)のアスペクト比:上下に黒い帯が入る映画的なフレーム
浅い被写界深度:背景がボケて、主役(新郎新婦)が際立つ
カラーグレーディング:映画のような色調補正
スローモーション:感動的なシーンを引き延ばす
ジンバル/スタビライザー:滑らかなカメラワーク
ドローン空撮:壮大なスケール感

編集でシネマティックに仕上げるポイント:

・カラーグレーディングでフィルムライクな色味に
・レターボックス(上下の黒帯)を追加
・BGMは壮大なオーケストラや繊細なピアノ曲
・テロップは控えめに、フォントはエレガントなセリフ体
・カット割りはゆったりと、余韻を残す

カラーグレーディングの基本については、カラーグレーディングの基本|動画の色味を整えて「プロっぽさ」を出す方法で詳しく解説しています。

トレンド2:縦型ムービーの需要拡大

InstagramリールやTikTok、LINEのVOOMなど、縦型動画プラットフォームの普及により、ウェディングムービーでも縦型フォーマットの需要が高まっています。

縦型ムービーが求められるシーン:

・SNSでシェアするためのダイジェスト版
・招待状代わりのセーブ・ザ・デート動画
・結婚報告用のショートムービー
・前撮りのティーザー動画

縦型ムービー編集のポイント:

・被写体を画面中央〜やや上に配置
・テロップは下部1/3に配置(ストーリーズでのリンク領域を避ける)
・テンポよく編集(15秒〜60秒が主流)
・音源はトレンドの楽曲を使用(著作権に注意)
・冒頭3秒でインパクトを

横型と縦型の両方を納品するというサービスも増えています。従来の披露宴上映用(横型)に加え、SNS用(縦型)のショートバージョンをセットで提供することで、新郎新婦の満足度を高められます。

縦型動画の編集ルールについては、縦型動画(9:16)特有の編集ルール|最初の3秒でユーザーの指を止める仕掛けを参照してください。

トレンド3:ドキュメンタリースタイル

作り込まれた演出よりも、「リアルな瞬間」を捉えたドキュメンタリースタイルのムービーが人気を集めています。

ドキュメンタリースタイルの特徴:

キャンディッド(自然な瞬間):ポーズを取らない自然な表情や仕草
ビハインド・ザ・シーン:準備中の様子、舞台裏
リアルな音声:その場の会話、笑い声、環境音
手持ちカメラ風:あえて少し揺れのある映像
インタビュー形式:新郎新婦やゲストへのインタビュー

編集でドキュメンタリー感を出すポイント:

・完璧に作り込むのではなく、「リアルな瞬間」を活かす
・BGMを控えめにし、実際の音声を活かす
・時系列で追う構成(準備→挙式→披露宴→送り出し)
・ナレーションやインタビュー音声を重ねる
・カラーグレーディングは自然な色味に

このスタイルは、「ありのままの二人」「本当の感動の瞬間」を残したいというカップルに人気です。

トレンド4:モーショングラフィックスの活用

テキストやイラスト、図形などを動かす「モーショングラフィックス」を取り入れたウェディングムービーが増えています。

モーショングラフィックスの活用例:

オープニングタイトル:新郎新婦の名前や日付をおしゃれに表示
トランジション:シーンの切り替えにアニメーション効果
インフォグラフィック:二人の馴れ初めを図解で紹介
イラストアニメーション:かわいいイラストが動く演出
手書き風アニメーション:温かみのある演出

モーショングラフィックスを入れるメリット:

・情報を視覚的にわかりやすく伝えられる
・オリジナリティが出せる
・二人のキャラクターや式のテーマに合わせたデザインが可能
・写真や動画が少ない部分を補える

プロフィールムービーでは、「出会い→交際→プロポーズ」の流れをイラストやアニメーションで表現するスタイルが定番化しています。

トレンド5:音楽と映像のシンクロ(ビートマッチング)

BGMのビート(リズム)に合わせて映像をカットする「ビートマッチング」は、以前からある技法ですが、2026年はより洗練された形で取り入れられています。

ビートマッチングのポイント:

・BGMのサビ、ドロップ(盛り上がり)に合わせてクライマックスを持ってくる
・音の立ち上がり(キック、スネア)にカットを合わせる
・静かなパートでは映像もゆったりと、盛り上がりではテンポよく
・歌詞のある曲なら、歌詞の意味と映像をリンクさせる

2026年のトレンド:

・単純なビートマッチングだけでなく、「音と映像のストーリーテリング」
・静と動のコントラストを意識した緩急
・複数の楽曲をマッシュアップする編集
・BGMのない「無音」の瞬間を効果的に使う

BGMの選び方と効果的な使い方については、BGMと効果音(SE)の選び方で印象は激変!動画のクオリティを上げる音響術で詳しく解説しています。

トレンド6:AIツールを活用した効率化と演出

AI技術の進化により、ウェディングムービーの制作にもAIツールが活用されるようになっています。

AIが活用されている領域:

自動編集:素材をアップロードすると、AIが自動で編集してくれるツール
音声認識:スピーチや誓いの言葉を自動で文字起こし・字幕化
画質向上(アップスケーリング):古い写真や低解像度の素材を高画質化
背景除去・合成:グリーンバック不要で背景を置き換え
音楽生成:オリジナルBGMをAIで生成
色補正:AIが最適なカラーグレーディングを提案

AI活用のメリット:

・制作時間の大幅短縮
・人手では難しかった表現が可能に
・コスト削減
・過去の写真素材を高品質に蘇らせる

注意点:

・AIに頼りすぎると「どこかで見たことある」仕上がりになりがち
・最終的な品質チェックは人の目で
・著作権や肖像権に関わるAI生成には注意

トレンド7:マルチアングル・マルチカメラ編集

複数のカメラで撮影した映像を組み合わせる「マルチカメラ編集」により、よりダイナミックな映像表現が可能になっています。

マルチカメラ編集の活用シーン:

挙式:正面、横、後方など複数アングルで撮影し、感動シーンを逃さない
ファーストダンス:引きと寄りのカメラを切り替え
スピーチ:話者とリアクションする新郎新婦を交互に
入場シーン:ゲストの反応と新郎新婦を同時に捉える

2026年のトレンド:

・ドローン映像とグラウンドカメラのシームレスな切り替え
・ゲストのスマートフォン映像を取り込む(UGCの活用)
・360度カメラ映像からの切り出し
・スプリットスクリーン(画面分割)で複数視点を同時表示

トレンド8:ゲスト参加型の演出

ゲストが「見るだけ」ではなく「参加する」ムービー演出が人気を集めています。

ゲスト参加型ムービーの例:

事前メッセージ動画:招待客から事前に動画メッセージを集めて編集
リアルタイム撮影ブース:披露宴会場に撮影ブースを設置し、その場で撮影→編集→上映
SNS投稿の取り込み:ハッシュタグ付きの投稿を集めてスライドショー
ゲストの過去写真:新郎新婦との思い出写真を提供してもらい、サプライズムービーに

ゲスト参加型のメリット:

・ゲストとの一体感が生まれる
・よりパーソナルで感動的なムービーになる
・「自分も参加した」という満足感でSNSシェア率アップ

トレンド9:サステナブルな演出への意識

環境意識の高まりを受け、ウェディング業界でもサステナビリティが注目されています。ムービー演出においても、この傾向が見られます。

サステナブルなムービー演出:

デジタル招待状:紙の招待状の代わりに動画招待状
オンライン納品:DVDやUSBではなく、クラウド経由での納品
アーカイブ配信:参列できなかったゲスト向けのオンライン視聴
デジタルフォトブック:印刷物の代わりにデジタルで思い出を残す

物理メディアを減らすだけでなく、「環境に配慮している」というメッセージを動画内で表現するカップルも増えています。

トレンド10:パーソナライズされたストーリーテリング

テンプレート通りの「よくあるプロフィールムービー」ではなく、そのカップルだけのオリジナルストーリーを表現するムービーが求められています。

パーソナライズのポイント:

二人の個性を反映:趣味、仕事、好きなもの、キャラクターを活かした演出
思い出の場所:出会った場所、プロポーズの場所などをロケ撮影
テーマの統一:映画風、旅行風、スポーツ風など、テーマを決めて演出
サプライズ要素:相手が知らないエピソードや、秘密のメッセージ

2026年のトレンド:

・新郎新婦が自ら企画・出演する「セルフプロデュース」ムービー
・映画や海外ドラマのパロディ
・旅行記風のプロフィールムービー(二人の旅行先を巡る)
・ペットや家族を主役にしたサイドストーリー

ムービーの種類別:2026年の編集ポイント

ウェディングムービーの種類ごとに、2026年の編集ポイントを解説します。

オープニングムービー

披露宴の開始を告げ、これから始まる宴への期待感を高めるムービーです。

2026年のトレンド:

尺は短めに:2〜3分が主流(長すぎるとダレる)
映画予告風:これから始まる「物語」を予感させる
ドローン空撮:会場や街を空撮で見せ、スケール感を演出
カウントダウン演出:開始のワクワク感を盛り上げる
ゲストの名前を表示:参列者への感謝を込めて

編集のポイント:

・冒頭でインパクトを(最初の5秒が勝負)
・BGMは壮大で期待感を高めるもの
・新郎新婦の登場シーンにつながる終わり方
・テロップは最小限に、映像で魅せる

プロフィールムービー

新郎新婦の生い立ちや馴れ初めを紹介するムービーです。

2026年のトレンド:

「年表型」から「ストーリー型」へ:単なる時系列ではなく、物語として構成
動画素材の活用:昔のホームビデオ、スマホで撮った日常の動画
インタビュー形式:本人や家族、友人へのインタビューを挿入
アニメーション:イラストや図解で馴れ初めを表現
ユーモア:笑えるエピソードやネタを入れる

編集のポイント:

・写真だけでなく動画を積極的に使う
・古い写真はAIで高画質化
・写真の見せ方に動きをつける(パン、ズーム、トランジション)
・BGMは前半(生い立ち)と後半(出会い〜現在)で曲調を変える
・尺は5〜7分程度が目安(長すぎると飽きる)

エンドロール(撮って出し)

当日の挙式・披露宴の映像をその場で編集し、披露宴の最後に上映する「撮って出しエンドロール」は、感動のクライマックスを演出します。

2026年のトレンド:

リアルタイム編集の高度化:AIツールによる編集補助で、より短時間で高品質に
ゲスト全員の名前+顔写真:当日撮影したゲストの写真を名前とともに表示
シネマティックな仕上がり:当日撮影でも映画のようなクオリティに
スローモーション:感動シーンを印象的に

編集のポイント:

・タイムリミットがあるため、撮影と編集の連携が重要
・あらかじめテンプレートを用意しておく
・感動的なBGMを事前に選定
・ゲストの名前リストは事前に準備
・クライマックス(退場シーン、キスシーンなど)を最後に

サプライズムービー

新郎から新婦へ、または新婦から新郎へのサプライズメッセージムービーです。

2026年のトレンド:

密着ドキュメンタリー:サプライズを準備する過程を追う
友人・家族の協力:周囲の人からのメッセージを集める
ロケ撮影:思い出の場所でメッセージを撮影
手紙を読む形式:直筆の手紙を読む姿を撮影

編集のポイント:

・相手(サプライズされる側)に絶対に気づかれない準備
・感動を最大化するための「溜め」の演出
・リアクションを撮影してエンドロールに追加することも
・BGMは感動的なバラード

サンクスムービー

両親や家族への感謝を伝えるムービーです。

2026年のトレンド:

幼少期の写真・動画:親が撮りためた写真や動画を活用
手紙形式:新郎新婦が手紙を読む姿を撮影
成長の記録:生まれてから現在までの成長を振り返る
感謝のメッセージ:直接言えない感謝の気持ちをムービーで

編集のポイント:

・BGMは感動的でありながら、明るさも残す曲
・親御さんの反応も考慮した尺(長すぎない)
・涙を誘う演出と、笑顔になれる演出のバランス

感動を生む演出テクニック

ウェディングムービーで「感動」を生み出すための、具体的な演出テクニックを解説します。

「緩急」で感情を揺さぶる

感動は、「静と動」「緊張と緩和」のコントラストから生まれます。

具体的なテクニック:

BGMの静かなパート→サビ:静かなパートで溜めて、サビで一気に盛り上げる
スローモーション→通常速度:感動シーンをスローで見せ、余韻を残す
モノクロ→カラー:過去の回想をモノクロで、現在をカラーで
無音→音楽:無音の瞬間を作り、そこから音楽が始まると印象的

「共感」できるストーリー構成

人は「自分ごと」として感じられる物語に感動します。

共感を生むストーリー構成:

困難→克服:遠距離恋愛、反対を乗り越えた、など
出会い→成長→今:二人の関係がどう深まったか
家族の物語:親から子へ、世代を超えたつながり
日常の積み重ね:特別なことではなく、日常の中にある愛

「意外性」で心を掴む

予想を裏切る展開は、強い印象を残します。

意外性の演出例:

サプライズメッセージ:予想していなかった人からのメッセージ
隠し撮り映像:本人が知らなかった映像
パロディ:真剣なムードから一転、笑いを取る
時系列のトリック:最後に「実は…」と明かされる

「リアル」な瞬間を捉える

作り込まれた演出よりも、「本当の瞬間」が人の心を打つことがあります。

リアルな瞬間の例:

・涙を流す瞬間
・思わず笑ってしまう瞬間
・言葉に詰まる瞬間
・目と目が合う瞬間
・ゲストの自然なリアクション

これらの瞬間を逃さず撮影し、編集で効果的に使うことが重要です。

「音」の力を活用する

映像だけでなく、音も感動を生み出す重要な要素です。

音の演出テクニック:

BGMの選曲:二人にとって意味のある曲、歌詞がシンクロする曲
実際の音声:誓いの言葉、スピーチ、会話をそのまま使う
環境音:鐘の音、波の音、風の音など
無音:あえて音をなくす瞬間を作る

SNS時代のウェディングムービー戦略

式場にとって、ウェディングムービーはマーケティングツールでもあります。

シェアされるムービーの特徴

SNSでシェアされやすいムービーの特徴:

短い:15秒〜60秒のダイジェスト版
インパクトのある冒頭:最初の3秒で心を掴む
感動的:涙を誘うシーン、心温まるシーン
美しい:映像のクオリティ、ロケーションの美しさ
意外性:「すごい!」「面白い!」と思わせる要素
縦型対応:スマホで見やすいフォーマット

式場のプロモーションへの活用

新郎新婦の許可を得た上で、ムービーを式場のプロモーションに活用できます。

活用方法:

Instagram/TikTok:ダイジェスト動画を投稿
YouTube:フルバージョンを公開し、式場の雰囲気を伝える
Webサイト:トップページやギャラリーに埋め込み
ブライダルフェア:会場で上映し、イメージを伝える

注意点:

・新郎新婦の肖像権・プライバシーへの配慮
・事前に書面で許可を得る
・個人情報(フルネーム、住所など)は映さない

動画をWebサイトに埋め込む効果については、ホームページに動画を埋め込むメリット|YouTube活用で滞在時間を延ばすSEO効果で解説しています。

TikTok・Instagramリール向けの編集

SNS用のショートムービーは、通常のウェディングムービーとは異なる編集が必要です。

TikTok/リール向け編集のポイント:

冒頭のフック:最初の0.5〜3秒でスクロールを止める
テンポ:カット割りは速めに、BGMのビートに合わせる
トレンド音源:流行りの音源を使うと拡散されやすい
テキスト:ストーリーを伝えるテロップを効果的に
縦型:9:16のアスペクト比

TikTok向けの編集については、TikTok:最初の0.5秒で離脱させない!「ループ再生」を狙う編集の仕掛けを、Instagramリール向けはInstagramリール:世界観を壊さず「保存」を増やす!文字入れと余白のデザインルールを参照してください。

制作体制:内製・外注・ハイブリッド

ウェディングムービーの制作体制について、それぞれの選択肢を解説します。

内製のメリット・デメリット

メリット:

・式場の雰囲気を熟知したスタッフが作れる
・柔軟な対応が可能(急な変更、当日の要望など)
・長期的にはコスト削減
・ノウハウが社内に蓄積される

デメリット:

・専門スキルの習得・維持が必要
・機材への投資が必要
・スタッフの負担が増える
・クオリティの安定が難しい

外注のメリット・デメリット

メリット:

・プロのクオリティが安定して手に入る
・最新のトレンドや技術に対応
・自社スタッフの負担軽減
・多様なスタイルに対応可能

デメリット:

・コストがかかる
・外部との調整が必要
・式場の雰囲気を伝えるのに時間がかかることも
・繁忙期は予約が取りにくい

おすすめのハイブリッド体制

多くの式場では、以下のようなハイブリッド体制が効果的です。

内製:

・SNS用のショートムービー(日常的なコンテンツ)
・簡易的なスライドショー形式のムービー
・撮って出しエンドロールの一部

外注:

・シネマティックな本格的ムービー
・ドローン空撮が必要なもの
・高度な編集技術が必要なもの
・式場プロモーション用の映像

内製と外注の判断基準については、企業が動画編集を内製化すべきか?外注すべきか?判断基準を徹底解説で詳しく解説しています。

外注先の選び方

チェックポイント:

ポートフォリオ:過去のウェディングムービーの実績を確認
スタイルの適合性:自社の式場の雰囲気に合った作風か
対応力:急な変更や要望に柔軟に対応できるか
料金体系:明確で、追加料金が発生しにくいか
納期:撮って出しなど、タイトなスケジュールに対応できるか
機材:4K撮影、ドローンなど、必要な機材を持っているか

動画編集の見積もりについては、動画編集の「見積もり」で見るべき項目|追加料金が発生しやすいケースを参照してください。

ウェディングムービーの著作権と注意点

ウェディングムービー制作において、著作権は避けて通れない問題です。

BGMの著作権

市販の楽曲をウェディングムービーに使用するには、原則として著作権者の許諾が必要です。

合法的にBGMを使用する方法:

ISUM(アイサム):ブライダル業界向けの音楽著作権処理代行サービス。登録楽曲であれば、手続きを経て使用可能
著作権フリー楽曲:商用利用可能なロイヤリティフリー楽曲を使用
オリジナル楽曲:作曲家に依頼してオリジナル曲を制作

注意点:

・SNSにアップロードする場合、著作権処理がより厳格に
・カバー曲や替え歌も著作権の対象
・YouTubeの「コンテンツID」に引っかかる可能性

著作権フリーのBGMを探す際は、無料で使える!商用OKの高品質なBGM・効果音サイト5選【2026年版】を参考にしてください。また、動画制作全般の著作権については動画編集の著作権ガイド|BGM・画像・フォントの商用利用トラブルを防ぐで解説しています。

肖像権・プライバシーへの配慮

注意すべきポイント:

ゲストの映り込み:ムービーにゲストが映る場合、SNS公開には配慮が必要
子どもの映像:特に慎重な扱いが必要
個人情報:フルネーム、住所、勤務先などの表示に注意
公開範囲:新郎新婦と事前に公開範囲を確認

よくある課題と解決策

ウェディングムービー制作でよくある課題と、その解決策を紹介します。

課題1:素材(写真・動画)が少ない・質が低い

解決策:

・AIツールで古い写真を高画質化
・モーショングラフィックスやアニメーションで補う
・前撮りの動画を多めに撮影しておく
・ストック映像(風景など)を効果的に使う

課題2:新郎新婦の要望が曖昧、または多すぎる

解決策:

・ヒアリングシートを用意し、具体的に要望を聞き出す
・参考動画を見せて、イメージを共有
・優先順位をつけてもらう(「これだけは外せない」ものを明確に)
・制作途中で確認ポイントを設ける

課題3:撮って出しの時間が足りない

解決策:

・事前にテンプレートを複数用意
・編集担当と撮影担当の連携を密に
・AIツールを活用して編集を効率化
・「必ず入れるシーン」と「あれば入れるシーン」を分けておく

課題4:BGMの選曲で揉める

解決策:

・事前に候補を複数提示し、選んでもらう
・ISUMで使用可能な楽曲リストを共有
・著作権フリー楽曲の中から選ぶ場合は、雰囲気の異なる複数候補を
・どうしても使いたい曲がある場合は、早めに著作権処理を確認

課題5:競合との差別化ができない

解決策:

・式場ならではの強み(ロケーション、設備、雰囲気)を活かした演出
・他社がやっていない新しいスタイルに挑戦
・オリジナルのテンプレートやエフェクトを開発
・映像のクオリティだけでなく、サービス面での差別化

まとめ

この記事では、2026年のウェディングムービー編集トレンドと、感動を呼ぶ演出テクニックを解説しました。

ポイントを改めて整理します。

【2026年の主要トレンド】

・シネマティックな映像表現
・縦型ムービーの需要拡大
・ドキュメンタリースタイル
・モーショングラフィックスの活用
・音楽と映像のシンクロ(ビートマッチング)
・AIツールの活用
・マルチアングル編集
・ゲスト参加型の演出
・パーソナライズされたストーリーテリング

【感動を生む演出テクニック】

・「緩急」で感情を揺さぶる
・「共感」できるストーリー構成
・「意外性」で心を掴む
・「リアル」な瞬間を捉える
・「音」の力を活用する

【SNS時代の戦略】

・シェアされやすい短尺ムービーの制作
・縦型フォーマットへの対応
・式場プロモーションへの活用

ウェディングムービーは、新郎新婦にとって一生の思い出となるものです。そして式場にとっては、サービスの質を示す重要な要素であり、マーケティングツールでもあります。

この記事で解説したトレンドとテクニックを活用して、「この式場で結婚式を挙げたい」と思わせるムービーを提供しましょう。

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