「お客様が価格やサービス内容をチェックした後、必ず見るページ」はどこでしょうか?
それは、「会社概要」と「代表挨拶(プロフィール)」です。
人は、モノやサービスを買うのではなく、**「人」**から買います。特に、高額な取引(家、保険、コンサルティングなど)や、技術が不透明なサービス(IT、治療院など)では、**「この経営者・スタッフは信頼できるか?」**が最後の決定打になります。
しかし、多くのサイトの代表挨拶は、「創業〇年、よろしくお願いいたします」という定型文で終わっています。
これではお客様の心は動きません。ここで必要なのは、「共感」と「安心」を生み出す、ストーリー性のある自己紹介です。
この記事でわかること
- ✅ 信頼を築く代表挨拶の「ストーリー構成」テンプレート
- ✅ 問い合わせにつながる「顔写真」の撮り方(NG事例あり)
- ✅ 会社概要に載せるべき「信頼性証明の5要素」
- ✅ 【事例】代表挨拶を変えて「共感」で選ばれるようになった企業
この記事では、単なる情報羅列ではない、お客様の心を動かし、契約へと導くプロフィールページの作り方をプロが解説します。
共感を呼ぶ!代表挨拶「ストーリー構成」テンプレート
人の心を動かすのは「事実」ではなく「物語」です。代表挨拶もこのストーリーの型に沿って書くと、共感度が劇的に高まります。
ストーリー構成 4つのステップ
-
Step 1: 過去の挫折・原体験(なぜこの事業を始めたか?)
*「私が以前勤めていた会社で、お客様がこんな不満を抱えていたのを見て、心底悔しいと思った経験が、創業の原点です。」* -
Step 2: ミッション・理念(誰のために、何を変えたいか?)
*「だからこそ、私たちは『お客様の〇〇な未来』を実現するために、このサービスを提供しています。」* -
Step 3: 提供する価値・約束(具体的な技術の裏付け)
*「この業界で20年間培ったノウハウを活かし、他社には真似できない〇〇な技術で、お客様の期待を裏切りません。」* -
Step 4: 未来への呼びかけ(お客様への感謝と行動の促し)
*「ぜひ一度、私たちにお客様の悩みをお聞かせください。末永く、貴社のパートナーとして歩んでいけることを願っております。」*
この構成を使うことで、「このサービスを買ってほしい」という**売り込みではなく、「あなたの悩みを解決したい」という熱意**が伝わります。
信頼を一瞬で高める「顔写真」の選び方
代表者の写真は、最も目立つ場所に配置すべきです。ここで失敗すると、文章を読む前に離脱されてしまいます。
| 写真の項目 | やってはいけないNG写真 | 信頼されるOK写真 |
|---|---|---|
| 表情 | 真顔、腕組み、睨むような目つき。 (威圧感があり、相談しにくい) |
優しい笑顔、目を見て語りかける表情。 (親しみやすさと安心感) |
| 服装・場所 | 自宅のリビングや、自撮りの写真。 (プロ意識が低く見える) |
オフィスや現場で、清潔感のあるスーツ/制服。 (プロとしての品格) |
| 画質 | スマホの暗い写真、顔が影になっている。 (会社のレベルが低く見える) |
プロカメラマン撮影(推奨)。 明るく、トーンが統一されている。 |
特に弁護士や税理士などの士業、建設業などでは、**「優しさ」と「プロとしての威厳」のバランス**が重要です。威厳を出しすぎるとお客様は怖がり、優しすぎると「頼りない」と思われます。
会社概要に載せるべき「信頼証明の5要素」
代表挨拶が「感情(共感)」なら、会社概要は「論理(証明)」です。必須項目に加え、以下の5つを必ず掲載しましょう。
会社概要で信頼性を高める項目
-
1. 役員名簿:
代表者だけでなく、監査役や取締役の名前を載せることで、組織としての健全性をアピールします。(士業、NPOなどで重要) -
2. 沿革・創業理由:
単なる設立日だけでなく、創業のきっかけや、過去の大きな出来事(支店開設など)を記載することで、企業の物語と安定性を示します。 -
3. 主要取引先:
大手企業や公的機関との取引実績を載せることで、企業の格を証明します。(許可を得ていない場合はNG) -
4. 許認可・登録番号:
建設業許可、宅建免許番号、税理士登録番号など、法令順守とプロフェッショナルであることを明確に示します。 -
5. 所在地(地図):
Googleマップを埋め込み、「実在する場所」であることを証明します。ビル名や階数まで正確に記述しましょう。
【事例】代表挨拶で「共感」を生み、採用にも成功したIT企業
IT企業でありながら、技術論ではなく「人柄」で勝負し、ファンを増やした事例です。
IT受託開発G社(社員15名)の事例
【Before】
代表挨拶は「技術力で未来を創造します」という堅い文章。問い合わせは来るが、競合との価格比較ばかりで、価格交渉が多かった。
【After:ストーリーの導入】
代表挨拶をリニューアルし、「創業ストーリー」を追加。
- ✅ 原体験:「前職で、使いづらいシステムで疲弊する現場を見た。システムは人を幸せにするべきだ」という理念を導入。
- ✅ ターゲット宣言:「技術は、ITに詳しくない中小企業の社長のためにある」と宣言し、ターゲットを明確化。
- ✅ 写真:腕組み写真から、社員と笑い合っている写真に変更。
【結果】
「この社長なら、私たちの気持ちを理解してくれそうだ」という理由で、価格交渉のない良質な問い合わせが増加。
さらに、このストーリーに共感した学生からの新卒採用の応募も増え、採用単価が大幅に下がりました。
プロフィールページに関するQ&A
作成時によくある疑問にお答えします。
Q1. 経歴や学歴はどこまで詳しく書くべきですか?
専門性が求められる士業やコンサルタントは、最終学歴や職務経歴(〇〇社で〇年間)は明確に書きましょう。ただし、「〇〇賞受賞」のような実績は、ただ羅列するよりも「なぜ受賞できたのか」というエピソードを添えた方が、人間味が出て共感されやすいです。
Q2. 趣味や家族構成も書いたほうがいいですか?
はい、強く推奨します。「週末は子供と公園で遊んでいます」「趣味はマラソンです」といった情報は、**親近感**を生み、心理的バリアを下げる効果があります。特に、女性をターゲットとするビジネスでは非常に有効です。
Q3. スタッフが多いのですが、全員の写真を載せるべきですか?
社員数が100名未満であれば、可能な限り全員の写真を載せましょう。「顔が見える組織」は信頼されます。難しい場合は、部署ごとの集合写真や、社員が現場で働いている様子の動画などを入れるだけでも効果的です。
Q4. 会社概要の項目が多すぎてスマホで見にくいのですが。
項目が多い場合は、アコーディオン(クリックで開閉する機能)を活用して、普段は閉じ、必要な情報だけを開けるようにするのが親切です。ただし、「所在地」「連絡先」など必須の情報は常に表示させてください。
「人」を語り、信頼を積み上げよう。
ホームページの技術やデザインは、あくまで手段です。
お客様は、その裏側にいる「あなた」という人間を信じたいと思っています。
「どんな風に書けば共感されるか分からない」「写真もどう撮ればいいか…」
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「信頼されるプロフィール」を構築
📝 プロのライターが構成
ヒアリングを元に、共感を呼ぶ「創業ストーリー」の構成と文章作成を代行します。
📸 写真のアドバイス
お手持ちの写真のトーン調整や、撮り方のアドバイスを行い、信頼感を最大限に高めます。
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代表者名や企業理念が検索されやすいよう、ページの内部構造を最適化します。
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