Web制作

NPO・一般社団法人のホームページ制作|活動内容を正しく伝え、寄付・会員を増やすには

「素晴らしい活動をしている自負はあるのに、なかなか賛助会員が増えない…」
「寄付をお願いしても、『そのお金がどう使われるの?』と疑われている気がする…」

NPO法人や一般社団法人などの非営利組織にとって、活動資金の確保は永遠の課題です。
しかし、支援者(ドナー)の視点に立つと、寄付や入会を躊躇する最大の理由は「この団体は本当に信用できるのか?」という不安にあります。

ホームページは、その不安を払拭し、あなたの団体の「想い(ミッション)」と「実績(インパクト)」を証明するための唯一無二の場所です。

この記事でわかること

  • ✅ 「怪しい団体」と思われないためにHPで公開すべき3つの情報
  • ✅ 寄付ボタンを押させるための「お金の使い道」の可視化テクニック
  • ✅ 【事例】活動ブログの書き方を変えて、マンスリーサポーターが倍増したNPO
  • ✅ クレジットカード決済やSyncableなどの寄付システム導入ガイド

この記事では、社会課題の解決に取り組む皆様が、持続可能な運営基盤(資金と人)をWebで作るための戦略をプロが解説します。

支援者がチェックする「信頼性」のバロメーター

営利企業以上に、非営利組織は「信頼」が全てです。
ホームページが古かったり、情報が不透明だったりすると、それだけで「活動実態がないのでは?」と疑われてしまいます。

チェック項目 寄付が集まらないサイト(不信) 寄付が集まるサイト(信頼)
活動報告の鮮度 最終更新が「2年前」。
今は活動していないと思われる。
直近1ヶ月以内の更新がある。
「今も動いている」という安心感。
会計・財務情報 公開していない。
または、見つけにくい場所にある。
「決算報告書」を毎年公開。
お金の流れがクリアである。
代表者の顔 イラストや、遠くからの集合写真。
誰が責任者かわからない。
代表理事の鮮明な顔写真と署名。
「私が責任を持って使います」という覚悟。

特に「情報の鮮度」は重要です。ブログやSNSが止まっていると、支援者は「寄付しても無駄になるかもしれない」と不安になります。

「お金の使い道」を具体的にイメージさせる

「活動資金にご協力ください」という漠然としたお願いでは、人は動きません。
「あなたの寄付で、具体的に何ができるのか(社会的インパクト)」を可視化しましょう。

1. 金額ごとの成果を明示する

ECサイトの商品のように、寄付額に対する「対価(成果)」を提示します。

  • 🍞 1,000円のご寄付で:こども食堂で3人の子供にお腹いっぱいのご飯を提供できます。
  • 💉 3,000円のご寄付で:保護猫1匹にワクチンを接種させることができます。
  • 📚 10,000円のご寄付で:貧困家庭の子供に教科書セットを1年分プレゼントできます。

これにより、支援者は「お金を払う」のではなく「未来を買う(投資する)」感覚になり、寄付へのハードルが下がります。

2. クレジットカード決済の導入は必須

「銀行振込のみ」は致命的です。「今、支援したい」という熱い気持ちを、振込の手間で冷めさせてはいけません。
「Syncable(シンカブル)」や「Congrant(コングラント)」などのNPO向け決済ツールを導入し、スマホでその場で決済できる仕組みを作りましょう。

【事例】活動ブログで「ストーリー」を伝え、支援者が倍増したNPO

単なる「実施報告」から、受益者の「変化の物語」へと発信内容を変えて成功した事例です。

NPO法人S(学習支援・スタッフ5名)の事例

【悩み】
助成金頼みの運営で、自己資金(寄付・会費)が少なく不安定。「学習教室を開催しました」という淡々とした報告ブログしかなく、支援者の心を動かせていなかった。

【実施したWeb施策】
ホームページをリニューアルし、「受益者(子供たち)の声」を中心にしたコンテンツへ転換。

  • ストーリーテリングの導入:「勉強が嫌いだったA君が、初めてテストで80点を取って笑顔になった日」といった、個人の変化に焦点を当てた記事を作成。
  • マンスリーサポーター募集ページの強化:「毎月コーヒー1杯分(500円)で、子供の未来を支えませんか?」と、継続支援のハードルを下げた。
  • 「寄付者様へのサンクスページ」:寄付してくれた人の名前(希望者のみ)やメッセージを掲載し、コミュニティ感を醸成。

【結果】
ブログを読んだ支援者から「涙が出ました」「私の寄付がこう使われるなら嬉しい」という声が多数。
単発寄付だけでなく、経営基盤を支えるマンスリーサポーターが半年で50人→120人に倍増しました。

信頼される団体へ!NPO・社団法人HP必須コンテンツ30

助成金の申請時や、企業との協働時にもホームページは審査されます。
以下の情報を網羅し、ガバナンス(統治)が効いていることを示しましょう。

組織概要・ガバナンス

□ ビジョン・ミッション
□ 代表者挨拶・略歴
□ 役員名簿(理事・監事)
□ 定款(PDF)
□ 事業報告書(過去3年分)
□ 決算報告書(貸借対照表等)
□ 設立の経緯・沿革
□ 情報公開・コンプライアンス

活動内容・実績

□ 事業内容の詳細
□ 活動ブログ(頻繁に更新)
□ 受益者の声・インタビュー
□ 数値で見る実績(〇〇人支援等)
□ メディア掲載歴
□ 協働企業・助成団体一覧
□ イベント・ボランティア募集
□ SNSリンク一覧

支援のお願い(アクション)

寄付・入会申し込みページ
□ 寄付金の使途説明
□ クレジット決済リンク
□ 税制優遇措置の説明
□ 物品寄付・遺贈の案内
□ お問い合わせフォーム

NPOのHP制作に関するQ&A

事務局の方からよくいただく、運用と予算の悩みにお答えします。

Q1. 予算がありません。無料作成ツール(Wix等)でもいいですか?

立ち上げ当初なら構いませんが、寄付を集めたいなら推奨しません。無料プランは広告が表示され、信頼性を損ないます。また、独自ドメイン(npo-name.orgなど)でないと、企業や行政からの信用が得られにくいです。月額数千円のコストは「信頼への投資」と捉えてください。

Q2. 個人情報の取り扱い(プライバシー)が心配です。

支援者名簿や相談者の情報は厳重に管理する必要があります。ホームページには必ず「プライバシーポリシー(個人情報保護方針)」を掲載し、SSL化(通信暗号化)されたフォームを使用してください。OmniWebではこれらを標準装備しています。

Q3. 職員が少なくて更新する時間がありません。

「現場での活動」と「Web更新」の両立は大変です。OmniWebなら、現場で撮った写真と簡単なメモをLINEで送るだけで、スタッフが記事化して更新します。「IT担当のボランティア」を探すよりも確実で、継続的な発信が可能になります。

Q4. 寄付決済システムの設定が難しそうです。

SyncableやCongrantなどの外部サービスを使えば、専門知識がなくても導入可能です。ホームページ側には「寄付する」ボタンを設置し、そのリンク先を決済サービスにするだけで完了します。この連携設定もサポート可能です。

社会を変える「想い」を、届くべき人へ。

あなたの団体の活動は、社会にとってなくてはならないものです。
その価値を正しく伝え、共感の輪を広げるために、ホームページという「最強の広報担当」を味方につけてください。

「予算は限られているけれど、しっかりとした情報発信がしたい」
そんな志ある団体様を、OmniWebが全力でサポートします。

OmniWebなら月額4,000円で
「信頼される団体サイト」を構築

🤝 誠実さを伝えるデザイン

NPOにふさわしい、清潔感と温かみのあるデザインで、寄付者の信頼を獲得します。

💰 寄付決済への導線設計

「支援する」ボタンを目立つ位置に配置し、スムーズに決済画面へ誘導します。

📱 LINEで更新代行

活動報告やイベント告知も、LINEで送るだけ。忙しい事務局の手間を省きます。

🏢 マンスリー会員10人で黒字

月額4,000円。500円のマンスリーサポーターが8〜10人いれば維持できる、持続可能な価格設定です。

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Web集客のプロが、ソーシャルセクターの発展をお手伝いします。

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