「Instagramはおしゃれに作っているけど、実店舗への来店が増えない…」
「古着の魅力を語りたいけど、SNSのキャプションだけでは伝えきれない…」
アパレルや古着屋のオーナー様にとって、SNSは必須ツールです。しかし、SNSは「情報が流れてしまう(フロー型)」ため、ブランドの根幹にある「こだわり」や「ストーリー」を蓄積して伝えるのが苦手です。
結果として、デザインや価格だけの比較になり、「安くないと売れない」という消耗戦に陥ってしまいます。
この記事でわかること
- ✅ SNSやECサイトがあるのに、なぜ「ホームページ」が必要なのか?
- ✅ 一点物の価値を最大化する「置き画」と「着画」の使い分け
- ✅ 【事例】ブログで「買い付け裏話」を発信し、全国からファンが来た古着屋
- ✅ センスが良いと思われる配色の黄金ルール
この記事では、服を売るのではなく「あなたの店で買う理由(世界観)」を売るためのWeb戦略をプロが解説します。
SNSとECだけでは足りない「ブランドの母艦」の役割
「BASEやSTORESがあれば、ホームページはいらないのでは?」
よくある質問ですが、役割が全く異なります。
| ツール | 得意なこと(メリット) | 苦手なこと(デメリット) |
|---|---|---|
| SNS (Instagram等) |
拡散力がある。 「今」の情報を届けるのに最適。 |
過去の投稿が埋もれる。 店舗情報やコンセプトを体系的に伝えにくい。 |
| ECサイト (BASE等) |
決済機能がある。 商品を売ることに特化。 |
デザインの自由度が低い。 「売り込み感」が強く、ファン化しにくい。 |
| ホームページ (公式サイト) |
世界観を自由に表現できる。 信頼性が高く、検索(SEO)にも強い。 |
更新の手間がかかる。 (※インスタ連携で解決可能) |
つまり、ホームページという「母艦(カタログ)」があり、そこへSNSから集客し、最終的に実店舗やECで決済してもらうという「導線」を作ることが、売上アップの近道です。
世界観を作る「ビジュアル戦略」3つの鉄則
アパレルサイトにおいて、写真は言葉以上に雄弁です。
「なんかダサい」と思われないための、プロのテクニックを紹介します。
1. 余白(ホワイトスペース)を恐れない
情報を詰め込みすぎると、途端に安っぽく(チラシのように)なります。
高級ブランドのサイトを見てください。余白がたっぷりとられています。「写真は大きく、文字は小さく、余白は広く」が、洗練された印象を作る黄金比です。
2. 「着用イメージ」でライフスタイルを売る
ハンガーにかかった服(吊るし画像)だけでは、お客様は自分が着ている姿を想像できません。
「街中を歩いているスナップ」や「カフェでくつろいでいる様子」など、その服を着てどんな生活を送るのかを写真で提案しましょう。
3. フォント(書体)で個性を出す
写真と同じくらい重要なのがフォントです。
- 👕 明朝体・セリフ体:高級感、エレガント、大人っぽい(モード系・古着屋)
- 👕 ゴシック体・サンセリフ体:親しみやすさ、モダン、カジュアル(ストリート系・セレクトショップ)
ブランドのターゲットに合わせてフォントを統一するだけで、世界観がグッと引き締まります。
【事例】「買い付け日記」でファンを熱狂させた古着屋V
「ただの中古」ではなく「価値あるヴィンテージ」として認識させ、高単価でも即完売する状態を作った事例です。
古着屋V(地方都市・オーナー1人)の事例
【悩み】
アメリカで買い付けたこだわりの古着を販売していたが、メルカリなどの個人売買との価格競争に苦戦。「高い」と言われてしまうことが多かった。
【実施したWeb施策】
ホームページに「バイヤーズブログ(買い付け日記)」を開設し、服の背景にあるストーリーを発信。
- ✅ 「発見の瞬間」を共有:「テキサスの倉庫で、埃まみれの山の中からこのデニムを見つけた時、震えました」というリアルなエピソードを掲載。
- ✅ 「知識」の提供:タグの年代判別法や、生地の特徴など、マニアックな知識を惜しみなく披露し、専門家としての信頼を獲得。
- ✅ 「お直し(リペア)」の過程:ボロボロだった服を丁寧にリペアして蘇らせる動画を載せ、商品への愛着を伝えた。
【結果】
ブログの読者から「Vさんが選んだ服なら間違いない」「そのストーリーごと買いたい」というファンが急増。
遠方からわざわざ来店するお客様も増え、客単価は2倍(平均15,000円)になりました。
おしゃれ&機能的!アパレルHP必須コンテンツ30
見た目だけでなく、お客様が「買いやすい」「行きやすい」サイトにするためのチェックリストです。
ブランド・商品魅力
店舗情報・アクセス
EC連携・その他
アパレルHP制作のよくある質問(FAQ)
オーナー様からよくいただく、運用とデザインの悩みにお答えします。
Q1. 商品の入れ替わりが激しいので、HPの更新が追いつきません。
無理にホームページで全商品を管理する必要はありません。新商品の紹介はInstagramで行い、HPにはインスタのタイムラインを埋め込むのが効率的です。HPはあくまで「ブランドの顔」として、変わらない情報(コンセプトや店舗情報)を中心に構成しましょう。
Q2. ECサイト(通販)と実店舗の在庫管理はどうすればいいですか?
在庫を一元管理できる「スマレジ」や「Square」などのPOSレジシステムの導入をおすすめします。実店舗で売れたら自動的にネットの在庫も減るため、売り越し(在庫がないのに売れてしまうトラブル)を防げます。
Q3. スマホで撮った写真でも大丈夫ですか?
最近のスマホなら十分きれいに撮れます。コツは「自然光」で撮ることと、「グリッド線」を出して水平垂直を合わせることです。また、SnapseedやLightroomなどのアプリで、お店の雰囲気に合わせた色味に統一(加工)すると、プロっぽい仕上がりになります。
Q4. ブログは何を書けばいいですか?
「新商品入荷!」という告知ばかりだと飽きられます。「このジャケットを3通りに着回す方法」や「洗濯しても縮まないお手入れ術」など、お客様の役に立つ情報(お役立ちコンテンツ)を発信すると、信頼度が上がり、SEO効果も高まります。
その服を選ぶ「理由」を作るのは、あなたです。
服はどこでも買えます。だからこそ、お客様は「誰から買うか」「どんな店で買うか」を重視しています。
ホームページは、あなたの店の「空気感」をデジタル上で表現する、唯一無二の空間です。
「世界観を大切にしたいけど、制作費は抑えたい」
そんなオーナー様のこだわりを、OmniWebがサポートします。
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「ブランドが輝くサイト」を構築
👗 写真を引き立てるデザイン
アパレルに特化した、シンプルで洗練されたレイアウト。スマホでの見栄えも抜群です。
📸 インスタ連携で自動更新
「今日のコーデ」をインスタに上げるだけで、HPも自動で更新。手間いらずで鮮度を保てます。
🛒 ECサイトへの導線強化
BASEやSTORESへのリンクボタンを目立つ位置に配置し、購入率を高めます。
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