Web制作

花屋(フラワーショップ)のHP制作|ギフト需要を取り込む「用途別カタログ」と配送案内

「インスタを見て『きれい!』とは言われるけど、実際の注文にはつながらない…」
「母の日などの繁忙期以外は、ギフト注文がパタリと止まってしまう…」

多くのフラワーショップが、ホームページやSNSを「写真集」のように使ってしまっています。しかし、お客様(特に男性や法人)が求めているのは、芸術的な写真ではありません。

彼らが探しているのは、「このシチュエーションで、失敗せずに、予算内で届けてくれるお店」です。

つまり、花屋のホームページに必要なのは、迷わせない「用途別カタログ」と、安心させる「配送情報の透明化」です。

この記事でわかること

  • ✅ 「バラ」で探させるな!注文率が倍増するカテゴリー分けの極意
  • ✅ クレームを未然に防ぐ「配送・送料」の正しい書き方
  • ✅ 【事例】「胡蝶蘭」に特化して法人契約を勝ち取った街の花屋さん
  • ✅ ギフト客が必ずチェックする「メッセージカード」と「ラッピング」の見せ方

この記事では、スーパーの花束コーナーとは違う、「プロのフラワーショップ」としての価値を伝え、高単価なギフト注文を獲得するWeb戦略を解説します。

お客様は「花の名前」ではなく「目的」で探している

花に詳しくないお客様(特に男性)にとって、「ラナンキュラス」や「アルストロメリア」と言われてもピンときません。
彼らの頭の中にある検索ワードは、もっと具体的で切実です。

お客様の検索心理

  • 🎁 「開店祝い 花 相場」(恥をかきたくない)
  • 🎁 「彼女 誕生日 花束 おしゃれ」(センス良く見られたい)
  • 🎁 「お見舞い 花 マナー」(タブーを犯したくない)

したがって、ホームページのメニューも「花の種類」ではなく、「利用シーン(用途)」で分けるのが鉄則です。

売れる「用途別カタログ」の作り方

お客様を迷わせず、最短ルートで「カートに入れる」ボタンまで誘導するための構成案です。

カテゴリー名 掲載すべき内容とポイント
お祝い・記念日
(誕生日/結婚記念日)
「そのまま飾れるアレンジメント」や「抱えるほどの花束(ブーケ)」など、形状別に提案。「奥様へ」「彼女へ」と相手別の人気商品をランキング形式で見せると効果的です。
開店・開業祝い
(法人/店舗)
スタンド花や胡蝶蘭がメイン。最も重要なのは「木札(立札)」の書き方見本です。「祝 御開店 〇〇株式会社」といった見本画像があるだけで、法人は安心して注文できます。
お悔やみ・お供え
(法事/命日)
白上がり(白メイン)か、色を入れるかを選べるようにします。「四十九日までは白のみが一般的です」といったマナーの豆知識を添えると、プロとしての信頼が得られます。
価格帯から探す
(予算)
「〜3,000円(プチギフト)」「5,000円(標準)」「10,000円〜(豪華)」のように予算で絞り込める機能は必須です。特にお返しやお礼の場合、予算が決まっていることが多いからです。

トラブルを防ぎ信頼を得る「配送案内」の鉄則

花は生鮮食品と同じ「ナマモノ」です。配送条件が曖昧だと、最大のクレーム原因になります。
以下の情報をわかりやすく明記しましょう。

1. 「いつ届くか」をカレンダーで表示

「最短即日発送」なのか「3日前までに要予約」なのか。注文画面にカレンダーを表示し、お届け可能日を選択させるのがベストです。
特に母の日のような繁忙期は、「5/8〜5/12の期間内にお届け」といった特別ルールをトップページで告知しましょう。

2. 配達エリアと送料(夏場のクール便)

「自店配達エリア(手渡し)」と「宅配便エリア(箱詰め)」を明確に分けます。
また、夏場のクール便料金(+〇〇円)や、寒冷地(北海道など)への配送不可情報も、隠さずに大きく書くことが親切です。

3. 「画像配信サービス」のアピール

ネット注文の最大の不安は「どんな花が届いたかわからない」ことです。
「発送したお花の写真をメールでお送りします」というサービスは、特に法人客にとって最強の安心材料になります。

【事例】「胡蝶蘭」に特化して法人契約を獲得したF生花店

来店客が減る中、Webを使って「高単価な法人需要」を取り込み、経営を安定させた事例です。

F生花店(駅遠・家族経営)の事例

【悩み】
スーパーの束売り花に価格で勝てず、自宅用の売上が激減。廃棄ロスも多く、利益が出ていなかった。

【実施したWeb施策】
ホームページに「法人・企業様へ(胡蝶蘭・スタンド花)」という特設ページを作成。

  • 「立札無料・ラッピング無料」を強調:総務担当者が気にするオプション費用をコミコミ価格で表示。
  • 「請求書払いOK」の表記:法人取引に必須の「後払い」に対応し、経理処理のしやすさをアピール。
  • 「回収サービス」の明記:枯れた後のスタンドや鉢の回収まで行うことを書き、他社と差別化した。

【結果】
近隣のオフィスビルや飲食店から「急な開店祝いを頼みたい」と問い合わせが急増。
単価2万円以上の注文が毎月安定して入るようになり、廃棄ロスがほぼゼロの「受注発注」スタイルを確立しました。

注文される!花屋HP必須コンテンツリスト30

「センス」と「機能性」の両立が必要です。
以下の情報を網羅して、お客様に「ここなら任せられる」と思わせましょう。

商品・カタログ

□ 花束・ブーケ
□ アレンジメント
□ 胡蝶蘭・観葉植物
□ スタンド花(祝い/葬儀)
□ プリザーブドフラワー
□ 季節限定・イベント商品
□ 価格別検索機能
□ 色・雰囲気で選ぶ

ギフト対応・サービス

□ メッセージカード見本
□ 木札(立札)の見本
□ ラッピングのバリエーション
□ 画像配信サービスの有無
□ お手入れのしおり同梱
□ 延命剤(鮮度保持剤)
□ サプライズ配送の可否
□ 法人請求書払い

配送・店舗情報

□ 送料・クール便料金
□ 配送可能エリアマップ
□ お届け日数の目安
□ 来店予約(受け取り)
□ 営業時間・定休日
□ 所在地(Googleマップ)
□ インスタグラム連携
□ 特定商取引法の表記

花屋のHP制作に関するQ&A

フローリストの皆様からよくいただく質問にお答えします。

Q1. 生花は仕入れによって内容が変わるのですが、写真と同じものが作れません。

これは通販の最大の課題です。「写真はイメージです」と書くだけでなく、「季節のおまかせアレンジ」という商品をメインにしましょう。「色味(ピンク系、黄色系など)」と「雰囲気(キュート、シックなど)」だけを指定してもらい、花材はプロにお任せいただく形式にすれば、在庫ロスも防げます。

Q2. ネット決済(クレジットカード)は必要ですか?

ギフト需要を狙うなら必須です。贈り主と受取人が違う場合、代引きは使えませんし、銀行振込は面倒で離脱されます。「STORES」や「Square」などの決済リンクを使えば、低コストでカード決済を導入できます。

Q3. インスタグラムがあればHPはいらないのでは?

インスタは「認知」には強いですが、「注文」には弱いです。過去の投稿から「3,000円の花束」を探すのは大変ですし、配送ルールや送料がどこに書いてあるかわかりません。インスタでファンを作り、HPで受注するという役割分担が必要です。

Q4. レッスン(ワークショップ)の集客もしたいです。

ぜひ載せましょう。「自分で作りたい」というニーズは高いです。開催カレンダーと予約フォームを設置し、「初心者歓迎」「手ぶらでOK」といったハードルを下げる文言を添えると集客につながります。

想いを束ねて、届けるサイトへ。

花を贈る人は、誰かのことを想っています。
その大切な想いを預かるにふさわしい「信頼感」と「優しさ」のあるホームページがあれば、あなたのお店は地域で一番のギフトショップになれます。

「センスの良いサイトを作りたいけど、機能もしっかりさせたい」
そんなフローリストのこだわりを、OmniWebが形にします。

OmniWebなら月額4,000円で
「売れるフラワーギフトサイト」を構築

🌹 花が映えるデザイン

余白を活かしたシンプルなデザインで、主役である花の写真を引き立てます。

📸 インスタ連携で鮮度抜群

「今日の入荷情報」もスマホからインスタに上げるだけ。HPも自動で華やかになります。

📋 オーダーシートの設置

「色・雰囲気・予算」を選択するだけの注文フォームで、接客の手間を省きます。

💰 アレンジ1つ分で元が取れる

月額4,000円。3,000円〜5,000円のギフト注文が月に1件増えるだけで回収できる、驚きのコスパです。

あなたの花で、もっと多くの笑顔を。

Web集客のプロが、お店のブランディングをサポートします。

関連記事