「重厚な扉を開ける勇気がない…」
「中に入って、場違いだったらどうしよう…」
バーやラウンジを探しているお客様は、お店の前まで来ても、ドアノブに手をかける寸前で帰ってしまうことがよくあります。これを「ドアノブ離脱」と呼びます。
特に地下や空中階(2階以上)にある店舗は、中の様子が全く見えないため、新規客にとって心理的ハードルはエベレスト並みに高いのです。
しかし、ホームページで「店内の空気感」と「マスターの人柄」をチラ見せするだけで、その恐怖心は「行ってみたい好奇心」へと変わります。
この記事でわかること
- ✅ 「隠れ家感」を壊さずに「安心感」を与える写真撮影テクニック
- ✅ メニュー表がないバーでも、HPには価格目安を書くべき理由
- ✅ 【事例】路地裏のバーがWeb集客で「満席の隠れ家」になった話
- ✅ 酔っ払いやトラブル客を避けるための「客層フィルタリング」術
この記事では、安売りも妥協もせず、「お店の世界観に合うお客様」だけを引き寄せるWeb戦略をプロが解説します。
「入りにくい」を解消する写真術の黄金比
バーの魅力である「暗さ(ムーディーさ)」は、写真に撮るとただの「黒い塊」になりがちです。
スマホの画面で見ても魅力が伝わる、プロの撮影ポイントを紹介します。
1. 「カウンター越しの視点」で撮る
一番の特等席はお客様の席です。「椅子に座った時の目線の高さ」で写真を撮りましょう。
バックバーのボトルが背景になり、目の前にカクテルが置かれている構図は、お客様に「そこに座って飲んでいる自分」を疑似体験させます。
2. 人(マスター・バーテンダー)の手元を見せる
顔出しが恥ずかしい場合は、手元だけでも構いません。
ステアする指先、氷を削るナイフの動き、シェイカーを振る躍動感。これらは「プロの仕事」を雄弁に語ります。「怖い人が出てきたらどうしよう」という不安も、美しい所作の写真一枚で払拭できます。
3. 「グラスの水滴(シズル感)」に光を当てる
部屋全体を明るくする必要はありません。スポットライトを使い、グラスの表面についた水滴や、氷の透明感だけをキラリと光らせます。
このコントラストが、大人の色気と「美味しいお酒が出てきそうだ」という期待感を高めます。
失敗するバーHP vs 成功するバーHP 決定的な違い
「カッコいいサイトを作ったのにお客が来ない…」という失敗には共通点があります。
| 比較項目 | 失敗するHP(自己満足) | 成功するHP(顧客視点) |
|---|---|---|
| 料金表示 | 「ASK」や記載なし。 (いくら請求されるか恐怖) |
「予算目安:3,000円〜5,000円」 チャージ料とカクテル単価を明記。 |
| デザイン | 黒背景に英語ばかりで読めない。 動きすぎて重い。 |
写真は暗くても文字は読みやすく。 店のコンセプトを日本語で語る。 |
| アクセス情報 | おしゃれな地図画像だけ。 (スマホで拡大できない) |
Googleマップ埋め込みに加え、 「ビルの入り口写真」を掲載。 |
| SNS連携 | リンク切れ、または更新が3年前。 (潰れたと思われる) |
インスタやXの最新投稿を表示。 「今日も営業中」という安心感。 |
【事例】地下の会員制バーがWebで「良質な一見さん」を集めた話
「一見さんお断り」ではないけれど、騒がしい客には来てほしくない。そんな難しい要望をWebで実現した事例です。
Kバー(地下1階・カウンター8席)の事例
【悩み】
路面店ではないため、通りがかりの集客はゼロ。常連客の高齢化が進み、新しい客層(30代〜40代)を取り込みたかったが、ネット広告を出すと「安酒を煽る学生」が来そうで怖かった。
【実施したWeb施策】
ホームページを「フィルター」として機能させる戦略に変更。
- ✅ 「店内のルール」を明文化:「大声での会話はご遠慮ください」「香水のきつい方は入店をお断りします」とTOPページに記載。
- ✅ ウイスキーへのこだわりを発信:「今月のボトラーズ」など、マニアックなお酒情報をブログで更新し、わかる人だけに響くようにした。
- ✅ Web予約限定の「初めてセット」:「チャージ+カクテル2杯で4,000円」という明朗プランを作り、会計の不安を取り除いた。
【結果】
「静かに飲めそうだから」という理由で、一人飲みの女性や、接待で使いたいビジネスマンが来店。
HPがフィルターの役割を果たし、トラブル客をゼロに抑えたまま、売上を昨対比120%に伸ばしました。
雰囲気を作り込む!バーHP必須コンテンツ30
「語りすぎず、隠しすぎず」。バーのホームページにはこの絶妙な情報量が必要です。
お客様が来店を決めるために必要なパーツを揃えましょう。
世界観・マスター
メニュー・システム
アクセス・その他
バーのHP制作に関するQ&A
オーナー様からよくいただく、こだわりならではの質問にお答えします。
Q1. メニュー表がありません(好みに合わせて作るので)。どう書けば?
「メニューはありません」とだけ書くと初心者は怯みます。「季節のフルーツカクテル:1,500円〜」「スタンダードカクテル:1,200円〜」のように、代表的な価格帯を例示しましょう。「『さっぱりしたものを』とお伝えください」といった注文の仕方をガイドするのも親切です。
Q2. 泥酔客やナンパ目的の客を断りたいです。
ホームページの「注意事項(POLICY)」ページを作りましょう。「当店は静かにお酒を楽しむ場所です。泥酔の方、ナンパ行為は即刻退店いただきます」と強い言葉で明記してOKです。それが既存の良客を守ることにつながり、信頼度も上がります。
Q3. 毎日ブログを更新するのは大変です。
バーの場合、長文のブログよりもInstagramとの連携が効果的です。「今日のおすすめウイスキーが入りました」「今日は雨なので静かです」といった写真をインスタに上げ、それをホームページに自動表示させる仕組みを作れば、更新の手間はほぼゼロになります。
Q4. 写真が暗くてスマホだと見にくいのですが。
PCのモニターとスマホの画面では明るさが違います。OmniWebでは、お店の雰囲気を壊さないギリギリのラインで、スマホでも視認できる明るさに画像を補正(レタッチ)して掲載します。
Webで「会員証」のような特別感を。
ホームページを持つことは、大衆化することではありません。
むしろ、あなたのお店の価値を理解してくれる人だけに、そっと「招待状」を送るようなものです。
「雰囲気重視で、でも集客もしっかりしたい」
そんなオーナー様のこだわりを、OmniWebが表現します。
OmniWebなら月額4,000円で
「大人の隠れ家サイト」を構築
🍸 雰囲気を壊さないデザイン
黒ベースやシックな配色など、お店のインテリアに合わせた高級感あるデザインをご用意。
📸 インスタ連携で楽々更新
スマホで撮ったボトルの写真をアップするだけで、HPも自動更新。営業中の手間を取りません。
🗺 Googleマップ対策
「近くのバー」で検索された時に、あなたの店を見つけやすくするMEO対策も標準装備。
💰 ボトル1本分の低コスト
月額4,000円。高額な制作費をかけることなく、ブランディングが可能です。
今夜も、いいお酒といい出会いを。
Web集客のプロが、お店のファン作りをサポートします。