Web制作

ホテルの・旅館のホームページ制作|OTA(予約サイト)に頼らず直予約を増やす戦略

「予約は入るけど、毎月の手数料支払いが重たい…」
「OTA(予約サイト)の価格競争に巻き込まれて、安売り合戦になっている…」

多くのホテル・旅館経営者が抱えるこの悩み。解決策はただ一つ、公式サイトからの「直予約(自社予約)」の比率を上げることです。

しかし、単に「公式サイトから予約してください」と書くだけではお客様は動きません。お客様がわざわざ公式サイトを選ぶには、明確な「メリット」と「動機」が必要です。

この記事でわかること

  • ✅ なぜお客様はOTAを使うのか?その心理と対抗策
  • ✅ 直予約率を倍増させる「ベストレート保証」の見せ方
  • ✅ 【実例】OTA依存度を80%→40%に下げた温泉旅館の戦略
  • ✅ 手数料貧乏から脱却するためのWeb活用チェックリスト

この記事では、OTAと上手に付き合いながら、最終的に「利益の残る経営」へシフトするためのホームページ戦略を解説します。

なぜ「直予約」が増えないのか?お客様の心理を解剖

戦略を立てる前に、敵(OTA)の強さと、お客様の心理を知る必要があります。

お客様がOTAを使う理由

  • 🤔 「ポイントが貯まる・使えるから」
  • 🤔 「他の宿と比較しやすいから」
  • 🤔 「会員登録済みで入力が楽だから」

これに対抗して、わざわざ公式サイトで予約してもらうには、「ポイント分以上にお得」または「公式サイトでしか予約できない体験」を用意する必要があります。

「公式サイトが一番高かった」なんて状態は言語道断です。

脱OTA!公式サイトで予約させる5つの仕掛け

OTAにはできない、自社サイトだからこそできる「えこひいき」を徹底的にアピールしましょう。

施策名 具体的な実行内容
① ベストレート保証
(最低価格保証)
「公式サイトからの予約が一番お得です」とトップページで宣言します。OTAの手数料分(10%程度)を還元してでも、顧客リストが手に入る直予約の方が価値が高いです。
② 公式限定特典
(付加価値)
価格を下げるのが難しい場合は、「レイトチェックアウト1時間無料」「貸切風呂1回無料」「ウェルカムドリンク」など、公式サイト予約者だけのVIP特典をつけます。
③ 限定プランの販売
(希少性)
人気の「露天風呂付き客室」や「特別会席プラン」を、OTAには出さず公式サイト限定販売にします。「ここにしかない」状況を作れば、お客様は必ず公式サイトに来ます。
④ 料理のシズル感
(視覚訴求)
OTAの画一的なフォーマットでは伝えきれない、湯気立つ料理の動画や、生産者の顔が見える写真を掲載し、「この料理を食べに行きたい」という強い動機を作ります。
⑤ 予約のしやすさ
(UI/UX)
公式サイトの予約画面が使いにくいと即離脱されます。スマホでも「日付選択→プラン選択→予約完了」がスムーズに進む予約エンジンを導入しましょう。

【事例】OTA依存80%→40%へ!F温泉旅館の逆転劇

「ウチのような無名な宿は、OTAに頼らないと集客できない」
そう思い込んでいた地方の小規模旅館が、どうやって直販を増やしたのか。実例を紹介します。

F温泉旅館(全15室・地方温泉地)の事例

【抱えていた悩み】
売上の8割がOTA経由。毎月数十万円の手数料が引かれ、繁忙期でも利益が薄い。リピーターが育たず、常に新規集客に追われている。

【実施したWeb施策】
公式サイトをリニューアルし、以下のルールを徹底。

  • 「公式サイト予約特典」を新設:館内のお土産ショップで使える500円券と、夕食時のワンドリンクサービスを付与。
  • ブログで「旬の情報」を発信:「今週の活イカは特に甘いです」「紅葉が見頃を迎えました」など、OTAには書けないリアルタイム情報を発信。
  • Googleマップ対策(MEO):マップ上の情報を充実させ、そこから直接公式サイトへ誘導する導線を強化。

【結果】
「一番お得で、一番情報が詳しい」公式サイトの価値が伝わり、1年で直予約比率が40%まで上昇
浮いた手数料分を料理のグレードアップに回したことで、顧客満足度も向上し、リピーターが増える好循環が生まれました。

直予約を逃さない!宿泊施設HPコンテンツリスト30

お客様が「泊まりたい!」と思い、迷わず予約できるサイトになっていますか?
予約獲得に必要な要素を網羅しましょう。

魅力・コンセプト

□ 宿のコンセプト・歴史
□ 女将・支配人の挨拶
□ ベストレート保証の表記
□ 公式予約限定特典
□ 周辺観光情報
□ 季節のイベント情報
□ 動画での館内紹介
□ インスタグラム連携

客室・料理・温泉

□ 全客室タイプの写真
□ アメニティ一覧
□ 料理のコース内容・写真
□ 別注料理・ドリンク
□ アレルギー対応について
□ 温泉の泉質・効能
□ 日帰り入浴の情報
□ 貸切風呂の有無

基本情報・予約

□ 宿泊プラン一覧
□ 空室カレンダー
□ 予約変更・キャンセル規定
□ アクセス(送迎の有無)
□ チェックイン/アウト時間
□ 駐車場情報
□ よくある質問
□ お問い合わせフォーム

宿泊施設のHP制作に関するQ&A

OTAとの付き合い方や、Web運用の疑問にお答えします。

Q1. OTAは全て解約すべきですか?

いいえ、解約すべきではありません。OTAは「認知を広げる広告」としては優秀です。戦略としては、OTAで知ってもらい、リピート予約は公式サイトで取る、またはOTAのプラン販売数を絞り、公式サイトへ誘導するという「使い分け」が正解です。

Q2. インバウンド(外国人観光客)対応はどうすればいいですか?

自動翻訳ツールを入れるのが最も低コストです。ただし、予約エンジン自体が英語対応していないと予約完了できません。OmniWebでは、多言語対応した予約システムへのリンク設置や、翻訳ツールの導入もサポート可能です。

Q3. 料理写真がスマホで上手く撮れません。

料理写真だけはプロに依頼することを強くおすすめします。「美味しそうに見えるか」だけで予約率が数倍変わるからです。もし自分で撮るなら、部屋の電気を消し、窓からの自然光だけで撮ると、影ができにくく綺麗に撮れます。

Q4. 「Googleホテル検索」への掲載は必要ですか?

非常に重要です。Googleマップ上で空室状況と価格を表示させることで、OTAを経由せずに直接公式サイトへ誘導できます。これにはGoogleと連携できる予約システム(BookingCoreやTriplaなど)が必要です。

浮いた手数料で、宿をもっと良くできる。

OTAへの手数料を月10万円減らせたら、その分で食材を良くしたり、アメニティを高級にしたり、スタッフに還元したりできます。
直予約を増やすことは、宿の品質を上げることと同義です。

OmniWebなら月額4,000円で
「直予約が増える公式サイト」を構築

♨️ 魅力が伝わるデザイン

料理のシズル感や、温泉の癒やしを最大限に伝える、写真メインの高品質デザイン。

🔔 お知らせ更新も丸投げ

「季節のプラン販売開始」「空室情報」など、LINEで送るだけで即日サイトに反映。

🌍 Googleマップ連携

MEO対策も標準装備。地図検索からの流入を強化し、直予約への導線を作ります。

💰 高い費用対効果

月額4,000円。OTA経由の予約をたった1件、自社HPに変えるだけで元が取れます。

「また来たい」と思われる宿へ。

Web集客のプロが、利益の残る宿経営をサポートいたします。

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