「ホームページはあるけれど、新規の患者さんがなかなか増えない」
「問い合わせはあっても『保険で安くやってほしい』という患者さんばかり…」
コンビニよりも数が多いと言われる歯科業界。ただ「きれいなホームページ」を持っているだけでは、ライバル医院との差別化は難しくなっています。
選ばれる歯科医院のホームページには、必ず「患者さんの不安を消し去る仕掛け」があります。それが「治療案内」の具体性と、「院内ツアー」の安心感です。
この記事でわかること
- ✅ 自費診療の問い合わせが増える「治療ページ」の書き方
- ✅ 患者さんが「ここなら通える」と感じる写真の撮り方
- ✅ 【実例】HPリニューアルで増患に成功した医院の施策
- ✅ 医療広告ガイドラインを守った正しい表現方法
この記事では、数多くの歯科サイトを分析してきたプロが、「予約の電話が鳴るホームページ」の作り方を徹底解説します。
なぜ「治療案内」と「院内ツアー」が最重要なのか?
患者さんが歯医者を探すとき、頭の中は「不安」でいっぱいです。
患者さんの3大不安
- 😰 「痛くないかな?」(技術への不安)
- 😰 「いくらかかるのかな?」(費用への不安)
- 😰 「どんな先生・場所かな?」(雰囲気への不安)
トップページのデザインがおしゃれでも、この不安が解消されなければ予約にはつながりません。
逆に言えば、「ここなら私の悩みを解決してくれる」「ここなら怖くなさそう」と思わせるコンテンツがあれば、家から多少遠くても患者さんは来院してくれます。
増患につながる「治療案内」の書き方 5つの鉄則
「一般歯科」「小児歯科」「口腔外科」とメニューを並べるだけでは不十分です。患者視点に立ったページ作りが必要です。
1. 「専門用語」ではなく「悩み」から入る
患者さんは「補綴(ほてつ)」や「歯周外科」という言葉を知りません。
メニュー名は医学用語でも構いませんが、入り口は「悩み別」にしましょう。
- 歯がズキズキ痛む・しみる
- 歯並びをきれいにしたい・目立たずに治したい
- 銀歯を白くしたい
- 入れ歯が合わなくて痛い
2. 治療の流れ(プロセス)を見せる
特に自費診療(インプラントや矯正)の場合、「いきなり手術されるのではないか」と怖がっています。
「カウンセリング→検査→治療計画の提案→治療開始」というステップを図解し、「いきなり削りません、まずは相談から」という姿勢を見せることが重要です。
3. メリットだけでなくデメリットも書く
信頼を得る最大のコツです。「インプラントは噛めるようになりますが、外科手術が必要ですし、メンテナンスを怠ると歯周病リスクがあります」と正直に伝えることで、先生への信頼度が劇的に上がります。
4. 料金表は「総額の目安」を明記する
「要相談」はクリックされません。「インプラント1本:30万円〜(上部構造含む)」など、最低価格と含まれる内容を明記しましょう。
料金ページが充実していると、価格に納得した患者さんだけが来るようになるため、窓口でのトラブルも減ります。
5. 症例写真(ビフォーアフター)の注意点
症例写真は最強のコンテンツですが、医療広告ガイドラインにより規制があります。
掲載する場合は、単に写真を載せるだけでなく、以下の情報を必ず併記してください。
・具体的な治療内容
・治療期間と回数
・治療費用の総額
・主なリスクや副作用(例:一時的に痛みが出ることがあります等)
患者が行きたくなる「院内ツアー」の見せ方
「院内ツアー」ページは、建物を見せるのではなく「安心」を見せるページです。
| 撮影スポット | 患者さんに伝えるべきメッセージ |
|---|---|
| 受付・待合室 | 「明るくて怖くない」「アロマの香りでリラックスできる」「キッズスペースがあってお母さんも安心」 |
| 診療室(ユニット) | 「隣の人が気にならないパーティションがある」「個室でプライバシーが守られる」「窓から庭が見える」 |
| 滅菌室・設備 | 「クラスB滅菌器で感染対策は万全」「使い回しは絶対にしません」という清潔感と安全性の証明。 |
| カウンセリングルーム | 「治療台の上ではなく、落ち着いて話を聞いてくれる場所がある」という安心感。 |
【事例】HPリニューアルで自費率UPに成功したB歯科医院
「ホームページを変えただけで、本当に患者さんが来るの?」
そう疑問に思う先生のために、実際の成功モデルをベースにした事例をご紹介します。
B歯科医院(開業10年目・郊外型)の事例
【抱えていた悩み】
「近所の高齢者の保険診療ばかりで、忙しいのに利益が出ない。インプラントや矯正の技術はあるのに、患者さんから相談すらされない。」
【ホームページの改善点】
以前のサイトは「診療時間」と「地図」があるだけの簡素なものでした。そこで以下の3点を刷新しました。
- ✅ 「院長の想い」を追加:「なぜ歯を残すことにこだわるのか」を熱く語るページを作成。
- ✅ 専門治療ページの拡充:「入れ歯で悩んでいる方へ」「本気で歯周病を治したい方へ」という専用ページを作り、リスクと費用を明記。
- ✅ スタッフ写真の掲載:全員が笑顔で写っている写真を掲載し、「怖い場所」というイメージを払拭。
【リニューアル後の変化】
公開から3ヶ月後、「ホームページの院長先生の考えを読んで来ました」という40代・50代の新規患者が増加。
「先生にお任せしたい」と最初から信頼してくれているため、自費診療の提案がスムーズに通るようになり、自費率が15%→35%にアップしました。
歯科医院HPの必須コンテンツ・チェックリスト30
先生のクリニックのホームページには、患者さんが求める情報が載っていますか?
網羅性を高めることでSEO(検索順位)も上がります。
基本情報・アクセシビリティ
信頼・安心コンテンツ
診療案内・その他
歯科医院のWeb制作に関するQ&A
最後に、先生方からよくいただく質問にお答えします。
Q1. スマホ対応は必要ですか?高齢の患者さんが多いのですが。
絶対に必要です。今は60代・70代でもスマホで病院を検索します。また、スマホ対応していないとGoogle検索で上位に表示されなくなるため、若い患者さんも来なくなってしまいます。
Q2. 医療広告ガイドラインが厳しくて、何を書けばいいかわかりません。
「絶対治る」「地域No.1」などの誇大広告はNGですが、事実に基づく情報は掲載可能です。OmniWebでは、ガイドラインに準拠した表現で記事作成をサポートしますのでご安心ください。
Q3. 予約システムとの連携はできますか?
はい、可能です。「EPARK歯科」や「アポツール」などの外部予約システムのリンクボタンを設置したり、バナーを貼ることは標準対応しています。
Q4. 写真がないのですが、撮影に来てもらえますか?
オプションでプロカメラマンの派遣も可能です。また、予算を抑えたい場合は「ご自身でスマホで撮るコツ」をお伝えし、弊社で明るさ調整などの加工を行うこともできます。
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歯科医院のホームページ制作は、一般企業のサイトよりも配慮すべき点(ガイドライン、専門性、安心感)が多く、制作会社選びが難しい分野です。
「医療専門の制作会社に見積もりを取ったら100万円以上した…」
そんな先生は、ぜひOmniWeb(オムニウェブ)をご検討ください。
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