「検索順位を毎日手動で確認するのは大変…」
「順位変動を自動で記録してくれるツールが欲しい」
「GRCってどう使えばいいの?」
SEO対策の効果を測定するためには、検索順位の継続的なモニタリングが欠かせません。しかし、複数のキーワードの順位を毎日手動で確認するのは、非常に手間がかかります。
GRC(ジーアールシー)は、2004年から配布されている検索順位チェックツールです。ボタン一つで複数のキーワードの順位を調べ、日々の変動を記録・グラフ化してくれます。
2026年10月7日時点で、GRCが調べられるのはYahoo!の検索順位だけです。Googleの順位チェックは停止、Bingは廃止されています(公式の更新履歴)。この記事では、現在のGRCの使い方と料金に加えて、Googleの順位を確認する方法もあわせて解説します。
本記事では、GRCの使い方を徹底解説します。インストールから初期設定、キーワード登録、自動チェック設定まで、GRCを最大限に活用するための知識をお伝えします。
GRCとは
GRCの概要
GRC(ジーアールシー)は、有限会社シェルウェア(静岡市)が運営する「SEOツールラボ」が提供する、Windows用の検索順位チェックツールです。公式サイトによると、2004年に配布が始まりました。
【重要】2026年10月時点で調べられるのはYahoo!の順位だけ
GRCの公式の更新履歴(ver.5.68.312)には、Googleの順位チェック機能を「解決の目処が立たないため」停止し、Bingの順位チェック機能は「取得が不安定な状態」のため廃止した、と書かれています。公式サイトのトップでも、GRCは「検索エンジンYahooの検索順位の調査、追跡ツール」と案内されています(2026年10月7日時点の最新版は ver.5.68.316・2026年9月7日公開)。
Googleでの順位を知りたい場合は、GRCでは調べられません。自分のサイトなら、無料のGoogleサーチコンソールの検索パフォーマンスで、キーワードごとの平均掲載順位を国やデバイス(スマホ・PC)で絞り込んで確認できます(Google公式ヘルプ)。競合サイトの順位も追いたい場合は、Semrushのようなクラウド型の順位計測ツールを検討しましょう。
GRCでできること
公式サイトで案内されている主な機能は次のとおりです。
- 登録したすべての検索語の順位を、ボタン一つで一括で調べる
- GRCの起動時や指定した時刻に、順位チェックを自動で行う
- 過去の順位の履歴をすべて記録し、グラフで表示する(保存期限なし)
- 競合サイトや、検索結果の上位サイトの順位の変化を記録する(上位追跡)
- 検索結果に出る広告の数と、広告内の表示順位を調べる
- メモ・グループ・マークで多数の検索語を管理する、順位の変化をアラートやメールで知らせる、順位履歴のレポートを印刷する
GRCモバイル・GRC-Wについて
以前は、GRCとは別の製品として「GRCモバイル」と「GRC-W」がありました。2026年10月7日時点で、公式サイトのGRCモバイルとGRC-Wのページは表示されません。更新履歴(ver.5.67.307)には「GRCモバイル/GRC-WのライセンスキーでGRCを利用できるようにいたしました」とあります。
GRCのメリット・特徴
メリット1:無料から使える
無料版は3URL・10項目まで使えます(公式の基本の使い方)。項目とは「サイト名・URL・検索語」の組のことです。有料のライセンスは月495円(税込)からです。
メリット2:操作がシンプル
公式の説明では、順位チェックに必要な操作は[項目新規追加]と[順位チェック実行]の2つだけです。
メリット3:自動化ができる
GRCの起動時、または毎日決まった時刻に、順位チェックを自動で始められます。2つの方法は併用もできます。
メリット4:履歴がすべて残る
過去の順位の履歴には保存期限がなく、すべて記録されます。データは自動でファイルに保存されるので、保存の操作もいりません。
デメリット・注意点
- 調べられるのはYahoo!の順位だけ(Googleは停止、Bingは廃止)
- 対応OSはWindowsだけ(Windows 11・10、Windows Server 2022・2019・2016・2012 R2)
- 指定した時刻にPCの電源が切れている、スリープしている、GRCが起動していない場合は、順位チェックが行われない
- 1つの項目を順位チェックできるのは1日1回
- 問い合わせはメールのみで、電話サポートはない
- GRCで得た順位データを第三者に提供して対価を得ることは、ライセンス利用規約で禁止されている。公式の規約には「順位チェック行為は、厳密には検索エンジンの利用規約にふれる可能性があります」との記載もある
GRCの料金プラン
プラン一覧(税込・2026年10月7日確認)
料金はGRCのライセンスについて(公式)で確認しました。
| プラン | 月払い | 年払い | URL数 | 検索語数(項目数) | 上位追跡 | リモート閲覧 | CSV自動保存 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 無料版 | 0円 | 0円 | 3 | 10 | - | - | - |
| ベーシック | 495円 | 4,950円 | 5 | 500 | 5 | - | - |
| スタンダード | 990円 | 9,900円 | 50 | 5,000 | 50 | 利用可 | - |
| エキスパート | 1,485円 | 14,850円 | 500 | 50,000 | 500 | 利用可 | - |
| プロ | 1,980円 | 19,800円 | 5,000 | 500,000 | 5,000 | 利用可 | - |
| アルティメット | 2,475円 | 24,750円 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 利用可 | 利用可 |
無料版の上位追跡の数は、公式ページに記載がないため「-」としています。
- 年払いは月払いと比べて2か月分お得。月払いはPayPal(クレジットカード等)で自動更新、年払いは銀行振込(振込手数料は自己負担)で、更新時に買い直す
- URL数はドメインの数ではなく、登録したURLとその下層のページが対象。検索語数は厳密には「項目数」で、1日に順位チェックできる項目数の上限でもある
- ライセンスは1台のPC(1つのWindowsユーザーアカウント)につき1つ必要
- 差額でのプラン変更(アップグレード・ダウングレード)はできず、ライセンスキーの発行後はキャンセル・返金もできない
- ライセンスの有効期間内なら、バージョンアップは無料
プラン選びのポイント
- 1サイトの主要な検索語だけ見たい → まずは無料版(3URL・10項目)
- 個人のブログ・小規模なサイト(500項目まで) → ベーシック
- 複数のサイトを管理する、別のPCからデータを見たい → スタンダード以上(リモート閲覧が使える)
- 順位チェックのたびにCSVを自動で保存したい → アルティメット
購入前に、調べられるのがYahoo!の順位だけでよいかを必ず確かめてください。
GRCのインストール方法
GRCのインストール方法を解説します。
ダウンロード
手順:
- GRCのダウンロードページ(公式)にアクセス
- 「GRCのダウンロード」をクリック
- 「最新版GRCのダウンロード」をクリック
- ダウンロードされたファイル(GRCsetup.exe)を保存
インストール
手順:
- ダウンロードした「GRCsetup.exe」をダブルクリック
- インストーラーの指示に従って進める
- インストール先を指定(デフォルトでOK)
- インストール完了
初回起動
初回起動時として、デスクトップのショートカットまたはスタートメニューからGRCを起動、初回は無料版として起動されます。
通信の許可:GRCは起動直後に最新版の確認のために通信を行います。セキュリティソフトが許可を求めてきたら、必ず許可してください。禁止すると順位チェックができなくなります(公式の基本の使い方)。
ライセンスの登録(有料版の場合)
手順:
- 公式サイトでライセンスを購入
- ライセンスキーがメールで届く
- GRCを起動し、「ヘルプ」→「ライセンス登録」を選択
- ライセンスキーを入力
- 登録完了
基本的な使い方:サイトとキーワードの登録
GRCの基本的な使い方を解説します。
サイトの登録
手順:
- 「編集」→「項目新規追加」を選択(またはCtrl+N)
- 「サイト名」を入力(任意の名前)
- 「URL」を入力(チェック対象のURL)
- 「検索語」を入力(チェックするキーワード)
- 「OK」をクリック
URLの入力形式として、サイト全体をチェックする場合はドメインのみ(example.com)、特定ページをチェックする場合は完全なURL(https://example.com/page/)を入力します。
キーワードの追加
複数キーワードの一括追加:
- 「編集」→「項目新規追加」を選択
- サイト名とURLを入力
- 「検索語」に複数のキーワードを改行区切りで入力
- 「OK」をクリック
既存サイトにキーワードを追加:
- 追加したいサイトを選択
- 「編集」→「項目複製追加」を選択
- 新しいキーワードを入力
- 「OK」をクリック
グループの設定
キーワードをグループ分けして管理できます。
グループの作成:
- 「編集」→「グループ編集」を選択
- 「追加」をクリック
- グループ名を入力
- 「OK」をクリック
キーワードをグループに割り当て:
- 対象のキーワードを選択
- 「編集」→「項目編集」を選択
- 「グループ」を選択
- 「OK」をクリック
順位チェックの実行
順位チェックの実行方法を解説します。
手動での順位チェック
全項目をチェック:
「実行」→「順位チェック実行」を選択(またはF5キー)
選択項目のみチェック:
- チェックしたい項目を選択
- 「実行」→「選択項目の順位再チェック」を選択
チェック中の表示
順位チェック中は、以下の情報が表示されます。
表示内容として、チェック中のキーワード、進捗状況、取得した順位などがあります。
チェック結果の確認
チェック完了後、以下の情報が表示されます。
表示される内容として、Yahooの検索順位が表示されます。2日目以降は、順位に変化があると上下の矢印つきで変化量が表示されます。順位チェックの範囲に入らなかった場合は「-」(圏外)です(公式の基本の使い方)。
チェックの範囲:何位まで調べるかは、メニューの[検索設定]-[順位チェック範囲]で確認・変更できます。
順位データの見方と分析
順位データの見方と分析方法を解説します。
メイン画面の見方
画面の構成として、上部の一覧にサイト名・URL・検索語とYahooの順位、前回からの変化が並びます。左下に順位履歴のグラフ、右下に日付ごとの順位(履歴リスト)が表示されます(公式の概要・基本の使い方)。
順位履歴の確認
グラフ表示:
- 確認したいキーワードを選択
- 画面下部にグラフが表示される
- 期間を変更して長期トレンドを確認
履歴一覧表示:
- キーワードをダブルクリック
- 日付ごとの順位履歴が表示される
分析のポイント
順位変動の傾向として、急激な変動はアルゴリズムアップデートの可能性、緩やかな上昇はSEO施策の効果、緩やかな下降は競合の強化や自サイトの問題などを示唆します。
比較分析として、複数キーワードの傾向を比較、競合サイトとの順位比較、施策前後の変化を確認などができます。
グラフとレポート機能
GRCのグラフとレポート機能を解説します。
グラフ機能
グラフの種類として、順位履歴グラフ(日次の順位推移)、複数項目の比較グラフなどがあります。
グラフのカスタマイズとして、表示期間の変更、グラフの拡大・縮小などが可能です。一覧・グラフ・履歴リストの境目はドラッグして大きさを変えられます。
グラフの保存:
「ファイル」→「グラフを画像ファイルに保存」で画像として保存可能
レポート機能
レポートの出力:
- 「ファイル」→「レポート」を選択
- レポートの種類を選択
- 出力形式(HTML、CSV、テキスト)を選択
- 保存先を指定
レポートの種類として、全項目レポート、選択項目レポート、グループ別レポートなどがあります。
データのエクスポート
CSV出力:
[ファイル]-[項目一覧CSVファイル保存]でCSVファイルに出力できます。どのプランでも使えます。順位チェックのたびに自動でCSVを保存する機能は、アルティメットのみです(公式のライセンス案内)。
活用例として、Excelでの詳細分析や社内での共有などがあります。なお、GRCで得た順位データ(加工した表やグラフを含む)を第三者に提供して対価を得ることは、ライセンス利用規約で禁止されています。
自動チェックの設定
毎日の順位チェックを自動化する設定を解説します。
起動時に自動チェック
設定方法:
- メニューの[実行]-[起動時に順位チェック実行]を選択
- 「GRC起動時に順位チェックを開始する」にチェックを入れて「OK」をクリック
効果:GRCを起動すると、自動的に順位チェックが開始されます。
指定時刻に自動チェック
設定方法:
- メニューの[実行]-[指定時刻に順位チェック実行]を選択
- 「指定時刻に順位チェックを開始する」にチェックを入れる
- 開始時刻を指定して「OK」をクリック
注意:指定時刻にPCの電源が切れている、スリープや休止状態になっている、Windowsからログオフしている、GRCが起動していない場合は、順位チェックは行われません(公式)。
PCへのログイン時にGRCを自動起動
設定方法:
- メニューの[オプション]-[スタートアップに登録]を選択
組み合わせとして、[スタートアップに登録]と[起動時に順位チェック実行]を設定すれば、PCにログインするだけでGRCが起動し、続けて順位チェックが始まります(公式)。
チェック後に自動終了
設定方法:
- 「オプション」→「チェック完了後にGRCを終了する」を選択
- チェックを入れる
活用:タスクスケジューラと組み合わせて、完全自動化が可能です。
便利な機能
GRCの便利な機能を紹介します。
メモ機能
キーワードごとにメモを記録できます。
活用方法として、SEO施策の記録(「○月○日:タイトル変更」など)、順位変動の原因メモ、今後の施策計画などを記録できます。
設定方法:
- 対象のキーワードを選択
- 「編集」→「項目メモの編集」を選択
- メモを入力
- 「OK」をクリック
マーク機能
重要なキーワードにマークを付けて管理できます。
設定方法:
- 対象のキーワードを右クリック
- 「マークを設定」を選択
- マークの色を選択
上位追跡機能
特定のキーワードで上位表示されているサイトを追跡できます。
設定方法:
- 「編集」→「調査項目の追加」→「上位追跡」を選択
- キーワードを入力
- 追跡するサイト数を設定
活用:競合サイトの順位変動を把握し、SEO戦略に活用できます。
アラート機能
順位が大きく変動した際にアラートを受け取れます。
設定方法:
- 「オプション」→「アラート」を選択
- アラート条件を設定(例:5位以上変動)
- 通知方法を設定(画面表示、音声など)
スマホの順位・Googleの順位を確認する方法
GRCでは、2026年10月時点でGoogleの順位を調べられません。スマホでの順位や、Googleでの順位を確認する方法を整理します。
Googleサーチコンソールで確認する
Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」では、クエリ(検索語)ごとの平均掲載順位が見られます。「デバイス」で絞り込めばスマホとPCの違いを、「国」で絞り込めば国ごとの順位を確認できます(Google公式ヘルプ)。自分のサイトの実際のデータなので、まずはここを基準にしましょう。
GRCモバイル・GRC-Wは使えるのか
スマホの順位を調べる「GRCモバイル」、海外の順位を調べる「GRC-W」の公式ページは、2026年10月7日時点で表示されません。公式の更新履歴には、GRCモバイル・GRC-WのライセンスキーでGRCを使えるようにした、との記載があります。新しく導入する場合はGRC本体を前提に考えましょう。
Googleマップの順位は別の方法で測る
店舗の集客で大事なGoogleマップ(ローカル検索)の順位は、GRCでもサーチコンソールでも測れません。Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスや、マップの順位を計測するツールを使います。詳しくはMEO対策のやり方完全ガイドで解説しています。
他のSEOツールとの連携・比較
GRCと他のSEOツールとの連携・比較を解説します。
Googleサーチコンソールとの併用
GoogleサーチコンソールとGRCは、役割が異なります。
サーチコンソールとして、Googleからの公式データ、クリック数、表示回数、CTR、平均順位、インデックス状況の確認などができます。
GRCとして、Yahoo!での毎日の順位、競合サイトの順位、長期的な順位履歴、自動チェック機能などが特徴です。Googleの順位はサーチコンソールで見る、と役割を分けましょう。
併用のメリットとして、GRCで順位を追跡、サーチコンソールでトラフィックを確認、両方のデータを組み合わせて分析などができます。
他の順位チェックツールとの比較
GRC vs クラウド型ツール(Rank Tracker、Ubersuggestなど)
GRCのメリットとして、低コスト、データがローカルに保存、動作が安定などがあります。
GRCのデメリットとして、Windowsのみ対応、PCを起動しておく必要、Googleの順位は調べられない(2026年10月時点)などがあります。
クラウド型のメリットとして、どの端末からでもアクセス可能、PCを起動しておく必要なし、多機能(被リンク分析など)などがあります。
クラウド型のデメリットとして、費用が高い傾向、データが外部サーバーに保存などがあります。
GRCのよくある問題と対処法
GRCでよくある問題と対処法を解説します。
問題1:順位が取得できない
症状:順位チェックを実行しても、順位が「-」のままになる。
原因と対処として、インターネット接続を確認、ファイアウォールの設定を確認、GRCを最新版にアップデート、チェック間隔の設定を確認(間隔が短すぎると制限される場合あり)などがあります。
問題2:順位が実際と異なる
症状:GRCで表示される順位と、実際にブラウザで検索した順位が異なる。
原因として、パーソナライズされた検索結果の影響、地域による順位の違い、リアルタイムの順位変動などがあります。
対処:シークレットモードで確認、GRCの順位を基準として追跡などを行います。
問題3:自動チェックが実行されない
症状:指定時刻に自動チェックが実行されない。
原因と対処として、PCがスリープ状態になっていないか確認、GRCが起動しているか確認、設定が正しく保存されているか確認などがあります。
問題4:データが消えた
症状:順位データが突然消えた。
対処として、バックアップからの復元、データファイルの確認(GRCフォルダ内)などがあります。
予防:定期的にデータのバックアップを取ることを推奨します。
データの移し方や復旧の方法は、公式のよくあるご質問の「データの移転・復旧など」にまとまっています。
GRCを活用したSEO分析の方法
GRCを活用したSEO分析の方法を解説します。
順位変動の分析
急激な変動の原因を探るとして、Googleアルゴリズムアップデートの確認、自サイトの変更履歴の確認、競合サイトの動向確認などを行います。
メモ機能の活用として、施策を実施したらメモに記録、順位変動との関連を分析、効果のあった施策を特定などができます。
競合分析
上位追跡機能の活用として、ターゲットキーワードで上位のサイトを追跡、競合の順位変動を把握、競合のSEO施策を推測などができます。
キーワードグループ分析
グループ分けの例として、ブランドキーワード vs ノンブランドキーワード、カテゴリ別のキーワード、購買ファネル別のキーワードなどで分類します。
分析のポイントとして、グループごとの順位傾向、注力すべきキーワードの特定、リソース配分の最適化などを行います。
長期トレンド分析
分析のポイントとして、年単位での順位トレンド、季節変動の把握、サイト全体の成長度合いなどを確認します。
GRCに関するよくある質問(FAQ)
GRCに関するよくある質問にお答えします。
Q1. 無料版でどこまで使えますか?
A. 3URL・10項目まで無料で使えます(公式)。項目は「サイト名・URL・検索語」の組です。
機能制限はありますが、基本的な順位チェック機能は使用可能です。まずは無料版で試してみることを推奨します。
Q2. Macでは使えませんか?
A. 公式の対応OSはWindowsだけです(Windows 11・10、Windows Server 2022・2019・2016・2012 R2)。
Macで使いたい場合は、公式のよくあるご質問の「Mac関連」を確認してください。
Q3. スマホの順位はGRCで調べられますか?
A. 2026年10月7日時点で、GRCモバイルの公式ページは表示されず、GRC本体もGoogleの順位チェックを停止しています。
スマホでのGoogleの順位は、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスを「デバイス」で絞り込んで確認しましょう。
Q4. 順位チェックの頻度はどのくらいが適切?
A. GRCでは、1つの項目を順位チェックできるのは1日1回です(公式)。毎日1回、決まった時刻に自動で調べる設定がおすすめです。
頻繁にチェックしすぎると、検索エンジンからアクセス制限を受ける可能性があります。
Q5. 順位データのバックアップは必要?
A. はい、定期的なバックアップを強く推奨します。
長期間蓄積したデータは貴重な資産です。PCの買い替えに備えて、公式の操作ガイド「ライセンスとデータを新しいPCに移動する」の手順を確認しておきましょう。
Q6. ライセンスは複数のPCで使えますか?
A. 1台のPC(1つのWindowsユーザーアカウント)につき1ライセンスが必要です(公式)。
同じPCでも、Windowsのユーザーアカウントが違えば別にライセンスが必要です。PCを買い替えたときは、新しいPCでライセンスキーを再利用できます。
Q7. 海外の検索順位もチェックできますか?
A. 2026年10月7日時点で、海外の順位を調べるGRC-Wの公式ページは表示されず、GRC本体もGoogleの順位チェックを停止しています。
海外のGoogleでの順位は、Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスを「国」で絞り込んで確認しましょう。
GRCの高度な活用法
GRCのより高度な活用法を紹介します。
タスクスケジューラとの連携
Windowsのタスクスケジューラを使用して、完全自動化を実現できます。
設定の流れとして、タスクスケジューラでGRCを指定時刻に起動するタスクを作成、GRCの設定で「起動時に順位チェック実行」を有効化、「チェック完了後にGRCを終了する」を有効化、これにより、PCを起動していなくても、タスクスケジューラがPCを起動してGRCを実行可能です(Wake on LANなどと組み合わせ)。
複数サイトの効率的な管理
複数のサイトを管理する場合のコツです。
サイト別にグループ分けとして、サイトごとにグループを作成、グループ表示でサイト別に確認、サイト別のレポート出力などができます。
優先度による分類として、重要キーワードにマークを付ける、色分けで優先度を可視化、優先度の高いキーワードから分析などを行います。
季節変動の分析
長期データを活用した季節変動の分析です。
分析方法として、1年以上のデータを蓄積、前年同期の順位と比較、季節性のあるキーワードを特定、季節に応じたコンテンツ施策の立案などを行います。
アルゴリズムアップデートの影響分析
Googleのアルゴリズムアップデートの影響を分析する方法です。
分析手順として、アップデート日をメモに記録、アップデート前後の順位変動を確認、影響を受けたキーワードのパターンを分析、対策を立案・実行などを行います。
GRCを使ったキーワード戦略
GRCを活用したキーワード戦略を解説します。
順位別のキーワード分類
1〜10位(1ページ目)として、維持・強化が目標、CTR向上のためタイトル・メタ改善、E-E-A-Tの強化などを行います。
11〜20位(2ページ目)として、1ページ目への浮上が目標、コンテンツの充実、内部リンクの強化などを行います。
21〜50位として、改善余地が大きい、コンテンツの大幅リライト、競合分析と差別化などを行います。
51位以下・圏外として、根本的な見直しが必要、キーワード選定の再検討、新規コンテンツ作成の検討などを行います。
順位変動パターンの分析
安定型として、順位がほとんど変動しない、コンテンツが評価されている証拠、維持施策を継続などが特徴です。
上昇型として、継続的に順位が上昇、SEO施策が効いている、施策を継続・強化などが特徴です。
下降型として、継続的に順位が下降、競合の強化や自サイトの問題、原因分析と対策が急務などが特徴です。
変動型として、順位が大きく上下、Googleの評価が安定していない、コンテンツの改善が必要などが特徴です。
新規キーワードの発掘
方法として、上位追跡機能で競合のキーワードを発見、サーチコンソールで想定外のキーワードを発見、発見したキーワードをGRCに追加して追跡などを行います。
業種別のGRC活用法
業種ごとのGRC活用法を紹介します。
ブログ・メディアサイト
活用ポイントとして、記事ごとのターゲットキーワードを登録、カテゴリ別にグループ分け、新規記事公開後の順位推移を追跡、リライト効果の測定などを行います。
ECサイト
活用ポイントとして、商品カテゴリのキーワードを登録、ブランド名、商品名のキーワードを追跡、「○○ 通販」「○○ 購入」などの購買キーワード、季節商品の順位変動を分析などを行います。
コーポレートサイト
活用ポイントとして、サービス名、会社名のキーワードを追跡、業界キーワードの順位を監視、競合との順位比較、採用関連キーワードの追跡などを行います。
ローカルビジネス
活用ポイントとして、「地域名 + サービス」のキーワードを追跡、競合店舗の順位を上位追跡で監視などを行います。店舗の集客ではGoogleマップの順位も重要ですが、GRCでは測れません。MEO対策のやり方もあわせて確認しましょう。
GRCのデータ活用レポート例
GRCのデータを活用したレポート例を紹介します。
週次レポートの例
含めるべき内容として、主要キーワードの順位変動、上昇・下降したキーワードのピックアップ、施策との関連性分析、次週のアクションプランなどがあります。
月次レポートの例
含めるべき内容として、月間の順位トレンド、目標キーワードの達成状況、競合との比較、実施した施策と効果、来月の施策計画などがあります。
経営層向けレポートのポイント
ポイントとして、主要キーワードの順位をサマリーで報告、ビジネスインパクト(トラフィック、CV)と紐付け、競合との相対的な位置づけ、投資対効果(ROI)の視点などを含めます。
GRCに関する追加FAQ
GRCに関する追加の質問にお答えします。
Q. GRCのデータはどこに保存されますか?
A. GRCはすべてのデータを自動でファイルに保存します(公式)。
保存場所や、別のPCへの移し方は、公式のよくあるご質問の「データの移転・復旧など」で確認できます。
Q. 順位チェックにどのくらい時間がかかりますか?
A. 登録している項目の数やチェックの範囲によって変わります。
順位チェック中は、メイン画面下部のステータスバーに進み具合が表示されます(公式)。
Q. GRCの順位とブラウザの順位が違うのはなぜ?
A. 検索結果は、検索した場所や時間、端末、ブラウザの状態などで変わるためです。
公式のよくあるご質問にも「GRCに表示される検索順位が、ブラウザで検索して確認した順位と違います」という項目があります。なお、GRCが調べるのはYahoo!の順位なので、Googleで検索した順位とは比べられません。
Q. GRCを複数人で共有できますか?
A. データファイルを共有サーバーに置くことで、複数人での閲覧は可能です。
ただし、同時編集には対応していないため、運用ルールの設定が必要です。
Q. GRCのアップデートはどうすればいい?
A. 公式のダウンロードページのセットアッププログラムを実行すると、最新版に更新できます。検索エンジンの仕様変更への対応などは、自動アップデートで配信されることもあります。
それまでのデータは上書きされず、そのまま使えます(公式)。
まとめ:GRCで効率的な順位管理を実現しよう
本記事では、GRCの使い方について徹底解説しました。
GRCの特徴
低コストで使用可能(無料版あり・有料は月495円から)、操作がシンプル、自動チェックで毎日の順位を記録、履歴に保存期限がないなどが特徴です。ただし2026年10月7日時点で調べられるのはYahoo!の順位だけで、Googleの順位はサーチコンソールで確認します。
基本的な使い方
サイトとキーワードを登録、ボタン一つで順位チェック、グラフで順位推移を確認、自動チェックを設定して効率化などを行います。
活用のポイント
メモ機能で施策を記録、グループ分けで効率的に管理、上位追跡で競合を分析、サーチコンソールと併用して総合分析などがポイントです。
GRCは、SEO対策の効果測定に欠かせないツールです。本記事で紹介した使い方を参考に、GRCを活用して効率的な順位管理を実現してください。
関連記事として、Googleサーチコンソールの使い方、キーワード選定の方法、ロングテールキーワードの戦略も合わせてご覧ください。
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