SEO/MEO対策

テクニカルSEOとは?エンジニアでなくても理解すべき技術的最適化の基本

テクニカルSEOとは?エンジニアでなくても理解すべき技術的最適化の基本

テクニカルSEO(技術的SEO)の基本を非エンジニア向けに解説。クロール最適化、インデックス管理、サイト速度改善など、知っておくべき技術的な施策と確認方法を紹介します。

「テクニカルSEOって難しそう…」 「エンジニアじゃないと対応できないの?」 「最低限知っておくべきことは何?」

テクニカルSEOは専門的に聞こえますが、基本を理解すれば非エンジニアでも対応できることは多いです。むしろ、SEO担当者やマーケターこそ、テクニカルSEOの基礎知識を持っておくべきです。

なぜなら、どんなに優れたコンテンツを作っても、技術的な問題があれば検索エンジンに正しく評価されないからです。テクニカルSEOは、すべてのSEO施策の土台となる重要な領域です。

この記事では、テクニカルSEOの基本と、最低限押さえておくべきポイントを、非エンジニアの方にもわかりやすく解説します。具体的な確認方法やツールの使い方も紹介するので、読み終わる頃には自社サイトの技術的な問題を自分でチェックできるようになるはずです。

テクニカルSEOとは

テクニカルSEOの定義

テクニカルSEO(Technical SEO)とは、Webサイトの技術的な側面を最適化し、検索エンジンがサイトを正しくクロール・インデックスできるようにする施策です。「技術的SEO」とも呼ばれます。

検索エンジンの仕組みを図解|クロール・インデックス・ランキングの基本を理解するで解説した「クロール」と「インデックス」を改善する施策が中心となります。

具体的には、以下のような領域をカバーします。

  • サイトのクロール効率を高める施策
  • ページのインデックスを適切に管理する施策
  • サイトの表示速度を改善する施策
  • モバイル対応を最適化する施策
  • セキュリティを強化する施策
  • サイト構造を最適化する施策

テクニカルSEOとコンテンツSEOの違い

SEO対策は大きく「テクニカルSEO」と「コンテンツSEO」に分けられます。

テクニカルSEO – サイトの技術的な基盤を整える – 検索エンジンがサイトを理解しやすくする – ユーザー体験(表示速度、モバイル対応など)を向上させる

コンテンツSEO – 検索意図に応える質の高いコンテンツを作成する – キーワードを適切に配置する – ユーザーに価値を提供する

両者は車の両輪のような関係です。どちらか一方だけでは、SEOの効果を最大化することはできません。

なぜテクニカルSEOが重要なのか

テクニカルSEOが重要な理由を、具体例で説明しましょう。

例1:インデックスされていないページ

あなたが何時間もかけて素晴らしい記事を書いたとします。しかし、技術的な設定ミスでそのページがインデックスされていなければ、検索結果に表示されることは永遠にありません。

例2:表示速度が遅いサイト

コンテンツの質が高くても、ページの読み込みに5秒以上かかるサイトは、ユーザーの53%が離脱すると言われています。また、Googleは表示速度をランキング要因としているため、遅いサイトは検索順位でも不利になります。

例3:モバイル対応していないサイト

現在、検索の60%以上がスマートフォンから行われています。Googleはモバイルファーストインデックスを採用しており、スマホ対応していないサイトは大きなハンデを負うことになります。

このように、テクニカルSEOはSEOの「土台」であり、ここに問題があるとすべての努力が水の泡になりかねません。

テクニカルSEOの優先度

SEO対策の種類を完全解説|内部対策・外部対策・コンテンツSEOの違いと優先順位でも触れましたが、SEO対策の優先順位は以下の通りです。

  1. テクニカルSEO(土台):まずは技術的な基盤を固める
  2. コンテンツSEO(価値):質の高いコンテンツを作成する
  3. オフページSEO(評価):外部からの評価を高める

テクニカルSEOは最初に取り組むべき領域です。土台がしっかりしていないと、その上に何を積み上げても崩れてしまいます。

テクニカルSEOの主な施策

ここからは、テクニカルSEOの具体的な施策を解説します。非エンジニアの方でも理解できるよう、専門用語はできるだけわかりやすく説明します。

1. クロール最適化

クロール最適化とは、Googleのクローラー(Googlebot)がサイトを効率よく巡回できるようにする施策です。

XMLサイトマップの設置

サイトマップ(XML/HTML)とは?Googleにページを正しく認識させるSEO設定で詳しく解説していますが、XMLサイトマップはGoogleにサイト構造を伝える重要なファイルです。

XMLサイトマップとは

XMLサイトマップは、サイト内のすべてのページのURLをリスト化したファイルです。Googleにとっては「このサイトにはこんなページがありますよ」という案内図のようなものです。

サイトマップがないとどうなる?

サイトマップがなくても、Googleはリンクを辿ってページを発見できます。しかし、以下のような問題が起こる可能性があります。

  • 新しいページの発見が遅れる
  • 孤立したページ(どこからもリンクされていないページ)が発見されない
  • サイトの全体像をGoogleが把握しにくい

やるべきこと

  1. XMLサイトマップを作成する
  2. WordPressなら「Yoast SEO」「All in One SEO」などのプラグインで自動生成
  3. 手動で作成する場合は、オンラインツールを使用
  4. Google Search Consoleに登録する
  5. Search Console > サイトマップ > URLを入力して送信
  6. 新しいページを追加したら更新する
  7. 多くのCMSでは自動更新されるが、確認は必要

確認方法

ブラウザで以下のURLにアクセスしてください。

https://あなたのサイト/sitemap.xml

XMLファイルが表示されれば、サイトマップは設置されています。表示されない場合は、作成が必要です。

robots.txtの設定

robots.txtは、クローラーに対して「このページはクロールしないで」と指示するファイルです。

robots.txtの役割

  • 特定のページやディレクトリをクロールから除外する
  • クローラーの負荷を分散させる
  • 機密情報を含むページを保護する(ただし、完全な保護にはならない)

確認方法

ブラウザで以下のURLにアクセスしてください。

https://あなたのサイト/robots.txt

robots.txtの基本的な書き方

User-agent: *
Disallow: /admin/
Disallow: /private/
Allow: /

Sitemap: https://あなたのサイト/sitemap.xml
  • User-agent: *:すべてのクローラーに対する指示
  • Disallow:クロールを禁止するディレクトリ
  • Allow:クロールを許可するディレクトリ
  • Sitemap:サイトマップのURL

注意点

robots.txtの設定ミスは致命的な問題を引き起こす可能性があります。

  • 重要なページを誤ってブロックしていないか確認
  • Disallow: / と書くと、サイト全体がクロールされなくなる
  • Search Consoleの「robots.txtテスター」で検証できる

よくある間違い

# これは危険!サイト全体がクロールされなくなる
User-agent: *
Disallow: /

内部リンク構造の最適化

内部リンクの貼り方完全ガイド|回遊率を高めてSEO評価を底上げするテクニックを参考に、クローラーがサイト内を巡回しやすい構造を作りましょう。

クローラーの動き方

Googleのクローラーは、リンクを辿ってページを発見します。つまり、適切な内部リンクがないと、ページが発見されにくくなります。

理想的なサイト構造

  • フラットな構造:すべてのページが3クリック以内でアクセス可能
  • ピラミッド構造:トップページ → カテゴリページ → 詳細ページという階層
  • 孤立ページなし:すべてのページが最低1つ以上のページからリンクされている

チェックポイント

  • トップページから重要なページへのリンクがあるか
  • 関連するページ同士がリンクで繋がっているか
  • パンくずリストが設置されているか
  • フッターやサイドバーにナビゲーションがあるか

クロールバジェットの概念

大規模サイト(数千〜数万ページ以上)の場合、「クロールバジェット」という概念が重要になります。

クロールバジェットとは

Googleがサイトに割り当てるクロールの上限です。大規模サイトでは、すべてのページが毎日クロールされるわけではありません。

クロールバジェットを効率化する方法

  • 低品質なページを削除またはnoindexにする
  • 重複コンテンツを解消する
  • サイトマップを適切に管理する
  • 表示速度を改善する(クロールが速くなる)

小規模〜中規模サイトでは、クロールバジェットを気にする必要はほとんどありません。

2. インデックス管理

インデックス管理とは、Googleのデータベースに登録されるページを適切にコントロールする施策です。

インデックスとは

インデックスとは、Googleが収集したWebページの情報をデータベースに登録することです。インデックスされていないページは、検索結果に表示されません。

インデックス状況の確認方法

方法1:site:検索

Googleで「site:あなたのドメイン」と検索すると、インデックスされているページの概数がわかります。

site:omniweb.jp

方法2:Search Console

より正確な情報は、Google Search Consoleで確認できます。

  1. Search Consoleにログイン
  2. 「インデックス作成」>「ページ」をクリック
  3. インデックスされているページ数と、されていないページ数が表示される

方法3:URL検査ツール

特定のURLがインデックスされているかを確認するには、Search Consoleの「URL検査」を使います。

  1. URLを入力してEnter
  2. 「URLはGoogleに登録されています」と表示されればOK
  3. 登録されていない場合は、「インデックス登録をリクエスト」をクリック

noindexタグの適切な使用

インデックスさせたくないページには、noindexタグを設定します。

HTMLでの設定方法

<meta name="robots" content="noindex">

noindexを設定すべきページ

  • サイト内検索結果ページ
  • ログイン後のマイページ
  • 管理画面
  • 重複コンテンツ
  • 薄いコンテンツ(内容が少なく価値が低いページ)
  • テストページや下書き
  • タグページやアーカイブページ(場合による)

noindexを設定すべきでないページ

  • 集客したいコンテンツページ
  • サービス・商品ページ
  • 会社概要、お問い合わせなどの基本ページ

注意点

noindexを設定すると、そのページは検索結果に表示されなくなります。誤って重要なページに設定しないよう注意してください。

canonicalタグの設定

canonicalタグは、重複コンテンツがある場合に「正規のURL」を指定するためのタグです。

HTMLでの設定方法

<link rel="canonical" href="https://example.com/正規ページ/">

canonicalが必要なケース

  1. URLパラメータによる重複
  2. https://example.com/product?color=red
  3. https://example.com/product?color=blue → どちらも同じ商品ページなら、パラメータなしのURLをcanonicalに指定
  4. HTTPとHTTPSの両方でアクセス可能
  5. http://example.com/page
  6. https://example.com/page → HTTPSのURLをcanonicalに指定
  7. wwwありなしの両方でアクセス可能
  8. https://example.com/page
  9. https://www.example.com/page → どちらか一方をcanonicalに指定
  10. モバイル版とPC版で別URL
  11. https://example.com/page
  12. https://m.example.com/page → PC版をcanonicalに指定(またはレスポンシブデザインを採用)

自己参照canonical

重複がなくても、すべてのページに自己参照のcanonicalを設定することが推奨されています。

<!-- このページ自身のURLを指定 -->
<link rel="canonical" href="https://example.com/this-page/">

これにより、URLの正規化が明確になり、意図しない重複を防げます。

重複コンテンツの解消

重複コンテンツは、SEOに悪影響を与える可能性があります。

重複コンテンツの問題点

  • Googleがどのページを評価すべきか迷う
  • ページ間で評価が分散する
  • 最悪の場合、ペナルティを受ける可能性

重複コンテンツが発生する原因

  • URLパラメータ(ソート順、フィルターなど)
  • セッションID
  • プリントページ
  • HTTPとHTTPS、wwwありなしの混在
  • コンテンツのコピー・流用

解決方法

  1. canonicalタグで正規URLを指定
  2. 301リダイレクトで統一
  3. noindexで検索結果から除外
  4. URL正規化(HTTPSに統一、wwwありなしを統一)

3. サイト速度の最適化

サイトの表示速度は、ユーザー体験とSEOの両方に影響する重要な要素です。

なぜ表示速度が重要なのか

ユーザー体験への影響

  • ページの読み込みが1秒遅れると、コンバージョン率が7%低下
  • 3秒以上かかると、53%のユーザーが離脱
  • モバイルユーザーは特に速度に敏感

SEOへの影響

  • Googleは表示速度をランキング要因としている
  • Core Web Vitalsが2021年からランキング要因に
  • 遅いサイトはクロール効率も低下

Core Web Vitalsの改善

コアウェブバイタル(Core Web Vitals)とは?Googleが重視する表示速度と安定性の指標で詳しく解説しています。

3つの指標

  1. LCP(Largest Contentful Paint)
  2. 意味:メインコンテンツの表示にかかる時間
  3. 目標:2.5秒以内
  4. 改善方法:画像最適化、サーバー応答時間の短縮
  5. FID(First Input Delay)→ 2024年からINP(Interaction to Next Paint)に変更
  6. 意味:ユーザーの操作に対する応答時間
  7. 目標:100ミリ秒以内
  8. 改善方法:JavaScriptの最適化、メインスレッドのブロック解消
  9. CLS(Cumulative Layout Shift)
  10. 意味:ページ読み込み中のレイアウトのズレ
  11. 目標:0.1以下
  12. 改善方法:画像・広告のサイズ指定、フォントの最適化

確認方法

  1. PageSpeed Insights
  2. https://pagespeed.web.dev/
  3. URLを入力すると、Core Web Vitalsのスコアと改善提案が表示される
  4. Search Console
  5. 「ウェブに関する主な指標」でサイト全体の状況を確認
  6. 問題のあるURLがリストアップされる
  7. Chrome DevTools
  8. F12キーでDevToolsを開く
  9. 「Lighthouse」タブでパフォーマンス測定

表示速度改善の具体的な施策

「ホームページが重い」を解決!表示速度を高速化させる7つの改善テクニックを参考に改善しましょう。

1. 画像の最適化

画像はページの容量の大部分を占めることが多いです。

  • ファイル形式の選択
  • 写真:JPEG(圧縮率が高い)
  • イラスト・ロゴ:PNG(透過が必要な場合)
  • 次世代フォーマット:WebP(JPEGより30%軽量)
  • サイズの最適化
  • 表示サイズに合わせた解像度にする
  • 2000×3000pxの画像を500×750pxで表示するのは無駄
  • 圧縮
  • TinyPNG、Squooshなどのツールで圧縮
  • 品質を保ちながらファイルサイズを削減

2. 遅延読み込み(Lazy Loading)

ページの初期表示に必要ない要素は、後から読み込むようにします。

<img src="image.jpg" loading="lazy" alt="説明">
  • スクロールして画面に入ったときに読み込む
  • 初期表示が高速化される
  • 画像、iframe(動画埋め込みなど)に適用可能

3. ブラウザキャッシュの活用

一度読み込んだファイルをブラウザに保存し、次回のアクセスを高速化します。

  • CSS、JavaScript、画像などの静的ファイルが対象
  • サーバー設定で有効期間を指定
  • WordPressならキャッシュプラグインで対応可能

4. CSS/JavaScriptの最適化

  • 最小化(Minify):不要な空白やコメントを削除
  • 結合:複数のファイルを1つにまとめる
  • 非同期読み込み:ページの表示をブロックしないようにする

5. サーバーの高速化

  • 高速なサーバーを選ぶ
  • CDN(Content Delivery Network)を活用
  • PHP/データベースの最適化

4. モバイル対応

モバイル対応は、現代のSEOにおいて最重要項目の一つです。

モバイルファーストインデックスとは

Googleは2019年から「モバイルファーストインデックス」を採用しています。これは、スマートフォン版のサイトを基準にインデックス・評価を行うという方針です。

つまり、PC版がどんなに優れていても、スマホ版に問題があれば評価が下がります。

モバイル対応の確認方法

1. モバイルフレンドリーテスト

Googleの公式ツールでチェックできます。 – https://search.google.com/test/mobile-friendly

2. Search Console

  • 「モバイルユーザビリティ」レポートで問題を確認
  • エラーがあれば具体的なURLと問題点が表示される

3. 実機テスト

  • 実際にスマートフォンでサイトを閲覧
  • 様々な画面サイズで確認

モバイル対応のチェックポイント

レスポンシブデザイン

画面サイズに応じてレイアウトが自動調整されるデザインです。Googleが推奨する方法です。

  • 1つのHTMLで、CSSで表示を切り替える
  • URLが統一されるため、SEO的にも有利
  • メンテナンスが容易

タップしやすいボタンサイズ

  • ボタンやリンクは最低48×48ピクセル
  • タップターゲット同士の間隔を十分に空ける
  • 指でタップしやすいデザイン

フォントサイズ

  • 本文は最低16ピクセル
  • ピンチズームなしで読めるサイズ
  • 行間も十分に取る

横スクロールの禁止

  • コンテンツが画面幅に収まるようにする
  • テーブルや画像がはみ出さないようにする
  • 固定幅のレイアウトを避ける

ビューポートの設定

<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">

この設定がないと、スマホでPC版が縮小表示されます。

5. セキュリティ(HTTPS)

サイトのセキュリティは、ユーザーの信頼とSEOの両方に関わる重要な要素です。

SSL化(HTTPS)の重要性

SEOへの影響

  • Googleは2014年からHTTPSをランキング要因に
  • HTTP(非SSL)サイトは検索順位で不利
  • Chromeブラウザで「保護されていない通信」と警告表示される

ユーザーへの影響

  • 「保護されていない」と表示されると、ユーザーが離脱する
  • 特にECサイトや問い合わせフォームでは致命的
  • 個人情報の送信時にセキュリティリスク

SSL化の確認方法

  • URLが「https://」で始まっているか
  • ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されているか
  • 「保護されていない通信」の警告が出ていないか

SSL化の手順

  1. SSL証明書の取得
  2. 無料:Let’s Encrypt
  3. 有料:様々な認証局から購入
  4. サーバーへのインストール
  5. レンタルサーバーなら管理画面から設定可能なことが多い
  6. HTTPからHTTPSへのリダイレクト
  7. すべてのHTTPアクセスをHTTPSに転送
  8. .htaccessで設定
  9. 内部リンクの修正
  10. サイト内のリンクをhttps://に変更
  11. 画像などのリソースもhttpsで読み込む
  12. Search Consoleの設定
  13. HTTPS版のサイトを新しいプロパティとして追加

混在コンテンツの問題

HTTPSページ内でHTTP(非SSL)のリソース(画像、CSS、JavaScriptなど)を読み込むと、「混在コンテンツ」の警告が出ます。

すべてのリソースをHTTPSで読み込むよう修正が必要です。

6. 構造化データ

構造化データは、ページの内容をGoogleに明確に伝えるためのマークアップです。

構造化データとは

構造化データ(Schema.org)は、ページの内容を機械が理解しやすい形式で記述するものです。

例えば、「これは商品ページで、価格は〇円、レビュー評価は4.5」といった情報を、Googleに伝えることができます。

構造化データのメリット

リッチスニペットの表示

検索結果に、通常より多くの情報が表示されるようになります。

  • 星評価(レビュー)
  • 価格
  • 在庫状況
  • FAQ
  • パンくずリスト
  • イベント日時
  • レシピの調理時間

リッチスニペットが表示されると、クリック率が向上します。

Googleの理解を助ける

構造化データにより、Googleはページの内容を正確に理解できます。

主な構造化データの種類

1. Article(記事)

{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "記事のタイトル",
  "author": {
    "@type": "Person",
    "name": "著者名"
  },
  "datePublished": "2025-01-01"
}

2. LocalBusiness(地域ビジネス)

店舗情報、営業時間、住所などを記述。ローカルSEOに有効。

3. Product(商品)

価格、在庫、レビューなどの商品情報を記述。

4. FAQ(よくある質問)

質問と回答を記述。検索結果にFAQが表示される可能性。

5. BreadcrumbList(パンくずリスト)

サイト内の階層構造を記述。検索結果にパンくずが表示される。

6. Organization(組織)

会社情報、ロゴ、SNSアカウントなどを記述。

構造化データの実装方法

JSON-LD形式(推奨)

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "テクニカルSEOとは?"
}
</script>

HTML内に上記のようなスクリプトを記述します。Google が推奨する形式です。

確認方法

  • リッチリザルトテスト:https://search.google.com/test/rich-results
  • Schema.orgバリデーター

7. 国際化対応(hreflang)

多言語サイトや、国ごとにコンテンツを分けているサイトでは、hreflangタグが必要です。

hreflangとは

hreflangタグは、ページの言語や対象地域をGoogleに伝えるためのタグです。

<link rel="alternate" hreflang="ja" href="https://example.com/ja/" />
<link rel="alternate" hreflang="en" href="https://example.com/en/" />
<link rel="alternate" hreflang="x-default" href="https://example.com/" />
  • ja:日本語版
  • en:英語版
  • x-default:デフォルト(言語が特定できない場合)

hreflangが必要なケース

  • 多言語サイト(日本語版、英語版など)
  • 同じ言語で国が異なるサイト(アメリカ英語、イギリス英語)
  • 地域ごとにコンテンツが異なるサイト

設定の注意点

  • すべての言語バージョンから、すべての言語バージョンへリンクする
  • 自分自身へのhreflangも含める
  • x-defaultを設定しておく

テクニカルSEOのチェックリスト

非エンジニアでも確認できる項目をリストアップしました。このチェックリストを使って、自社サイトの状況を確認してみてください。

クロール関連

  • [ ] XMLサイトマップが作成されている
  • [ ] サイトマップがSearch Consoleに登録されている
  • [ ] robots.txtが適切に設定されている
  • [ ] robots.txtで重要なページがブロックされていない
  • [ ] リンク切れ(404エラー)がない
  • [ ] すべてのページが3クリック以内でアクセス可能
  • [ ] 孤立したページがない

インデックス関連

  • [ ] 重要なページがインデックスされている
  • [ ] 「site:ドメイン」検索でページが表示される
  • [ ] noindexが適切に設定されている
  • [ ] 重要なページにnoindexが誤って設定されていない
  • [ ] canonicalタグが適切に設定されている
  • [ ] 重複コンテンツが解消されている
  • [ ] wwwありなし、HTTP/HTTPSが統一されている

サイト速度

  • [ ] PageSpeed Insightsで「良好」の評価(モバイル・PC両方)
  • [ ] LCPが2.5秒以内
  • [ ] CLSが0.1以下
  • [ ] 画像が最適化されている(WebP形式、圧縮)
  • [ ] 遅延読み込みが実装されている
  • [ ] ブラウザキャッシュが有効になっている

モバイル対応

  • [ ] モバイルフレンドリーテストに合格
  • [ ] レスポンシブデザインを採用している
  • [ ] タップしやすいボタンサイズ(48×48px以上)
  • [ ] 読みやすいフォントサイズ(16px以上)
  • [ ] 横スクロールが発生しない
  • [ ] ビューポートが設定されている

セキュリティ

  • [ ] サイト全体がHTTPS化されている
  • [ ] 鍵マークが表示されている
  • [ ] 混在コンテンツがない
  • [ ] HTTPからHTTPSへのリダイレクトが設定されている
  • [ ] Search Consoleでセキュリティの問題が報告されていない

構造化データ

  • [ ] 適切な構造化データが実装されている
  • [ ] リッチリザルトテストでエラーがない
  • [ ] パンくずリストの構造化データがある

テクニカルSEOでよくある問題と解決方法

問題1:ページがインデックスされない

考えられる原因 – noindexタグが設定されている – robots.txtでブロックされている – canonicalタグが別のURLを指している – サイトマップに含まれていない – サイトが新しく、まだクロールされていない

解決方法 1. Search ConsoleのURL検査で原因を特定 2. 問題を修正 3. 「インデックス登録をリクエスト」をクリック

問題2:表示速度が遅い

考えられる原因 – 画像が重すぎる – サーバーが遅い – JavaScriptが重い – キャッシュが効いていない

解決方法 1. PageSpeed Insightsで診断 2. 提案された改善策を実施 3. 画像の最適化から始めるのがおすすめ

問題3:モバイルフレンドリーでない

考えられる原因 – レスポンシブデザインでない – タップターゲットが小さすぎる – フォントサイズが小さすぎる – コンテンツが画面幅を超えている

解決方法 1. モバイルフレンドリーテストで診断 2. レスポンシブデザインへの変更を検討 3. CSSでモバイル対応を改善

問題4:重複コンテンツがある

考えられる原因 – URLパラメータ – wwwありなしの混在 – HTTP/HTTPSの混在 – 印刷用ページ

解決方法 1. canonicalタグで正規URLを指定 2. 301リダイレクトで統一 3. 不要なページはnoindex

テクニカルSEOで使えるツール

無料ツール

Google Search Console – インデックス状況の確認 – クロールエラーの検出 – Core Web Vitalsの確認 – モバイルユーザビリティの確認 – 必須のツール

PageSpeed Insights – 表示速度の測定 – Core Web Vitalsの測定 – 改善提案の表示

モバイルフレンドリーテスト – モバイル対応の確認

リッチリザルトテスト – 構造化データの検証

Screaming Frog(無料版) – サイトのクロール(500URLまで) – 技術的な問題の発見

有料ツール

Screaming Frog(有料版) – URL制限なしのクロール – より詳細な分析

Ahrefs / SEMrush – 技術的な問題の自動検出 – 競合分析も可能

テクニカルSEOで困ったら

テクニカルSEOは専門的な部分もあるため、以下の場合は専門家への相談をおすすめします。

  • Search Consoleでエラーが解消できない
  • サイト速度の改善方法がわからない
  • JavaScriptでレンダリングされるサイトの対応(SPAなど)
  • 大規模なサイトリニューアル時
  • 国際化対応(hreflang)の設定
  • サーバー移転やドメイン変更

失敗しないホームページ制作会社の選び方|悪質業者の特徴とチェックリストも参考にしてください。

まとめ

テクニカルSEOの基本を解説しました。

この記事のポイント

テクニカルSEOとは – Webサイトの技術的な側面を最適化する施策 – SEOの「土台」であり、最初に取り組むべき領域 – 非エンジニアでも基本は理解・対応可能

主な施策クロール最適化:サイトマップ、robots.txt、内部リンク – インデックス管理:noindex、canonical、重複コンテンツ解消 – サイト速度:Core Web Vitals、画像最適化、キャッシュ – モバイル対応:レスポンシブデザイン必須 – セキュリティ:HTTPS化は必須 – 構造化データ:リッチスニペット獲得に有効

確認ツール – Google Search Console(必須) – PageSpeed Insights – モバイルフレンドリーテスト – リッチリザルトテスト

すべてを一度に完璧にする必要はありません。チェックリストを使って、優先度の高いものから対応していきましょう。特に、HTTPS化、モバイル対応、サイトマップの設置は最優先で行ってください。

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