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イベント・セミナー特化型ページの作り方|集客期間が短いサイトでのSEOとSNS連携

「セミナーの告知ページを作ったのに、申し込みが全然入らない…」
「開催日まであと1ヶ月。今から検索順位を上げるのは無理だと諦めている…」

イベントやセミナーの集客は、常に時間との戦いです。一般的なSEO対策は効果が出るまで3ヶ月〜半年かかると言われており、開催期間が決まっているイベントサイトには不向きだと思われがちです。

しかし、諦めるのはまだ早いです。
正しい設定を行えば、公開直後からGoogleの「イベント検索枠」に表示させたり、SNS経由で爆発的なアクセスを集めたりすることは可能です。

この記事でわかること

  • ✅ 「普通のHP」と「イベント特化ページ(LP)」の決定的な違い
  • ✅ 短期間でGoogle検索上位を狙う「構造化データ」の秘密
  • ✅ 【事例】定員割れ寸前のセミナーが、LP改善で満席になった理由
  • ✅ シェアされた時にクリック率を上げる「OGP設定」の鉄則

この記事では、短期間で人を集めることに特化した「スピード集客ページの作り方」をプロが解説します。

なぜイベント集客に「普通のSEO」は効かないのか?

通常のSEOと、イベント集客の決定的な違いは「時間の制約」です。

SEOのタイムラグ問題

Googleが新しいページを見つけ、評価し、検索順位を上げるまでには数週間〜数ヶ月かかります。
つまり、「検索順位が上がった頃には、もうイベントが終わっている」という悲劇が起こりやすいのです。

だからこそ、イベント特化型ページには、待つだけのSEOではなく、「検索エンジンに自分から通知する技術」「SNSで自ら拡散する仕組み」の2つが不可欠です。

短期決戦!SEOとSNSを連携させる3つの秘策

具体的にどのような技術を使えば、短期間で露出を増やせるのでしょうか。

1. Googleしごと検索・イベント検索への対応(構造化データ)

Google検索で「東京 マーケティング セミナー」と検索すると、検索結果の上部に日付入りのイベントリストが表示されるのを見たことがありませんか?
あれは偶然出ているのではなく、「イベント構造化データ(Event Structured Data)」という特殊なコードをページ内に埋め込んでいるから表示されるのです。

これを設定するだけで、ドメインパワーが弱くても、検索結果の一等地に表示される可能性が劇的に高まります。

2. SNSで拡散されるための「OGP設定」

X(Twitter)やFacebookでシェアされた時、画像が大きく表示されるか、ただのURLリンクになるかで、クリック率は5倍以上変わります。
「OGP(Open Graph Protocol)」を正しく設定し、思わず押したくなるキャッチコピー入りの画像を表示させましょう。

3. ポータルサイト(Peatix等)からの被リンク

自社サイトだけで集客しようとせず、Peatixやこくちーず等の大手イベントポータルサイトにも登録し、そこから自社の特化ページへリンクを貼ります。
これにより、ポータルサイトの集客力と、自社ページの詳しい説明(成約力)のいいとこ取りができます。

申し込み率を最大化するコンテンツ構成

アクセスを集めても、申し込みボタン(CV)が押されなければ意味がありません。
参加を迷っている人の背中を押す、鉄板の構成を紹介します。

コンテンツ 申し込み率を上げるポイント
① メインビジュアル
(ファーストビュー)
「誰のための」「何の」イベントかを一目で伝えます。「開催日時」と「場所(オンライン)」は絶対に一番上に大きく書くこと。これが見つからないと即離脱されます。
② ベネフィット
(得られる未来)
「何が学べるか」ではなく「参加した後にどうなれるか」を書きます。(例:×SEO講座 → ○3ヶ月で検索1位を取る方法がわかる)
③ 講師プロフィール
(権威性)
肩書きだけでなく、「実績(数字)」と「人柄」を伝えます。登壇中の写真や、講師からのメッセージ動画があると信頼度が上がります。
④ 参加者の声
(社会的証明)
過去の開催実績があるなら、アンケートや感想ツイートを掲載します。初めての場合は「この講座を作った背景」を熱く語りましょう。
⑤ 参加特典
(限定性)
「当日資料プレゼント」「アーカイブ動画視聴権」「個別相談30分無料」など、迷っている人を動かす最後のひと押しを用意します。

【事例】定員割れ寸前からの逆転劇!セミナーLPの改善例

「中身はいいのに、なぜか人が集まらない」
そんな悩みを持っていた主催者が、Webページのある部分を変えただけで満席になった事例です。

B社主催:経営者向けセミナーの事例

【抱えていた悩み】
Peatixで告知していたが、PV数はあるのに申し込みがない。開催2週間前で、定員30名に対し申し込みは5名のみ。

【実施したWeb改善】
簡素な告知文をやめ、専用のランディングページ(LP)を制作。

  • ターゲットを絞り込み:「経営者の方へ」から「売上1億円の壁を超えたい社長へ」と具体的に変更。
  • 「アーカイブ配信」を目立たせる:「忙しくて当日行けないかも」という離脱を防ぐため、「後日動画で見れます」を強調。
  • 申し込みフォームの簡略化:住所や電話番号の入力を必須から外し、メアドと名前だけで予約できるようにした。

【結果】
ページ公開後、SNS広告(数千円)と組み合わせて拡散したところ、3日間で25名の申し込みがあり満席に。
「後日動画で見れるなら」という理由での申し込みが半数以上を占めました。

公開前に確認!イベントページ必須チェックリスト30

イベント告知には「書き漏らし」が許されません。公開ボタンを押す前に確認しましょう。

開催概要(5W1H)

□ イベントタイトル
□ 開催日時(開場時間)
□ 開催場所(地図/URL)
□ 参加費(税込/税抜)
□ 定員数
□ 主催者情報
□ 申し込み締め切り日時
□ 持ち物・服装

魅力付け・安心感

□ タイムテーブル
□ 登壇者プロフィール
□ 登壇者顔写真
□ 過去の開催風景写真
□ 参加者の声・評判
□ 参加特典の内容
□ キャンセル規定
□ 領収書発行の可否

システム・技術設定

□ 申し込みフォーム動作
□ 自動返信メールの内容
□ OGP画像の設定
□ シェアボタンの設置
□ 構造化データの記述
□ Googleマップ埋め込み

イベントHP制作に関するQ&A

主催者の方からよくいただく質問にお答えします。

Q1. Peatixなどのポータルサイトだけで十分ではありませんか?

無料イベントや小規模な勉強会なら十分です。しかし、数千円以上の有料セミナーや、企業のブランディングに関わるイベントの場合、ポータルサイトの画一的なデザインでは「価値」が伝わりきらず、安っぽく見えてしまうリスクがあります。自社サイト(LP)があった方が信頼度は圧倒的に高いです。

Q2. イベントが終わった後のページはどうすればいいですか?

絶対に削除しないでください。「開催終了しました」と記載し、当日の様子を写真やレポートで追記して残しておきましょう。それが「活動実績」となり、次回のイベント開催時の信頼材料や、SEOの資産(コンテンツ)になります。

Q3. 1ページだけのサイト(ペライチ)でSEOは上がりますか?

ビッグキーワード(例:「セミナー」単体)では難しいですが、ロングテールキーワード(例:「〇〇市 相続対策 セミナー」)なら1ページでも十分に上位表示可能です。そのためには、ページ内の文字量と情報の網羅性が重要になります。

「間に合わない」を「満席」に変えるスピード制作

イベント集客は、1日遅れるごとに機会損失が増えていきます。
「告知ページがない」「ページがダサい」という理由だけで、素晴らしいコンテンツが埋もれてしまうのはあまりにも勿体ありません。

「今すぐ告知ページが必要!」という主催者様を、OmniWebが全力でサポートします。

OmniWebなら最短即日で
「集客できるイベントページ」を公開

🚀 最短即日のスピード納品

AIを活用した制作フローで、ご依頼から公開までの時間を極限まで短縮します。

🔍 Googleイベント検索対応

構造化データの埋め込みも標準対応。検索結果での露出を最大化します。

🎨 申し込みたくなるデザイン

スマホで見やすく、申し込みボタンが押しやすい、CV(成約)特化型のデザイン。

💰 単発イベントでも安心

月額4,000円のサブスク型なので、イベント期間が終われば解約も可能。無駄なコストがかかりません。

そのイベント、満席にしませんか?

時間がない主催者様の右腕となり、Web集客をバックアップします。

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