「ホームページを作りたいけど、ドメインって何? サーバーと何が違うの?」
「『.com』や『.jp』『.co.jp』など種類がいっぱいあって、どれを選べばいいか分からない…」
ホームページを作る際、最初にぶつかる壁が「ドメイン選び」です。
ドメインは、インターネット上の「住所」にあたるもので、一度決めると簡単には変更できません。
「安いからこれでいいや」と適当に決めてしまうと、後々「お客様からの信用が得られない」「メールが迷惑メール判定される」といったトラブルに繋がることもあります。
この記事でわかること
- ✅ インターネット上の「住所(ドメイン)」の仕組み
- ✅ 「.com」「.jp」「.co.jp」それぞれの特徴と選び方
- ✅ ドメイン名がSEO(検索順位)に与える影響の真実
- ✅ 失敗しない「ドメイン名の決め方」3つの鉄則
この記事では、専門用語をできるだけ使わず、あなたのビジネスに最適なドメインの選び方をプロが解説します。
そもそも「ドメイン」とは?
ドメインとは、URL(ホームページのアドレス)やメールアドレスに使われる、インターネット上の「住所」のことです。
🏠 インターネットの不動産関係
- サーバー: 「土地」。データを置く場所。
- ホームページ: 「家」。土地の上に建てる建物。
- ドメイン: 「住所」。家(サイト)の場所を示すもの。
例えば、https://omniweb.jp というURLの場合、「omniweb.jp」の部分がドメインになります。
このドメインを取得することで、世界に一つだけの「自分専用の住所」を持つことができます(これを独自ドメインと呼びます)。
「.com」「.jp」…末尾(TLD)の違いと選び方
ドメインの末尾(トップレベルドメイン:TLD)には多くの種類があり、それぞれ「取得できる条件」や「与える印象」が異なります。
| 種類 | 特徴・取得条件 | おすすめの用途 | 信頼度 |
|---|---|---|---|
| .co.jp | 日本国内の法人(会社)のみ取得可能。 1社につき1つまで。 |
日本企業、上場企業。 最も信頼性が高い。 |
★★★★★ |
| .jp | 日本国内に住所があれば誰でも取得可能。 (個人もOK) |
個人事業主、フリーランス、 日本向けのサービス。 |
★★★★☆ |
| .com | 世界中の誰でも取得可能。 最もメジャーで安価。 |
商用サイト全般。 グローバル展開する企業。 |
★★★☆☆ |
| .net | ネットワーク関連。 誰でも取得可能。 |
IT系、通信系。 comが取れない時の代用。 |
★★★☆☆ |
| .xyz / .site | 格安ドメイン。 1円〜取得できることも。 |
個人の趣味ブログ。 使い捨てのサイト。 |
★☆☆☆☆ |
企業なら「.co.jp」一択である理由
もしあなたが法人(株式会社や合同会社)なら、迷わず「.co.jp」を選んでください。
なぜなら、「.co.jp」は登記簿謄本などが確認できないと取得できないため、持っているだけで「実在する日本の企業である」という証明になるからです。
この信頼感は、銀行取引やBtoB(企業間取引)において有利に働きます。
ドメインはSEO(検索順位)に影響するのか?
「.comより.jpの方が検索に強い」「ドメインにキーワードを入れると順位が上がる」といった噂がありますが、実際のところはどうなのでしょうか?
1. ドメインの種類による直接的な優劣はない
Googleは公式に「TLD(.comや.jpなど)の違いが検索順位に直接影響することはない」と発表しています。
「.xyz」だから順位が上がらない、ということはありません。
2. しかし「信頼性」がクリック率に影響する
検索結果に並んだとき、以下のどちらをクリックしたくなるでしょうか?
- 🅰️
https://reliable-company.co.jp - 🅱️
https://reliable-company.xyz
多くの日本人は🅰️を選びます。なぜなら見慣れていて安心だからです。
「クリックされやすい(クリック率が高い)」ことは、結果的にSEOの評価を高める要因になります。
3. キーワードを含める効果は限定的
ドメイン名に「keyword」を入れる(例:best-pizza-tokyo.com)手法は、昔は効果がありましたが、現在はほとんど効果がありません。
無理に長いキーワードを入れるより、「短くて覚えやすい社名」にする方がブランディングの観点で有利です。
【失敗しない】ドメイン名の決め方3つの鉄則
ドメインの「@より前の部分(文字列)」を決める際のポイントです。
1. 社名・屋号をそのまま使う
基本です。sony.co.jp や toyota.jp のように、社名そのものを使います。
既に誰かに使われている場合は、ハイフンを入れたり(my-company.com)、地域名を入れたり(my-company-tokyo.com)して調整します。
2. 短く、入力しやすくする
長すぎるドメインは入力ミスのもとです。
また、口頭で伝える場面(電話など)も想定し、スペルが分かりにくい単語は避けましょう。
3. 日本語ドメインは避ける(推奨)
https://美味しいパン屋.com のような日本語ドメインは、SEOで目立ちますが、シェアする時にhttps://xn--...という意味不明な文字列(ピュニコード)に変換されてしまい、怪しまれることがあります。
特別な理由がない限り、半角英数字をおすすめします。
ドメインに関するQ&A
よくある質問にお答えします。
Q1. ドメインは後から変更できますか?
技術的には可能ですが、おすすめしません。ドメインを変えると、これまで積み上げた検索エンジンの評価(SEOパワー)がリセットされてしまうリスクがあるからです。また、名刺やパンフレットの刷り直しコストも発生します。最初に慎重に決めましょう。
Q2. 中古ドメイン(オールドドメイン)ってどうですか?
以前誰かが使っていたドメインを再利用する手法です。過去のSEO評価を引き継げるメリットがありますが、逆に「過去にペナルティを受けていた」という負の遺産を引き継ぐリスクもあります。初心者の方には、クリーンな「新規ドメイン」を推奨します。
Q3. 独自ドメインはお金がかかりますか?
はい、維持費がかかります。「.com」なら年額1,500円程度、「.jp」なら3,000円程度、「.co.jp」なら4,000円程度が相場です。ビジネスの信頼性を買うコストとしては、非常に安い投資と言えます。
Q4. 取得手続きが難しそうです。
お名前.comなどの登録業者で取得し、DNS設定などを行う必要があります。少し専門知識が必要ですが、OmniWebのような制作サービスを利用すれば、取得から管理・更新まで全て代行してくれる場合が多いです。
住所(ドメイン)が決まれば、ビジネスが動き出す。
ドメインを決めることは、Web上での「表札」を掲げることです。
信頼できるドメインを取得し、愛着を持って育てていくことで、あなたのWebサイトは資産になります。
「どんなドメイン名がいいか相談したい」「取得手続きが面倒くさい」
そんな方は、OmniWebにお任せください。
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通常は別途かかるドメインの取得・更新費用も、月額料金に含まれています。
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