Web制作

不動産業のホームページ制作|物件検索機能は必要?反響を獲得するサイト構成

「自社ホームページを作りたいけど、SUUMOのような検索システムを入れると数百万円かかると言われた…」
「ポータルサイトに掲載しているから、自社サイトは会社概要だけでいいと思っている…」

不動産業界において、ホームページの役割は大きく変化しています。
かつては「物件を探す場所」でしたが、現在はポータルサイトがその役割を独占しており、中小の不動産会社が同じ機能(システム)で勝負しても勝ち目はありません。

では、自社サイトは不要なのでしょうか?
いいえ、むしろ重要性は増しています。なぜなら、お客様はポータルサイトで物件を見つけた後、「この物件を扱っている会社は信頼できるか?」を確認するために自社サイトを検索するからです。

この記事でわかること

  • ✅ 高額な「物件検索システム」が中小不動産に不要な理由
  • ✅ 反響率が変わる!スペックではなく「暮らし」を売る物件紹介法
  • ✅ 【事例】「学区限定」に特化して、広告費ゼロで集客した地域密着店
  • ✅ 追客メールや来店予約につなげるための必須コンテンツ

この記事では、高額なシステム投資をせずに、「あなたの会社のファン」を作り、媒介契約や購入相談を増やすためのホームページ戦略をプロが解説します。

「物件検索機能」は本当に必要なのか?

結論から言うと、「保有物件数が常時100件未満なら、高機能な検索システムは不要」です。
大手ポータルサイトと自社サイトの戦い方の違いを整理しましょう。

比較項目 大手ポータルサイト
(SUUMO・HOMES)
中小の自社サイト
(目指すべき姿)
物件数 数百万件。
「量」で圧倒する。
数十件〜。
「質(セレクト)」で勝負する。
探し方 条件検索(駅、家賃、広さ)。
機械的な絞り込み。
提案型。
「店長のおすすめ」「〇〇な人に」
情報の中身 データ(図面・数値)のみ。
無機質。
コメント重視。
「日当たりは最高ですが坂道がきついです」等のプロの意見。

自社サイトで目指すべきは、デパート(ポータルサイト)ではなく、店主のこだわりが詰まった「セレクトショップ」です。
高額な検索システムを入れる予算があるなら、その分を「コンテンツ(記事)作成」に回したほうが、圧倒的に反響率は高まります。

「ブログ形式」の物件紹介が最強である理由

検索システムを使わずにどうやって物件を見せるのか?
答えは、WordPressなどのブログ機能を使った「記事ページとしての物件紹介」です。

1. メリット・デメリットを正直に語る

ポータルサイトでは書ききれない、プロ目線の「主観」を書きます。
「駅から遠いですが、その分静かで、すぐ裏に素敵な公園があります」といった文章は、スペック検索では漏れてしまう層(環境重視のお客様)に深く刺さります。

2. 「エリア情報」とセットで売る

物件だけでなく、「近くの美味しいパン屋さん」や「学区の評判」「夜道の明るさ」をセットで紹介します。
お客様は家(箱)を買うのではなく、そこでの「生活(暮らし)」を買おうとしています。地域情報に詳しい不動産屋は、それだけで信頼されます。

【事例】「〇〇小校区専門」で広告費ゼロ集客したK不動産

エリアを極端に絞り込み、ポータルサイトを使わずに自社サイトのみで集客に成功した事例です。

K不動産(地方都市・スタッフ3名)の事例

【悩み】
大手チェーン店に挟まれ、賃貸仲介の件数が減少。ポータルサイトの掲載費(月15万円)が重荷になっていた。

【実施したWeb施策】
ターゲットを「人気の〇〇小学校に通わせたいファミリー層」に絞り、HPをリニューアル。

  • トップページで宣言:「〇〇小学校区の物件数No.1」と掲げ、学区地図を掲載。
  • 通学路の動画を公開:物件から小学校までの道のりを動画で撮影し、「ここは歩道が広いので安心です」と解説。
  • 「未公開物件」の会員登録:「ネットに出る前の情報はメルマガで配信します」と案内し、リストを獲得。

【結果】
「〇〇小 賃貸」「〇〇小 不動産」などの検索で1位を獲得。
ポータルサイトを解約しても問い合わせが途切れず、成約率は驚異の80%(来る人はほぼ決めている状態)になりました。

反響を呼ぶ!不動産HP必須コンテンツリスト30

物件データ以外の「信頼コンテンツ」をどれだけ充実させるかが勝負です。
抜け漏れがないかチェックしましょう。

会社・スタッフの信頼性

□ 代表挨拶・顔写真
□ スタッフ紹介(得意エリア)
□ 会社概要・沿革
□ 免許番号・加盟団体
□ 店舗へのアクセス(地図)
□ 店内・接客スペースの写真
お客様の声(成約事例)
□ 購入・売却の流れ

物件紹介・エリア情報

□ おすすめ物件(ブログ形式)
□ 学区・エリア情報
□ リノベーション施工事例
□ 物件動画(YouTube埋込)
□ ハザードマップ情報
□ ローンシミュレーション
□ 売却査定ページ
□ オーナー様向けページ

アクション・連携

□ 来店予約フォーム
LINE問い合わせボタン
□ 資料請求フォーム
□ 会員登録(非公開物件)
□ よくある質問(FAQ)
□ オンライン内見の案内

不動産HP制作のよくある質問(FAQ)

オーナー様からよくいただく、システムと運用の悩みにお答えします。

Q1. レインズ(REINS)のデータを自動でHPに取り込みたいのですが。

可能ですが、開発費が数百万円かかるか、月額数万円のASPシステムを利用する必要があります。物件数が数千件あるなら検討すべきですが、中小規模ならコストパフォーマンスが悪いです。まずは「特選物件」だけを手動でブログ投稿する形(スモールスタート)を推奨します。

Q2. 問い合わせフォームとLINE、どっちが良いですか?

最近は圧倒的に「LINE」です。メールフォームは入力が面倒で離脱されますし、返信しても迷惑メールに入ることがあります。LINEなら気軽に質問でき、既読もつくため追客がスムーズです。HPには必ず「LINEで質問する」ボタンを設置しましょう。

Q3. ポータルサイトの物件情報をコピーして自社サイトに載せてもいい?

絶対にNGです。著作権の問題はもちろん、Googleから「コピーコンテンツ(質の低いサイト)」とみなされ、検索順位が圏外に飛ばされるリスクがあります。必ず自社の言葉で、オリジナルの紹介文を書いてください。

Q4. ブログのネタがありません。

「物件紹介」以外なら、「お客様の成約エピソード」が最強のコンテンツです。「どんな悩みを持った人が、どうやって物件を決めたか」というストーリーは、同じ悩みを持つ人の背中を押します。

「物件」ではなく「信頼」を売るサイトへ。

不動産取引は、一生に一度の高額な買い物です。
だからこそ、お客様は「物件」と同じくらい「誰から買うか」を重視しています。

「システムにお金をかけるより、中身(コンテンツ)で勝負したい」
そんな誠実な不動産会社様を、OmniWebがサポートします。

OmniWebなら月額4,000円で
「反響が取れる不動産サイト」を構築

🏠 ブログ機能で簡単物件紹介

高額なシステムは不要。スマホから写真とコメントを入れるだけで、魅力的な物件ページが作れます。

📱 LINE連携で追客強化

ボタン一つでLINEへ誘導。見込み客を逃さず、成約率を高めます。

🔍 地域密着SEO対策

「〇〇区 不動産」「〇〇小 賃貸」など、ニッチなキーワードでの上位表示を狙います。

💰 ポータル掲載費を削減

月額4,000円。自社サイトを育てて、高額な広告費依存から脱却しましょう。

地域で一番「相談しやすい」不動産屋さんへ。

Web集客のプロが、あなたの会社のブランディングをお手伝いします。

関連記事