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SEO対策の基本|「ホームページ」で検索上位表示させるために必要な3つのこと

「ホームページを作ったのに、会社名で検索しても出てこない…」
「『地域名+業種』で検索すると、ライバル店ばかりが表示されて悔しい…」

せっかくホームページを作っても、GoogleやYahoo!の検索結果で上位に表示されなければ、それは「砂漠の真ん中に看板を立てている」のと同じです。誰にも気づいてもらえません。

検索順位を上げるための施策を「SEO対策(検索エンジン最適化)」と呼びますが、これは決して魔法や裏技ではありません。
Googleが掲げる「ユーザーにとって有益なサイトを評価する」というルールに従って、当たり前のことを徹底するだけです。

この記事でわかること

  • ✅ 検索順位が決まる「3つの柱(内部・外部・コンテンツ)」とは?
  • ✅ 昔はOKだったけど、今はペナルティになる「危険なSEO」
  • ✅ 【事例】「お客様の声」を追加しただけで、検索流入が倍増した理由
  • ✅ 初心者がまずやるべきSEOチェックリスト30

この記事では、専門用語を極力使わず、今日からできる「検索上位を狙うための具体的なアクション」をプロが解説します。

SEO対策=「Googleへの接待」ではない

まず大前提として、Googleは「検索した人(ユーザー)」を見ています。
ユーザーが「知りたい情報」を素早く、快適に見つけられるサイトを高く評価します。

これを「実店舗」に例えると分かりやすくなります。

SEOの3大要素(店舗の例え)

  • 🏗 内部対策(建物の構造):入り口は入りやすいか? 雨漏りしていないか?(スマホ対応、表示速度)
  • 🎁 コンテンツ対策(品揃え):お客様が欲しい商品はあるか? 接客は丁寧か?(記事の質、キーワード)
  • 🗣 外部対策(評判・口コミ):他のお店から紹介されているか? 人気があるか?(被リンク、サイテーション)

この3つが揃って初めて、検索順位は上がります。

その1:内部対策(サイトの土台を整える)

どんなに良い記事を書いても、サイトの構造(土台)がボロボロだとGoogleに評価されません。
ここは技術的な要素が強いため、制作会社の腕の見せ所でもあります。

チェック項目 Googleが求めている基準
モバイルフレンドリー スマホで見ても文字が小さくならず、読みやすいか。
※現在はPC版よりスマホ版の評価が優先されます(MFI)。
表示速度 クリックして3秒以内に表示されるか。
遅いサイトはユーザーが離脱するため、評価が下がります。
SSL化(セキュリティ) URLが「https://(鍵マーク)」になっているか。
なっていないと「保護されていない通信」と警告が出ます。
タイトルタグ 「ホーム」だけになっていないか。
「地域名+業種|店名」のように中身がわかるタイトルにする。

その2:コンテンツ対策(キーワードへの答え)

Google検索とは、「ユーザーの質問(検索キーワード)」に対する「答え(Webページ)」を返すシステムです。
つまり、検索されるキーワードに対して、的確な答えを用意する必要があります。

「ビッグキーワード」と「ロングテールキーワード」

いきなり「カフェ」や「美容室」単体(ビッグキーワード)で上位表示するのは、大手が強すぎるため不可能です。
中小企業が狙うべきは、「地域名」や「悩み」を掛け合わせたロングテールキーワードです。

  • 無理:「腰痛 治療」
  • 狙い目:「世田谷区 腰痛 整体 おすすめ」「産後 骨盤矯正 子連れ」

これらのキーワードを含んだブログ記事や、「お客様の声」「事例紹介」を増やすことが、最も確実なSEO対策です。

その3:外部対策と継続更新(信頼の蓄積)

「被リンク(他のサイトからリンクを貼ってもらうこと)」は、ネット上の「投票」のようなものです。
しかし、昔のように業者からリンクを買う行為は、現在はペナルティ(順位圏外への追放)の対象です。

正攻法の外部対策とは?

自然にリンクをもらうためにできることは以下の通りです。

  • SNSで拡散する:記事を書いたらXやInstagramで告知し、多くの人に見てもらう。
  • Googleマップに登録する:MEO対策を行い、ローカル検索からの流入を増やす。
  • ポータルサイトに登録する:地域の商工会サイトや、業界の組合サイトにリンクを載せてもらう。

【事例】「お客様の声」で地域1位になったリフォーム店

テクニックではなく、「安心感」をコンテンツ化して成功した事例です。

リフォーム店R(従業員5名)の事例

【悩み】
「〇〇市 リフォーム」で検索しても2ページ目以降。大手ポータルサイトに埋もれて問い合わせが来ない。

【実施したSEO施策】
トップページのデザインは変えず、中身(コンテンツ)を強化。

  • 「お客様の声」ページを新設:手書きアンケートの画像と、施工後の笑顔の写真を50件以上掲載。
  • 「施工事例」に地名を入れる:「トイレリフォーム」だけでなく、「〇〇区△△町 K様のトイレリフォーム」と地域名を具体的に記述。
  • 更新頻度アップ:現場スタッフがスマホから「今日の現場」をブログにアップ。

【結果】
「地域名+リフォーム」だけでなく「地域名+トイレ修理」などの細かいキーワードでも1位を獲得。
「近所で実績が多いから安心」という理由で、Web経由の問い合わせが月2件→20件に急増しました。

SEO診断チェックリスト30

あなたのサイトはGoogleに好かれていますか?基本項目をチェックしましょう。

内部構造(テクニカル)

□ URLはhttpsになっているか
□ スマホ対応しているか
□ ページの読み込みは速いか
□ リンク切れはないか
□ XMLサイトマップはあるか
□ h1タグは1ページに1つか

コンテンツ・キーワード

□ タイトルに地域名はあるか
□ タイトルに業種名はあるか
□ ディスクリプションの設定
□ 画像にalt属性はあるか
□ 1記事1テーマになっているか
□ コピーコンテンツはないか

外部・運用

□ Googleマップ登録済みか
□ SNSからリンクされているか
□ 定期的に更新されているか
□ 会社概要ページはあるか
□ プライバシーポリシーはあるか
□ アクセス解析を入れているか

SEO対策のよくある質問(FAQ)

初心者の方が陥りやすい疑問にお答えします。

Q1. SEOの効果が出るまでどれくらいかかりますか?

早くて3ヶ月、通常は半年〜1年かかります。Googleがサイトを認識し、評価を確定させるまでには時間がかかるためです。即効性が欲しい場合は、Web広告(リスティング広告)を併用することをおすすめします。

Q2. キーワードをたくさん詰め込めば順位は上がりますか?

逆効果です。文脈に関係なくキーワードを羅列する行為は「ワードサラダ」と呼ばれ、Googleからペナルティを受ける(スパム判定される)リスクがあります。あくまで「自然な文章」の中にキーワードを含めることが重要です。

Q3. 無料のホームページ作成ツールでもSEOはできますか?

限界があります。無料ツールは、ページの表示速度が遅かったり、細かな内部設定がいじれないことが多いため、競合が強いキーワードでは不利になります。本気で集客するなら、SEOに強いWordPressなどでの構築を推奨します。

Q4. 被リンクを買う業者が営業に来たのですが。

絶対に断ってください。Googleは「リンクの売買」を固く禁じています。一時的に順位が上がることもありますが、バレた瞬間に検索圏外に飛ばされ、再起不能になるリスクが非常に高いです。

SEOは「面倒な土台」と「楽しい発信」の両輪

SEO対策の半分(内部対策)は、建物の基礎工事のようなもので、専門知識が必要で面倒です。
しかし、もう半分(コンテンツ)は、あなたの情熱や知識を発信する楽しい作業です。

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