Web制作

コワーキングスペースのホームページ|「利用者の属性」と「設備スペック」を正確に伝えて内覧につなげる

「内覧予約は入るけれど、実際の契約率が低い…」
「会員同士の交流を促したいのに、会話禁止だと思っている人が来てしまう…」

コワーキングスペースやシェアオフィスが増え続ける今、利用者は非常にシビアな目で施設を選んでいます。
彼らが恐れているのは、「行ってみたら想像と違った(ミスマッチ)」という失敗です。

「誰でも歓迎!快適なオフィスです」という八方美人のサイトでは、誰も振り向いてくれません。
選ばれるスペースになるためには、「どんな人がいるか(属性)」と「仕事が捗るか(スペック)」を、包み隠さず数値と写真で伝える必要があります。

この記事でわかること

  • ✅ ITエンジニアやライターが「ここなら仕事できる」と即決する情報の見せ方
  • ✅ 「静かに作業したい派」と「交流したい派」の棲み分け戦略
  • ✅ 【事例】椅子を「アーロンチェア」に変えてHPで告知したら満席になった話
  • ✅ ドロップイン利用から月額会員へ引き上げるためのWeb導線

この記事では、ミスマッチをなくし、「あなたのスペースのファン」になる濃い利用者をWebで集める方法をプロが解説します。

「誰でも歓迎」は危険!利用者の「属性(カラー)」を可視化する

コワーキングスペースの魅力は「コミュニティ」ですが、それが逆にハードルにもなります。
ホームページで「空気感」を正しく伝えないと、入会後のトラブルや短期解約の原因になります。

「静寂」か「交流」か、スタンスを明確にする

一番のクレーム要因は「音」です。

  • 🤫 集中特化型:「私語厳禁」「図書館のような静けさ」をアピール。
  • 🗣 交流重視型:「会員同士の雑談推奨」「ビジネスマッチングあり」をアピール。

どっちつかずが一番危険です。トップページの写真で「ヘッドホンをして集中している姿」を見せるか、「コーヒー片手に談笑している姿」を見せるかで、来る客層をコントロールしましょう。

どんな職種の人が多いか紹介する

「ITエンジニア多め」「クリエイター中心」「士業・コンサルタントが集まる」など、既存会員の属性を紹介します。
「自分と同じような人がいる」という安心感は、内覧への最後の一押しになります。

プロが唸る「設備スペック」の正しい書き方

仕事場を探している人は、カフェを探しているわけではありません。「生産性が上がるか」をシビアに見ています。
抽象的な表現は捨てて、具体的な「スペック」で勝負しましょう。

設備項目 ダメな書き方(抽象的) 刺さる書き方(具体的)
インターネット 「高速Wi-Fi完備」
(言ったもん勝ちで信用されない)
「下り平均300Mbps(実測値)」
スピードテストのスクショを貼る。
椅子(チェア) 「疲れにくい椅子」
(主観でしかない)
「全席アーロンチェア導入」
メーカー名と型番を書く。
会議室・ブース 「個室あり」
(遮音性が不安)
「完全防音WEB会議ブース(換気付)」
周りに聞かれたくない話ができるか。
モニター 「モニター貸出あり」 「27インチ4Kモニター貸出(USB-C接続可)」
ケーブルの種類まで書く。

【事例】「エンジニア特化」を打ち出して満席になったSスペース

「誰でもいい」から「特定の誰か」へターゲットを絞ることで、独自のポジションを確立した事例です。

コワーキングS(駅徒歩7分・30席)の事例

【悩み】
駅前の大手チェーン店に価格競争で勝てず、空席が目立っていた。差別化を図りたかったが、何を売りにすればいいか迷走していた。

【実施したWeb施策】
オーナー自身が元プログラマーだった強みを活かし、ホームページを「エンジニア・開発者向け」にフルリニューアル。

  • 「開発環境」のアピール:「デュアルディスプレイ全席対応」「技術書ライブラリあり」「エルゴヒューマン完備」と、エンジニアが喜ぶ環境を強調。
  • 「もくもく会」の開催告知:毎週土曜に技術勉強会を開催し、その様子をブログで発信。
  • ドロップイン価格の改定:長時間の作業を前提とし、「1日利用」を相場より安く設定してHPトップに掲載。

【結果】
「家より集中できる」「周りに相談できる人がいる」とフリーランスエンジニアが集結。
口コミで評判が広がり、広告費をかけずに月額会員が定員に達し、キャンセル待ちが出る人気スペースになりました。

成約率UP!コワーキングHP必須コンテンツ30

内覧に来る前に「ほぼ契約するつもり」になってもらうためのチェックリストです。
情報の解像度を高めましょう。

設備・環境(スペック)

□ Wi-Fi速度(実測値)
□ 椅子のメーカー・写真
□ 電源の数・位置
□ 会議室・通話ブース
□ 貸出備品(モニター等)
□ ドリンク・軽食の内容
□ 複合機・シュレッダー
□ 空調・換気システム

プラン・ルール・属性

□ 月額プラン料金表
□ ドロップイン料金
□ 登記・住所利用オプション
□ 利用規約(禁止事項)
□ 会員の属性(職種分布)
□ スタッフ常駐時間
□ ゲスト招待の可否
□ 解約・休会ルール

アクセス・その他

□ 所在地(Googleマップ)
□ 入退室方法(スマートロック)
□ 混雑状況(リアルタイム)
□ 周辺のコンビニ・ランチ
□ 内覧予約フォーム
□ よくある質問

コワーキングHP制作のよくある質問(FAQ)

運営者様からよくいただく、集客と運用の悩みにお答えします。

Q1. ドロップイン(一時利用)と月額会員、どっちを優先すべき?

収益の安定には「月額会員」ですが、その入り口として「ドロップイン」は重要です。HPではドロップインのハードルを下げ(登録不要など)、来店時に「月額だとこんなにお得」とクロージングする2段構えの戦略が有効です。

Q2. 内覧予約フォームは必要ですか?電話じゃダメ?

フォームは必須です。ターゲット層(フリーランス等)は電話を嫌う傾向にあります。「カレンダーから空いている日時を選んで予約」できるシステムを入れるだけで、内覧数は確実に増えます。

Q3. Googleマップの口コミ対策は必要ですか?

非常に重要です。利用者は必ずGoogleマップで「近くのコワーキング」を検索し、★の数とコメントを見ます。既存会員に「ドリンク1杯サービスするから口コミ書いて」とお願いするなど、地道に高評価を集めましょう。

Q4. 会員インタビューは載せたほうがいいですか?

はい、強力なコンテンツになります。「なぜこの場所を選んだのか」「どんな仕事をしているか」というインタビュー記事は、同じような境遇の人の共感を呼び、入会の決め手になります。

「場所」ではなく「働き方」を提案するサイトへ。

コワーキングスペースは、単なる作業場所ではありません。
利用者のビジネスを加速させ、人生を豊かにするプラットフォームです。

「ウチのスペースの良さを、もっと適切な人に届けたい」
そんな運営者様の想いを、OmniWebが形にします。

OmniWebなら月額4,000円で
「契約が決まる施設サイト」を構築

📸 施設の魅力を最大化

広角写真やスペック表を見やすく配置し、利用イメージが湧くデザインを提供。

📅 内覧予約システム連携

Googleカレンダーや予約ツールへのリンクボタンを設置し、自動化をサポート。

📣 イベント告知も簡単

「交流会のお知らせ」や「年末年始の営業」も、LINEで送るだけで即更新。

💰 会員1名で黒字化

月額4,000円。月額会員がたった1人増えれば元が取れる、圧倒的なコストパフォーマンス。

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