Web制作

居酒屋のホームページ制作|宴会幹事をターゲットにした「コース料理」と「座席レイアウト」の見せ方

「グルメサイトに載せているのに、団体予約がなかなか入らない…」
「大人数の問い合わせが来ても、『席が狭そう』という理由で断られてしまう…」

忘年会、歓送迎会、接待。居酒屋にとって「宴会需要」は売上の柱です。
しかし、これらを取り仕切る「幹事(カンジ)」の心理を正しく理解できているお店は意外と少ないのが現状です。

幹事にとって店選びは「失敗したら自分の評価が下がる」という恐怖との戦いです。

この記事でわかること

  • ✅ 幹事がグルメサイトではなく「公式HP」を見る本当の理由
  • ✅ 予約の電話が鳴る「座席レイアウト図」の作り方
  • ✅ 「料理が少ない」とクレームにならないコース料理の見せ方
  • ✅ 【事例】「下見歓迎」を打ち出して法人宴会を獲得した居酒屋

この記事では、幹事の不安を先回りして解消し、「この店なら間違いない」と稟議を通させるためのホームページ戦略をプロが解説します。

幹事は「グルメサイト」だけでは決断できない

「食べログやぐるなびがあるから、ホームページはいらない」と思っていませんか?
実は、真剣な幹事ほど、グルメサイトを見たあとに必ず「公式ホームページ」を検索します。

グルメサイトの弱点(幹事の不満)

  • 😰 「情報の更新が古い」(行ってみたらメニューが変わっていた)
  • 😰 「写真が盛られすぎ」(実際はもっと狭くて汚いのでは?)
  • 😰 「席の配置がわからない」(上座・下座が作れるか不安)

公式ホームページは、これらの不安を払拭するための「答え合わせの場所」です。
ここで詳細な情報を提供することで、幹事は初めて「上司に報告(予約)」できるのです。

幹事を安心させる「座席レイアウト」の見せ方

「個室あり」という文字だけでは不十分です。幹事が知りたいのは「ウチの会社の人数で、どう座れるか」という具体的なイメージです。

掲載すべき情報 幹事に刺さる見せ方のコツ
① 見取り図・図面
(全体像)
おしゃれな写真よりも、手書きでもいいので「店内の見取り図」を載せましょう。「入り口はどこか」「トイレは近いか」「柱で視界が遮られないか」が一目でわかる図面は、最強のコンテンツです。
② 人数パターンの明記
(柔軟性)
「最大50名」と書くだけでなく、「8名個室×3部屋」「襖を外せば20名宴会可能」など、仕切りのパターンを図解します。
③ 足元の写真
(快適さ)
「座敷」と書いてあっても、掘りごたつかフラットかでは大違いです。特に年配の上司がいる場合、「掘りごたつである証拠写真(足元のアップ)」があると、即決の理由になります。
④ 貸切条件
(プライベート感)
「30名様から貸切OK」「マイク・プロジェクター貸出無料」など、貸切のハードルと特典を明記します。

クレームを防ぐ「コース料理」と「飲み放題」の表記

宴会での一番のトラブルは「料理が足りない」「飲み放題のビールが発泡酒だった」というガッカリ感です。
これを防ぐために、情報は包み隠さず公開しましょう。

1. 料理は「ボリューム感」を伝える

おしゃれな一品ずつの写真も良いですが、宴会ページには「4人分をテーブルに並べた状態(盛り込み)」の写真が必要です。
「これだけの量が出るなら文句は言われないな」と幹事に安心させることができます。

2. 飲み放題メニューは「銘柄」まで書く

「ビールあり」と書くだけでは不親切です。「生ビール(アサヒスーパードライ)」と銘柄まで書きましょう。
上司がその銘柄を好きであれば、それだけで店選びの決定打になります。

3. 「税込み・サービス料込み」の総額表示

会社の経費で落ちるかどうかの瀬戸際(例:5,000円以内)の場合、消費税やサービス料が別だと予算オーバーになります。
「全て込みで5,000円ポッキリ!」という表記は、計算の手間を省きたい幹事に喜ばれます。

【事例】「下見歓迎」で法人宴会を獲得した居酒屋T

駅からのアクセスが悪く、飛び込み客が望めない立地の居酒屋が、Web戦略で「宴会の名店」になった事例です。

居酒屋T(席数60・空中階)の事例

【悩み】
ビルの3階にあり、中の様子が見えないため新規客が来ない。金曜日は埋まるが、平日(月〜木)の稼働率が低い。

【実施したWeb施策】
ホームページに「宴会幹事様へ」という特設ページを作り、以下を掲載。

  • 「下見・内見大歓迎」のバナー:「15時から17時はアイドルタイムなので、ゆっくりお席をご確認いただけます」と案内。
  • 「360度カメラ」の導入:Googleストリートビュー(インドアビュー)を導入し、スマホで店内を歩き回れるようにした。
  • 「平日限定特典」の強化:「月〜木は飲み放題30分延長無料」または「プレミアム焼酎も飲み放題」という特典を目立つ位置に配置。

【結果】
「失敗したくないので一度見たい」という近隣企業の総務担当者が来店。
店長が直接対応することで信頼関係が生まれ、30名規模の忘年会や歓送迎会のリピート受注(年間契約に近い状態)に成功しました。

予約が入る!居酒屋HP必須コンテンツリスト30

幹事が稟議を通すために必要な情報はこれだけあります。
抜け漏れがないかチェックしましょう。

座席・空間・設備

□ 店内見取り図(レイアウト)
□ 個室の写真(扉の有無)
□ 最大収容人数(立食/着席)
□ 貸切可能人数・条件
□ 喫煙・禁煙情報(喫煙所)
□ マイク・プロジェクター
□ トイレの数・男女別
□ 下見・内見の可否

コース・飲み放題

□ コース内容(品数・詳細)
□ 飲み放題メニュー(銘柄)
□ ラストオーダーの時間
□ 延長料金の規定
□ 子供料金・メニュー
□ アレルギー対応
□ 持ち込みの可否・料金
□ キャンセル規定(重要)

基本情報・その他

□ インボイス登録番号
□ 支払い方法(カード請求書)
□ 営業時間・定休日
□ アクセス(地図)
□ Web予約ボタン
□ 電話番号(受付時間)
□ 今月の空席状況
□ コロナ対策

居酒屋のHP制作に関するQ&A

オーナー様からよくいただく、Web集客の悩みにお答えします。

Q1. 写真はプロに撮ってもらった方がいいですか?

はい、料理写真だけはプロに依頼すべきです。「美味しそう」と思わせるシズル感は、スマホの撮影では限界があります。一度撮れば数年使える資産になるので、ここだけは投資を惜しまないでください。OmniWebではプロカメラマンの手配も可能です。

Q2. 季節ごとにコースが変わるのですが、更新が面倒です。

メニュー変更のたびに制作会社に修正依頼をするのはコストも時間もかかります。PDFを差し替えるだけにするか、LINEで送れば即日更新してくれるサービス(OmniWebなど)を選ぶのが賢い選択です。古いメニューが載っているのが一番のクレーム原因です。

Q3. 予約システムを入れるとダブルブッキングが怖いです。

その場合は、「リクエスト予約(仮予約)」という形にしましょう。「Webから申し込み→お店から電話で確定」というフローにすれば、ダブルブッキングは防げます。電話が苦手な幹事も多いので、申し込みフォームだけは絶対に設置すべきです。

Q4. キャンセル料のトラブルを防ぎたいです。

ホームページに「キャンセルポリシー」を明記し、予約フォームの送信前に「同意する」チェックボックスを設けましょう。これがあるだけで、ドタキャン抑止力になり、万が一の際の請求根拠にもなります。

「幹事の味方」になることが、繁盛への近道

幹事は、数十人のお客様を連れてきてくれるVIP客です。
彼らの不安を取り除き、「ここなら大丈夫」と思わせることができれば、そのお店は必ず繁盛します。

「グルメサイトの手数料を減らして、自社予約を増やしたい」
そんなオーナー様の想いを、OmniWebが形にします。

OmniWebなら月額4,000円で
「宴会予約が入るサイト」を構築

🍻 季節メニューも即更新

「春の歓送迎会コース」「冬の鍋コース」など、メニュー変更もLINEで送るだけ。追加料金はかかりません。

🗺 Googleマップで上位表示

「〇〇駅 居酒屋 個室」で検索された時に見つけてもらえるよう、MEO対策も標準装備。

📱 スマホ完全対応

忙しい幹事が移動中にスマホで見ても、メニューや地図が見やすいデザインを提供します。

💰 コスパ最強の集客ツール

月額4,000円。4,000円のコース料理1名分で元が取れる、圧倒的なコストパフォーマンスです。

お店の魅力を、正しく伝えよう。

Web集客のプロが、あなたのお店の「満席」をサポートします。

関連記事